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【例文付き】学校事務の志望動機の書き方・仕事内容を解説

学校事務の志望動機がよく分からないと思っている人は多いのではないでしょうか。

学校事務は、一般事務と比較すると人気があり、選考通過のために志望動機がとても重要になります。

そこで学校事務の仕事や志望動機の書き方、例文をご紹介します。

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目次

学校事務の仕事内容を理解して志望動機に活かそう

学校事務とは、小学校や中学校、高校といった様々な種類の教育機関に勤務して事務や管理を行う職種です。

仕事理解がとても重要になりますので、1つずつ説明していきますね。

  1. 学校事務の業務内容
  2. 学校事務の職務範囲

①学校事務の業務内容

学校事務は、主に学校運営に関する事務作業を行う仕事です。

勤務先の学校によって多少の違いがあり、中高一貫で業務を細かく分けている学校もあれば、広範囲に渡る場合もあります。

学校の規模や、事務員の人数によっても業務内容が変わるため、総務や経理まで関わることも少なくありません。

小中規模の学校であれば、以下のような業務内容を行って、教員現場をサポートしています。

【主な業務内容】

  • 人事
  • 経理
  • 総務
  • 広報
  • 学籍管理
  • 窓口対応

基本的には一般事務と同じような業務内容です。

教育機関も一般企業と同様に総務や人事があり、教職員の給与や備品の仕入れといった仕事が学校事務にも求められます。

②学校事務の職務範囲

学校事務の職務範囲は非常に広く、同じ職場の教職員たちと一緒に仕事を進めることも多いでしょう。

例えば、人事の業務では、主に教職員の出勤の管理や給与計算、教職員の採用業務を行います。

さらに、必要があれば成績入力といったサポートを行うこともあるため、事務処理能力は必須です。

そのほか、総務の業務では、教材の発注管理や学校の施設管理も行います。経理では伝票処理や資料作成を求められることも多いため、ワードやエクセルの操作も必要です。

また、電話や受付といった窓口対応や、学生の募集を行う採用活動での職務もあり、学校事務の仕事は非常に範囲が広いといえるでしょう。

学校事務に向いている人の3つの特徴

学校事務に向いている人には3つの特徴があります。

向いている人を理解して上手にアピールにつなげてみてください。ここでは1つずつ解説します。

  1. 柔軟性がある人
  2. スケジュール管理が得意な人
  3. コツコツと仕事を進められる人

①柔軟性がある人

柔軟性がある人は学校事務に向いているといえるでしょう。教育現場では柔軟に物事を考えて即座に行動することが求められるからです。

例えば、保護者からのクレームがあった際、最初の対応によってはさらにトラブルに発展してしまうケースも少なくありません。相手側の状況や様子を柔軟に判断して、対応することが重要です。

学校事務は、学生や教職員だけでなく、保護者、学校外といった多くの人と関わります。

そのため、それぞれに最適な対応ができる柔軟な対応力が必要といえるでしょう。

②スケジュール管理が得意な人

スケジュール管理が得意なことも学校事務には必要です。職務の幅は広く、学校の規模によっては事務処理だけでなく、総務や採用の仕事まで兼任するからです。

スケジュール管理が得意でなければ、効率よく仕事を終えることはできません

学校運営は、細かく行事や期間が決まっていることが多いため、計画的に業務ができなければ運営に影響を及ぼすことになります。

急な業務が入ることも見据えた上で、スケジュール管理を行い、計画に沿って進めていける能力を持っていることが非常に重要です。

③コツコツと仕事を進められる人

コツコツと仕事ができる能力がある人は学校事務に向いています

学校事務は人数が少ないことも多く一人で抱える仕事が多いため、コツコツと正確に進めて完了させなければならないからです。

会計や個人情報といった業務を行う機会も多く、一つのミスが大きな問題になる可能性も少なくありません。そのため、丁寧でコツコツと仕事を進められる人が求められます。

学校事務は、同じ作業を繰り返すことも多く、飽きずに進められる人が重宝されるといえるでしょう。

学校事務の志望動機作成前にするべきこと

学校事務への就職を目指す方は、志望動機を作成する前に事前準備が重要です。

学校事務の仕事への熱意を示すためには自己分析や学校研究が不可欠であり、これらの準備が説得力のある志望動機につながります。

  1. 教育業界の業界研究をしておく
  2. 学校事務のルーティーン・仕事内容を調べる
  3. 自分が学校事務に向いているかチェックする
  4. 学校のホームページを見る

