スポーツをしている人であれば、1度はスポーツメーカーに就職したいと考えた経験がある人もいるのではないでしょうか。
しかし、スポーツが好きなだけで就職できるほど、スポーツメーカーへの就職は簡単なものではありません。
そこで本記事では、スポーツメーカーの就職を目指す際に押さえておきたい知識や、就職対策法について解説します。
スポーツメーカーへ就職を目指している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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スポーツメーカーの就職を目指す時に押さえておきたい基本情報
スポーツメーカーの就職を目指す際には、まずはスポーツメーカー業界について、事前に知っておく必要があります。
まだ、業界について知識がない人は、以下の内容について押さえておきましょう。
主な仕事内容
まず、みなさんはスポーツメーカーの仕事と聞いて、どのようなものを想像しますか。ほとんどの人は、スポーツ用品の開発などを想像するのではないでしょうか。
もちろん、スポーツ用品の開発も仕事の1つですが、それだけが仕事内容ではありません。スポーツメーカーの主な仕事は、以下の4つが挙げられます。
- 営業
- 企画
- 広報
- 製品開発・製品管理
もしスポーツメーカーへの就職を考えているのであれば、自分がどの部門に就職したいのか、具体的にイメージする必要があります。
スポーツメーカー業界の動向
スポーツメーカー業界は、2020年に流行したコロナウイルスにより、売り上げが減少した企業も多い傾向にありました。
しかし、2021年から売り上げも回復傾向にあります。現在は健康志向の人も多く、ランニング関連の商品やアウトドア用品の人気が急上昇中です。
また、国内では少子高齢化の影響もあり、先の未来を予測するのが難しい状況にあります。そのような中で、海外進出を目指す企業も増えてきています。
例えば、アシックスでは米州をはじめ、欧州や東アジアなどにも展開しています。このように国内だけでなく、海外進出することで、シェアを広げているのですね。
スポーツメーカーに就職する3つのメリット

スポーツメーカーに就職すると主に以下の3つのメリットがあります。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
①好きなスポーツメーカーに貢献できる
メリット1つ目は、好きなスポーツメーカーに貢献できることです。スポーツをしている人であれば、お気に入りのスポーツメーカーが1つはあるのではないでしょうか。
もし、その好きなスポーツメーカーに就職できれば、商品の開発や販売に携われるため、そのスポーツメーカーに貢献できることになります。
たくさんの商品を開発したり販売することで、より多くの人に認知してもらえます。そのため、スポーツメーカーに貢献できる喜びや、やりがいを感じられるでしょう。
②スポーツに関する知識を得られる
メリット2つ目は、スポーツに関する知識を得られることです。スポーツメーカーに就職すると、自分の好きな、あるいは知っているスポーツの商品だけに携わるわけではありません。
そのため、さまざまなスポーツの知識を身につける必要があります。もちろん、最初から全てのスポーツの知識が身についている人は、多くないでしょう。
良い商品の開発や、多くの人に販売し商品の魅力を知ってもらうためにも、まずは自分自身が対象のスポーツについて知っておく必要があります。
就職後少しずつにはなるでしょうが、多くのスポーツに関する知識を身につけていきましょう。
③広い範囲で働ける
メリット3つ目は、広い範囲で働けることです。日本のスポーツメーカーの商品を利用しているのは、日本人だけではありません。
多くの日本のスポーツメーカーの商品は、さまざまな国の人が利用しています。自分の働いている企業の商品を世界の人に届けられる仕事は限られてきます。
そのため、国内外問わずさまざまな人に商品を届けられるのは、スポーツメーカーで働く魅力の1つと言えるでしょう。
スポーツメーカーの就職対策法

何かしらスポーツをしていた人であれば、スポーツメーカーに就職できるわけではありません。
もし、本気で就職を目指すのであれば、指定でも以下の対策をしておきましょう。
①スポーツメーカーの製品を研究する
対策法1つ目は、就職したいスポーツメーカーの製品を研究することです。製品の研究をすれば、就職したいスポーツメーカーがどのようなことに力を入れているのかわかります。
