警備員の仕事は、私たちの日常を支える大変重要な仕事です。街中でもよく見かけることから、身近に感じている方もいるのではないでしょうか。
しかし実際に警備員の仕事を志望するにあたっては、志望動機をどう書こうか迷うものですよね。
ポイントを押さえて作成することで、他の志望者との差をつけることは十分に可能です。
そのため本記事では、警備員の仕事内容や志望動機のポイント、注意点、そして例文などを詳しく解説します。
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警備員の仕事内容とは?理解を深めて志望動機に活かそう
警備員の志望動機を考えるうえでは、基本的な仕事内容を理解しておくことをおすすめします。一般的な警備員の仕事内容は、以下の通りです。
警備員の仕事内容
- 施設警備(オフィスや商業施設など)
- 交通誘導(道路や駐車場など)
- 現金や貴金属などの警備
- 要人警護(ボディーガード)
警備員の仕事を簡単に整理すると、「人が集まる場所や通る場所で、混乱や事故、犯罪行為などから人・物を守る仕事」であると言えます。
ただし具体例からも分かる通り、実際の仕事内容や働く場所はさまざまであるため、志望企業の具体的な業務内容を事前に確認し、イメージを固めてから志望動機を作りましょう。
警備員志望に求められる3つの特徴

採用担当者にアピールできる志望動機を考えるにあたっては、警備員に求められる能力を理解しておくことが重要です。
そのためここでは、警備員志望者に求められる資質を以下の3つにまとめて紹介します。
①体力がある
警備員志望者に求められる資質としてまず挙げられるのが、体力です。警備員の仕事では、1日中動きまわったり立ったままであったりすることが多いと言えます。
特に暑い夏場や寒い冬場では、単純作業であっても多くの体力を奪われてしまうものです。また勤務時間に関しては、昼夜を問わず不規則であることが多々あります。
上記を踏まえると、警備員として活躍していくためには、体調を崩さずに業務を続けていけるだけの体力が必要だと考えられるでしょう。
②コミュニケーションの能力が高い
コミュニケーション能力の高さも、警備員に求められる資質の1つだと言えます。警備員の業務では、人と関わることが想像以上に多いためです。
警備員の業務では、トラブルへの対応が求められ、また要人警護においては、警護対象との適切な関係を築くことも欠かせません。
トラブルや事故に対して円滑に対処するためには、高いコミュニケーションスキルが不可欠でしょう。
「この人なら現場を任せても大丈夫そうだ」と判断してもらえるように、コミュニケーション能力の高さを採用担当者にアピールすることが大切です。
コミュニケーション能力に自信がない人には、以下の記事がおすすめ!コミュニケーション能力の鍛え方や練習方法について詳しく説明しているため、確認してみてください。
③冷静な対応ができる
警備員に求められる能力としては、冷静な対応ができることも挙げられます。警備員の仕事では、トラブルや危険な状態が発生することも少なくありません。
また、要人警護においては、警護対象が危険にさらされることも考えられるでしょう。
どのような状態でも警備員としての業務をしっかりと遂行するためには、ハプニングに動じない冷静さが求められます。
想定外の状況やトラブルの渦中でも冷静な対応ができることをアピールできれば、採用試験において有利です。
警備員の志望動機の書き方3ステップ

ここでは、警備員の志望動機の書き方を以下の3ステップに分けてそれぞれ解説します。
①結論ファーストで警備員の志望理由を書く
警備員の志望動機を書く際にまず大切なことは、結論ファーストで書くことです。
志望動機の冒頭に「私が貴社を志望した理由は、〇〇です。」と明確に記述し、全体の結論である志望理由をまず明確に示しましょう。
最初に結論を示すことで「全体として何を言いたいのか」が読み手に素早く伝わり、不安や疑問なくその後の文まで読み進められるメリットがあります。
②志望理由の根拠となるエピソードを書く
