無遅刻無欠席は、就活で真面目さや継続力をアピールする際に有効なエピソードです。
しかし、どのように表現すればアピール力を高められるのかわからず、困ってしまう方もいるでしょう。
本記事では、無遅刻無欠席が企業にアピールできる理由・エピソードとして使う強み・印象付けるための構成について解説します。
無遅刻無欠席は企業へアピールできるのか
無遅刻無欠席のエピソードは、就活で良い印象を与えるために活用可能です。
理由として、小学生で皆勤賞をもらう人はある程度いますが、大学で無遅刻無欠席を心がけている人は珍しいことが挙げられます。
また、無遅刻無欠席を継続するためにどのような工夫を心がけたのか、具体的に説明することも重要です。
体調管理や時間管理を徹底した経験を通して、しましょう。
無遅刻無欠席のエピソードに使える強み3つ

エピソードで強調できる強みを把握していれば、自然な流れで自己PRができます。
無遅刻無欠席をエピソードに使った場合に印象付けられる強みは、以下の3つです。
- 自己管理能力が高い
- 真面目な性格である
- 継続力がある
①自己管理能力が高い
授業へ遅刻や欠席を一度もしなかった、といった出来事を紹介すれば、自己管理能力が高い人材であると伝えられます。
体調を崩すことがないよう自分で工夫し、健康を維持してきた経験を伝えましょう。
社会人としても、毎日しっかりと働き続けられる体力があると強調できるでしょう。
食生活や睡眠サイクルの徹底、運動の習慣付けなど、健康を保つためにどのような努力をしてきたのか具体的に言及すると、より説得力のある文章に近づきますよ。
②真面目な性格である
毎日欠かさず通学し続けたエピソードは、真面目な性格であることを印象付けられます。
採用者は仕事に真摯に向き合える人材を求めているため、勤勉さをアピールできる経験をチョイスするのがおすすめです。
遠い場所でも毎日通い続けた経験がある方は、誠実さを強調するためにぜひ紹介しましょう。
「通学時間を利用して毎日コツコツ勉強を続けた」など、通学と絡めて努力したことを伝えるのも、好印象を与えるための手段として有効です。
③継続力がある

どの授業も遅刻・欠席しないよう心掛けていれば、物事を継続する能力があるとアピール可能です。
体調や時間に対して、日々意識し続けるために、どんな習慣を続けていたのか具体的に説明すると、オリジナリティのある文章に近づけられます。
一定のパフォーマンスを継続して発揮し続ける力は、仕事においても重要視されやすいスキルです。
特にシステム開発や事務作業など、進捗の管理が大切な業務で、活躍しているイメージを与えたい時に有効となるでしょう。
無遅刻無欠席をアピールできる3つの構成

構成の流れを把握した上で文章作成に取り掛かれば、論理的な印象を与える文に仕上がります。構成の内容は、以下の3つです。
- 結論
- エピソード
- 業務への活かし方
結論
文章を構成する時には、一番初めに結論を述べることが重要です。どんな長所や強みを活かし、これまで無遅刻無欠席を続けられたのか、最初にはっきりと提示しましょう。
結論から書くことで、採用者が読んだ時に内容が理解しやすい文章に近づけられます。言いたいことが曖昧な文章だと、文章構成力がないと捉えられてしまうため、気をつけましょう。
エピソード
結論の次にはエピソードを用いて具体的な理由を述べることで、自身がどのように強みを発揮できるのか印象付けられます。
エピソードについて書く時には、どんな経験をしたのか・どんな点を工夫したのか・どんな成果が得られたのかといった3つの構成に分けて記入しましょう。
順序だてて説明することで、スマートな印象を与えられます。
業務への活かし方

今後の業務へどう活かそうと考えているのか、具体的に書くことも大切です。
経験から培った自己管理能力や継続力などを活用して、どう仕事に向き合っていくのか意気込みを伝えましょう。
企業の仕事内容に触れる形で説明すれば、企業研究をしっかりと行っている印象を与えられます。
どんな姿勢を大切にして、どのような成果を出したいのかを意識して書くようにしましょう。
無遅刻無欠席をアピールする場合の注意点