場合によっては、力を入れた方がいい分野も見つけられるかもしれません。もし、見つけられれば、他の応募者に差をつけられるポイントになるでしょう。
また、スポーツメーカー側から商品に関する感想などを求められる可能性も考えられます。
できるだけ質問に答えるためにも、事前に調査できる製品については、しっかり研究しておきましょう。
②スポーツに関する知識を付ける
対策法2つ目は、スポーツに関する知識を身につけることです。スポーツメーカーに就職するメリット3つでも解説しましたが、スポーツメーカーで働くにはスポーツに関する知識が必要です。
もちろん、最初から全ての知識を身につけている人は多くはいません。しかし、知識がない人よりもある人の方が、良い印象を与えられます。
なぜなら、スポーツに興味関心がある人、あるいは就職活動に向けてしっかり準備をしてきた人だと認識されるからです。
また、体の筋肉や怪我の知識などを知っておくと、製品開発に携わる際に知識を活かして活躍できるでしょう。
③ハキハキと明るく振る舞う
対策法3つ目は、ハキハキと明るく振る舞うことです。スポーツメーカーに就職を希望する人は、もともと自身もスポーツをしていた人が多い傾向にあります。
全員がそうではありませんが、スポーツをしている人は活発な人が多いため、自然に他の業界よりも明るい雰囲気の人が集まりやすい傾向にあります。
そのため、周りの応募者に引けをとらないためにも、ハキハキと明るく対応した方が、良い印象を与えられるでしょう。
スポーツメーカーに向いている人の3つの特徴

どのような仕事にも言えることですが、スポーツメーカーにおいても、業界に向いている人が存在します。以下3つはスポーツメーカーに向いている人の特徴です。
①スポーツが好きな人
特徴1つ目は、スポーツが好きな人です。スポーツメーカーに就職すると、ほとんどの業務がスポーツに関することです。
そのため、スポーツがあまり好きでない人が就職すると、苦痛に感じてしまう可能性があります。また、良い製品や製品を届けるためには、スポーツ愛が必要です。
例えば、スポーツが好きない人と嫌いな人とでは、製品の良さを伝える際に、気持ちの入り方に差が出てしまいます。
もちろん、嫌いな人でも上手に製品について伝えられる人もいるでしょうが、スポーツが好きな人の方が、より製品の良さを引き出せるでしょう。
②人をサポートするのが好きな人
特徴2つ目は、人をサポートするのが好きな人です。スポーツは実際にプレーする人が主役であり、製品や製品を作る人は裏方に該当します。
そのため、スポーツメーカーで働く人がサポート側の人間と言えるでしょう。実際に表舞台に登場することはないものの、重要な役割を担っています。
選手のようにスポーツで目立てるわけではありませんが、スポーツや誰かをサポートするのが好きな人は、スポーツメーカーでの仕事は向いているでしょう。
③グローバルで活躍したい人
特徴3つ目は、グローバルで活躍したい人です。
「スポーツメーカーに就職する3つのメリット」でも解説しましたが、日本のスポーツメーカーであっても、海外の人が多く利用する製品も数多くあります。
そのため、部門によっては海外の人と仕事をする機会が出てくる可能性もあるでしょう。
もし、グローバルで活躍したい思いがある人は、スポーツメーカーに就職することで、その目標が叶うかもしれませんね。
スポーツメーカーの代表企業10社を紹介

最後にスポーツメーカーの代表企業を全部で10社紹介します。紹介する企業は以下の通りです。
①アシックス
アシックスは、兵庫県神戸市に本社を置く日本のスポーツメーカーです。主に競技用のシューズやスニーカーなどを製造、販売しています。
もちろんシューズやスニーカーだけでなく、多くのスポーツ用具も製造、販売されています。
例えば、野球のグローブやバット、水泳のキャップやスパッツなどをスポーツ店で見たことある人もいつのではないでしょうか。
また、ランニングウェアやシューズなどの製品が揃っているため、どのスポーツをしていても利用しやすいメーカーの1つだと言えるでしょう。
②ミズノ
ミズノは、大阪府に本社を置く、日本のスポーツメーカーです。創業は1906年と歴史が長く、日本だけに留まらず、多くの国の人がミズノの商品を利用しています。
そんなミズノは、野球やサッカーなど多くのスポーツの製品を製造、販売しています。
また、有名なスポーツ選手もミズノの製品を利用しているため、人気スポーツメーカーの1つと言えるでしょう。
