2030年には、IT人材は約79万人不足すると言われているIT業界。深刻な人手不足が将来の課題としてあるなか、未経験の方の採用が増加してきています。
文系で未経験だけど、IT業界で働きたいという学生は増加傾向です。しかし、IT業界の志望動機の書き方がわからない方も多いですよね。
そこで本記事は、IT業界の志望動機の書き方や市場動向、書く時の注意点などを紹介します。ぜひ参考にして見てください。
キャリアアドバイザー 久保
東証プライム上場通信事業会社で営業マネージャーを経験し、新規事業3つの立ち上げにかかわる。 営業マネージャや立ち上げの実績を持ちながら、株式会社C-mindには2023年に中途入社し、現在はキャリアアドバイザーのチーム運営と多くの就活生のサポートを担当。 自身が転職やキャリアアップをした経験から、内定だけではなく、入社後も徹底的に寄り添い企業を紹介している。 専門業界:IT、人材、広告
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まずは確認!IT業界には4種の細かい業界区分がある
IT業界は、ハードウェア業界、ソフトウェア業界、情報処理システム業界、インターネット・WEB業界の4つの業界から成り立っています。
ハードウェア業界は、コンピュータやネットワーク機器などの物理的な部分を開発・製造する業界です。また、ソフトウェア業界は、コンピュータプログラムやアプリケーションを開発を主に行っています。情報処理システム業界は、企業や組織の情報処理を支援するシステムを開発・運用する業界です。
そして、インターネット・WEB業界は、インターネットやウェブサイトの開発・運営を行う業務がメインです。IT業界は、情報技術の進化に伴い急速に成長しており、私たちの生活やビジネスに欠かせない存在となっています。
「IT」と一言でいっても幅広い分野がありますので、自分がどの業界に興味があるか、業界研究を行ってしっかり確認してみてくださいね。
IT業界の志望動機を作るために重要な3つの準備

ここからは、IT業界の志望動機の作り方を解説します。志望動機作成のために何をすれば良いのかを中心に解説していくので、例文を参考に志望動機を作成したい方は先にそちらを見てくださいね。
①業界研究・企業研究を行う
業界研究や企業研究では、対象の業界が具体的に何をしているのかを把握することが重要です。具体的な業務内容や製品・サービスの提供内容、市場動向などを調査し、基本的な質問に答えられるようにする必要があります。
例えば、IT業界ではハードウェアやソフトウェアの開発・製造、情報処理システムの構築・運用、インターネットやウェブサイトの開発・運営などの業務が多くあります。
業界の特徴や競争状況、技術の進化なども把握し、自身の志望動機やキャリアプランを具体化するための基礎知識を身につけましょう。
IT業界は専門用語が多いため、業界研究の中でその知識も身につけていきましょう!
②何故その企業なのかを考える
重要なポイントは、その企業独自の差別化された点を考えることです。他社と同じ点があっても構いません。総合的に比較した場合、その企業を良いと論理的に判断できる理由が重要です。
その中に、自身の経験や志向性を織り交ぜて志望動機を考えることでより説得力が増しますよ。
他社と差別化している点が見つからないという方は、学生向けの採用HPではなく、その企業の顧客向けのHPから情報を収集して見てください。
その企業の社長や人事のSNSアカウントがあったら、そこから社風や事業内容などの情報収集をしてみるのもおすすめですよ。
③自分がどのように活躍できるかを考える
志望動機の最後を締めくくる文章は、入社後の未来について想像させるような文言にしましょう。その企業で何をしたいのか、何を成し遂げたいのかをイメージしてもみると書きやすいです。しかし、あまりにも非現実的なことは避けましょう。
これまでの内容がいくら信憑性の高いものでも一気に信頼性を失います。活躍する意思や貢献思考が垣間見える文章にするのがベターです。
以下の記事では志望動機の作り方を3ステップで解説しています。IT業界以外の志望動機も作りたい場合は、ぜひ読んでみてくださいね。
IT業界の市場動向を確認しよう

IT業界は変化がとても大きい業界です。志望動機を提出するころには、以前と変わっている部分がたくさんあるため、IT業界に志望する場合は、最低限自分の受ける企業に関しては、常に最新の情報にアップデートしましょう。
- IT業界の現状と将来性
- IT業界の課題点
①IT業界の現状と将来性|市場は拡大傾向で好調
まず、IT業界の市場はとても拡大しています。コロナ禍でインターネット利用者が急増し、リモートワークも当たり前になった企業も多いです。そのため、IT技術が以前よりも身近になったと言えます。
将来は、AIなどが発達し、それにより新しく生まれた事業等から連鎖的に新しいサービスが生まれてくる可能性が高いです。
全国にIT企業はたくさんあるため、その中でもトップを走っている企業はどんなことをしているのかして多くと面接にも有効です。
将来性の高い業界でキャリアアップしたい方には、IT業界はおすすめですよ!
