就活豆知識

HOME > カリクル就活 > 就活豆知識 > 志望動機で魅力を感じたことの伝え方!例文つきでコツを紹介

志望動機で魅力を感じたことの伝え方!例文つきでコツを紹介

就活で志望動機を伝える際、志望している企業のどのような点に魅力を感じたのかを伝えることは非常に重要です。

本記事では例文をはじめとして、コツなども解説していくので、ぜひ役立ててくださいね。

志望動機のお助けツール!完全無料

目次

志望動機で企業が特に見ているポイント

志望動機において企業が特に注視する部分は、大きく分けて2つあります。

それぞれどの業界の企業でも重要視しており、汎用性が高い部分なので、一緒に確認していきましょう。

  1. その企業への志望度の高さ
  2. 働くモチベーションの高さ
  3. 入社後に活躍してくれるか

①その企業への志望度の高さ

企業は、自分たちに真剣に興味を持っている応募者を探しており、志望動機に具体的な理由や説得力の高いエピソードがあるほど、好印象を得られます。

企業の取り組みや製品、サービス、企業文化などに触れ、どのように自分の価値観やキャリアビジョンと合致していることを明確に示すと良いでしょう。

他の企業ではなく、その企業でしか得られない経験や学びや達成できる目標を、企業の理念や事業内容と一致した形で述べるのが理想です。

業界にもよりますが「どうして競合他社ではなく自社を選んだのか」はどの企業も気になっているところです。

自己分析と企業分析を徹底し、自分の中の就活の軸に企業のどんな特徴がマッチしたのかを説明してくださいね。

②働くモチベーションの高さ

企業は一時的な興味や短期的な動機ではなく、長期的な視点で働く意欲や成長の意欲のある応募者を求めています

キャリアビジョンやその企業での将来の展望を具体的に示すことで、持続的なモチベーションをアピールすることが大切です。

また、具体的な行動や取り組みを通じてどのように会社に貢献したいのかを明示するようにしましょう。

例えば、自らのスキルや経験を活かして新しいプロジェクトを推進する、特定の技術を用いて業務効率を向上させるなど、具体的なアクションを伴う文章が書ければ理想的と言えます。

③入社後に活躍してくれるか

企業は、志望動機を通じて、入社後に実際に活躍できる人材かどうかを見極めようとしています。

新卒者は実際の仕事経験が少ないため、自分の適性を正確に理解していないことが多く、結果として早期離職につながるケースもあるでしょう。

自分のスキルや経験、性格がその企業の仕事にどのように活かせるのか、どのような貢献ができるのかを明確に伝えることがおすすめです。

企業は、志望動機を通じて、応募者が自社の仕事に本当に向いているかを判断しようとしています。

【面接官に刺さる】魅力的な志望動機の書き方3ステップ

大量の志望動機を読む採用担当の方、または面接官にとって、要点を抑えた志望動機を書ける学生は魅力的に映ります。

魅力的な志望動機の書き方には大きく分けて3つのステップがあるので、参考にしてみてください。

①結論ファーストでPREP法を意識して書く

結論ファーストでPREP法を意識して書くことで、採用担当者も志望動機を理解しやすくなるでしょう。PREP法とは、以下の4つのステップから成るコミュニケーション手法です。

PREP法

  • P (Point): 主張や結論を最初に明確に述べる。
  • R (Reason): その結論や主張を支持する理由や論拠を示す。
  • E (Example): 具体的な例や事例を挙げて、理由や論拠を補強する。
  • P (Point): 最後に再び結論や主張を強調する。