もちろん、スポーツ製品だけではなくアパレルなどもあるため、スポーツをしていない人であっても、ミズノの製品を購入する機会は多いでしょう。
③NIKE
NIKEは、スニーカーで有名なアメリカに本社を置いているスポーツメーカーです。NIKEのスニーカーを購入した経験がある人も多いのではないでしょうか。
NIKEのスニーカーは、エアジョーダンやエアマックスなどのモデルがあり、機能性が高いことや限定商品も多いことから人気のある製品として知られています。
もちろん、NIKEの製品はスニーカーだけではありません。スニーカー以外では、陸上競技やバスケットボールなど、さまざまなスポーツの製品が販売されています。
④adidas
adidasはドイツに本社を置く、ヨーロッパ最大のスポーツメーカーです。日本のスポーツショップでも、数多くのadidasの製品が並んでいますね。
製品のラインナップもサッカーやバスケットボールなど多くのスポーツ用品をはじめ、スニーカーなど一般層の人が求めるであろう製品も販売しています。
また、日本にはアディダス ジャパン株式会社があるこから、世界中に人気のあるスポーツメーカーであることがわかるでしょう。
⑤PUMA
PUMAは、ドイツに本社を置くスポーツメーカーで、サッカーや陸上競技などのスポーツシューズを製造、販売しています。
そのため、サッカーや陸上競技などの有名選手が、PUMAのシューズを履いているケースは珍しくありません。
また、モータースポーツの分野でもPUMAの製品は利用されており、シューズやユニフォームなど提供も行なっています。
このように、幅広い層にPUMAの製品は人気があります。
⑥デサント
デサントは、大阪市浪速区に本社を置く、日本のスポーツ専門メーカーです。
多くのスポーツメーカーはスポーツシューズやスニーカーが人気なのに対して、デサントはスポーツウェアが人気です。
例えば野球やゴルフ、スキーウェアなどが製造、販売されており、多くの人がデサントの商品を購入しています。
⑦ドーム
ドームは、日本の輸入製造販売会社です。他のスポーツメーカーとは違い、ドームはサプリメントの製造や販売を主に行なっています。
また、有名ブランド「アンダーアーマー」の代理店として、スポーツウェアなどを事業展開も行なっています。
このように、ドームは他のスポーツメーカと比較しても事業内容の幅がやや広く、さまざまな業務を経験できるでしょう。
⑧ゴールドウィン
ゴールドウィンは、日本の東京に本社を置くスポーツメーカーで、主にスポーツウェアの製造、販売を行なっています。
ゴールドウィンは、自社ブランドだけではなく、「ザ・ノース・フェイス」や「ヘリーハンセン」などの有名ブランドの製品も製造・販売しています。
もし、アパレルに特化したスポーツメーカーへ就職を考えているのであれば、ゴールドウィンが向いているかのしれませんね。
⑨オークリー
オークリーは、アメリカに本社を置くスポーツメーカーです。主にサングラスなどのアイウェアや、スポーツウェアなどのアパレルを製造、販売しています。
特に、サングラスなどのアイウェアは、屋外スポーツの選手で使用している選手も多いため、サングラスといえばオークリーのイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
もちろん、アイウェアだけでなく、トレーニングやゴルフ、サイクリングウェアなどさまざまなアイテムが揃っていますよ。
⑩ニューバランス
ニューバランスは、アメリカに本社を置くスポーツメーカーです。ニューバランスといえば、スポーツシューズやスニーカーのイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
1906年に創業されたニューバランスは、もともと扁平足の改善などを目的とした、矯正用シューズの製造や販売を行なっていました。
そのため、現在もシューズ関係のものといえば、ニューバランスをイメージする人も多いのでしょう。
もちろん、シューズだけでなく、アパレルなどの商品の製造や販売も行っていますよ。
スポーツメーカーへの就職はスポーツ好きな人が有利
スポーツをしていた人であれば、1度はスポーツメーカーへの就職を考えるのではないでしょうか。
しかし、ただスポーツが好きなだけではスポーツメーカーへの就職は厳しいです。
実際に就職を目指すのであれば、スポーツメーカーの動向調査や、スポーツに関する知識などを習得し、万全な準備をしておきましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。