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警察官の自己PRのポイントは?例文付きで書き方や求められる人物像を解説

警察官は、どのようなアピールをすれば目指せるのだろうと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。国民の安全を守る警察官は、正義感と責任感の強い人でなければなりません

業務の内容も幅広く、ハードワークでもあるため体力も必要です。そこで今回は、警察官の自己PRの書き方や求められる人物像について解説していきます。

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目次

警察官の仕事内容をおさらいして自己PRに活かそう

警察官の自己PRを書く前に、仕事内容をおさらいしておきましょう。

まず、警察は大きく分けて下記の3種類です。

  • 警査庁
  • 都道府県ごとの警察
  • 皇宮警察本部

警察庁は、各地の警察を指揮する立場で行政の組織になります。一方で、現場に駆けつけるのが都道府県ごとにある警察本部です。皇宮警察本部は、天皇皇后両陛下等の皇宮の警備や皇室に関わる専門の警察職員です少し特殊といえます。

【警察庁】

中央官庁で警察組織を統括する立場。職員は国家公務員で警察官ではあるものの、どちらかというと官僚に近いイメージです。警察制度の企画や警察運営のほか、教育訓練、行政調査等を担っています。

【都道府県の警察】

都道府県ごとの警察本部の職員は地方公務員。自治体の規模によって多少の違いはありますが、それぞれの部門によって仕事内容は異なります。

  • 刑事:犯罪捜査や取り調べを行う
  • 生活安全:非行防止・防犯指導を行う
  • 地域:地域のパトロールや交番での業務を行う
  • 交通:安全運転指導や交通違反の取り締まりを行う
  • 警備:市民を守るため災害やテロの取り締まりを行う
  • 管理:総務や人事の事務をメインに行う

【皇宮警察本部】

警察庁附属の機関で、皇室に関わる犯罪捜査を専門としています。皇族の護衛や皇居等の皇族のお住まいで警備を行う特別司法警察職員です。

警察官に求められる3つの人物像・素養

警察官は、国民の安全を守るという重大な任務を行う特有な職業といえます。求められる人物像もいくつかあるため、自己PRとして参考にできるものがないかチェックしてみてください。ここでは3つご紹介します。

  1. 規律を重んじる人
  2. 協調性のある人
  3. 体力のある人

①規律を重んじる人

警察官は公務員に当たるので、規律を重んじることができる人が求められています。

市民の手本になる存在であるという意識を持ち、警察官であることの自覚を常に持ち続ける必要があります。

警察官による事件や事故も少なからずありますが、信頼を失ってしまうようなことがあってはなりません。勤務中はもちろんのこと、警察官の制服を着ていない時でも自覚を持った行動が必要です。

②協調性のある人

協調性があることは非常に重要です。各部署のチームでタッグを組んで仕事を進めていく大きな組織だからです。日々どこかで起きている事件や事故を早期解決するためには、一致団結が欠かせません

警察学校では厳しい訓練だけでなく、さまざまな状況において協調性が磨かれるような指導が行われています。

また、地域住民をはじめとする、さまざまな人とコミュニケーションをとることが多いのも警察官の特徴です。それほど、警察官にとって協調性は重要な素質といえるでしょう。

③体力のある人

勤務時間が長い警察官は、体力のある人が望ましいといえます。なぜなら、長期戦になることも多い犯罪捜査や多くの事務仕事・事故処理といった仕事が山ほどあるからです。

心身ともにタフさがなければ任務を全うすることはできません。また、警察官になるためには採用試験だけでなく、体力試験にも合格する必要があります。

試験の時だけでなく、警察官になった後も日々の体力作りをしておかなければ、実務に耐えられない可能性も出てくるため注意が必要です。

警察官の自己PR作成の前にすべき事前準備

志望動機はいきなり書き始めるのではなく、内容をまとめてより魅力的に作成するための事前準備が欠かせません。

以下を行い、スムーズに志望動機が作れるよう情報の整理をしておきましょう。

  1. なぜ警察官になりたいのか整理する
  2. 警察官になった後のビジョンを明確にする
  3. なぜ自分が警察官として貢献できるのかアピールポイントを整理する

①なぜ警察官になりたいのか整理する

警察官を志望する動機を整理するためには、単なる「正義感」や「格好いい」といった表面的な理由ではなく、警察官の社会的役割と使命を深く理解することが重要です。

地域社会の安全と安心を守る、犯罪予防と捜査、市民の生命と財産を護るといった、警察の本質的な役割を自分の言葉で明確に説明できるようにしましょう。

その上で、警察官の仕事の社会的意義、具体的な職務内容、自分の適性や経験とどのように結びつくのかを丁寧に整理し、自分がなぜ警察官になりたいのか説得力のある動機を見つけることがポイント。