採用担当の方は大量の志望動機を読むので、わかりやすく簡潔に内容が理解できる文章が好ましいです。

簡潔に結論を説明できる能力はどの業界でも重宝されるという点からも、望ましいと言えます。

冒頭部分に志望動機の結論がないと、主な動機が分からないまま前提やエピソードを読むことになり、読みにくさを感じることも多いですね。

基本的に、採用担当は多くの履歴書やESを読むため、なるべく短い時間で内容を理解する必要があります。PREP法を使うと読み手にもやさしい文章になりますよ。

②「自分」についてより具体的に書く

採用担当の方は毎日数多くの応募者の書類を目にします。その中で、企業の特徴や良さだけを並べた志望動機は一緒になりがちです。

他の学生と同じようなことを書いているとうまく差別化はできません。「この人は当社で本当に活躍できるのか?」という疑問を持ってしまいます。

したがって「自分」に焦点を当て、その個人の独自性や適性を強調しましょう

自らの経験やスキルを具体的に紹介しながら、どのように企業の業務や文化に合致しているのかを示すことが重要です。

とはいえ、やりすぎて志望動機ではなく自己PRになっている人もたまにいます。

自分の強みや能力を紹介するエピソードは概要だけに留めて、それがどれだけ志望企業とマッチしているか、マッチ度の高さを主張することを重視しましょう。

③企業の特徴を踏まえてどう活躍したいか書く

採用担当の方は志望者が自社においてどのように活躍できるかを重視しています。

企業の特徴、企業理念、業務内容などを具体的に踏まえ、どう活躍できるかを明確にしましょう

企業の理念や特色を引き合いに出すことで、企業でどう貢献したいと考えているのかが伝わりやすくなります。可能な限り面接前には企業の公式サイトなどを熟読してくださいね。

単に企業を賞賛するだけでなく、その中で自分がどのような役割を果たし、どのように成長・貢献していくのかのビジョンを採用担当の方に示せるので、高く評価される可能性が高まります。

志望動機のテンプレートを無料でプレゼント!

志望動機で言いたい内容が決まっていても、どういう構成や流れで書くのが正しいのか悩みますよね。そもそも志望動機で書く内容が決まらない方も多いはず。

そこでカリクルでは、志望動機を書くためのテンプレートを無料でプレゼントします!

何から始めればいいかわからず就活が不安な方、うまくエントリーシートが書けず一次選考で落ちてしまう方、ぜひこの志望動機のテンプレートを活用してください。

テンプレートには5つの質問があり、回答していくだけで、簡単に志望動機が完成します!テンプレートを使って自分の魅力を最大限引き出した志望動機を作りましょう!

この特典はパソコン・スマホにダウンロードして利用できますよ。さっそく以下のフォームから、特典をチェックしてみてくださいね。

志望動機で「魅力を感じた」と書く場合のコツ3つ

志望動機において、企業のどのような点に魅力を感じたかを書く場合のコツは大きく分けて3つあります。

それぞれのポイントを抑えている志望動機と、そうでないものではクオリティに大きく差があるので、一緒に確認していきましょう。

①できるだけ具体性を持たせる

志望動機を書く際の具体性は、採用担当の方にとって、志望者が真剣に企業をリサーチして、具体的なビジョンを持って応募しているかを見極める重要な指標となります。

抽象的、または一般的な志望動機はどの企業に対しても言える内容なので、その企業への適性を感じられず、自社に対しての情熱を感じられません。

具体的な製品やサービスについて言及することで、採用担当の方は志望者が真摯に企業に対して考え、志望していると感じられるので、積極的に言及しましょう。

他人に突然「あなたに魅力を感じた」と言われても、説得力には欠けますよね。

より具体的に、何がきっかけでその魅力を知ったのか、どこを魅力的に感じたのかを、エピソードや企業分析をもとに伝える必要があります。

②自己分析をして他の就活生と差別化する

志望動機作成の際、自己分析は極めて重要です。

自分の長所や短所、経験やスキル、価値観や今後のキャリアを明確にすれば他の就活生と明確な差別化を図れます。

徹底的に自己分析をすることで、自分自身がその企業でどのような価値を提供できるのかどのような役割を果たせるのかを具体的に示せるでしょう。

自己分析を行い、結果をもとに志望動機を作ることで、採用担当の方に対して納得感を与えるとともに、自分自身の魅力や強みを最大限にアピールできるようになります。

③業界・企業研究はしっかりとしておく

志望動機を伝える際、裏付けとなるのが業界・企業研究です。

企業が属する業界の動向、企業の歴史、業務内容、企業の強みや特色、そして最近のニュースや取り組みなどを深く理解することで、真剣に企業を志望していると認識してもらえます。

反対に、誤った情報を採用担当の方に伝えてしまうと、それだけで採用の可能性が大きく減少するだけでなく、その他の情報も信頼性を失ってしまう恐れがあるので、気をつけましょう。

