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インテリア業界に就職したい人必見|動向や主要企業を徹底解説

インテリア業界に就職を考えているものの、どのような業務を行うのか、業界の動向、どのような人が向いているのかについては知らない方も多いでしょう。

そこで本記事ではインテリア業界の概要や職種、最新動向やインテリア業界への就職に向いている人の特徴について紹介していきます。

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インテリア業界とは

インテリア業界は家具、生活雑貨、住宅設備に製造や販売に関われる業界です。家具にも「家庭用家具」と「オフィス家具」があります。

家庭用家具は消費者の生活の質を高める手助けができ、オフィス家具はより機能性を高めることで、多くの人が快適に仕事に取り組める点が魅力です。

生活雑貨はインテリアやキッチンの雑貨など、家具と比べると生活に「必須」というわけではありませんが、日々の暮らしに彩りを加える上で大切なアイテムと言えます。

住宅設備はキッチンの設備や風呂の内装など、建築分野に関わりが深いものです。特に建築系の学校を出ている方や建築に興味がある方は楽しく取り組めるでしょう。

インテリア業界の3つの職種

インテリア業界には大きく分けて3つの職種があり、家具を作ることや、内装を考えるだけが仕事ではありません

「こんな仕事もインテリア業界に関わるものなのか」と知ることで、より広い視点からインテリア業界について見れるようになるでしょう。

  1. 営業
  2. 商品企画
  3. 店舗運営

①営業

インテリア業界にも営業職があり、顧客のニーズを把握し、顧客に適した提案ができる人材が求められます。

商品を売るには顧客に納得してもらえるような言い回しも大切ですが、最も大切なのは顧客から信頼を得ることと、商品知識です。

常に「この人はどのような家具を求めているのか」「現在の住まいの問題点は何なのか」などについて考え、顧客最優先で動き、適切な商品を提案できる営業こそが、長く信頼を獲得できるでしょう。

②商品企画

インテリア業界の商品企画職は新しい商品の解説はもちろん、既存商品の改良なども行います。商品の生産から販売まで、全てのプロセスを担当するので特にやりがいがある職種です。

商品を開発するには、市場の調査が欠かせません。マーケティング担当の社員が居る企業ならば負担は分散されますが、居ない場合は自分で市場を分析し、どのような商品が求められているのか考え、企画します。

「良い商品を作る」ことだけを考えれば良い、というわけではないのも商品企画の大変な部分です。予算や利益率を検討しつつ、会社が賄える範囲で最高の商品を作るために、あらゆることを考えねばなりません。

③店舗運営

インテリア業界の店舗運営職は店舗の運営、成功に向けた戦略を練るのが主な業務内容です。

基本的に1店舗のみを担当、多くとも数店舗のマネジメントを行うことが多くなります。売上目標の達成をはじめ、スタッフが気持ち良く働けているか、などにも気を配る必要がありますよ。

1店舗に専属の場合は特に商品のディスプレイや在庫の管理なども行い、いわゆる小売店の店長のような業務も管轄の一部です。

インテリア業界の最新動向

インテリア業界の最新動向について知っておくことで、より明確に自分のキャリアの展望を立てられます。

インテリア業界は好調で、今後も衰退する気配はありません。特に最大手のニトリは売上高も毎年向上しており、2023年度は9,480億円以上と、1兆円にも迫る勢いです。

一方で少子高齢化の影響もあり、大型家具は需要が下がっています。ネット通販で家具を購入する人も増え、オンラインでは買いづらい大型家具は需要が縮小しているのです。

とはいえ、大型家具を除いてほとんどの家具の需要が増しており、業界全体で見るならば全く衰退の心配は無いと言って良いでしょう。

参考:ニトリホールディングス 有価証券報告書(2023年3月期)

