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【例文付き】生命保険業界の志望動機の書き方!好印象を残すコツも紹介

生命保険業界に興味を持ちながらも、具体的な仕組みや業務内容を知らないという方も多いのではないでしょうか。

そのまま志望動機を書くと、業界への理解が浅い印象を与えてしまう可能性があります。

採用担当者に好印象を与えるためには、業界についてしっかりと理解し、自分の経験や価値観と結びつけることが大切です。

そこで今回は、生命保険業界の特徴を踏まえた志望動機の書き方のコツや、具体的な例文をご紹介します。

富樫

キャリアアドバイザー 富樫

早稲田大学卒業後、新卒で株式会社C-mindに入社し、キャリアアドバイザーを担当。年間2000名の就活相談実績を持つ。就活生に寄り添うことをモットーとし、特にファーストキャリアを重要視したアドバイスとケアを行なうことで、内定獲得実績において2024年度上半期MVPを獲得した。

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目次

生命保険業界の志望動機に悩む就活生は多い

生命保険業界は、企業規模も大きく安定しているイメージが強いため、就職希望者が多い業界の一つです。しかし、志望動機を書く際には、どのような内容にすればいいのかわからない就活生が多いのが現状です。

理由としては、自身が生命保険を検討して加入しているといったケースが少ないからといえます。

学生のうちは、両親が決めた保険に加入していることも多く、商品価値を分かっていない人が多いでしょう。

志望動機を書く前に、まずは業界について知り理解を深めることが重要です。

志望動機の書き方がわからない、企業から求められている条件にあっているか不安な方は就活相談窓口を利用するのも一つの手です。

知っておきたい!生命保険業界の基本

生命保険業界は、加入者から保険金を集めて管理を行い、加入者に対して保険料を支払う流れが主な仕組みです。

保険商品はさまざまな種類があり、長期間にわたって運営するものも多くあります。そのため、堅実な運営が欠かせません。

生命保険業界の業務は多岐にわたりますが、主な業務は以下の3つです。

  • 資産運用といった「保険制度の運営」
  • 保険契約の提案を行う「営業」
  • 保険金の支払いを行う「事務業務」

また、生命保険と混合されがちなものに損害保険があります。

損害保険は、財産やモノに関するリスクに対してかける保険であって、生命保険のように、人に関する保険ではないので間違えないように注意しましょう。

生命保険業界の志望動機作成前にするべきこと

生命保険業界の志望動機を作成する際には、事前の準備が欠かせません。

業界理解や自己分析を深めることで、具体性のある説得力の高い志望動機が書けるようになるでしょう。

  1. なぜ生命保険業界なのかを明らかにする
  2. 自己分析を行う
  3. 生命保険業界への理解を深める

①なぜ生命保険業界なのかを明らかにする

生命保険業界を志望する際には、まず業界が持つ本質的な価値の理解が大切です。

生命保険は金融商品ではなく、人生の様々なリスクから人々を守り「安心」を提供する社会の基盤と言える存在になります。

病気や事故、万が一の際に家族の生活を支え、経済的な負担を軽減しているため、「誰かの役に立ちたい」「社会に貢献したい」という想いを持つ人にとって、適した業界です。

自分自身の経験や価値観がこの仕事にどう結びつくのかを考え、具体的なエピソードを交えながら志望理由を伝えましょう。

②自己分析を行う

生命保険業界への志望動機を作成する上で、自己分析も欠かせないステップです。

自分自身の強みや価値観を明らかにし、より具体的で説得力のある志望理由を形にしましょう。

特に、顧客に寄り添う姿勢や傾聴力、共感力といった資質は、生命保険業界で大きな強みとなるため、自分の中にそれらがあるかを探ることがポイントです。

さらに、過去の経験の中から、生命保険に関連する気づきや、人を支えることに喜びを感じたエピソードを掘り起こしてみてください。