業界・企業分析はマッチ度の高さを調べるのが目的でもあります。つまり「この業界・企業が気になるかも」という段階で始めるのがポイントです。

まずは自己分析をして自分の「就活の軸」を決めてから、気になる企業がその軸にマッチしているかを調べ、マッチ度が高いと分かったら志望動機に入れ込みましょう。

また、業界・企業分析のやり方についてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひこちらの記事を参考にしてくださいね。
企業研究のやり方を徹底解説!基本から差別化できるポイントまで紹介

【会社の魅力が伝わる】「魅力を感じた」と書く場合の例文4つ

さまざまなポイントを一緒に確認してきたところで、実際に例文を見ていきましょう。

また今回は例文だけでなく、実際に今も就活生を内定に導いている現役の就活アドバイザーが、4つの例文を徹底添削していきます!

企業に「魅力を感じたこと」を上手く伝えられているか自信がない人は、ぜひ読んでみてくださいね。

そもそも志望動機がうまく作れない……と悩む人は、以下の自動生成ツールでサクッと作ってしまいましょう。まずはとっかかりを掴むことが重要ですよ。

逆に、既に志望動機がある人には「赤ペンES」がオススメ!現役の就活のプロが、今回の添削例文よりもさらに詳細な解説付きで、あなたの志望動機を無料添削します。

また、赤ペンESという添削サービスが気になる人は、以下の記事も参考にしてみてください。サービス内容を詳しく説明していますよ。
無料のES添削サービス「赤ペンES」を本格解説!実際の活用レポも紹介

【例文①】商品・サービスに魅力を感じた

実際に商品・サービスに魅力を感じた場合の志望動機を実際に添削してみました。志望度が伝わるような伝え方を解説しているので、参考にしてくださいね。

商品・サービスに魅力を感じた

【結論】私は貴社の提供する介護用品・サービスに大きな魅力を感じており、利用者の日常を豊かにする力を感じており特に貴社製品が持つユーザーニーズを的確に捉えた特徴や、その製品がもたらすまた介護が必要な人だけでなく、健常者でも使えて生活を楽にできるよう設計された製品の数々に見られる社会的価値に、深い興味と共感を持っています。

添削コメント|初めの結論部分は具体性が不足していたため、志望企業の特徴(利用者の生活を豊かにすること)に言及し、より共感性を高めました。

【エピソード】私は大学で学んだ福祉介護に関する知識を活かしながら、貴社製品がよりお年寄りの日常生活に溶け込むことや、新しいアイディアを提案して製品のグレードアップに貢献する所存です。利用者が心から満足できる製品やサービスを提案することで、さらなる社会的価値の創出に貢献したいと考えています。

添削コメント|語調をより明確にし、「溶け込むこと」という抽象的な表現を「利用者が心から満足できる製品やサービス」と具体化しました。これにより、貢献のイメージがはっきりしました。

【エピソード詳細】大学では介護士の人手不足問題に取り組んでおり、地域で展開する介護施設へ貴社製品を取り入れてもらったところ、介護士の方が業務中に時間ができたり、体力疲労の軽減が成されたりしました。介護士の業務効率が向上し、体力的な負担も軽減されました。貴社製品の持つポテンシャルの大きさや、その解決策としての可能性を実感しました。

添削コメント|「時間ができたり」「成されたり」といった曖昧な表現を具体的な成果の言葉に置き換え、実績を説得力ある形に改善しました。

【入社後】貴社は製品の開発・販売を通じて介護業界の問題解決に貢献しており、ユーザーニーズを最優先にしたビジョンの実現に向けて、私も貢献に全力を尽くします新しい発想や提案で貴社の成長を支える存在を目指します。