②IT業界の課題点|人材不足が深刻な売り手市場
IT業界で今後もっとも重要になってくる課題が、IT人材の不足です。2030年にはエンジニアは約79万人足りなくなると言われています。
最近では、ITエンジニアの新卒採用に力を入れていたり、文系未経験の学生でも教育体制を十分に整え、受け入れている企業も増えてきています。
海外では、小中学校の教育カリキュラムにITの分野を取り入れていますが、日本ではまだまだ進んでいません。その分、市場価値も高いポジションになっています。
ITエンジニアは人材不足なため、文系でもなれることは可能です。文系学生の方でエンジニアに少しでも興味があったらエントリーしてみましょう。
IT業界の志望動機を書く時の3つの注意点

志望動機の作り方を解説してきましたが、ここからは注意すべき点を解説します。志望動機は企業の採用担当の方が見るので、分かりやすさや論理的に書くことを意識しつつ、以下の注意点も頭に入れて書いてみてくださいね。
- 抽象的で分かりにくい
- 他の業界でも叶えられることである
- 非常識的な志望動機である
- 給与や福利厚生など待遇ばかりに言及している
①抽象的で分かりにくい
志望動機が抽象的で分かりにくい場合、具体的な経験や具体例を挙げて説明することで、その背後にある思考や価値観を明確に示すのがおすすめです。
例えば、特定のプロジェクトや課題に取り組んでいる経験を通じて、問題解決の楽しさや技術の力を実感しました。
その経験から、IT業界でのキャリアを通じて、現実の課題にアプローチし、人々の生活を向上させる使命感を強く感じています。
このような具体的な事例やエピソードを交えつつ、なぜその志望動機を持つのかを読み手に分かりやすく伝えることが大切です。
ITで効率的に業務を進められた経験などがあったら、志望動機に説得力を持たせられますよ!
②他の業界でも叶えられることである
志望動機が他の業界でも叶えられる点に注意する際、特有の専門性やITの強みを強調することが重要です。
物づくりはメーカーでも行えますが、ITではデジタルプロトタイピングやIoTを通じて新たな価値を生み出せます。
人の悩み解決はコンサルや人材業でも可能ですが、IT業界ではデジタルツールやAIを駆使し、効率的で革新的な解決策を提供できる点が特徴です。IT業界の特徴を踏まえながら、他業界との差別化を行いましょう。
ITだけでなく、他の業界の理解も深めたうえで「志望業界・企業だからこそ」という唯一性を志望動機に盛り込みましょう。
③非常識的な志望動機である
最後は、志望動機が非常識であることに注意が必要です。IT業界では叶えられないことや現実的でない目標を志望動機に含めることは避ける必要があります。
例えば、科学的に実現が難しいことや個人の特異な野望を述べるのは避けましょう。その代わりに業界内で実現可能な目標とその企業への貢献を重視するべきです。
志望動機は現実的で具体的な要素を含み、自身のスキルや価値観がどのように活かされ、業界に貢献するかを志望動機に盛り込んでみましょう。
④給与や福利厚生など待遇ばかりに言及している
IT業界は他の業界と比較して平均年収が高く、福利厚生も充実している企業が多いため、待遇面を志望理由の判断材料にすること自体は決して間違いではありません。
しかし、「福利厚生が充実しているので安心して働けます」「他社と比べて初任給が高いので志望しました」といった待遇面だけを強調した志望動機は、企業に対して良い印象を与えないでしょう。
企業が求めているのは、仕事への意欲が高く、将来的に活躍が期待できる人材です。
もし待遇面について触れる場合は、「充実した環境で自己の成長を実現し、企業の発展に貢献したい」といった形で、自身の意欲や将来のビジョンと結びつけて表現してください。
IT業界の志望動機を簡単に作りたい人へ!テンプレを使おう
IT業界の志望動機を作るには、業界への理解が必要不可欠です。そこでここまでは、ITの4つの業界や市場動向などについて説明してきました。
また、IT業界の志望動機を作るときには以下の4つのポイントにも注目したいところですね。
