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面接の服装マナーはスーツが基本|着こなし方や服装自由の場合も解説

就活における面接の服装マナーについて知っておくことで、スムーズに就活を進められます

着こなし方についてはもちろん、服装自由の面接には何を着て行けば良いのかも解説します。本記事を読み込めば面接の服装について一通り対策できますよ。

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就活面接の服装マナーはスーツが基本

就活面接の服装マナーは、基本的にはスーツを着用することになります。気をてらったものではなく、一般的なスーツを選んでおけば特に問題はないでしょう。

サイズの選び方ですが、自分に合ったものを選ぶことが大切です。ボタンを全て留めて、指一本が入るくらいが就活におけるスーツのジャストサイズと言えます。

就活において第一印象はとても重要なので、清潔感のある着こなしを心がけましょう。

面接でのスーツの着こなしマナー【女性】

面接での具体的なスーツの着こなしマナーについて、まずは女性に焦点を当てて紹介していきます。

それぞれの着こなしマナーを把握しておくことで、いざ急に面接の予定が入っても慌てることなく臨めるでしょう。

  1. スーツ
  2. シャツ
  3. ストッキング
  4. かばん

①スーツ

就活面接の際のスーツの選び方ですが、黒や濃いめの紺色を選ぶのが無難です。また、柄物のスーツは避けるようにしましょう。気にしない会社もありますが、プラスに働くことはまずありません

スーツのサイズの選び方ですが、肩を動かした際に窮屈でなく、ボタンを留める際にも体の全面にシワが寄らないものにしましょう。

丈はお尻の一番高い部分に裾がかかる程度、袖は手首が見えるか、見えないかくらいの長さが基本です。

②シャツ

ジャケットの下に着るシャツは白色、柄のないものを選びましょう。女性の場合はネクタイを締めませんが、ボタンは一番上まで留めるのが一般的です。

サイズについては首回りで確認するのが一般的で、指が1本入る程度の大きさがベストです。だらしない印象を与えることなく、息苦しくもないサイズ感と言えます。

ただし、両脇の下の部分がきつめの場合、下着のラインが浮き出てしまうこともあるので、その場合は少し余裕のあるサイズを選ぶようにしましょう。

③ストッキング

基本的に女性は就活の際、ストッキングを着用することが一般的とされています。

素足が見えるのはマナー違反とされており、パンツスタイルでも、スカートを着用する場合でも穿いておいた方が無難でしょう。

色の選び方ですが、自分の肌に合ったものを選びましょう。柄のあるものや光沢のあるものは避けた方が良いです。

また、厚手すぎるとスーツと合わせた際に浮いてしまうので、25デニール前後のものを選びましょう。1日に何社も回るような日や、浮腫みやすい人は着圧タイプのものを選ぶのがおすすめです。

④靴

就活において女性はパンプスを履くのが一般的とされています。ヒールは太めで3〜5センチ程度のものが望ましいです。色は黒を選んでおけば間違いないでしょう。

素材は本革、合皮のものが理想的です。ビニール質のものはどうしても光沢が出てしまうので、できるだけ避けてくださいね。

就活の靴選びのもう1つのポイントに「疲れにくさ」が挙げられます。長時間履いて歩くものなので、サイズが合っているかはもちろん、多少値段が高くとも、機能性が高いものを選ぶことをおすすめします。

