OB・OG訪問は民間企業の印象が強く、公務員志望者はあまりしないイメージをお持ちの人も多いでしょう。しかし公務員志望者にとってもOB訪問は大切な活動です。公務員志望でOB訪問を行う人は少ないため、ライバルと差をつける効果も期待できます。
今回は公務員志望のOB訪問について、実施するメリットやポイントを詳しく解説します。
公務員の就活はこの5つにお任せ!
- 1リクルートスーツレンタル|無料
- 就活が終わるまで無料レンタル可能
- 2面接質問集100選|400社の質問を分析
- LINE登録で事前に質問をチェック!
- 3志望動機テンプレシート|時間短縮
- 5STEPで志望動機が完成!
- 4志望動機を添削|無料でES添削
- LINEで完結!添削で「通る」ESに
公務員志望もOB訪問は必要!

公務員志望者でOB訪問を行う人はそれほど多くありません。そもそも公務員は説明会の回数も少なく、情報収集の機会が限られています。
また公務員は試験対策の重要性が高いため、OB訪問を含め情報収集のための活動はあまり行わない人が多い傾向です。
しかし、公務員・民間企業関係なく、希望する仕事への理解は大切です。そしてOB訪問は仕事に対する理解を深める上で絶好の機会といえます。
また、公務員でOB訪問をやっている人は少ないため、ライバルと差をつける効果も期待できます。したがって公務員志望者にとっても、OB訪問は必要な活動です。
公務員にOB訪問するメリット3つ

公務員にOB訪問するメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- 生の情報が得られる
- 公務員試験に活かせる
- 就職後のギャップが少なくなる
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
①生の情報が得られる
OB訪問の大きなメリットは、実際に働く人の話を聞いて生の情報を得られる点です。
働く人の話を見聞きする機会としては、説明会やネットのインタビュー記事も挙げられます。しかし、これらの機会のみでは一般的な情報しか得られず、他の就活生と差がつきません。
OB訪問は基本的に1対1で行うため、より深い話がしやすいです。大学のOBであり出身校という共通点があるため親近感を得やすく、近い距離で話せる点もメリットといえます。
実際に働く人の話を近い距離で聞けるのは、OB訪問ならではといえるでしょう。
②公務員試験に活かせる
公務員の大きな特徴として、試験に突破しなければ就職できない点が挙げられます。試験形式は公務の種類や自治体によって違いがありますが、いずれにせよ試験が行われる点は公務員全体で共通する要素です。
公務員のOB訪問では公務員の仕事についてだけでなく、公務員試験の話も聞けます。実際に試験を受けた人に詳しい話を聞けば、試験対策や心構えについて情報を得られるでしょう。
公務員試験に活かせる情報を得られる点も、公務員志望者がOB訪問を行うメリットの1つです。
③就職後のギャップが少なくなる
OB訪問を行い実際に働く人の話を聞けば、公務員の仕事についてより細かな情報を得られます。そして、情報が多くなるほど実際に仕事をする時のイメージがしやすくなります。
就職前と就職後のギャップが大きく、悩みを抱えてしまう人は少なくありません。しかし説明会やイベント、ネットで得られる情報だけでは、どうしても就職後のイメージはしにくいのが事実です。
OB訪問で公務員として働く人に詳しく話を聞けば、就職後のイメージをしやすくなり、ギャップを小さくできるでしょう。
OB訪問する前にやっておくべきこと

OB訪問で大きな成果を得るためには事前準備が非常に大切です。OB訪問の前にやっておくべきこととして、以下の2つが挙げられます。
- 情報収集は事前に行っておく
- 聞きたいことを明確にしておく
それぞれ事前にやるべき理由や具体的な方法について詳しく解説します。
①情報収集は事前に行っておく
OB訪問の機会を最大限に活用するため、仕事や働き方について事前に情報収集を行いましょう。
公務員に限らず、SNSやネットで調べれば簡単に出てくる情報も多くあります。OB訪問の限られた時間の中で、調べれば出てくる情報を質問するのは非常に勿体無いといえます。
OB訪問の前に情報収集を行い、不明点や疑問はなるべく解消しておくのが理想です。OB訪問当日は情報を得るのが難しく、OB訪問の機会でしか聞けない質問をしましょう。
②聞きたいことを明確にしておく
OB訪問で聞きたいことを明確にしておくのも大切です。OB訪問の限られた時間を最大限に活かすためだけでなく、OBの方へのマナーとしても押さえる必要があります。
OBの方は、OB訪問のためにわざわざ時間を作ってくれています。それにも関わらず質問を明確にしておかないのは、準備不足として失礼な行為です。
OB訪問に協力してくれる方への最低限のマナーとしても、OB訪問で聞きたいことは明確にしておきましょう。
公務員にOB訪問した際にすべき質問7つ

