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人材業界に向いている人の特徴5つ|やりがいや必要なスキルも解説

人材業界で働きたいと考える人は多いですが、向いている人の特徴、どのような業務を行うのか、やりがいにはどのようなものがあるのかを知らない人も多いでしょう。

そこで今回は人材業界に向いている人の特徴や業務内容、必要なスキルなどについて解説していきます。

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人材業界は成長し続けている

人材業界は転職者の増加している現代において、成長を続けています。多様なキャリア選択や働き方の変化を求める現代の労働者は自身のスキルや価値観に合った仕事を求めているのです。

終身雇用の時代は終わりを告げたと言っても過言ではなく、これからはより良い環境、よりやりがいのある仕事を求めて企業を渡り歩く人がさらに増えるでしょう。

よって、企業と人材をマッチングさせることがメインの業務内容である人材業界は今後も需要があると言えます。

人材業界のビジネスモデルは主に4つ

人材業界のビジネスモデルは大きく分けて4つの種類に分けられます。

就職する企業が担当している業務は基本的に1つですが、それぞれ詳しく知っておくことで業界理解につながり、就活や、就職後の業務に役立てられるでしょう。

  1. 求人広告
  2. 人材紹介
  3. 人材派遣
  4. 人材コンサルティング

①求人広告

求人広告は人材業界のビジネスモデルの中核を成すものであり、企業が新しい従業員を募集する際の最も一般的な方法の1つです。

今までは新聞や専門誌などの紙媒体に掲載されることが多いものでしたが、現代ではインターネット上の求人情報サイトやSNSなど、デジタルメディアを活用したものが主流となっています。

求人情報サイトや人材紹介業者は、企業からの広告掲載料や成功報酬などで利益を得ており、企業と求職者双方にとって価値のある情報提供のツールとして今後も人材業界の大きな武器となるでしょう。

②人材紹介

人材紹介は企業が求める特定の職種やスキルを持つ人材を直接紹介するサービスのことで、主にミドルクラス以上の職種や特定の専門性を要する職種に対して利用されることが多いです。

公開求人や自社の採用活動だけでは求めるスキルを満たしている人材を確保することが難しい場合があります。そこで企業が間に入り、適切な人材を紹介するのです。

成功報酬型であることが多く、紹介した求職者が企業に採用され、一定期間在籍することで人材紹介会社は報酬を受け取っています。

③人材派遣

人材派遣は特定のスキルや資質を持つ労働者を「一時的に」企業に派遣するサービスです。派遣業者は登録者の中から企業の要件に合致する人材を選び出し、企業に派遣するのがメインの役割になります。

この業務形態の魅力として、企業側が直接雇用のリスクや負担を軽減しつつ、必要な期間やプロジェクトに合わせて労働力を柔軟に確保できる点が挙げられます。

派遣期間中は派遣の手数料が発生し、この手数料が主な人材派遣会社の収益となるのです。

④人材コンサルティング

人材コンサルティングは企業が人事戦略や人材の獲得、育成など主に人事面での課題を解決するために専門知識やアドバイスを提供するサービスです。

単に求職者と企業を結びつけるだけでなく、企業の中長期的なビジョンや戦略に合わせた人材マネジメントの支援を行うものと言えます。

また、依頼主の企業に常駐して働くこともあるので、コミュニケーション力が求められるのも特徴です。

人材業界に向いている人の特徴5つ

人材業界に向いている人の特徴は大きく分けて5つあります。

それぞれの特徴について確認し、自分に該当するものはさらに伸ばし、該当しないものはなるべく近づける努力をしましょう。

  1. コミュニケーションを取るのが好きな人
  2. 相手のことを考えられる人
  3. 好奇心旺盛な人
  4. 情報を集め分析できる人
  5. 精神的にタフな人

①コミュニケーションを取るのが好きな人

必ずしもコミュニケーションを取ることが得意である必要はありませんが、人と関わるのが好きな方はやりがいを持って業務に取り組めることでしょう。

人材業界は人と企業を結びつけるものであり、業務にあたっては毎日、様々な業界、特徴を持った人々と関わります

色々な人と関わってもストレスを感じない、むしろ楽しめる人こそ、人材業界で働くことに向いているでしょう。

②相手のことを考えられる人

人材業界は常に人と関わる仕事であり、クライアントや求職者を最優先、つまり相手のことを考えられる人が求められています。

自分の目先の利益を追求するのではなく、常に相手のことを思いやり、「相手にとって」最善の提案ができる人材が必要なのです。

単に感情移入して、相手にとって楽な選択肢を提供することとは違います。「長い目で見て、相手のためになるのはどの選択肢だろう?」と考えることが大切です。

③好奇心旺盛な人

人材業界は様々な業界の人々と関わり、人材を派遣するので、各業界への深い理解も必要です。

何事にも当てはまりますが、興味のないことについて学ぼうとするのは非常に苦痛であり、モチベーションを高めるのが難しいでしょう。

好奇心旺盛な人ならば、常に楽しみながら業界について学ぶことができ、業務に活かせます。

④情報を集め分析できる人

人材業界は様々な情報を集め、分析して総合的な判断を下す必要のある業務が多いです。

人材業界そのものの成長や変化にアンテナを張ることはもちろん、自分が担当する業界の変化には常に敏感になる必要があります。

常に各業界について最新の知識を持ち、それを分析して的確なアドバイスができる人材こそ、人材業界に求められているのです。

⑤精神的にタフな人

人材業界は、企業によっては入社後しばらく営業電話をかけ続けるなど、単純で忍耐力が求められる仕事を任せられることが多いです。

精神的にタフでないと、途中で心が折れてしまうこともあります。同じ業務の繰り返しにも耐えられる、タフな人に向いている仕事と言えるでしょう。

全ての仕事に強い忍耐力が求められるわけではありませんが、決して「仕事が楽な業界」ではありません。

人材業界に向いていない人の特徴3つ

人材業界で働くにあたって、あまり向いていない人の特徴もあります。

それぞれ確認し、もし当てはまってしまう場合は別の業界も視野に入れるか、直せる部分は直すように心がけましょう。

  1. 様々な人と関わることが苦手な人
  2. 黙々と仕事がしたい人
  3. 変化に対応するのが苦手な人

①様々な人と関わることが苦手な人

人材業界は先ほども解説したように、1日の業務の中でも社内外問わず、様々な人と関わる必要があります。人見知りな人や、人と会話することが苦痛な人にはあまり向いていないでしょう。

