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接客業経験は自己PRでアピールになる!理由やポイントを解説

接客業で得た経験は、自己PRで紹介するとアピールポイントになります

しかし、どのように紹介すれば印象に残るかわからず、困ってしまう方もいるでしょう。

本記事では、接客業経験者に対して面接官が期待すること・接客業の経験を活かせる仕事・紹介する際のコツ・自己PRで意識するとよい構成や例文について解説します。

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目次

接客業経験を自己PRでアピールするのは有効!

接客業の経験を自己PRで紹介すれば、営業職などでも活躍できることを印象付けられます

接客はビジネスの基本として必要なスキルなので、さまざまな仕事で活かせる強みとしてアピール可能です。

また、接客業をしていた経歴は、アピールポイントを理解した上で適切に伝えることで、高評価を得やすくなるでしょう。

他の就活生と差別化できる伝え方を心がければ、採用担当者の印象に残りやすくなるのがポイントです。

接客業の経験を就活先の企業の事業にどう活かせるのか、具体的に言及して、人材としての将来性を主張しましょう。

面接官が接客業経験者に期待する3つのポイント

面接官が接客業を経験している就活生にどんなことを期待するのか把握していれば、どんな強みを押し出していけば高く評価されるか理解しやすくなります

ここでは、面接官が期待している3つのポイントについて解説していきます。

  1. 柔軟性
  2. 傾聴力
  3. 社会人マナー

①柔軟性

面接官は接客業の経験を通して、柔軟性を養っていることを期待しています

接客業ではさまざまな世代や性格のお客様に対して臨機応変に対応する必要があるのが特徴です。

そのため、接客業経験者は柔軟な対応力を備えた人材としてみなされます。

接客業で経験したエピソードとして、子ども連れのお客様に対して機転を利かせてより良いサービスを提供した出来事などを紹介すれば、柔軟性があることを強調可能です。

②傾聴力

面接官は接客業を経験している就活生に対して、傾聴力を求めています

接客業ではお客様の立場で考え、お客様からの要望をしっかりと汲み取る力が鍛えられるため、仕事でも顧客からニーズを聞き取る力が期待されるのがポイントです。

例えば、シニアのお客様の要望を根気よく聞き、しっかりと対応したエピソードなどを紹介すると、傾聴力を培っていることを強調できます。

また、お客様から自然に要望を引き出したエピソードもおすすめです。

③社会人マナー

面接官は接客業で学んだ経験から、社会人マナーを身につけている人材も求めています

接客業はお客様に失礼がないよう、マナーやルールを守って応対する必要がある仕事です。

そのため、接客業を数年経験している、と伝えれば仕事においてもビジネスマナーを守って行動できる人材だ、と捉えられます。

相手の目線で考えて、明るく親切に行動できるよう心掛けたエピソードを伝えれば、マナーを守った上で顧客から信頼を勝ち取れるスキルがあることをアピール可能です。

接客業経験者に向いている4つの仕事

接客業経験者に向いた業務を確認すれば、どの仕事で強みを発揮できるのかイメージしやすくなります。接客業経験者に適した4つの仕事について、ここで解説していきますね。

  1. 接客業
  2. 営業
  3. 受付
  4. コンサルタント

①接客業

接客業を経験していれば、仕事上で接客が必要な場面でもスムーズに対応できます

お客様と直接やり取りをする必要がある、銀行の窓口業務などに経験を活かせるのが利点です。

人当たりがよく明るく接するスキルを活用すれば、お客様に好印象を与えられ、企業イメージの向上にもつながります。