③生命保険業界への理解を深める

生命保険業界を深く理解するには、まず「相互扶助」の精神とその社会的意義を知るのが大切です。

「一人は万人のために、万人は一人のために」という考え方に基づき、加入者が保険料を出し合ってリスクを分散し、困難に直面した人を支える仕組みを持っている点が特徴。

さらに、生命保険会社は保険提供者ではなく、資金を運用する機関投資家としても社会に貢献しています。

経済活動を支える存在であり、広い視点から社会や経済に影響を与える業界であることを理解しましょう。

魅力的な生命保険業界の志望動機の書き方3ステップ

志望動機が難しいと感じている人は、3つのステップを意識して書くようにしましょう。

ポイントを押さえて書くと伝わりやすい文章になります。ここでは1つずつ解説するのでぜひ参考にしてみてください。

  1. 結論ファーストを意識する
  2. 具体的なエピソードを根拠にする
  3. どのように働くかを述べて締める

①結論ファーストを意識する

志望動機を書く際には、なぜ志望するのかという結論から述べるようにしましょう。

最初に結論を述べてから、その後に具体的な理由やエピソードへと文章を続けることで内容が伝わりやすくなるからです。

企業側は、志望動機を通して「なぜこの業界を選んだのか」「なぜ自社が希望なのか」といった点を見ています。結論をまず伝えることで、その後の内容もスムーズに入っていきやすくなりますよ。

また、志望理由は簡潔に書くように意識してください。長くなってしまえば伝えたいことが伝わらず、良い印象を与えられなくなってしまいます。

結論はできるだけ簡潔にして一番初めに伝えるようにしましょう。

話の内容が濃くても、冗長な文だと「結局何が言いたいの?」と印象がマイナスになってしまうことも。簡潔にわかりやすくを常に意識しましょう。

②具体的なエピソードを根拠にする

結論を述べた後は、志望理由の根拠となるエピソードを伝えます。具体的なエピソードは、志望理由に説得力を持たすため必要不可欠です。

「なぜこの業界なのか」「なぜ企業を志望したか」といった点をうまく盛り込んで書くと、他の人との差別化がうまく図れるでしょう。

例えば「生命保険の仕事に興味があります」だけでは不十分です。「家族が病気になり貴社の保険で助けられた」といったような具体的な根拠を伝えなければ、好印象を与えることはできません。

自身の経験に基づいた内容が書ければ、インパクトのある志望動機となります。

③どのように働くかを述べて締める

最後は、入社後にどのような働きができるかを述べてください

先述した志望動機やエピソードを踏まえて、どのように貢献したいのか伝えることが大切で、企業側も入社後のイメージが湧きやすくなりますよ。

志望動機を通して興味を持ってもらうためには、企業側が求めている人材に近づけることも重要です。そのための準備として、企業の経営方針の理解や分析を行うことが非常に大切といえます。

企業が採用したい人物と、入社後の働きがうまくマッチするように、志望先についてもしっかりと調べておきましょう。

将来ここでどう活躍できるかを述べることで、志望度の高さや働く意欲も伝えらます。

【就活の軸別】生命保険業界の志望動機例文3つ

志望動機は、理由を軸にエピソードや将来のプランを盛り込んで書くとインパクトを持たせられます。

ここでは、例文を3つご紹介します。志望動機の書き方と合わせて参考にしてみてください。

  1. 業界への志望が軸
  2. 企業への志望が軸
  3. 活かしたい強みが軸

例文で体裁や話の流れなどのコツを掴みましょう。

①業界への志望が軸

例文①

私は、自身の経験を機に、一人ひとりのライフステージを支える職業である生命保険業界に興味を持つようになったのが志望理由です。

高校生の時、家族で事故に遭ってしまいました。その際に、保険に加入していたことで、治療や入院費の心配をすることなく治療に専念でき、家族みんなで保険の大切さを痛感した経験があります。その経験以降、生命保険に非常に興味を持つようになったのです。