「人と話すことが大好きで仕方ない」「相手の言わんとすることを全て理解できる、行間が読める」必要はありませんが、人と関わるのが嫌いな人には辛い仕事であることは間違いありません。

人と関わることが苦手な方は、一度本当に自分が人材業界で働きたいのかを考えましょう。

②黙々と仕事がしたい人

人材業界の業務は基本的に人とコミュニケーションを取りながら行われるので、黙々と仕事をしたい人には向いていません

例えば、ひたすら数字と向き合い、資料を整理するといった業務はあまり無く、社内外の人と関わるものが多いです。

黙々と仕事をしたい人はフリーランスのエンジニアや、警備員や清掃員など、1人で仕事をこなすことの多い職業を選択することをおすすめします。

③変化に対応するのが苦手な人

人材業界は社会や景気の影響を受けやすく、常に多数の業界の変化に気を配る必要があります。よって変化に対応するのが苦手な人には向いていません

常に思考を柔軟に働かせ、業界の変化に対応できる人は人材業界で大活躍できるでしょうが、あまりニュースなどに興味が無く、世の中の流れなどが気にならない人は仕事も楽しくないでしょう。

人材業界のやりがい3つ

人材業界はやりがいに満ちていますが、その中でも、実際に人材業界で働いている人が挙げることの多い「やりがい」について紹介していきます。

自分がこれから就職する業界にやりがいを見出せるかは非常に重要なので、ぜひ確認してください。

  1. 幅広い業界の人と出会える
  2. 高単価の仕事に携われる
  3. 人のキャリアに関われる

①幅広い業界の人と出会える

人材業界は豊富な業界、職種の人々と関わるので、幅広い業界の人と出会えるのが魅力です。

人間の身体は1つしか無いので、基本的に複数の業界を同時に体験することはできません。しかし人材業界なら様々な人と関わることで、多くの仕事を擬似体験できます

好奇心旺盛で、「この仕事も、あの仕事もやってみたい」と感じている人にとって、その知的好奇心を満たせる、ぴったりな仕事であると言えるでしょう。

②高単価の仕事に携われる

人材業界、特に人材紹介業の場合、高単価の仕事に携われるという魅力があり、紹介手数料が出来高制でもらえることも魅力です。

会社員として働く以上、なかなか給料が大幅に上がることはありません。しかし、人材業界の場合は、企業によっては結果を出すことで給料が上がる可能性もあります

会社員として安定した収入を得つつ、結果を出せば大幅な昇給が見込めるという美味しいポジションでもあります。安定も求めつつ、結果を出す自信がある人にはぴったりの業界です。

③人のキャリアに関われる

仕事というものは人生において非常に大きな要素であり、給料や休暇の充実度合いはもちろん、やりがいなどもQOLに大きな影響を与えます

そんな重要な職選びに関われる数少ない仕事を担当するのが、人材業界です。就職が上手くいった場合、感謝されることも多いでしょう。

人の人生に深く関わり、貢献して感謝される体験はなかなかできるものではないので「この瞬間のために普段頑張っている」という人も多いです。

人材業界に求められるスキル3つ

人材業界で働くにあたって必要とされるスキルの代表例は下記の3つです。

しかし、必ずしも全てを現段階で身に付けている必要はありません。自分で伸ばせる部分もあるので、当てはまらないからといって落胆せず、改善していきましょう。

  1. コミュニケーション能力
  2. 人当たりの良さ
  3. 行動力

①コミュニケーション能力

人材業界で働くにあたり、業務を通して毎日、多くの人と関わることになるので、コミュニケーション能力は必須と言えます。

コミュニケーション能力はただ単に「人と楽しく話す能力」ではありません。相手の求めていることや、相手の深層心理を理解し、本当のニーズを把握する「傾聴力」も重要です。

求職者が本当に求めていることを理解し、より良い就職先の提案や、企業が本当に求めている人材を提供できる能力こそ、人材業界で最も求められるものと言えます。

②人当たりの良さ

コミュニケーション能力とも似ているものですが、「人当たりの良さ」も、人材業界で働くにあたって非常に重要なものです。

例えば、自分が転職エージェントを利用するとなった想像をしてみましょう。人当たりの良い担当者の方が素直に会話でき、「この人に喜んでもらおう」とやる気になるはずです。

人当たりの良さを発揮でき、利用者がより高いモチベーションで就活に臨めるようサポートできる能力は人材業界で非常に役立ちます。

③行動力

自分で常に業界の情報を収集し、新しい知識を得ようとする行動力も、人材業界で働くにあたって非常に重要です。

常に業務のために能動的に動き、時には相手の企業の担当者の懐に入り、求めている人材について深掘りできるような行動力がある人はどの企業も重宝することでしょう。

人材業界に向いている人の特徴を知ってスキルを磨こう

今回は人材業界に向いている人の特徴や必要なスキルについて解説しました。

人材業界は人の人生と深く関わる、やりがいのある業界です。本記事で人材業界に興味を持った方は是非、インターンなどにも参加してみてください。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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