①教育業界の業界研究をしておく

教育業界への志望動機を作成する上で最も重要なのは、業界の本質的な理解です

単に「教育に興味がある」では不十分で、教育現場の実態や課題、社会的意義を深く理解することが欠かせません。

少子化が進む日本において、学校運営の効率化や教育環境の整備は喫緊の課題となっているため、教育の質を向上させる仕事であることを認識することが大切です。

業界研究では、学校の種類や規模によって異なる事務業務の特性、教育現場が直面する課題、そして教育行政の最新トレンドを徹底的に調査しましょう。

②学校事務のルーティーン・仕事内容を調べる

学校事務の志望動機を書く前に、まず仕事の具体的な内容を理解することもポイントでしょう。

学校事務は、教材管理、窓口業務、学生募集、学籍管理、経理業務など多岐にわたる仕事です。

典型的な1日は、朝の出勤から始まり、郵便物処理、メール対応、備品管理、窓口対応、経理業務など、多様な業務をこなします。

特に、WordやExcel、コミュニケーション能力、経理スキルが求められるため、自身の強みと照らし合わせることで、説得力のある志望動機を作成できるでしょう。


③自分が学校事務に向いているかチェックする

学校事務に向いているかどうかを判断するには、自分の性格や適性を冷静に分析することが重要です。

特に、人と関わることが好きで、教育に興味がある方に向いています。

生徒や保護者、教職員と日常的にコミュニケーションを取る仕事のため、相手の立場に立って考えられる共感力が求められるでしょう。

また、正確な事務処理能力も必須スキルで、細かい作業を丁寧にこなし、効率的に業務を遂行できる方は、学校事務に適性があると言えます。

④学校のホームページを見る

加えて、学校事務の志望動機を作成する前に、志望先の学校のホームページは必ず確認しましょう。

ホームページには学校の教育方針、特色、校風をはじめ、学校の進学率・就職率、部活動の実績、独自の教育プログラムなどが詳細に掲載されています。

これらの情報を事前に把握することで、より説得力のある志望動機を作成可能です。

学校の特徴や理念を深く理解し、自分の経験や志望理由とどのように結びつくかを考えるようにしてください。

学校事務の志望動機を書く上での2つのポイント

志望動機は2つのポイントを押さえて書くことで、説得力のある内容となります。

ありきたりな内容にならないよう、熱意やアピールポイントも交えて書くようにしてください。1つずつ詳しく解説しますね。

  1. 学校事務を志望する理由
  2. その学校を志望する理由

①学校事務を志望する理由

学校事務を志望する理由をはっきりと伝えるようにしましょう。

たくさんある事務職の中で学校事務を選んだ理由を面接官は一番確認したいのです

この部分で熱意を伝えなければ、学校事務の志望動機が弱くなってしまいます。

「学校事務として教育現場に関わりたい・生徒と関わりながら成長をバックアップしていきたい」といったアピールも交えて伝えることが重要です。

②その学校を志望する理由

なぜこの学校を志望するのかも明確にしなければなりません。学校事務の就職先は、小中高だけでなく、大学や専門学校まで幅広いです

そのため、数ある選択肢の中でこの学校を志望する理由が重要になりますが、熱意ややる気だけを伝えるだけでは面接官にはあまり響きません。

良い印象を与えるためには、教育方針や経営理念などをしっかり確認して分析することが必要です。

その上で共感できる部分を踏まえ、この学校を志望したい理由を伝えるようにしてくださいね。

学校事務の志望動機を作成する際の構成

志望動機を作成する際には、構成にも配慮しなければなりません。構成がしっかりとしているとより好印象になります。

ここでは3つのポイントをそれぞれ詳しく解説します。

  1. 志望理由を結論ファーストで書く
  2. 志望理由の根拠となるエピソードを盛り込む
  3. 入社後の活躍の展望に言及する

①志望理由を結論ファーストで書く

まず、志望理由を冒頭で簡潔に伝えましょう

最初に結論を述べ、その後に具体的な理由を述べることで内容が効果的に伝わり、好印象になります。

面接官が知りたいことは、数ある中でなぜ本校を選択したのかについてです。初めに結論を述べることで、その後の内容も伝わりやくなりますよ。

また、志望理由はあまり長くならないように注意してください。ダラダラと長くなれば、伝えたいことが伝わらず、印象も悪くなってしまいます。

結論ファーストで書く際は簡潔に述べることを意識しましょう。

②志望理由の根拠となるエピソードを盛り込む

次は、志望理由の根拠となるエピソードを書きます志望動機に説得力を持たせるには、具体的なエピソードは必要不可欠です。

ただし、無作為にエピソードをあげても意味がありません。

なぜ事務の中でも学校事務なのか、なぜこの学校を選んだのかといった内容が伝わるエピソードを盛り込みましょう

事務の仕事に興味があるだけでは不十分で、教育に関わりたい、子どもと接する仕事がしたいといった教育に興味があることを伝えると好印象を与えられます。

③入社後の活躍の展望に言及する

最後は、入社後にどのような活躍ができるかを述べてください。その際は、志望動機を加味した上で、どのように貢献したいのか、どんなことを達成したいのかを伝えましょう

入社後にどんな活躍ができるのかを述べることで、面接官にも興味を持ってもらいやすくなります。

自分がどのようなことができるのかを伝えることで、入社したい熱意だけでなく将来性をアピールすることにもつながります

一緒に働くイメージを持ってもらいやすくなると、やる気もしっかり伝わりますよ。

【例文】学校事務の志望動機

志望動機を作成する際は、仕事内容に自身の経験も盛り込むことが重要です。

ここでは、例文を2つご紹介します。どのように志望動機を書いたらいいのか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