それからは、保険商品については両親だけが決めるのではなく、自身でも納得した上で契約するようになりました。私にも非常にわかりやすく商品の説明をしてくださる営業担当の方をみて、この企業で働きたいと思ったことも理由のひとつです。

大学時代には接客のアルバイトをしていたため、コミュニケーション力には自身があります。貴社に入社後は、自身の強みであるコミュニケーション力を活かして営業を行い、多くのお客様のライフステージを支えたいと考えております。

業界への志望を軸とする場合、自身の経験をもとにしたエピソードを加えると熱意がさらに伝わりやすくなります

また、営業職ではミュニケーション力は必要不可欠です。強みをアピールすることで、積極的な志望動機になるでしょう。

②企業への志望が軸

例文②

私が貴社を志望したのは、お客様第一の企業理念に共感したからです。

貴社は、生命保険業界でも歴史が長く、数多くのお客様との信頼関係を保っている企業です。それは、貴社がお客様を第一に考え、常に耳を傾けてきたからだと思っております。

私は、高校生の頃から生命保険の大切さを家族から聞いており、保険について興味がありました。保険商品の契約についても、両親と一緒に内容を確認して自分の意思でどれにするかを決めていました。

大学生の時には、保険に関する理解をさらに深めたいと考え、ファイナンシャルプランナーの2級を取得いたしました。一般的に、保険に関することを細かく知らない人も多く、わからない部分があると不安につながってしまいます。

そんなお客様に丁寧な説明をして、それぞれのお客様の生き方に寄り添う働き方をしたいと考えております。入社後は、貴社の一員としてお客様を常にサポートし、貢献していきたいと考えております。

企業の理解や分析をし、自身の考えをマッチさせることで就職に対して意欲があると評価してもらえます。

また、入社後の貢献のために活用できそうなスキルがある場合は、しっかりと示すとより好印象を与えられるでしょう。

③活かしたい強みが軸

例文③

私は、自身の強みであるプレゼン力を活かして頑張る人を応援したいと考え、貴社を志望しました。大学時代には、コールセンターでお客様に商品やサービスの説明をするアルバイトをしていました。

非常にやりがいを感じており、社員の方からも相手に合わせた説明の仕方でわかりやすいと評価をしていただくことが多くあったため、プレゼン力に自信が持てるようになったといった経験があります。そのため、プレゼン力は誰にも負けないと自負しております。

生命保険は、相手に寄り添ったわかりやすい説明が重要だと考えております。入社後は、自身に経験とプレゼン力を活かして営業を行い、売上に貢献したいと考えております。

志望動機では、入社後のビジョンをしっかりと伝えることが重要です。

自身の強みを活かして貢献したいということをアピールできれば、企業側も採用後のイメージが湧きやすくなります

就活生にその人の強みを聞く企業は多いです。企業の求める人材像につながるような強みを書きましょう。

生命保険業界の志望動機で好印象を得るコツ3つ

志望動機は、3つのコツを掴んで書くと好印象を与えられます

人気の高い生命保険業界では、他の人と差別化を図るために、オリジナリティを出すように意識して書きましょう。ここでは1つずつ解説していきます。

  1. 企業への志望動機を絶対に入れる
  2. 求められる人物像に即してアピールする
  3. エピソードは具体的に伝える

①企業への志望動機を絶対に入れる

志望動機には、企業への就職を希望している旨を必ず入れるようにしてください。

たとえ、業界への志望が動機だったとしても、志望先の企業でなければならなかった理由も入れるようにしましょう。ここでなければならない理由を述べることで、積極性をアピールできるからです。

例えば「貴社のアフターフォローはしっかりと対面で行われる姿勢に共感した」といったように、経営方針を交えて伝えるとより良くなります

生命保険業界にはたくさんの保険会社があるため、熱意を見せることが欠かせません。

②求められる人物像に即してアピールする

志望先がどのような人物像を求めているのかを確認することも忘れてはなりません。志望先が求めている人物像にマッチしていなければ、アピールにはならないからです。

例えば、成果主義の強い企業であれば、向上心や金融に興味があるといった点を踏まえて志望動機を作成すると良いでしょう。求めている人材に近いと感じられ、魅力的な志望動機だと思ってもらいやすくなります。