①業界・企業研究が重要 ②具体例を挙げて自分の価値観を示すことが大事 ③IT業界特有のメリットや強みを強調する ④IT業界では実現が難しいことを志望理由にしない |
とは言っても、自分の価値観そのものがよくわかっていない人や、業界特有のメリットなんて深く考えたこともない……という人も多いですよね。
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IT業界の志望動機の書き方と盛り込むべき5つの内容
IT業界での志望動機は、採用担当者があなたの熱意や適性を判断するための重要な要素です。
ここでは、説得力のある志望動機を作成するために押さえておくべき5つのポイントをご紹介します。
- なぜIT業界を選んだのか
- 応募先企業の志望理由
- 興味を持った理由・具体的なエピソード
- 自分自身の強み・学習意欲
- 入社後のビジョン・目標
①なぜIT業界を選んだのか
IT業界の志望動機を作成するときは、具体的で説得力のある内容にすることが重要です。
単に「将来性がある」「給与が高い」といった一般的な理由では、面接官に熱意が伝わりません。
IT業界ならではの魅力を伝えましょう。例えば「技術を通じて多くの人々の生活を便利にできる」「システム開発で社会課題を解決できる」「新しい価値を創造できる」といった理由が効果的です。
また、IT業界に興味を持ったきっかけとして、日常生活でのデジタルサービスとの関わりや、プログラミングの学習経験などがあれば、それらも盛り込むと良いでしょう。
②応募先企業の志望理由
応募先企業の志望理由では、企業の強みや事業形態などの特徴を調べ、競合他社と差別化しながら理由を伝えることが重要です。
例えば、富士通であればITサービス分野で国内第1位、世界でも第10位の売上高を誇り、大規模で先進的なシステムを構築してきた技術力と実績が大きな強みになるでしょう。
志望企業の強みを理解し、その企業でなくてはならない理由を具体的に説明することで、志望度の高さや企業の理解度を示すことができます。
特に、企業の理念や価値観に共感できる点、事業内容や取り組みに魅力を感じる点などを明確に伝えることが大切です。
③興味を持った理由・具体的なエピソード
IT業界への興味を持ったきっかけや具体的なエピソードを記載することは、志望動機の説得力を高める重要な要素です。
例えば、大学時代にプログラミングサークルで活動した経験や、アルバイト先でシステム導入により業務効率が改善された体験など、自身の実体験に基づいたエピソードを盛り込みましょう。
SNSやスマートフォンアプリの利用を通じてITの可能性に魅了された経験や、身近な課題をITで解決したいと考えるようになったきっかけなども効果的です。
ただし、「将来性がある」「給与が高い」といった一般的な理由は避け、自分ならではの具体的なエピソードを通じて、IT業界で働きたいという熱意が伝わるように記載してください。
④自分自身の強み・学習意欲
IT業界への就職では、自身の強みと学習意欲を明確に示すことが重要です。
強みについては、論理的思考力やコミュニケーション能力、問題解決能力など、エンジニアや営業として活かせるポータブルスキルを具体的なエピソードと共に記載します。
例えば、「学生時代のプロジェクトでチームリーダーとして課題解決に取り組んだ経験」などです。
学習意欲については、独学でのプログラミング学習やIT資格の取得状況、開発したアプリケーションの実績など、具体的な行動を示すのが効果的でしょう。
⑤入社後のビジョン・目標
入社後のビジョン・目標は、単なる抽象的な夢物語ではなく、具体的な成長計画として示しましょう。
まずは入社1年目で基礎的な技術スキルを習得し、3年後にはプロジェクトリーダーとして小規模案件を任せてもらえるレベルを目指すなど、段階的な目標設定が効果的です。
また、「顧客の業務効率を改善するシステムを開発したい」「新しい技術を活用して社会課題の解決に貢献したい」など、IT技術を通じて実現したい具体的な価値も盛り込んでください