添削コメント|単なる「全力を尽くします」ではなく、どのような貢献を具体的にするかを明示することで、主体性を強調しました。

【足りない部分】介護業界の志望動機に必要な「具体性」が不足していました。特に、企業の理念や製品特性への理解が浅く、志望動機としての説得力が弱かったです。

【添削内容】志望企業の製品の特性を冒頭で示したり、自分がどんな製品の製造を目指しているかを詳しく加えることで、志望企業の理解と熱意の両方を補強しました。

どう良くなったか?修正後は、介護業界で求められる利用者目線と社会課題への共感を具体的にアピールできる内容となりました。

【今回のチェックポイント】
・具体的な製品やサービスへの共感を示す
・自身の経験やスキルとの関連性を強調する
・志望企業を選んだ理由を組み込む

【例文②】企業理念・社風に魅力を感じた

実際に企業理念・社風に魅力を感じた場合の志望動機を実際に添削してみました。細かなところまで本気添削していますよ。

企業理念・社風に魅力を感じた

【結論】貴社の「ユーザー第一」の理念に深く共感し、その思いに引かれて、貴社への入社を強く志望しております。これを自らのキャリアを通じて実現したいと考え、貴社への入社を強く志望しております。

添削コメント|「キャリアを通じて理念を実現したい」という、計画性を交えた熱意を示すことで、自分の意思と行動力が明確になります。

【エピソード】大学でのマーケティング授業研究を通じて、製品を販売する企業にとって重要なのは、ユーザーのニーズを的確に捉えた製品の開発や、ニーズを汲み取った宣伝だと学びました。

添削コメント|「マーケティング授業」より「研究」の方が深い学びを伝えやすく、具体性と信頼感が向上します。

【エピソード詳細】私はその学びを活かし、ユーザーニーズを優先的に考えるマーケティングがしたいと考えております。私は研究の一環として、具体的な市場調査やユーザーニーズ分析を行い、ニーズに応じた戦略を提案する経験を積みました。この経験から、貴社でユーザー視点に基づくマーケティングに貢献できると考えております。

添削コメント|実績や経験を挙げることで、応募者の強みを具体的に伝えることができます。

【なぜその企業を選んだか】貴社での業務を通じて、私は企業理念を具現化した業務を行い貢献する所存です。ユーザーニーズに基づいた商品やサービスの企画・提案を行い、理念の具現化と新たな価値創出に貢献したいと考えております。

添削コメント|「企業理念を具現化した業務を行う」という抽象的な表現を具体化し、どんな活躍をしたいのか、行動ベースで示しています。これにより、キャリアプランが明確になり、熱意と貢献内容が企業にも伝わりやすくなりました。

【入社後】自らのスキルと経験を駆使し、貴社の更なる成長に寄与し、その理念を広めるお手伝いをすることを心から願っております。「ユーザー第一」の理念を体現しながら、貴社の更なる成長と社会的価値の創出に貢献したいと強く願っております。

添削コメント|社会的価値を強調し、企業への貢献度を印象づけます。また、ここでもう一度志望企業の企業理念を伝えることで、「企業理念に共感した」という志望動機を強調でき、企業側にも学生の主張が印象づけられます。

【足りない部分】具体的なエピソードや貢献内容のイメージが不足しており、強みが伝わりにくい状態でした。さらに、文章が全体的に抽象的で、企業が求める「強みを使って入社後にどう活躍できるのか」が理解しにくい点が課題でした。

【添削内容】具体例の欠如を補うため、大学での研究や市場調査などの具体的な経験を挿入しました。また、理念への共感をより行動につなげる表現に変更し、貢献内容や入社後の目標を明確化しました。

どう良くなったか?添削後の文章は、応募者の強みや貢献意欲が明確になりました。また、企業理念と応募者の経験を結びつけることで説得力が高まりました。

【今回のチェックポイント】
・具体的なエピソードで共感を示す
・企業研究を深め、独自の視点を持つ
・入社後の具体的な貢献を明示する

【例文③】仕事・業務内容に魅力を感じた

仕事・業務内容に魅力を感じた場合の志望動機を実際に添削してみました。大学での研究をわかりやすく伝えるためのポイントを消化しています。

仕事・業務内容に魅力を感じた

【結論】私が貴社を志望する大きな理由は、貴社が手がける仕事・業務内容に対する深い興味と魅力を感じているからです 最先端技術を用いて社会に価値を提供し続ける貴社の姿勢に共感したからです特に、貴社が先進的に取り組む生成AI活用プロジェクトや業務効率化の取り組みに感動し 貴社が生成AIを活用し、新たな価値を創出する取り組みに魅力を感じ、私もその一員として貢献したいと考えております。