⑤かばん

就活で使うかばんはA4サイズの書類が入る大きさが望ましいです。色はシンプルな黒を基調としたものがおすすめ。

また、自立するタイプのものはどこでも綺麗に置けるので使いやすく、印象も良くなります。

素材は特に指定はありません。なるべく光沢がないものが良いですが、「絶対に革でなければならない」ということもなく、ナイロンやポリエステルでも問題ありません

⑥髪型やメイク

髪型とメイクは服装と同程度、場合によってはそれ以上に面接官のイメージを左右する重要なポイントです。

就活の際はナチュラルメイクで、きらびやかなものは避けましょう。薄すぎるとメリハリが無く、不健康に見えるので「健康的に見える程度で薄め」が適切です。

髪の長さに関しては特に指定はありませんが、耳にかからないようにはしましょう。また、当然ながら黒髪が基本で、明るすぎる色はNGです。

面接でのスーツの着こなしマナー【男性】

ここからは男性の面接におけるスーツの着こなしマナーについて解説していきます。

着こなしマナーを守ることは面接においてプラスに働くのはもちろん、少なくとも悪印象を与えないという点でも重要です。

  1. スーツ
  2. シャツ
  3. ネクタイ
  4. 靴下
  5. かばん
  6. 髪型

①スーツ

まず最も重要なスーツです。色は黒、または濃紺、暗めのグレーなどを選びましょう。無地のものを選び、柄物は避けるのが一般的です。

サイズについてですが、上着の袖丈、ズボンの裾丈はいずれも短すぎないように仕立てをお願いしましょう。

袖丈は直立し、腕を下に伸ばした際にシャツの袖が1〜1.5センチ見える程度、ズボンの裾は同じく直立した際に裾が靴に触れるか、触れないかくらいがちょうど良いです。

基本的なポイントですが、シワやヨレ、ほつれなどが無いかも念のため確認しておきましょう。

②シャツ

シャツは白色で無地のものを選んでおけば間違いありません。スーツと同じく、柄物は避けるのが無難です。

肩幅、胸囲が合っているかを確認した後、首回りのサイズ確認も行いましょう。ボタンをすべて留めた状態で指が1本入る程度が入るのが適切とされています。

袖丈は直立した状態で腕を真下に下ろし、ちょうど手首の位置に袖の長さが来るようにしましょう。

③ネクタイ

ネクタイはシャツやスーツと異なり、必ずしも無地でなければならないわけではありません

無地はもちろん、ストライプやドット柄、チェックでも良いです。ただし、太すぎ、または大きすぎる柄は避けましょう。

色も紺や青、えんじ、グレーなど比較的自由です。ただし、光沢のあるものはNGとされています。また、水色など淡い色のものは汚れが目立ちやすいので、定期的に手入れすることが大切です。