志望理由を最初に記載したら、次に志望理由の根拠になるエピソードを書きます。エピソードを添えることで、志望理由の具体性や説得力が増すでしょう。
志望理由で嘘をつくことは、誰にでもできてしまいます。そこで具体的なエピソードを添えることで具体性を増し、相手に伝わりやすくするのです。
具体的なエピソードを書くことで採用担当者の印象に残せれば、その後の選考において有利になる可能性もあります。
③入社後に警備員としてどのように活躍できるかを書く
志望理由、エピソードと記述したら、最後に入社後の展望について記載して文章を終えます。
企業側が本当に知りたいのは、実は志望理由ではありせん。採用試験の中で、企業は「入社後、自社でどう活躍してくれるのか」を探ろうとしているのです。
入社後にどのように働くつもりかを伝えて、自分を採用するメリットを採用担当者に感じてもらえるようにしましょう。
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警備員の志望動機を作成する際の3つのポイント

警備員の志望動機を作成する際には、以下の3つのポイントを押さえることが大切です。
①なぜ警備員を志望するのかを明確にする
志望動機を考えるにあたっては、「なぜ警備員を志望するのか」を明確にすることがまず大切です。
「どうして警備員の業界なのか」「他の業界ではだめなのか」と聞かれた際に、明確に答えられるようにしておかなくてはいけません。
警備員を志望する理由の明確化にはまず、業界や仕事内容について理解を深めることが重要です。
業界や仕事内容について理解を深めたうえで、自分の経験と結び付けて志望理由を考えると、自分らしい志望動機にしやすいでしょう。
②なぜその警備会社を志望するのかを明確にする
志望動機を考える際には、その企業を志望する理由も明確にする必要があります。
採用担当者から「他の企業でも良いのではないか」と思われたら、他の志望者の中に埋もれてしまうでしょう。
しかしその逆に「その企業でなくてはならない」と示せれば、採用担当者への良いアピールになります。
重要なポイントは、企業理念や業務内容を把握することです。企業研究を行ったうえで、「自分のやりたいことは、この企業でしかできない」と伝えましょう。
③警備員として働く上での自己PRを明確にする
警備員として働くうえでのアピールポイントを明確にすることも、志望動機を考えるうえで重要な要素だと考えられます。
ただ志望理由を伝えるだけでは、採用担当者へのアピール力につながりにくいためです。併せて自分の強みも伝えることで、上手にアピールにつなげましょう。
警備員であれば、体力の高さやコミュニケーション能力、そして冷静な判断などをアピールすることがおすすめです。
そしてエピソードを語る中で強みを伝えられると、全体の流れとしてスムーズだと言えます。
【エピソード別】警備員の志望動機の例文2選

志望動機を書く際には、例文を参考にすると効率的だと言えます。例文を参考にすると、文の構造や流れをイメージしやすいためです。
そのためここでは、警備員の志望動機の例文を、以下の2パターンのエピソード別に紹介します。
①アルバイト
アルバイト
貴社を志望する理由は、「安全な暮らしを提供する」との企業理念に深く共感しているからです。
学生時代、夜間のコンビニエンスストアでのアルバイトを通じて、夜間の環境が昼間と異なり、多くの危険が潜むことを痛感しました。その中で特に印象的だったのは、突然不審者が店内に侵入してきたときのことです。
幸い武器などは持っていませんでしたが、高圧的な態度や支離滅裂な口調が非常におそろしかったことを覚えています。私はすぐにこの状況が異常だと判断し、どうにか警察に通報。同時に、シフトに入っていたアルバイト仲間と協力して、他のお客様を安全な場所に誘導しました。
その経験から、警備員の存在がどれほど重要で、私たちの安全を支えてくれていたかを実感するようになりました。