添削コメント|「深い興味と魅力」という表現は抽象的で説得力に欠けるため、貴社の特徴や姿勢に焦点を当てた具体的な理由に変更しました。これにより、貴社に対する理解と共感を明確に示せます。

また、「感動し」という表現は感情的すぎるため、志望動機としての論理性が薄れる可能性があります。「魅力を感じ」とし、共感や志望の意図を具体的に伝える形にしました。

【エピソード】大学では先進技術に関する研究を行い、実際の職場での応用や企業が抱えるユーザーに対してどのように活かせるかを常に考えていました 生成AIの応用や、企業やユーザーに提供する価値を意識しながら取り組みました

【エピソード詳細】最近では生成AIであるchatGPTの利用者が増加していますが、大学の授業で行ったアンケート調査では、「chatGPTを使いこなせていない」と回答した人が過半数でした。この結果を受け、より日常に先進技術が溶け込めるような活かし方より多くの人々が先進技術を日常生活で活用できる仕組みを考えたいと思うようになりました

添削コメント|研究内容と生成AIに関する具体的なエピソードを簡潔に整理し、企業での貢献に結びつける形に修正しました。また、「溶け込めるような」という曖昧な表現を、具体的な成果を意識した内容に変更しました。

【入社後】貴社では、常に最先端技術を活用し、日常生活に先進技術が溶け込めるような提案をしたいです 社会やユーザーの課題を解決する新しい提案を実現したいです。さらに、新しい挑戦を恐れず、学び続ける姿勢で自己成長を追求し、企業発展に貢献したいと考えています。

添削コメント|「溶け込めるような提案」は曖昧で具体性に欠けるため、「課題解決」という明確な方向性を提示しました。これにより、入社後の貢献意欲がより伝わります。

【足りない部分】志望動機としての具体性が不足しており、企業の取り組みに対する理解や共感が曖昧でした。また、「感動」や「溶け込む」といった抽象的な表現が多く、説得力に欠けていました。

【添削内容】「感動し」を「魅力を感じ」に変更し、感情的表現を論理的に修正しました。「溶け込む」という表現を「課題を解決し価値を提供する」に変更し、目指す方向性を明確化しました。

どう良くなったか?文章全体が論理的かつ具体的になり企業の特徴に対する深い理解と共感が伝わる内容になりました。また、研究経験や提案力を企業での貢献に結びつけられています。

【今回のチェックポイント】
・企業独自の取り組みや強みを具体的に挙げる
・自身の経験やスキルと企業の業務内容を関連付ける
・入社後の具体的な貢献意欲を示す

【例文④】スキルを活かせる環境に魅力を感じた

スキルを活かせる環境に魅力を感じた場合の志望動機を実際に添削してみました。好印象を獲得するためのポイントやコツを伝授します。

スキルを活かせる環境に魅力を感じた

【結論】私が貴社を志望する理由は、私が大学で学んできた栄養研究の知識を最大限に活かせる環境が整っている点に魅力を感じているからです 大学で培った栄養学の知識を活かし、社会課題の解決に貢献できると考えたからです。

添削コメント|冗長な表現を削除し、簡潔で明確な理由にしました。これにより、読み手が動機を直感的に理解しやすくなりました。

【理由】特に、貴社が推進する高齢者の栄養バランスプロジェクトや、近隣小学校へ献立提供の取り組みに大変共感し「高齢者の栄養バランスプロジェクト」や「近隣小学校への献立提供」といった地域密着型の取り組みに感銘を受け、 貴社への入社を志望しております これらの取り組みに携わることで社会に貢献できると考え、入社を希望しております。

添削コメント|企業の具体的な取り組みを明示し、共感ポイントを強調することで、熱意とリサーチ力が伝わる内容にしました。

【エピソード具体例】大学時代、私は管理栄養の知識を学び管理栄養士の資格取得を目指しながら、栄養学を専門的に学びました。また、貴社のインターンシップを通じて実際に管理栄養の知識を活用した業務に関わる機会を得ました 栄養学の知識を地域の健康プロジェクトに活用する機会も得ました。
これらの経験を通じて、具体的なスキルや知識を身につけるとともに、それをどう活かすかを常に思考して行動することの重要さを学びました 知識を実務でどう活かすかを主体的に考える姿勢が身につきました。