また、志望先が求めている人物像の理解だけでなく、自己分析も非常に重要です。志望先と同じように自身のことを理解してこそ、好印象を与えられる志望動機が書けますよ。

興味や関心にプラスして「ここで〇〇したい」と将来的にどう貢献するかまで言えると、やる気や真剣さが伝わるでしょう。

③エピソードは具体的に伝える

エピソードはできるだけ具体的に伝えるように意識してください。抽象的な文章になってしまうと、相手には伝わりにくくなってしまうからです。

エピソードは自身のオリジナリティが出せる部分なので、丁寧に書くよう心がけましょう。数字を取り入れることも効果的でおすすめです。

ただし、インパクトを残そうとして、話を盛り過ぎるといったことのないように注意してくださいね。

思いつかないときはどうする?生命保険業界の志望動機として使える理由

生命保険業界の志望動機が思いつかなくても大丈夫です。ここでは、生命保険業界の特徴や魅力を基にした使いやすい理由をいくつか見ていきましょう。

  1. 多くの人の生活基盤を守れる
  2. 国際的な舞台で経験を積みたい
  3. 社会に広く影響を与える仕事に興味を持った
  4. 困難に直面している人々を手助けしたい

①多くの人の生活基盤を守れる

生命保険業界の特徴の一つは、人生のリスクに備えることで人々の安心を支える役割を担っている点です。万が一の際に経済的な支えとなる生命保険は、多くの人にとって生活の基盤を守る存在です。

このように「人々の安心を守りたい」という思いは志望動機として非常に伝わりやすく、生命保険会社で働く姿勢や役割への意欲を感じさせるため、おすすめです。

たとえば、身近な人を支えた経験や人々の安心をサポートしたい気持ちがあるなら、生命保険業界でその思いを活かしたいと志望動機に盛り込むのも効果的です。

②国際的な舞台で経験を積みたい

生命保険業界は、国内市場にとどまらず、海外市場への進出も積極的に行われています。

特にグローバル展開を進める企業では、海外拠点や国際的なプロジェクトに関わる機会が多く、幅広い経験を積むことができるでしょう。

また、生命保険業界特有の課題や市場特性を学びながら、グローバルに貢献するキャリアを描ける点も大きなポイントです。

③社会に広く影響を与える仕事に興味を持った

生命保険業界は、個人や家庭の経済的な安定を支えるだけでなく、社会全体の安心感を醸成する役割を担っています。

多くの人々にとって、生命保険は人生における万が一の備えとして欠かせない存在であり、その影響力は非常に大きいもの。

また、生命保険の普及や新たな仕組みの提案を通じて、より良い社会を創造することへの興味を伝えると、採用担当者にも熱意が伝わりやすくなるでしょう。

④困難に直面している人々を手助けしたい

生命保険業界は、事故や病気、突然の出来事で困難な状況に置かれた人々を経済的に支えることで、人生の再スタートを後押しする役割を果たしています。

そのため、「困難に直面している人を手助けしたい」思いは共感を得やすく、採用担当者に「お客様一人ひとりに寄り添える人材」として好印象を与えるでしょう。

例えば、過去に誰かを支えた経験や、つらい状況にいる人を見て何かをしたいと思ったエピソードがあれば、それを志望動機に組み込むことがおすすめです。

志望動機を工夫して生命保険業界の選考を突破しよう

生命保険業界は、そこまで身近な業界ではないかもしれません。しかし、もしもの時に一人ひとりの生活を支えてくれる重要な業界の一つです。

志望動機で高い評価を得るためには、業界について正しく分析して理解を深めましょう。加えて志望先の企業分析を行い、求めている人材について確認すると熱意のある志望動機を作成できます。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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