通信業界への就職を目指しているものの、志望動機を書くにあたって難儀している方も多いことでしょう。
そこで今回は通信業界の志望動機の書き方や、ポイントを踏まえた上で作成した例文、執筆にあたって注意すべきポイントについて解説していきます。
志望動機のお助けツール!完全無料
- 1志望動機テンプレシート|時間短縮
- 早く質の高い志望動機が作れる!
- 2AIでES自動作成|ES作成を丸投げ
- LINE登録でESを自動作成してくれる
- 3志望動機添削|完全無料で添削
- LINEで完結!スマホで高品質な志望動機に
通信業界とは?仕事への理解を深めて志望動機に活かそう
通信業界は、社会を支える基盤となる情報の送受信を担当する分野であり、特に近年ではインターネットの発展と普及によって重要性がさらに増しています。
通信業界は主に固定回線事業と無線回線事業の2つの分野に分けられ、固定回線事業は家庭やオフィスなどの建物内に通信ケーブルを敷設し、インターネットなどの情報通信サービスを提供する部門です。
これに対し、無線回線事業は携帯電話やスマートフォンなどのモバイルデバイスを通じて通信を行う部門と言えます。
全般的に言えることは、スマートフォンの普及の影響力の強さです。スマートフォンの普及により業界規模は大幅に拡大し、一気に大規模な市場となりました。
志望動機の前に確認!通信業界の主なトレンド3選

成長が早く、目まぐるしくトレンドが変わる通信業界ですが、最新のトレンドといえば下記の3つと言えます。
業界のトレンドを抑えておくことで採用担当の方に勉強熱心なイメージを与えられますし、高いモチベーションをアピールできるので一緒に確認していきましょう。
①IoTへの対応
IoTへの対応は通信業界において最もトレンドとなっているものの1つと言えるでしょう。
「IoT」とは一言で言えば「モノのインターネット」で、家電をはじめとした住宅の設備にセンサーを搭載し、ネットワークに繋ぐことです。
情報を取得したり、相互交換することで既存システムの無駄を省き、サービスの質、ひいては速度も向上できると期待されているので、IoTについて知識のある人材はどの企業も求めていることでしょう。
②5Gの導入
先ほど、スマートフォンがいかに通信業界の成長に大きな影響を与えたかについて解説しましたが、そのスマートフォンは基本的に5Gなどの無線回線で機能します。
常にポケットWi-Fiを持ち歩いている人以外は、基本的に携帯キャリアの回線でスマートフォンを操作しているはずです。
5Gは現在導入されている一般的な無線回線の中で最も速いとされているので、いち早く情報を交換することが求められる昨今において、5Gの知識を持っている人は就活も有利なことでしょう。
③低価格化が進むモバイル事業
「格安SIM」という単語がSNSのトレンドに上がることも多いことからもわかるように、多くの方がスマホ料金を安くしたいと考えています。
楽天モバイルなどをはじめとした低価格プランを提供するモバイル事業が増えてきており、「いかに価格競争で勝てるか」が焦点とされていると言っても過言ではありません。
今やスマートフォンは私たちの生活に欠かせないものであり、今後低価格化がさらに進むのか、など動向に注目することで就活の面接などにおいて会話の引き出しを増やせることでしょう。
通信業界で求められる人物像|企業の視点で3つを紹介
通信業界は技術の進歩が目覚ましく、IoTやICTなど新しいツールが次々と生まれる変化の激しい分野です。
ここでは、通信業界で活躍できる人材に共通する特徴を詳しく見ていきましょう。
①新しいことに挑戦しつづけられる人
通信業界は、IoTやICTなど新しい技術やツールが次々と生まれ、絶え間なく進化を続ける業界です。
通信業界では大手から中小企業まで「新しいことへの挑戦」を重視しており、前例のない困難に立ち向かう姿勢を求めています。
特に5G時代に入り、VRやAIなど最先端技術を活用した新サービスの開発が加速しているため、新しい技術を学び続ける意欲が不可欠でしょう。
好奇心旺盛で、最先端の技術や施策に積極的にチャレンジできる人材が重宝されます。通信業界で活躍するには、変化を恐れず楽しむ柔軟性と、失敗を恐れないチャレンジ精神が必要不可欠です。
②コミュニケーション能力がある人
通信業界では、社内外を問わず幅広い人々とのコミュニケーションが不可欠です。
営業職では顧客との信頼関係構築や、ニーズの的確な把握が求められるのは当然ですが、エンジニア職でも、チーム内での情報共有や他部署との連携が重要になるでしょう。