OB訪問は現場で働く人に質問できる貴重な機会です。公務員にOB訪問した際、以下7つの質問は必ずするべきといえるでしょう。
- 民間ではなく公務員を志望した理由
- 公務員の仕事のやりがい
- 数ある公務から現在の職種を選んだ理由
- 公務員で活躍する人の特徴
- 公務員に向いている人の特徴
- 働き方のメリット・デメリット
- 就職前と後のギャップ
それぞれ質問するべき理由や、聞き方の注意点について解説します。
①民間ではなく公務員を志望した理由
公務員のOB訪問で必ず聞くべき質問の1つが、民間企業ではなく公務員を志望した理由です。
「なぜ民間企業ではなく公務員志望なのか」は、公務員の面接で多く聞かれる質問として挙げられます。そのため、志望動機に関する質問の対策は欠かせません。
もちろん、面接では自分の志望動機について答える必要があります。しかし他者の志望動機は、面接での答え方を考える上で参考になる材料の1つです。
民間ではなく公務員を志望した理由、そして面接での答え方について質問しましょう。
②公務員の仕事のやりがい
公務員の仕事のやりがいも、公務員のOB訪問で聞くべき質問です。
仕事のやりがいに関する質問をすれば、以下の効果が期待できます。
- 仕事に対する理解が深まり、就職後のイメージがしやすくなる
- 面接で「公務員を志望する理由」「公務員が魅力的と思える理由」を話しやすくなる
- 公務員に対して好印象を持つ理由が増え、公務員を目指す上でのモチベーションが上がる
仕事のやりがいは説明会やネットでは得にくい情報です。OB訪問で忘れずに聞きましょう。
③数ある公務から現在の職種を選んだ理由
「民間ではなく公務員を志望した理由」と同じく、志望動機に関する質問です。
一口に公務といっても、職種によって役割や仕事内容は大きく異なります。そのため民間ではなく公務員を志望した理由とあわせて、職種選びの理由も聞かれやすいです。
また、現在の職種を選んだ理由に対する答えを通じて、その職種ならではの特色も聞けます。「数ある公務から現在の職種を選んだ理由」は、志望動機の参考になるだけでなく、職種に対する理解を深める効果も期待できる質問です。
④公務員で活躍する人の特徴
公務員で活躍する人の特徴に関する質問には、以下の効果が期待できます。
- 活躍する人の特徴から、公務員に求められる要素や活かせる強みを把握できる
- 公務員で活躍する人の特徴と自分を照らし合わせ、今の自分に足りない部分を把握できる
一口に公務員といっても、職種や立場によって活躍する人の特徴が異なります。そのため複数の公務員にOB訪問を行い、異なる職種の人による質問を集められるのが理想です。
⑤公務員に向いている人の特徴
前項で紹介した「公務員で活躍する人の特徴」と似ていますが、少し違う意味のある質問です。公務員に向いている人の特徴についての質問は、適性の有無を判断する上で役立ちます。
活躍する人の特徴を持っていても適性に不足がある場合、仕事自体が苦痛となる恐れがあります。しかし適性の有無や向いている人の特徴は、実際に働かなければ把握しにくい情報です。
そこで、公務員として働くOBの先輩に、公務員に向いている人の特徴を聞くのがおすすめです。自分に適性があるかを考え、その上で改めて公務員を志望するか否かを判断しましょう。
⑥働き方のメリット・デメリット
働き方のメリット・デメリットも、実際に働かないと得にくい情報の1つです。
働き方に対する満足度は、仕事全体への満足度に大きく影響します。そのためOB訪問では、仕事内容に関する質問だけでなく、働き方についての質問も行いましょう。
働き方のメリット・デメリットに関する質問をより活かすため、以下の質問もあわせて行うのがおすすめです。
- 現在どのような働き方をしているか
- 何故その働き方を選んだか
- 理想とする働き方に合致しているか
⑦就職前と後のギャップ
「就職後のギャップが少なくなる」でも触れたように、就職前と後のギャップに悩む人は少なくありません。程度の差はあれど、誰しも就職前と後にギャップを感じるのは避けられないといえるでしょう。
公務員のOB訪問で就職前と後のギャップについて質問すれば、以下の効果を得られます。
- どのような部分でギャップが生まれやすいか把握できる
- OBの人が実際に行ったギャップの克服方法・解決方法について聞ける
就職後のギャップに備えるため、OB訪問で就職前と後のギャップについて質問しましょう。
公務員のOB訪問の探し方と頼み方

OB訪問を行うためには、まずOBの人を探す必要があります。その後、依頼のメールや日時の調整も各自で行います。OB訪問は主体的な行動が重要であり、OBの探し方・頼み方についての理解が欠かせません。
ここではOBの探し方とOB訪問の頼み方について解説します。
①OBの探し方
OBの探し方として一般的な方法は以下の2つです。
- 大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターには卒業生の就職情報が保管されています。キャリアセンターに相談し、公務員のOBを探しましょう。 - ゼミやサークルの先輩などをあたる
ゼミやサークルの先輩にあたるうちに、公務員として働くOBとの繋がりを見つけられる可能性があります。
なお、公務員として働くOBの先輩がすぐに見つかるとは限らないため、OB探しは早めに始めましょう。
②OB訪問の頼み方
公務員として働くOBの先輩が見つかったら、連絡先を入手してOB訪問の依頼を送ります。
OB訪問の依頼はメールで行うのが一般的です。依頼メールを送る際は、以下のポイントを押さえましょう。
- 1〜2週間先の日程を提示する
※直近や先すぎる日程は調整しづらいため、近すぎず遠すぎない日程を提示しましょう。 - メールは営業時間内に送る
- 件名を見ただけで用件や送り主がわかるようにする
OB訪問の日程調整について以下の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひこちらもご覧ください。
公務員にOB訪問する際は時期に注意

公務員のOB訪問を行う際は、公務員に設定されている接触禁止期間に注意しましょう。公務員の接触禁止期間は、基本的に公務員の試験期間が該当します。
接触禁止期間中は、業務の説明や採用に向けた行為、メール・電話を含む個別連絡が禁止されています。OB訪問はもちろん、OB訪問の依頼や調整に向けた連絡もできません。
接触禁止期間は職種や自治体によって異なります。該当する期間を早めに確認し、余裕を持ってOB訪問を行いましょう。
公務員にもOB訪問をして就職に活かそう

OB訪問は民間企業の志望者だけでなく、公務員志望者にとっても大切な行為です。実際に働く人の話を直接聞くことで、公務員の仕事に対する理解が深まるだけでなく、試験対策にも活かせます。
今回紹介した内容を押さえてOB訪問を適切に行い、公務員へのOB訪問の機会を最大限に活かしましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。