ビジョンを語る際は、自己成長だけでなく、会社や社会への貢献も意識して表現すると、より説得力のある志望動機となります。
IT業界の志望動機例文8選

ここからは、細かく業界を分け、IT業界の志望動機の例文を紹介しますので、ぜひ参考にして見てくださいね。
- 【ハードウェア業界①】電子機器などを扱った仕事をしたい
- 【ハードウェア業界②】専門性の高い仕事をしたい
- 【ソフトウェア業界①】システム構築をしたい
- 【ソフトウェア業界②】物事の仕組みを改善するソフトを作成したい
- 【情報処理業界①】顧客の問題を解決したい
- 【情報処理業界②】大きなプロジェクトに参加したい
- 【WEB・インターネット業界①】新しい業界に挑戦したい
- 【WEB・インターネット業界②】SNSやインターネットで多様な社会を作りたい
自分の興味のある分野の例文は、ぜひチェックして参考にしてみてくださいね。
【ハードウェア業界①】電子機器などを扱った仕事をしたい
私は電子機器の進化の魅力に惹かれ、IT業界での活躍を目標としています。現代社会において、テクノロジーの発展は欠かせぬものとなっており、私も未来のデバイスやシステムの発展に貢献したいと考えています。 電子機器に関する研究経験はありませんが、初めての分野に挑戦する意欲は誰よりも強いと考えています。大学のサークル活動の際、発生したトラブルに対し、メンバーと協力して解決策を見出す過程で、私は柔軟性と問題解決能力を身につけました。この経験から、電子機器の分野での挑戦に対しても臆することなく、新たなアイディアや技術の導入に果敢に取り組む覚悟ができました。 IT業界では、技術の変化に迅速に対応する力が不可欠です。私はこれまで培った柔軟性や学習意欲を持っており、変化の激しい環境においても前向きな姿勢を維持できる自信があります。また、日本のテクノロジー産業の国際競争力向上に向けて、自身のスキルを高めることで貢献したいと考えています。 貴社では、先端技術の研究や開発において、私の柔軟性や問題解決能力が生かせると確信しています。技術の未来に挑戦し、常に新しい可能性を追求する姿勢で、IT業界の発展に貢献できる存在となりたいです。 |
最初に紹介する例文は、テクノロジー分野に興味を持ったなかで、変化に対応できる強みをアピールしている例文です。
【ハードウェア業界②】専門性の高い仕事をしたい
私は、ハードウェア業界において専門性の高い仕事に携わりたいと考えております。高度な専門知識と技術を身につけ、新しいデバイスやシステムの開発を通じて、社会に新たな価値を提供したいと考えています。 私は大学で電気工学を学んでおり、研究室ではチームで協力して組み込みシステムについての研究を進めました。研究を進める途中課題に何度も直面しましたが、チームメンバーとのコミュニケーションを活発にし、努力を怠らなかった結果、学会発表も成功し、今後の就職活動でも電気工学を活かした業界に進みたいと考えるようになりました。 私はその中で培った柔軟性と問題解決能力を武器に、変革の中で貴社に貢献したいと考えています。また、ハードウェアの分野は協力と連携が欠かせません。チームとの協力を大切にし、革新的なソリューションを生み出すことで、業界全体の発展に寄与したいと思っています。 貴社での活動を通じ、ハードウェア分野での専門性を深め、未来のテクノロジーに貢献するプロフェッショナルとして成長していきたいです。技術の礎を築く一翼を担い、共に発展していくことを心から期待しています。 |
こちらの例文では、ハードウェア業界の特徴を捉えたうえで、専門性を身に着けたい意思をアピールしています。
【ソフトウェア業界①】システム構築をしたい