遅刻や欠席をしなかった経験を伝える際の注意点を踏まえておくと、マイナスイメージを与えないよう対策ができますよ。
具体的な注意点としては、以下の2つが挙げられます。
- 体調不良でも出席したエピソードはNG
- 大学入学後のエピソードを使う
体調不良でも出席したエピソードはNG
体調不良でも無理に通学して出席したエピソードは、マイナスに受け取られやすいためNGです。
熱や流行病で大学やアルバイトに通った経験は、他人へ迷惑をかけることもいとわない性格である、と捉えられるリスクがあります。
また、体調管理ができていないと受け取られてしまうこともあるため、避けなければいけません。
社会人としてのモラルやマナーを守れる人間であると伝えるためにも、あくまでも健康な状態で通学し続けた経験を紹介しましょう。
大学入学後のエピソードを使う
大学に入学した後など、最近の出来事の中から遅刻や欠席をしなかった経験を紹介することもポイントです。小学生や中学生など、昔一時的に皆勤賞をとった経験は印象に残りづらくなってしまいます。
しかし、小学生から大学に至るまでなど、長期間遅刻や欠席をしないよう努め続けた場合は問題ありません。
長年努力を継続していることを、何歳から何年間といった具体的な数字を使ってしっかりと伝えると、継続力があることを強調できますよ。
【場合別】無遅刻無欠席をアピールする例文

例文を確認すれば、どのような書き方で文章を作ればいいのか参考にできるのがメリットです。
ここでは、自己PRとガクチカの2つに分けて例文を紹介します。
【自己PR】無遅刻無欠席をアピールする例文
私は責任感を強く持ち、一度決めたことを必ずやり遂げる力が強みです。 小学生の時に「無遅刻無欠席」を掲げてから、現在に至るまでずっと継続することができています。体調を崩すことがないよう、これまで食生活や運動、睡眠時間の管理を徹底してきました。 特に心がけたのは、毎週3日以上は朝にランニングを行うことです。健康を維持して毎日勉強に取り組んだ結果、苦手教科も含めて成績上昇につながりました。 今後も自身の健康を維持する習慣を継続し、安定したパフォーマンスで成果を出せるよう努めてまいります。また、「目標達成に必要なこと」を瞬時に判断し、諦めずやり遂げる姿勢で着実に営業成果を出していきたいと考えております。 |
上記の例文では、責任感を持ってやり遂げる力を発揮したことや、経験からの学びについて説明しています。
目標を達成するためにどんな工夫を行ったのか紹介し、入社後成果を生み出すために努力する姿をイメージさせているのがポイントです。
【ガクチカ】無遅刻無欠席をアピールする例文
私が学生時代力を入れたことは、部活動に無遅刻無欠席で参加し続け、全力で練習を継続したことです。私は大学時代バスケ部に所属し、すべての練習に全身全霊で打ち込んできました。 トレーニングを行うほか、食事のバランスを考慮して自炊し、睡眠をとる時間帯を守り続けることで、試合終盤でも集中を切らさずプレーできる体力を身につけました。また、自分から全力で取り組む姿を見せることで、チームの手本となる姿勢が評価され、副部長に選ばれました。 私はこれまでの経験で培った継続力や力を惜しまず挑む意思を活かし、必ず自らが設定した目標の達成まで果敢に挑んでいく所存です。 また、営業職としてお客様に向き合う姿勢を一番に、信頼関係構築に繋げていきたいと考えております。 |
上記の例文では、部活動に参加し続け、全力で向き合ってきた経験をもとに、継続力や臆さず挑戦する力があることを強調しています。
副部長として結束力を高めたことから、仕事でも周囲を巻き込む姿勢で成果を生み出したいとアピールしているのが特徴です。
無遅刻無欠席は就活でアピールできるポイントとなる!
無遅刻無欠席は就活で真面目さや継続力などを印象付けるためのエピソードとして活用できます。
遅刻や欠席を防ぐために自己管理をどのように行ったのか説明して、採用者にプラスの印象を与えましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。