また、状況に適した行動を選択して実行できるスキルも、接客業においては重要です。

就活で接客業を選べば、飲食店などでのアルバイト経験を直接活かせるため、アピール力を高められます。

②営業

接客業の経験は、企業に対して会社の商品やサービスを紹介する営業にも活かせます

営業では、取引先の企業に明るく接し、なおかつ相手の心を掴めるよう、適した対応を取れる人材が成果を挙げられるのがポイントです。

接客業で積極的にさまざまな顧客と接してきた経験を活かせば、企業ごとの要望や課題を引き出して、解決策となる商品の魅力を伝えられます。

営業職への適性を示すには、接客業で対応力を培ったことを強調して述べましょう。

③受付

接客業で得た強みは、企業イメージを左右する受付の業務でも発揮できます

接客業ではマナーを守り丁寧に接することが求められるため、接客業で経験した事柄を紹介すれば、受付業務で問われるスキルがあることを強調できるのが利点です。

受付業務では目上の方に対しても臆さず、丁重に適切な対応を取る必要があります。

さまざまな客層を対象に礼儀正しく接客してきた経験を伝えれば、受付に適性があることを強調可能です。

④コンサルタント

接客業で顧客の要望やニーズを分析しながら対応してきた経験がある方は、コンサルタントにも向いています

コンサルタントは顧客が置かれている状況を正確に把握し、適切な対応策を考えて提案する業務です。

そのため、接客で経験した事柄の中でも、相手の立場で考えて行動し、成果を出したエピソードを伝えることが重要になります。

アルバイト先に貢献するために、自分から課題を見つけて解決策を考え、売上を向上させた経験を伝えれば、コンサルタントに向いていることをアピール可能です。

自己PRで接客業経験をアピールする際の2つのポイント

自己PRで接客業経験を伝える際のコツを押さえておけば、アピール力を向上させられるのが利点です。ここでは、2つのポイントを紹介します。

  1. 接客業経験を自分なりの言葉で言い換えてアピールする
  2. 企業が求めている人物像を理解した上でアピールする

①接客業経験を自分なりの言葉で言い換えてアピールする

接客業経験がある、と単純に伝えるのではなく、自分ならではの言葉を用いてアピールすることが大切です。

接客業で携わった業務の内容や、経験から得られた自分の強みを明確に伝えれば、オリジナリティのある文章に近づけられます。

自分が実際に感じたことや気を付けた点、経験から学んだことについて言及すれば、いきいきとした印象を与えられるのもポイントです。

企業の業務においても懸命に取り組み、成長していく姿を想起させましょう。

なお「接客業の経験の具体的な言い換えは何がある?」で具体例も解説しているので参考にしてください。

②企業が求めている人物像を理解した上でアピールする

企業がどんな人物像を求めているか理解し、アピール時に活かすことも重要です。

企業の新卒採用サイトでは、求めている人材の条件や会社で活躍している社員の姿が紹介されています。

公式サイトから企業が社員に求める心がけやスキルを読み取り、自身の強みと共通している部分を探しましょう

企業が求める人物像と自身の特徴が合致していることを伝えれば、面接官に自身が活躍しているイメージを抱かせられます。

高評価を得るためにも、企業で活躍する人材の傾向を調べた上で文章を作成しましょう。

自己PRで接客業経験をアピールする際の構成

自己PRで接客業経験があることを伝える際の構成をおさらいすれば、自然な流れの文章を作成できるのがメリットです。

ここでは、3つの部分に分けて構成を紹介します。

  1. 接客業経験からアピールしたい強みを伝える
  2. 強みの根拠となる接客業に関するエピソードを伝える
  3. 入社後に接客業経験を活かしてどのように活躍できるか伝える