  1. アルバイト経験を活かしたい
  2. ボランティア経験を活かしたい

例文①: アルバイト経験を活かしたい

アルバイト経験を活かしたい

私が、学校事務を志望した理由は、学生時代の学童保育のアルバイトで、子どもたちのサポートに興味を持ったからです。

接していたのは主に低学年の子達でした。初めは軽い気持ちでアルバイトをしていましたが、子どもたちにとっては、アルバイトの私でも先生であり、責任のある立場だと気付かされたのです。

このことがきっかとなり、子どもの成長を見守り、サポートをする仕事につきたいと考えるようになりました。

また、貴校の「考える力を育てる」という教育理念にも共感しており、教師という立場ではなく学校事務を通じ、違う面から子どもを支えたいと思っております。

大学時代には、主にパソコンを使用することが多くエクセルやワードのスキルもあります。入社後はパソコンスキルを活かして、事務作業を行なっていきたいと考えております。

アルバイト経験がある場合は、その経験を志望動機に盛り込みましょう

志望動機には、具体的なエピソードを入れることで、意欲があると好印象を与えやすいです。

例文②: ボランティア経験を活かしたい

ボランティア経験を活かしたい

私は、教育に関わる仕事につきたいと思い学校事務を志望しました。大学生時代に、障害を持つ子どもの教育サポートをしている団体でボランティア活動を経験したのがきっかけです。

教師ではなくても、子どもたちの教育に関われる仕事はたくさんあるのだと知り、その中でも自分のスキルが活かせる職種は学校事務だと思ったのも大きな理由です。

また、貴校の教育理念である「社会を知って自我を育てる」に共感しており、社会性を養う手伝いや子どもたちの成長をサポートできればと考えております。

大学時代には、サークルでスケジュール管理を担当していたこともあり、さまざまな業務も計画性を持って取り組めると自負しております。また、在学中に取得した簿記2級のスキルも活かしていきたいと考えております。

ボランティア経験など教育に関するエピソードがある場合はしっかりと述べるようにしましょう

また、学校事務で好印象を与えられるようなスキルがある場合は、意欲とともに述べると説得力のある志望動機となります。

学校事務の志望動機を書く上でのNG例3選

学校事務の志望動機は、単なる事務職への就職希望ではなく、教育現場への熱い思いと具体的な貢献意欲を示す自己アピール手段です。

以下に、採用担当者の心を掴む志望動機を書くための、3つの重要なポイントを解説します。

  1. 公務員の待遇に焦点を置いている
  2. なぜ学校事務なのかが伝わらない
  3. 一人で仕事がしたいという理由だけになっている

①公務員の待遇に焦点を置いている

学校事務の公務員職は、安定した待遇と魅力的な福利厚生が大きな魅力です。

年次昇給や退職金制度、有給休暇の充実、そして何より安定した身分保障は多くの志望者を引き付ける要因となっています。

しかし、単に待遇の良さだけを志望動機にするのは避けるべきでしょう。

面接官は、公務員としての社会貢献への意欲や教育現場への熱意を求めているため、待遇面だけでなく、教育支援への情熱を併せて伝えることが重要となります。

②なぜ学校事務なのかが伝わらない

学校事務の志望動機において最も陥りがちな落とし穴は、単なる事務職との差別化ができていない点です。

一般的な事務職と異なり、学校事務は教育という目的に貢献できるため、「教育現場に携わりたい」「生徒の成長をサポートしたい」という熱意を経験と紐づけて伝えましょう。

単に「事務の仕事がしたい」では、志望動機として不十分であり、あなたの本気度が伝わりません。

自身の教育に対する想いや、学校現場で果たしたい役割を明確に示すことで、他の志願者との差別化を図れるのです。

③一人で仕事がしたいという理由だけになっている

「一人で黙々と仕事ができるから学校事務がしたい」という理由は、採用担当者に非常にネガティブな印象を与える可能性があります。

学校には生徒、教職員、保護者など、多くの人々とコミュニケーションを取る必要があるため、人との関わりを避けたいという姿勢は望ましくありません。

代わりに、教育への情熱や、学校運営に貢献したい意欲、生徒や教職員をサポートしたいという思いを強調することが重要です。

学校事務は、チームワークと協調性が求められる職種であることを理解し、その点を志望動機に反映させましょう。

学校事務の志望動機では志望理由を明確にしよう

学校事務の志望動機では、数ある中でなぜその学校を選んだのかを明確にすることが重要です。

また、今までの経験やスキルで学校経験に活かせるものはぜひアピールしましょう。具体的に示すことで、将来性があると期待され印象深い志望動機となります。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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