ほかにも、マーケティング職やカスタマーサービス職でも、社内外の多様な関係者と協力して業務を進める必要があります。
このように、通信業界のあらゆる職種において、円滑なコミュニケーションを図れる人材が高く評価されることが多いです。
③最後までやりきる力を持っている人
通信業界では大手企業を中心に、どの企業も「あきらめずに乗り越える力」「最後までやり抜く力」を重視しています。
これは、通信業界では大規模なプロジェクトを完遂する責任感が、必要不可欠だからです。
通信インフラは社会の重要な基盤であり一度開始したプロジェクトは途中で投げ出せず、通信技術が日進月歩で進化する中での新しい技術やサービスの開発には、長期的な視点と粘り強さが求められます。
そのため、困難な課題に直面しても諦めることなく、最後まで責任を持って取り組める人材が高く評価されるでしょう。
通信業界の志望動機作成のポイント3選

通信業界について基本とトレンドを抑えたところで、志望動機作成のポイントについても確認していきましょう。
下記の3つのポイントを抑えておくか否かでクオリティが大きく異なってくるので、ぜひ参考にしてください。
①なぜ通信業界かを明確にする
「なぜ通信業界か」を明確にすることは非常に重要です。
通信業界に限らず、忙しい学生にとって志望動機を作成することは非常に億劫かつ難しいので、一般的な理由を記述する人も少なくありません。だからこそ志望動機を明確にすることで差別化を図れます。
通信業界でないと達成できないような目標を掲げることで、無数の志望動機の中でも採用担当の方の印象に残る、質の高い志望動機を作成できることでしょう。
②なぜ業界の中でもその企業かを明確にする
なぜ複数ある企業の中でもその企業を選んだのかを明確にすることで、企業研究や業務へのモチベーションをアピールでき、自身の真剣さや意欲を伝えることができます。
また、企業の特色や価値観を自身の経験やスキルを照らし合わせることで、自分がその企業に適しているという証明もでき、効果的です。
そして企業の将来的なビジョンや目標に共感し、それに貢献したいという志望動機は、「長期的にその企業で働く意欲がある」という意味にもなり、転職の多いこの時代に、長く働く意志を伝えられます。
③企業が求める人物像をアピールする
企業は採用活動を行う際、特定のスキルや性格、特性を持った人材を求めています。自身が求められる条件を満たしていることを示し、企業への適合をアピールしましょう。
特に、人物像をアピールするなら具体的な経験や実績を挙げることが効果的です。実体験の中から企業での業務に関連し、活かせそうな体験談を話し、信憑性を高めることも重要と言えます。
また、企業が求めている人物像に適合しているかを確認するには自己分析が必要なので、詳細に渡って自己分析を行っていることもアピールできるでしょう。
通信業界の受かる志望動機の書き方3ステップ

通信業界の志望動機を作成するにあたって頭に入れておきたいステップは大きく分けて3段階あります。
それぞれの要点を踏まえた上で作成することで、より採用担当の方の印象に残る志望動機を執筆できるので、一緒に確認していきましょう。
①結論ファーストで志望理由を書く
書類選考や面接の際、採用担当の方は大量の志望動機を読みます。
あまりにも読む数が多いと集中も切れますし、極論、最後まで読んでもらえない場合もあるでしょう。そこで結論から先に話し、趣旨を頭に入れて読んでもらうことが重要です。
結論を先に述べることで読み手の集中や興味も高まりますし、間違った解釈をされることも少なくなります。
②志望理由の根拠となるエピソードを書く
一般的な理由や抽象的な言葉だけでなく、自分の経験や感じたことをエピソードとして述べることで、内容がより具体性を増し、説得力が非常に高まります。
また、エピソードは読む側の感情に訴える要素が強く、共感を得やすいので、採用担当の方が感情移入して読んでくれる可能性も高まるでしょう。
また、エピソードは文字数調整もしやすいので、複数の企業を受ける際に志望動機の文字数調整がしやすいのもポイントです。
③入社後の活躍の展望を書く
入社後の具体的な展望や活躍のビジョンを示すことで、単にその企業に興味があるだけでなく、具体的にどのようにその組織の中で貢献しようと考えているのかが明確に伝わります。
また、実際に働くイメージを強く持っていることをアピールすることで信頼性が増し、「内定を出した場合は本当に就職してくれるだろう」という印象も与えられることでしょう。
【志望理由別】通信業界の志望動機の例文3選

ここまで紹介してきた執筆のポイントを踏まえ、通信業界の志望動機の例文を3つ作成しました。