①接客業経験からアピールしたい強みを伝える

まず、接客業の経験からどんな強みを得たのかをはっきりと言い切って伝えましょう

最初に結論から話すことで、設問に対する回答を把握した上で情報を読み取りやすい文章になります。

結論が曖昧になっていると人に伝える力が足りない、と捉えられるため注意が必要です。

接客業で、ではなく飲食店のアルバイトで、といった具体性のある言葉で説明するのも大切になります

なるべく自分の言葉を使ってどんな力やスキルを培ったか回答しましょう。

②強みの根拠となる接客業に関するエピソードを伝える

次に、強みの根拠として挙げられる接客業のエピソードを伝えましょう

結論のすぐ後にエピソードを紹介すれば、どんな経験を通して強みを習得したのか説明でき、回答に説得力を持たせられます。

経験について説明する時には当時の状況だけでなく、どんな課題があってどう行動し改善したのかを述べることが重要です。

自分が何を感じて、経験からどんな学びを得たのか言及すれば、独自性のある文章に近づけられます。ほかの就活生の回答と差別化を図れるのがメリットです。

③入社後に接客業経験を活かしてどのように活躍できるか伝える

最後には、入社後に接客業経験をどう活かし、どのように活躍できると考えているのかを伝えましょう

文章の終わりに自分が企業に貢献する姿を描写すれば、自分を採用したら会社にとってどんなメリットがあるかを印象付けられます

経験をどの業務に活かそうとしているのか、具体的な業務内容に触れて紹介することで、企業研究をしっかりと行っているイメージを与えられるのもポイントです。

会社に貢献できるよう、貪欲に成長していく姿を思い起こさせましょう。

【エピソード別】自己PRで接客業経験をアピールする例文

接客業経験を伝える例文をチェックすれば、どのような表現を用いれば高評価をもらえるか参考にできるのが利点です。ここでは、3つの例文を紹介します。

  1. カフェ
  2. ホテルのフロントスタッフ
  3. スーパー

例文①カフェ

例文①カフェ

私の強みは、現状の課題を分析して適した対応を取る力です。

私には、ケーキとドリンクを提供するカフェで、バイトリーダーとして働いた経験があります。
さまざまな時間帯で働いたことから、午前はドリンクのみを注文するサラリーマンが来店されることが多いことに気付き、上司にモーニングケーキセットの提案を行いました。

賛同を得られるよう何度もプランを改良して掛け合い、午後に提供するケーキの仕込み時に出る切れ端部分を活用して、手頃な価格で楽しめるセットを提供することに了承をいただきました。結果、午前に来店される方が増加し、客単価の向上にも貢献できました。

私は貴社の営業職として、上記のように課題に適した提案を粘り強く行い、売上向上に尽力したいです。

上記の例文では、一文目に強みを簡潔に説明した上で、経験の中でどのように活かしたのかを具体的に紹介しています。

営業職に適した分析力や提案力、忍耐力を備えていることを印象付けているのが特徴です。

例文②ホテルのフロントスタッフ

例文②ホテルのフロントスタッフ

私の強みは、お客様ごとに適した対応を考え実行できる力です。私には、ホテルのフロントスタッフ業務を3年行った経験があります。

始めたての時期はマニュアルを守って行動することに意識を取られてしまいました。
しかし業務を続けるうちにお客様一人ひとりに要望があり、それぞれに合った対応を取ることでお客様から感謝の言葉をいただけることに気付きました。

マニュアルを踏まえた上で、お客様が求めていることに耳を傾けて対応していくことで、リピーターのお客様が増加しました。また、海外のお客様への対応力を伸ばすために英会話教室に通い、昨年はTOEICで800点を達成できました。

私は貴社の受付スタッフとして、お客様ごとの要望を汲み取り丁寧に対応する力を活かして、お客様の満足度向上に貢献したいです。

上記の例文では、ホテルのフロントスタッフ業務を通してお客様それぞれに適した対応を取れるスキルを磨いたことを伝えています

スキルを活かした結果や英語力をアップさせた向上心についても述べているのがポイントです。

例文③スーパー

例文③スーパー

私の強みは、お客様に好印象を与えるサービス力です。私には高校時代からスーパーのアルバイトで、レジ打ち業務などに4年従事した経験があります。

スーパーは住宅街の中心に位置していたため、レジ打ちをしながらさまざまな年代や性格のお客様と接する機会がありました。そして、お客様がより快適にスーパーを利用できるようにしたいと考えマナー講座を受講し、作業をスムーズに進めながらも話しかけ方や商品の置き方などに気を配りました。

その結果お客様からの信頼を得られ、お客様トラブルにも適切に対応できるようになり、私のレジ列を選んでくださるお客様が増えました。

私は貴社の窓口業務においてもコミュニケーション力を活かして、お客様が快適にサービスを利用できるよう対応してまいります。

上記の例文では、スーパーでさまざまなお客様に好印象を与えるスキルを身につけた、と紹介しています。

トラブルへの対応力を磨いていることも伝え、窓口業務の円滑な遂行が期待できることを想起させているのも特徴です。

接客業経験の自己PRで気をつけたい4つの注意点

接客業は多くの企業が求める「コミュニケーション能力」「対応力」などを身につける貴重な機会ですが、ただ経験があるというだけでは効果的なアピールにはなりません。

自己PRを成功させるためには、主に4つの注意点を意識して伝え方を工夫する必要があります。

  1. 必ずしもバイトリーダーなどの役職でなくてもいい
  2. 職場の略語や専門用語を使わない
  3. 具体的な数字や成果をできるだけ盛り込む
  4. 売上アップを自分だけの手柄にしない

①必ずしもバイトリーダーなどの役職でなくてもいい

接客業の自己PRでは、バイトリーダーやシフト管理者などの役職経験がないことを気にする就活生が多くいますが、役職の有無は自己PRの評価を決める重要な要素ではありません。