添削コメント|実際の経験をより具体的に記述し、応募者が企業の求める人物像に合致していることを明確にしました。

【入社後】貴社の取り組みや栄養知識を広げるプロジェクトの詳細を知るにつれ私が持つ管理栄養の知識を活用して貴社の企業発展や抱える顧客に貢献したいと考えております 管理栄養士としての知識を活用し、地域の健康向上と貴社の事業発展に尽力したいと考えています。

添削コメント|未来志向の姿勢を示し、入社後の貢献意欲を具体的に記述しました。

【足りない部分】添削前の文章では、企業リサーチや具体的な共感ポイントがやや弱い印象を受けました。また、自身の強みと企業が求める人物像との接点が明確でなく、入社後の具体的な貢献イメージも不足していました。

【添削内容】結論部分では理由を簡潔に表現し、理由では企業の具体的な取り組みを強調しました。具体例では、自身の学びと企業の活動を結び付け、入社後は未来志向の貢献意欲を明確化しました。

どう良くなったか?志望動機が企業の取り組みへの具体的な共感や応募者の強みと結び付く形でより説得力を持つよう改善されました。また、簡潔な表現や未来志向の内容が加わりました。

【今回のチェックポイント】
・企業の具体的な取り組みとの関連性を示す
・自身の経験と企業の方向性の合致を示す
・入社後の具体的な貢献イメージを描く

志望動機で「魅力を感じた」と書く際の注意点

志望動機で「魅力を感じた」と書く際のポイントや例文について詳しく解説してきましたが、書く際の注意点ももちろんあります

上記の2点を抑えておけば、マイナスイメージを与えずに済みます。それでは1つずつ見ていきましょう。

①「魅力を感じた」は言い換えて使う

「魅力を感じた」という表現は、就職活動の際に多くの学生が使うフレーズなので、採用担当の方に抽象的で遠回りな印象を与えてしまいます。

志望動機において会社に感じた魅力を表現する際には、言い換えたり、より具体性を持たせることが重要です。以下は言い換えやより具体性を持たせた例です。

  • やりがい→「〇〇の業務には特別なやりがいを感じます。特に△△を達成した時の充実感が想像を超えています」
  • 嬉しい→「〇〇プロジェクトを知った際、その成果が社会にもたらす利益を考えると本当に嬉しく思います」
  • 挑戦→「私は新しい技術や方法に挑戦することに大きな興味を持っており、〇〇社の取り組みはその好奇心を満たすものであると感じています」
  • 貢献→「私がこれまで培ってきた経験やスキルで、〇〇社の□□部門に貢献できると強く信じています」

このように言い換えを行いながらも具体的な例やエピソードを組み込むことで、より説得力のある志望動機を作成できますよ。

企業が最も知りたいのは「一体どこに魅力を感じたのか」という部分なので、そこに焦点を当てて言い換えられるとバッチリですよ。

「魅力を感じた」の言い換え表現について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてくださいね。
志望動機で「魅力を感じた」は言い換え推奨!言い換え表現を紹介

②こそあど言葉は避ける

「こそあど言葉」とは、「この」「その」「あの」「どの」などを始めとする指示詞のことを指します。指し示す内容が具体的でない場合、何の話をしているのかわかりにくいのが問題点として挙げられます。

就活の志望動機の中で「この企業」「その取り組み」「あの部門」といった表現を使うと、何について言及しているのかが伝わりにくくなってしまうでしょう。

また、その志望動機が表面的であり、深い理解や調査がなされていない印象を与えることも多いです。

「〇〇社の△△プロジェクトが、持続可能性を追求する姿勢を明確に打ち出している点で魅力的だと感じています」など、具体的かつ説得力のある文章を書きましょう。

「魅力を感じた」は上から目線?言い換え表現を紹介

「魅力を感じた」という表現は、一歩間違えると上から目線に受け取られる可能性があります。

ここでは、そのリスクを避ける言い換え表現を詳しく見ていきましょう。

  1. 「成長できる」
  2. 「心を動かされた」
  3. 「貢献したい」
  4. 「実現できる」
  5. 「挑戦したい」
  6. 「ありがたい」
  7. 「うれしい」