インテリア業界への就職に向いている人の特徴4選

インテリア業界へ就職を目指すにあたって、自分が向いているか否かを知っておくことは大切です。

下記の「向いている人の特徴」が当てはまらないからといって、インテリア業界への就職を諦めなければならないわけではありませんが、少しでも近づけるように努力することが重要でしょう。

  1. インテリアが好きな人
  2. 発想力に優れている人
  3. デザインに興味がある人
  4. コミュニケーション能力が高い人

①インテリアが好きな人

当然ながら、インテリアが好きな方ならば、楽しく業務に取り組めることでしょう。

普段から家具や生活雑貨にこだわりを持っている人はインテリアへの理解が深く、利用者がどのようなものを求めているのかも理解しやすいです。

好きなものを扱う方が日々の業務に対するモチベーションも上がりますし、毎日やりがいを持って業務に取り組めるでしょう。

②発想力に優れている人

開発部門に属する場合は、商品を開発することがメインの業務となるので、新しいものを思いつく、アイディアが求められます

発想力はデザイン面だけでなく、機能性の高いものを作るにあたっても重要です。

市場調査に基づき、時代の流れに即したデザインや機能を搭載するのはもちろん必須。消費者の日々の不便や大変さを解決できるような、画期的な商品を作れるアイディアはどの企業でも重宝されますよ。

③デザインに興味がある人

新しい家具や商品を生み出すにあたっては、デザインへの興味も非常に重要です。

家具には機能性はもちろんのこと、毎日触れるものなので気分が上がったり、生活を彩れるようなものが理想と言えます。

機能性を保ちつつ、多くの人の生活が楽しくなるような素敵なデザインを思いつけるような人は多くの企業から求められることでしょう。

④コミュニケーション能力が高い人

ただ良い製品を作ったり、市場を分析したりすることだけがインテリア業界の仕事ではありません。

店舗の運営や接客を行う人にとっては、コミュニケーション能力が必須であり、お客様との会話からニーズを引き出し、どのような製品を勧めれば良いか的確に判断する必要があります。

商品が毎回売れなくとも、接客に対して良い印象を持ってくれれば、また来店してくれるはずです。

インテリア業界の主な大手企業5つ

インテリア業界への就職を目指す上で、大手企業について知っておくことは大切です。

就職を目指すか否かは置いておいて、大手の企業への理解が深いことは就職試験の際にモチベーションの高さをアピールできますし、大企業から学ぶことも多いことでしょう。

  1. ニトリホールディングス
  2. 良品計画
  3. ナフコ
  4. イケア・ジャパン
  5. 東京インテリア家具

①ニトリホールディングス

社名株式会社ニトリホールディングス
創業日1967(昭和42)年12月
売り上げ9,480億9,400万円
従業員数18,909人
展開地域日本、東南アジア、ヨーロッパなど
事業内容グループ会社の経営管理、並びにそれに付帯する業務
参考:株式会社ニトリホールディングス公式サイト

ニトリホールディングスは業界最大手の企業で、日本だけでなく世界中にインテリア製品を輩出しています。

商品企画から原材料調達、製造、貿易、物流、販売に至るまでを全て自社で行っているということもあり品質が高く、多くの消費者から信頼されている企業です。

顧客体験に重きを置いており、消費者が実際に店舗で商品を試せる斬新なディスプレイ方法は、多くのインテリア企業の手本となりました。

ディスカウント商品をメインに扱う「ニトリ」、より高級な商品を扱う「デコホーム」など、消費者のニーズに応じてさまざまなビジネスモデルを展開しているのも大きな特徴と言えます。

②良品計画

社名株式会社良品計画
創業日1989年6月
売り上げ4,961億71百万円
従業員数19,009名
展開地域国内・海外計:1,136店舗
事業内容「無印良品」を中心とした専門店事業の運営/商品企画/開発/製造/卸しおよび販売
参考:株式会社良品計画公式サイト