むしろ重要なのは、日々の接客業務の中で、どのように工夫し、どのような成果を上げたのかというプロセスです。

例えば、お客様の要望を丁寧に聞き取り、最適な提案ができるようになった経験や、困難な状況でも冷静に対応できるようになった具体的なエピソードなどが、採用担当者の心に響きます。

役職に頼らず、自分自身の成長や努力のプロセスを具体的に伝えることで、魅力的な自己PRを作りましょう。

②職場の略語や専門用語を使わない

接客業では、業界や職場特有の専門用語や略語が数多く使われています。

例えば、飲食業界では「オペ」「アイドル」など、現場では当たり前のように使われる言葉があります。

しかし、専門用語を自己PRで使用すると、採用担当者に意図が正しく伝わらない可能性があります。

そのため、誰にでも分かりやすい平易な言葉を選び、必要に応じて具体的な説明を加えることが重要です。

③具体的な数字や成果をできるだけ盛り込む

自己PRには数字を盛り込むのが鉄則です。

「売り上げアップに貢献した」という抽象的な表現よりも、「月間売上目標を15%上回る成果を出した」と具体的な数値で表すほうが、誰にでも伝わる客観的な成果を示せるからです。

入社後の活躍をイメージしてもらうためにも、具体的な数字とともに、その成果を出すために工夫した点や取り組んだプロセスも併せて説明してください。

④売上アップを自分だけの手柄にしない

売上アップなどの実績を自己PRで伝える際は、チームメンバーや先輩、上司の協力があってこその成果だということを忘れないようにしましょう。

たとえば「私一人の努力で売上を30%アップさせました」という表現は、周囲への感謝の気持ちが欠けているため、マイナスな印象を与えかねません。

代わりに「チームメンバーと協力して新しい接客方法を提案し、結果として売上を30%アップすることができました」といった表現を心がけましょう。

チームワークを重視する姿勢や周囲への感謝の気持ちが伝わり、より好印象な自己PRとなります。

接客業経験の自己PRについてよくある質問

就職活動の際、接客業経験をどのようにアピールすれば良いのか悩む方は多いものです。

ここでは、接客業経験を自己PRに活かすためのよくある疑問について、具体的な例を交えながら解説していきます。

  1. 接客業の経験の具体的な言い換えは何がある?
  2. 接客業で培ったコミュニケーション力は仕事でも活きる?

①接客業の経験の具体的な言い換えは何がある?

接客業の経験は、様々な表現で言い換える可能です。以下に代表的な言い換え例を紹介します。

スキルの観点具体的な言い換え例
コミュニケーション力・お客様の要望を的確に把握する力
・相手の立場に立って考える傾聴力
・状況に応じた柔軟な対応力
・わかりやすく説明する表現力
組織・マネジメント力・複数の業務を同時にこなすマルチタスク力
・チームを効率的に運営するリーダーシップ
・売上目標を達成する数値管理能力
・業務の優先順位をつける判断力
ホスピタリティ・お客様に寄り添った丁寧な対応力
・先を読んだ気配り・心配り
・クレーム対応力と問題解決能力
・顧客満足度を高めるサービス提供力

言い換えを使用することで、接客業で培った経験を、企業が求める人材要件に合わせて効果的にアピールできますよ。

自己PRでは、志望する職種や企業に合わせて最適な表現を選びましょう。

②接客業で培ったコミュニケーション力は仕事でも活きる?

接客業で培ったコミュニケーション力は、ビジネスシーンで非常に重要なスキルです。

たとえば、お客様との対話を通じて身につけた「相手の立場に立って考える力」や「ニーズを適切に把握する能力」は、社内外での円滑な人間関係構築に直結します。

特に営業職では、顧客との信頼関係を築く際に接客業で培った傾聴力や提案力が大きな武器となるでしょう。

さらに、忙しい環境下での臨機応変な対応力や、様々な性格のお客様への柔軟な対応経験は、ビジネスの現場で直面する多様な状況への適応力として高く評価されます。

自己PRでは自分なりの言葉で接客業経験を伝えよう

自己PRでは自分ならではの言葉で、接客業経験があることを伝えましょう

接客業の経験から、柔軟性のある対応力や傾聴力、ビジネスマナーを身につけたことを主張すると高評価を得やすいです。

強みを培ったエピソードも伝えて、オリジナリティのある文章を目指しましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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