①「成長できる」

「成長できる」という表現を使うことで、単なる興味や感想ではなく、自己成長への意欲と企業での将来性を示すことができます。

例えば「貴社の環境で自分の技術やスキルを磨き、成長できると強く感じました」のように、成長の具体的な方向性や期待を示すと、より説得力が高まります。

重要なのは成長したい理由と、その成長が企業にどのように貢献できるかを関連づけて説明することです。

自分の成長が企業の発展にもつながるという相互発展的な視点を示すことで、採用担当者により強い印象を与えられます。

②「心を動かされた」

「心を動かされた」は、企業や仕事に対する深い共感や感動を伝える表現として効果的で、「魅力を感じた」よりも、感情的な繋がりや熱意を示せる言葉です。

例えば、企業の社会貢献活動や革新的な取り組みに触れ、その理念や姿勢に心を動かされたことを具体的に語ることで、採用担当者に強い印象を与えられます。

自分の価値観や経験と結びつけて、なぜその企業に心を動かされたのかを丁寧に説明することが欠かせません。

抽象的な表現を避け、具体的なエピソードや感動のポイントを明確に伝えることで、より説得力のある志望動機を作成できるでしょう。

③「貢献したい」

志望動機で「貢献したい」を使う際は、具体的な自分の強みや企業への理解を示しましょう。

企業に対する熱意を伝えるためには、自身のスキルや経験が企業にどのように役立つかを明確に説明する必要があります。

例えば、学生時代に培った分析力や専門知識を具体的に示し、それが企業の課題解決にどう貢献できるかを伝えましょう。

また、企業の事業内容や将来ビジョンを深く理解し、自分の目標とどのようにリンクするかを説明することもおすすめです。

④「実現できる」

「実現できる」も、具体的な行動と目標への意欲を示す強力な言い換え表現で、この表現を使うことで、企業の事業や理念と自分の将来像が合致していることを示せます。

例えば、「貴社の事業モデルで自分の専門性を最大限に発揮できる」「この環境だからこそ、自分の成長目標を実現できる」といった文脈で使うと、より説得力のある志望動機になります。

このように、その企業だからこそ自分のキャリアビジョンが実現できると伝えることが欠かせません。

⑤「挑戦したい」

「挑戦したい」も、「魅力を感じた」を言い換える効果的な表現の一つです。

この表現を使うことで、単なる受け身的な印象から脱却し、企業に対する積極的な意欲を示すことができます。

例えば、「御社の革新的な事業モデルに挑戦したい」と述べることで、自分が新しい領域に果敢に取り組む姿勢を伝えられます。

「挑戦したい」は、好奇心と学習意欲、そして成長への強い意志を同時に表現できる言葉であり、採用担当者に前向きな印象を与えることができます。

⑥「ありがたい」

志望動機で「ありがたい」という表現は、企業に対する謙虚な気持ちを示すことができる言葉です。

感謝の気持ちを伝えるだけでなく、その企業の価値や自分の成長への期待を込めて使うことが重要です。

例えば、「貴社の事業モデルにありがたさを感じ、自分の専門性を活かせる環境に感動しました」のように、具体的な理由と結びつけましょう。

ただし、使いすぎると謙遜しすぎているように感じられる可能性があるため、バランスよく使うことがポイントです。

⑦「うれしい」

「うれしい」は、感情的で率直な表現を使うことで、志望動機に温かみと誠実さを加えることができます。

例えば、「貴社の取り組みを知り、心から嬉しく思います」のように、企業の特徴や理念に対する純粋な喜びを伝えられます。。

また、「うれしい」は素直な感情表現であり、採用担当者に好印象を与える可能性が高い言葉です。

企業への敬意と、その企業で働きたいという強い意欲を伝えるのに適した表現と言えるでしょう。

志望動機では具体性があれば魅力を感じたと書くのはOK!

今回は志望動機を作成するにあたり、企業に感じた魅力を盛り込む際のポイントを解説してきました。

曖昧な書き方はマイナスイメージとなり得ますが、魅力を感じたポイントを具体的に書ければ他の学生に差を付けられますよ。ぜひ本記事を参考に、質の高い志望動機を作成してくださいね。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

まずはカリクル公式LINEを友だち追加!

無料スーツレンタルはこちら