全く同じように執筆する必要はありませんが、参考にできる部分を踏まえつつ、自分でも志望動機を買いてみてください。
例文①: 生活インフラを整えたい
生活インフラを整えたい
私が御社を志望する最大の理由は、学生時代、日常が通信技術の進化に支えられていると痛感した出来事を原体験とした「人々の生活インフラを整えたい」という強い願いからです。
ある日、地元で大規模な通信障害が発生し、その影響で多くの人々が情報の取得やコミュニケーションに困り、路頭に迷っていました。この経験から、通信インフラが人々の生活に与える影響の大きさを実感し、人々の生活を守るため、将来は通信インフラを支える人材になる、という目標を持ち続けています。
数ある通信技術を提供する会社の中でも、御社は安定した通信環境の提供を通じて、社会の基盤を支えている存在です。それに加え、御社の技術の最前線で挑戦を続ける姿勢や、顧客を第一に考える企業文化に感銘を受け、志望しております。
入社後は御社の技術やサービスをさらに高めるための役割を担い、特に地域社会に根ざしたサービスの提供や、新しい技術の研究開発に関わる業務に貢献する所存です。御社のミッションと共に、私も人々の生活をより豊かにするための貢献を果たしたいと考えています。
まず最初に結論として「人々の生活インフラを整えたい」という強い願いを明確に伝え、具体的なエピソードを取り入れることで、その志望動機の背景や根拠を伝えています。
また、その中で通信業界、特に希望する企業に対する具体的な志望理由と、自身が持つ企業が求める人物像をアピールしているのもポイントです。
例文②: 研究内容を活かしたい
研究内容を活かしたい
私が御社を志望する大きな理由は、大学での研究内容を活かし、通信業界での先進的な技術開発に貢献したいという強い思いからです。通信業界は情報の速やかな伝達という点で、私たちの日常生活やビジネス、さらには社会全体の進化に不可欠な役割を果たしています。
私は大学時代、次世代の通信技術に関する研究に従事しており、その中で感じたのは、テクノロジーの進化とともに通信の質や速度、安全性の向上が求められているということです。そして、御社はその先端を行く存在として、業界内での評価が非常に高いことで知られています。
特に、〇〇プロジェクトにおける技術革新は私の研究テーマとも関連が深く、御社ならば私の研究が実社会の役に立つ形で活かされると確信して、志望いたしました。加えて、御社が求めるのは常に挑戦する姿勢と、新しいことを学びながら成果を出す能力だと伺っております。
私は大学の実験において何度も想定通りの結果が出ず、卒業すら危ぶまれたこともありましたが、数字を調整したり、他のゼミの教授にも指示を仰いだり工夫し、研究における成功体験を積みました。
入社後は、私の研究内容を活かしつつ、新たなプロジェクトの一員として、次世代の通信技術開発に貢献することを目指しています。私の知識と経験をもって、御社のさらなる成長と業界全体の進歩に寄与できること目指し、邁進していく所存です。
結論ファーストの構成を重視するのはもちろん、自身が持つスキルや知識が通信業界、特に志望する企業とどのように関連しているのかを具体的に示すことも大切です。
また、企業が求める人物像についての情報を取り入れることで、自分がその要件を満たしているというアピールも強化しています。
例文③: 長期インターンでの経験を活かしたい
長期インターンでの経験を活かしたい
御社を志望する大きな理由は、長期インターンとして務めた携帯電話の営業の経験を活かし、通信業界での更なる成長と貢献を目指したいからです。
通信業界は私たちの日常生活の中で欠かすことのできない存在として、常に進化し続けていますが、特に御社は先進的な技術とサービスの提供により多くの人々の生活を豊かにしています。
以前、携帯電話の営業として長期インターンを務めた際には、顧客のニーズを正確に把握し、それに応じた最適なサービスや商品を提案する役割を担いました。この経験を通じて、通信業界の魅力やその重要性を深く理解することができ、より一層、強く志望しております。
そして、業界の中でも御社が常に最先端を追求し、顧客の満足を第一に考える姿勢に深く感銘を受けました。御社が求めるのは、顧客との信頼関係を築く能力や、新しい技術やサービスに対する熱意を持つ人物だと感じており、私はその要件を満たす自信があります。
入社後は、私の営業経験と知識を活かし、御社のさらなる成長に寄与するとともに、新しいサービスや技術の展開に関わり、御社の発展に寄与する所存です。私の実績と経験が、御社のビジョンの一部として活かされることを強く願っております。