このような夜間の危険から学んだことを活かし、貴社でビル警備員として、利用者の安全を確保することに尽力したいと考えています。また、夜間のコンビニで培ったコミュニケーション能力を生かし、利用者との円滑なコミュニケーションを通じて、より安心できる環境づくりにも貢献したい考えです。
アルバイトのエピソードからは、志望理由の説得力を増すだけでなく仕事によって培った能力のアピールも同時に可能です。
また、現場経験があることを伝えられることから、もし警備員のアルバイト経験があれば積極的に盛り込みましょう。
②部活動
部活動
私が貴社を志望するには、大学時代の部活動で培った体力や継続力を、警備員として活かしたいと考えているからです。
大学では陸上部に所属しており、毎日のランニングと食事管理を1年生のころから徹底してきました。厳しいトレーニングも重ねてきたおかげで同世代の学生と比較しても体力には自信があり、同じメニューを毎日こなすことで継続力も備えております。大学に入学してから今に至るまで、体調を崩すこともほとんどありませんでした。
この部活動での経験が、私の警備員への志望に直結しています。警備員の仕事では長い時間集中して職務に取り組む体力や忍耐力が必要なほか、有事の際には迅速かつ的確な判断が求められます。私は部活動での努力で培った体力や精神力を活用して、安全で安心な環境を提供できるよう努めたいと考えています。
特に、部活動で鍛えた体力は、長時間の勤務や緊急時の迅速な対応において大きな強みとなると考えております。私はその体力を最大限に活かし、貴社の警備員として、利用者の安全を確保するために全力で尽力したい所存です。
部活動をエピソードとして盛り込む場合、体力や精神力、そして冷静な判断力などさまざまなことをアピールしやすいと言えます。
また、もし大きな病歴が無いようであればアピールポイントになるため、併せて盛り込むと良いでしょう。
【未経験者必見】警備員の志望動機の作成前にするべきこと
未経験から警備員を目指す場合、志望動機を作成する前の準備が重要です。
業界や仕事内容の理解を深め、自分の強みや適性を整理することで、説得力のある志望動機が作れます。
①警備業界や仕事内容を詳しくリサーチする
警備業界を理解するためには、まず警備業の4つの業務(1号業務、2号業務、3号業務、4号業務)を詳しく知っておきましょう。
1号業務は施設警備で、オフィスビルや商業施設の警備を担当し、2号業務は交通・雑踏警備で、工事現場やイベント会場での人や車両の誘導を行います。
3号業務は貴重品運搬警備で、現金や美術品の安全な輸送を担当し、4号業務は身辺警備で、VIPや一般市民の安全を守ります。
各業務の特徴や求められるスキルを理解することで、自分に合った警備業務を見つけることができるでしょう。
②自身の強みや適性を明確にする自己分析
警備員の志望動機を作成する前に、まず自己分析が重要で、自分の強みや適性を明確にするためには、これまでの経験や性格を徹底的に見つめ直すことが大切です。
体力面での自信、コミュニケーション能力、責任感などが警備員に求められる資質で、学生時代の部活動経験や、アルバイトでの接客経験、スポーツ経験などを振り返り、自分の特性を客観的に分析しましょう。
また、家族や友人に自分の印象を聞くことで、気づかなかった自分の強みを発見できることも。
これらの分析を通じて、警備員という仕事に自分がどのように適しているかを明確にすることができます。
③警備員に求められるスキルや資質を理解する
警備員に求められるスキルや資質を事前に理解することは、説得力のある志望動機を書く上で非常に欠かせません。
警備員には、高い観察力、冷静な判断力、コミュニケーション能力が求められ、特に、異常や危険を素早く察知し、緊急時に落ち着いて対応できることが重要でしょう。
また、責任感や使命感も不可欠で、人々の安全を守るという強い意志が必要です。ひいては体力面でも、長時間の立ち仕事や夜間勤務に耐えられる体力と精神力が求められます。
これらのスキルや資質を自己分析し、自分の強みと照らし合わせることで、より説得力のある志望動機を作成可能です。
警備員の志望動機を作成する際に注意すべき2つのこと