幅についてですが、太すぎ、細すぎは違和感を与えてしまうので、一番太い部分が7〜8センチのものを選びましょう。

④靴下

靴下は「毎回、面接官の目に触れる」というわけではありませんが、無難なものを選んでおきましょう。

色は黒や紺が基本で、おとなしめの色を選んでおけば間違いありません。デザインは「ビジネス用」として売られていても、装飾のあるデザインは避けた方が良いです。

また、着席の際に素肌が見えることもあるので、丈の短いものは避けましょう。すねのあたりまで長さがあれば安心です。

⑤靴

靴はシンプルなデザインのものが好ましく、装飾のあるものや先の尖ったものは避けましょう。色は黒、または焦げ茶色が一般的です。

本革でも合皮でも特に問題はありませんが、合皮は足に馴染むまで時間がかかるので、就活の前に何度か履いておくと靴擦れの心配もありません。

また、靴は定期的な手入れも必要です。汚れていると印象が悪いですし、本革の靴は痛みやすいので劣化を防ぐためにもメンテナンスしましょう。

⑥かばん

かばんはA4サイズの書類が入るものを選びましょう。また、自立するものを選んでおけば面接中に倒れたりもしません。

素材は革はもちろん、ナイロンやポリエステルでも問題ありません。長時間歩くことも踏まえて、軽く、持ちやすいものを選ぶことが大切です。

また、おすすめの機能として撥水加工が挙げられます。また、就活は意外と荷物が増えるものなので、収納力も重要です。

⑦髪型

当然ながら、長髪は印象が悪いので避けましょう。前髪や眉毛が隠れないように短くし、額も出る長さが理想です。

横の部分も耳にかからない長さ、もみあげは耳の上半分が見える長さにしましょう。後ろ髪はシャツの襟にかからない長さが基本です。

また、しっかりとセットしてある髪型は真面目さ、やる気をアピールできますが、整髪料を付けすぎると不自然なので、ある程度固まっていれば問題ありません。

季節や天候別の面接の服装マナー

ここまで女性・男性に分けて服装マナーについて紹介してきましたが、季節や天候によってもマナーは異なります

要点を抑えておくことで、より面接官に好印象を与えられるので確認していきましょう。

  1. 夏の服装マナー
  2. 冬の服装マナー
  3. 雨の日の服装マナー

①夏の服装マナー

夏の服装マナーについてですが、基本的には夏でもスーツが理想とされています。ただし、クールビズOKの会社の場合はノーネクタイ、ノージャケットでも問題ありません。

それでも真夏の就活は熱中症との戦いです。春夏用の生地が薄いタイプのスーツを活用したり、インナーを冷感タイプのものにしたりして、暑さ対策をしましょう

また、会場入りするまでは冷感タオルや首に巻く冷感リング(クールリング)などで首回りを冷やすのも暑さ対策として有効です。

脇汗が気になる人は脇汗パッドなどの利用も良いでしょう。

②冬の服装マナー

春夏用のスーツがあれば、もちろん冬用のスーツもあります。生地が分厚く、裏地が付いていたりと熱が逃げにくい作りになっているものを活用すれば冬も快適に就活に取り組めるでしょう。

防寒用の上着と言えばダウンジャケットですが、スーツに合わせるのは不適切とされているので、防寒具はコートが一般的です。

スーツとのセット購入ならば安く買える場合もあるので、チェックしてみましょう。また、コートはオフィスに入る前に脱いで、手に持って入室するのがマナーとされています。

また、冬は足先が冷えるのでブーツを着用したいところですが、ブーツの着用はNGなので防寒加工の靴下などを着用し、乗り切りましょう。

③雨の日の服装マナー

雨の日の服装マナーについても確認していきましょう。まず傘は受付に預けることがほとんどなので、派手すぎなければ問題ありません。

ハンドタオルの用意は大切です。足元や腕が濡れてしまっていても拭き取れるので濡れたまま面接に臨まずに済みます。

また、撥水スプレーも用意しておけば安心です。荷物が濡れた際もハンドタオルで拭くだけですぐに乾きます。

念のために替えの靴下、ストッキングを用意しておけば尚良いでしょう。濡れた靴下で臨むのとそうでないのとでは面接の集中力も大きく変わります。

服装自由の場合はTPOのマナーを意識する

「服装自由」は「何を着て来てもOK」という意味ではありません

TPOをわきまえた服装ができているかを確認する意味で服装を自由としている企業や、実際に服装を重視していない企業などさまざまなパターンがあるので、確認していきましょう。

  1. 迷ったらスーツが無難
  2. スーツ以外の場合はオフィスカジュアルを意識する
  3. 「私服でお越しください」の場合も注意が必要

①迷ったらスーツが無難

就活中はスーツで居ることが多く、着替えを持ち歩くのは大変です。1日に複数の企業の面接を受けることもありますし、マイナスの印象を与えることは無いので、迷ったらスーツにしましょう。

学生の方の中にはそこまで服を持っておらず、「わざわざ服装自由の面接のために服を買うのは…」という方も多いでしょう。そういった場合も、スーツで構いません。

ただし、着こなしだけは気をつけましょう。「服装自由」は「着崩してもOK」という意味ではありません。先述したスーツ着用時のマナーはしっかり踏まえた上で面接に臨みましょう。

②スーツ以外の場合はオフィスカジュアルを意識する

スーツ以外の場合は、オフィスカジュアルを意識した服装にしましょう

清潔感を意識し、男性はシャツやスラックス、またはスラックス風のパンツ、女性はシャツやブラウス、短すぎないスカートを着用するのが基本です。

また、Tシャツやデニムなどの服装は避けましょう。あくまでも「仕事をするための服装」なので、派手な柄や色合いのものも避けるのが無難です。派手なアクセサリーや露出の多い服装もNGです。

また、着脱しやすい、フォーマルな薄手の上着を用意しておけば、オフィスが暑い、または寒い時に役立ちます。

③「私服でお越しください」の場合も注意が必要

「私服でお越しください」は、「普段着で来てもOK」という意味ではありません。普段の服装を見るための指定ですが、派手すぎるものは避けたいところです。

基本的にはオフィスカジュアルで問題ありません。ファッション、美容に関する業界ならば少しきらびやかでも問題ありませんが、ほとんどの業界はオフィスカジュアルで臨むのが基本でしょう。

清潔感と季節感を意識し、オフィスカジュアルな服装を用意するのが一般的です。

服装マナーを意識して面接に挑もう

今回は面接の際の服装マナーを性別で分けてご紹介し、服装指定が無いパターンについても解説しました。

就活は服装マナーが非常に重視されます。面接の受け答えや志望動機がしっかりしていても、服装をきちんとしていないと不合格になることもあるので、マナーを守って臨みましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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