システム構築に心惹かれる理由は、技術の力で現実の課題を解決したいからです。複雑な問題を分析し、要件を理解し、効率的で信頼性の高いシステムをデザインすることにやりがいを感じています。ユーザー体験の向上やビジネスプロセスの最適化を実現し、革新的なテクノロジーを活用して未来志向のソリューションを提供したいです。 私は大学でコンピューターサイエンスを学んでおり、チームを組んでシステム構築に挑戦した経験があります。その際に、協力してシステム構築することへの達成感と面白さを感じました。この経験から、周囲と協力しながら優れたシステムを作り出す仕事がしたいと考えました。 貴社での継続的な学習と成長を通じて、業界の最新動向に対応し、価値あるソフトウェアを届けていきたいと考えております。技術の進化に敏感であり、ユーザーと企業の課題に対して創造的な解決策を提供し、貴社のシステム構築へ貢献したいと思っています。 |
システム構築を通して、問題解決に関わりたいという意思をアピールしている例文です。
【ソフトウェア業界②】物事の仕組みを改善するソフトを作成したい
私は、物事の仕組みを改善するソフトウェア作成に貢献したいと考えております。そう考えた理由は、強みである課題を分析し適切な解決策を考えることが活かせると考えたためです。データ分析や自動化を活用して、手作業の負担を削減し、戦略的な判断を支援するソフトウェアを開発することで、組織や個人の成果を最大化できると信じています。 私はソフトウェア作成に関しては未経験ですが、初めての領域でも課題を解決しながら自己成長できる自信があります。飲食店のアルバイト経験を通じて、課題発見とその解決策を考える力が身につきました。 初めてのアルバイトだったためお客様に失礼な対応をしてしまったり、仲間たちに迷惑をかけたりしてしまいましたが、課題分析と解決策探しを怠らなかった結果、1年足らずでバイトリーダーに昇格することができました。この経験から、初めての領域でも課題分析と解決策探しを徹底し、自己成長を促す力を身につけたためソフトウェア作成にも活かしたいと考えております。 私はスキルを活かしながら貴社での活動を通じ、常に技術の進化に敏感でありたいと考えています。新たなチャレンジに積極的に取り組み、革新的なアイデアを形にして、社会全体に良い変化をもたらす存在となりたい、という強い意欲を持っています。 |
課題解決に興味を持っていて、かつ得意であることをアピールしつつ、企業の特徴も捉えている例文です。
【情報処理業界①】顧客の問題を解決したい
私が情報処理業界で働きたいと思う理由は、顧客の問題を解決し、価値あるソリューションを提供することにやりがいを感じているからです。現代社会では、情報技術があらゆる業界や日常生活に浸透しており、その中で生じるさまざまな課題を解決することが求められています。 私がそう考えたきっかけは、通信機器販売の営業を行う長期インターンシップ経験です。様々な要望を持ったお客様に対して、適切な契約プランを考え、時には上司に掛け合って特別なプランを提示するなど、お客様の課題を解決できるソリューション提供に大きなやりがいを感じました。 貴社での活動を通じ、さらに私の技術力を活かし、様々なアプローチで効率改善や利便性向上を実現したいと考えています。また、自らのスキル向上と業界のトレンドに敏感でありながら、信頼性の高いソリューションを提供し、顧客の信頼を築くことが私の目標です。 |
技術力があることを強みにし、具体的に企業でどう活躍しているかを述べています。ビジョンまで紹介しているのも、未来を見据えて就活をしているポイントになるでしょう。
【情報処理業界②】大きなプロジェクトに参加したい
大規模なプロジェクトに参加したいと思う理由は、その挑戦と成長の機会を求めているからです。 大きなプロジェクトでは、多様な専門知識やスキルが必要とされ、複雑な問題に立ち向かうことが求められると思います。しかし、大きなプロジェクトを通じて挑戦と成長を促し、より貴社に貢献できる人材を目指しています。 御社での活動を通じ、私のスキルを活かし、計画、設計、実装、テストなどの各段階でチームに貢献し、プロジェクト全体の成功に寄与したいです。 大規模なプロジェクトでは新たな技術やツールの導入も行われることが多く、常に最新のトレンドに敏感でありながら経験を通じて成長し、スキルを向上させたいです。大きなプロジェクトはチャンスと挑戦が溢れており、その中で自身の力を試し、新たな高みを目指したいという思いから、積極的に参加したいと考えています。 |