警備員の志望動機を作成するにあたっては、以下の2つのポイントに注意が必要です。
採用担当者に悪い印象を与えかねないため、作成後には上記の観点も持って見直しをすると良いでしょう。
①警備員ではなくても通用する志望動機は書かない
志望動機を書く際には、警備員でなくても通用する内容は避けなくてはいけません。
他の業種でも良いと採用担当者に思われると、志望度が低いとみなされる可能性が高いと言えます。
さまざまな業界・企業の採用試験を受けていると、どうしても「どの業界・企業でも使いやすい汎用性の高い志望動機」を求めてしまいがちです。
しかし汎用性の高い内容では、採用担当者にはアピールできません。しっかりと業界・企業研究を行い、「警備員でなくてはダメ」と感じられる内容にしましょう。
②待遇を志望動機にしない
志望動機を書く際には、待遇を主な理由とすることも避けるべきです。待遇を主な理由にすると、仕事への熱意が低いと判断されかねません。
もちろん、仕事をする以上待遇は重要であり、自分の成長のためにはどれだけサポートを受けられるかも重要です。
しかし企業からすれば、「仕事に貢献する気がない」と感じる人材を採用したいとはなかなか思えないでしょう。
採用担当者に「この人材と一緒に仕事をしたい」と思わせるように、志望動機を練り上げてください。
志望動機にも!警備員への就職で有利になる資格
警備員として就職を目指す際、以下の資格を取得しておくと採用に有利になります。
特に業務に直結する資格は、スキルや信頼性を示す重要なアピールポイントとなります。詳しく見ていきましょう。
①機械警備業務管理者
機械警備業務管理者は、警備業界で高く評価される資格です。公安委員会から「機械警備業務管理者資格者証」を交付され、機械警備業務を行うための高度な専門知識と業務管理能力があると証明されます。
警備業法により、機械警備業者は基地局ごとに機械警備業務管理者を選任しなければならないと定められています。つまり、基地局にとっては非常に有用なスキルなのです。
資格取得には、各都道府県で実施される「機械警備業務管理者講習」を受講し、終了考査に合格する必要があります。
講習受講には特別な前提条件はなく、資格を取得することで、警備業界でのキャリアアップや専門性の向上が期待でき、就職活動においても大きな武器となるでしょう。
②警備員指導教育責任者
警備員指導教育責任者は、警備員の指導と教育を行う国家資格です。この資格を取得するためには、直近5年間で3年以上の警備業務経験が必要となります。
資格取得には、警備業務検定1級または2級の合格が条件となり、公安委員会が実施する講習を受講し、修了考査に合格する必要があります。
資格を持つことで、警備会社内でのキャリアアップや、より高度な業務に携わるチャンスが広がるでしょう。
また、資格取得後は警備員の新任教育や現任教育、巡察指導などを担当することができ、専門性の高い警備員として活躍できる可能性が高まります。
③警備員業務検定
警備業務検定は、警備員の質を向上させるために1986年に設置され、2005年の法改正により特定の警備業務では合格証明書を持つ警備員の配置が義務付けられました。
例えば、高速道路での交通誘導警備には、各現場に交通誘導警備業務の1級または2級の検定合格者を1人以上配置する必要があります。
資格を取得することで、給与手当の支給や業務の幅が広がるメリットがあり、資格取得により特定のポストや業務に就くことができるようになるでしょう。
警備会社の多くは、検定1級または2級の合格者に対して資格手当を支給しており、キャリアアップにつながる資格となっています。
警備員に求められる人物像を理解して志望動機を完成させよう
警備員の仕事は、人々の安全や日常を支える非常に社会的意義のある仕事です。
志望するにあたっては、体力やコミュニケーション能力、そして冷静な対応力をアピールすると良いでしょう。
本記事を参考にしていただき、ぜひとも警備員の採用試験を有利に進めてくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。