「無印良品」で知られる株式会社良品計画はインテリア系の商品はもちろん、生活雑貨や衣料品なども販売している企業です。

大きなロゴやブランド名が目立つようなデザインを控え、消費者の生活に溶け込むシンプルなデザインが高い評価を得ています。

「無駄を省く」というコンセプトは生産の段階から徹底されており、これにより安価で良質な商品の生産に成功しているのも特徴です。

オーストラリアや中国、フランスやドイツなど、海外にも複数店舗を構えており、日本が世界に誇るインテリア会社と言えます。

③ナフコ

社名株式会社ナフコ
創業日1970年8月
売り上げ2,065億4,900万円
従業員数1,366名
展開地域日本
事業内容家具・ホームファッションストア
ホームセンター
コンビネーションストア
参考:株式会社ナフコ公式サイト

株式会社ナフコはインテリア、およびホームセンター企業で、家具はもちろんのこと、家庭用品やDIY、園芸用品なども扱っています。

「高品質な商品を、可能な限り低価格で提供する」ことを大切にしており、あらゆる商品を高品質、そして廉価で提供しているのも特徴です。

顧客サービスにも注力しており、特にDIY関連の商品を販売する際は商品選びはもちろん、設置まで丁寧にサポートし、何でも相談できる点が多くの利用者から高い評判を得ています。

地域に応じて商品を選定することでより地域に優しく、多くの利用者が快適に生活できるようサポートしているのも特徴です。

④イケア・ジャパン

社名イケア・ジャパン株式会社
創業日2002年7月8日
売り上げ954億1800万
従業員数3,800人
展開地域日本
事業内容フォームファニッシング製品のデザイン・製造・販売 
家具、インテリア、生活雑貨、テキスタイ等 
ホームファニッシング製品のデザイン・製造・販売 
食品の輸入・販売 
レストラン経営
参考:イケア・ジャパン株式会社公式サイト

イケア・ジャパン株式会社は世界的にも有名なホームセンターのIKEAの日本での事業を手がけている会社です。

イケアは商品の製造から販売までを一元化することによりコストを最小限に抑え、高品質な商品を手軽な価格帯で提供することに成功しています。

多くの店舗が大規模なもので、広いフロアに多数の商品を展示することで家具の配置や使用方法を提案し、顧客がどのように商品を使うのかをイメージしやすいのも魅力的なポイントです。

イケアはインテリア商品やホームセンター系に商品はもちろんのこと、レストラン運営も行っており、手広い事業を手がけているのも特徴と言えます。

⑤東京インテリア家具

社名株式会社 東京インテリア家具
創業日昭和42(1967)年2月3日
売り上げ595億円
従業員数2.400名
展開地域日本
事業内容家具・インテリア用品の販売および付帯する一切の業務
参考:株式会社 東京インテリア家具公式サイト

東京インテリア家具は顧客一人ひとりのライフスタイルに合わせた商品を提供できるよう、豊富な商品を展開している企業です。

モダンなものからクラシックなものまでさまざまな商品を展開しており、インテリア家具や照明器具はもちろん、ありとあらゆる商品をワンストップ的に揃えられるので統一感のある部屋を作りやすいのも魅力と言えます。

専門のインテリアコーディネーターが店舗に常駐しており、自分の好みやライフスタイルに合わせてインテリアを提案してもらえる点も東京インテリア家具の人気の理由の1つです。

オンラインショップも充実しており、店舗でしっかり相談したい人も、オンラインでスムーズに商品を購入したい人も利用できます。

インテリア業界について理解して就職を有利にさせよう

今回はインテリア業界への就職を目指す人、または興味がある方向けに業界の動向や主要企業について紹介するとともに、インテリア業界に向いている人の特徴などについても解説しました。

インテリア業界は年々業績を伸ばしており、今後も衰退の気配が無いので、安心して就活できる業界と言えるでしょう。本記事でインテリア業界に興味が出た方は、ぜひ本メディアの他の記事もご覧ください。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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