最初に結論を明示することで、面接官の注目を引くよう工夫しています。
また、長期インターンの経験を中心に、実際の経験を元にしたエピソードを取り入れることで、説得力を持った内容に仕上げているのもポイントです。
通信業界の志望動機で注意すべき2つのこと

通信業界の志望動機を作成するポイントや例文について見てきましたが、より良い志望動機を作るために「書かない方が良いこと」についても確認していきましょう。
マイナスイメージを避けつつ、好印象を与えられる文章こそ、理想の志望動機です。
①他の業界でも当てはまる志望理由は避ける
どの業界を志望する際にも当てはまることですが、志望動機を述べる際、重要な点は業界固有の魅力や特色をしっかりと捉え、表現することです。
通信業界の今後のトレンドや課題に対する理解を示し、深い関心と業界に対する情熱をアピールするようにしましょう。
「どの業界でもできそうなこと」ではなく、「人々の情報インフラを整える」「世界中の人がより速く、双方向的なコミュニケーションを取れるようにする」など具体的なものを挙げることが大切です。
②待遇を志望理由にするのは避ける
待遇や給与、福利厚生などは確かに就職を考える上で非常に重要な要素ですが、それを主な志望理由として挙げると、志望動機が業界への興味や熱意ではなく、待遇のみにあると思われてしまいます。
待遇のみを志望動機にしてしまうと業務内容に対してのモチベーションが低いとみなされることもありますし、「他に良い待遇の企業があればすぐに転職してしまうかもしれない」とも思われがちです。
実際、一番の志望動機が待遇のこともあるでしょうが、必ず別の、モチベーションをアピールできるような志望動機を作成するようにしましょう。
文系の通信業界の志望動機のコツはある?
通信業界は理系向きというイメージが強いものの、文系学生でも十分に魅力的な志望動機を作ることができます。
特に、コミュニケーション能力や分析力を活かせる営業職、マーケティング、人事、法務など、文系の強みを発揮できる職種は数多くあるでしょう。
例えば、1つの例としては地域活性化や社会課題の解決などの観点から志望動機を組み立てるのが効果的です。
具体的には、コロナ禍での通信インフラの重要性や、地方と都市部の情報格差の解消など、社会的な課題に着目した経験を語ることで説得力のある志望動機となります。
また、インターンシップでの営業経験や、大学でのマーケティング学習など、自身の経験と企業の求める人材像を結びつけることも重要です。
通信業界の志望動機についてよくある質問
ここでは最後に、通信業界の志望動機に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
これから志望動機を作成する方は、ぜひ以下の内容を参考にしてください。
①通信業界でしかできないことは何がある?
通信業界ならではの特徴として、社会インフラを支える使命感を持ちながら働けることが挙げられます。
通信は既に、私たちの生活に不可欠なものとなっていますよね。その基盤を支える通信業界の仕事には、他業界では味わえない充実感があるでしょう。
地方と都市部の格差解消や、災害時の通信確保など、社会課題の解決にも直接的に貢献できるのも通信業界ならではの特徴です。
加えて、通信インフラの整備を通じて国際的な課題解決にも携われる点も、他業界にはない魅力と言えます。
②通信業界に興味をもった理由は単純でもいい?
通信業界に興味を持った理由は、シンプルでも構いません。ただし、その理由に説得力を持たせることが重要です。
例えば「スマートフォンの普及や5G通信の登場で新サービスが次々と生まれていることに魅力を感じた」という理由でも、そこから具体的な経験や学びを交えて説明できれば十分でしょう。
特に、大学での学びや、インターンシップでの経験、身近な人とのコミュニケーションを通じて気づいた通信の重要性など、個人的なエピソードを組み合わせることで、より印象的な志望動機となります。
ポイントは、なぜその気づきが通信業界への志望につながったのかを論理的に説明できることです。
なせ通信業界で働きたいかを明確にして志望動機を完成させよう
今回は通信業界への就職を目指す人向けに志望動機の書き方や抑えておきたいポイント、例文などを紹介してきました。
通信業界は今後も成長が見込める業界だけに、興味のある方はぜひインターンなどに参加してみてはいかがでしょうか。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。