IT業界に就職し、チームとして働く中で活躍できる部分を具体的にアピールしています。活かせるスキルも明確で、面接官に分かりやすく伝わるでしょう。
【WEB・インターネット業界①】新しい業界に挑戦したい
私は、新しいWEB・インターネット業界へ挑戦したいです。テクノロジーの進化により、人々の生活やビジネスは大きく変わっており、その中で価値を提供し、インパクトを与えることに魅力を感じています。デジタル領域は無限の可能性を秘めており、新しいアイデアやソリューションを通じて社会をより良くするチャンスが多くなると考えております。 私が新しいWEB・インターネット業界への興味を示したのは、IT企業での長期インターンシップ経験がきっかけです。私はメディア運用に関わっており、ユーザーが楽しめるようなメディアのデザイン、情報を作成することに大きなやりがいを感じました。 貴社での活動を通じ、私の柔軟性と向上心を生かし、デザイン、開発など様々な分野でチームと協力して貢献したいと考えています。また、常に学習と変化に開かれ、最新の技術やトレンドを取り入れながら、創造的なアイデアを具現化していくことで、自身の成長と業界の発展に貢献したいと考えています。 |
この例文では、WEB業界に特化した知識を持っていることをアピールしています。また自身と企業双方の観点からの見解も述べられているので、考え方が伝わるでしょう。
【WEB・インターネット業界②】SNSやインターネットで多様な社会を作りたい
SNSやインターネットは、世界中の人々がつながり、情報を共有し、異なるバックグラウンドや文化を理解する場を提供する素晴らしいものだと考えております。私はSNSやインターネットを活用し、多様性を尊重し、包括的な社会を築いていきたいです。 そう考えたきっかけは、大学でのサークル活動で、異なる文化をテーマにしたイベントの企画を手がけたことです。トラブルが発生した際に、強みである柔軟性とコミュニケーション力を発揮し、円滑な解決に貢献しました。この経験から、個々の声を拡散し、マイノリティの意見や視点を尊重するSNS・インターネットのプラットフォームを作ることが社会変化を促進する手段となると考えております。 貴社での活動を通じ、私の強みである柔軟性とコミュニケーション力を活かして、SNS・インターネット業界での健全なコミュニケーションの強化に注力したいと考えています。技術の進歩を通じて人々が互いに理解し合い、共に成長する場を提供し、協力する文化を育むことが私の目標です。 デジタルの力で社会にポジティブな変化をもたらすことで、多様な価値観を尊重し、共に進化する未来を築いていきたいと考えています。 |
現代の課題でもある「多様性」に対する見解を述べ、インターネット業界に就職してどのような社会を目指したいのかをアピールしています。目指す社会までの流れが具体的で分かりやすいのがポイントです。
文系の新卒未経験でもIT業界に就職できるのか

文系の出身者でもIT業界への就職は可能です。重要なのは、根拠のある志望動機とその企業への熱意になります。文系の分析力やコミュニケーションスキルを活かし、技術との橋渡しを担うなど、重要な価値を提供が可能です。
最初は大きな業務を任されることは少ないかもしれません。しかし、適切なトレーニングと学習を通じて技術スキルを磨いていくことで、将来の選択肢は大きくなります。企業選びは慎重になりつつ、実務経験をしっかり学べる企業を選びましょう。
文系未経験でIT業界の就職を考える際は、教育制度が整っているかどうかもよく確かめておきましょう。
IT業界の志望動機を例文を参考に考えよう
IT業界はとても専門性が高いです。そのため志望理由でもかなり専門的な志望理由や興味・関心が求められます。未経験の場合は、どんなことでも学習する意欲を見せることも大事になるでしょう。例文を参考に、魅力的な志望動機をぜひ作って見てくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。