例えば、ボランティア経験、地域活動、スポーツ経験などを通じて培った、社会貢献への意欲や忍耐力、コミュニケーション能力などと、警察官という職業の使命を関連付けて考えることが大切です。

②警察官になった後のビジョンを明確にする

警察官になった後のビジョンを明確にするためには、単に「警察官として働く」ではなく、具体的なキャリアパスと自己成長の道筋を描くことが重要です。

警察官の職務は多岐にわたるため、刑事、交通、生活安全、国際捜査、警備など、自分が最も貢献できる分野を事前に研究し、将来像を具体的に想像することが実践的な志望動機のために求められます。

各部門の役割や求められる能力、専門的な研修制度、昇進の仕組みなどを調べ、自分のキャリアプランを事前に描きましょう。

例えば、「地域社会の安全を守る生活安全課で、町の防犯対策に取り組みたい」「将来は捜査員として高度な捜査技術を磨きたい」といった、具体的で明確な目標設定が説得力のある志望動機のために重要となります。

③なぜ自分が警察官として貢献できるのかアピールポイントを整理する

警察官として貢献できるアピールポイントを整理するには、自分の強みを警察官の求める資質と具体的に結びつけることが重要です。

単なる自己評価ではなく、警察官に必要な能力と自分の経験や特性を論理的に関連付けて分析しましょう。

例えば、スポーツ経験による体力と忍耐力、ボランティア活動での地域貢献経験、部活動でのリーダーシップ、学生時代の課外活動などを、警察官に求められる資質と関連付けて整理します。

単に「できます」ではなく、具体的なエピソードや経験を通じて、自分が警察官として優れた資質を持っていると示すことが重要です。

警察官の自己PRの書き方3ステップ

自己PRは3つのポイントを押さえて書くようにしましょう。面接官に伝わりやすくなるだけでなく、読みやすい自己PRにもなります。それでは1つずつ解説していきます。

  1. 結論ファーストで警察官のアピールポイントを伝える 
  2. アピールポイントの根拠となるエピソードを伝える
  3. 入社後の活かし方を伝える

①結論ファーストで警察官のアピールポイントを伝える 

まず、結論として自分のアピールポイントを簡潔に伝えてください。結論から先に述べることで、伝わりやすい文章になります

警察官だけに限らず、結論ファーストの会話ができる人は聞き手側の負担を減らすことができるので重宝されます。

また、アピールポイントは、警察官にふさわしいと思ってもらえるものでなければいけません。そのため、自己分析をしっかりしておくことも重要です。

②アピールポイントの根拠となるエピソードを伝える

アピールポイントを述べたら、根拠となるエピソードも付け加えましょう。経験やエピソードがあることで、さらに具体的かつ魅力的にアピールができます

抽象的なアピールだけになってしまうと、思いつきで回答していると判断されてします場合が多くあります。

根拠となるエピソードを通して、どのようなことを感じて学び、成長できたのかもプラスできると印象に残る自己PRになりますよ。

③入社後の活かし方を伝える

最後は、入社後は自身のアピールポイントをどのようにして活かすのかを伝えましょう。ビジョンや貢献の仕方が決まっている人は、面接官に良い印象を与えます

なぜなら、入社後の働いている姿が想像できるからです。

面接官としても入社してから早期で退職は防ぎたいと考えています。そのリスクが自分にはないことをしっかりとアピールしましょう。

警察官になった際の明確なビジョンはしっかりと伝えるようにしてくださいね。

警察官になるためにアピールしたいスキル・資格

警察官になる上で、持っていると有利なスキル・資格や経験が存在します。一次試験で加点対象となることも多いです。

採用試験中に有利になるだけでなく、警察官になった後に希望部署につきやすくもなるので、該当する場合は必ず伝えましょう。

  1. 武道の段位
  2. スポーツ大会の成績
  3. 情報処理の資格
  4. 語学資格

①武道の段位

武道の段位は、警察官採用試験において高く評価される項目の一つです。柔道、剣道、空手などの段位は、警察官に求められる身体能力と精神力を示す重要な指標となります。

単なる技術だけでなく、武道を通じて培われる精神性や規律も重要視されます。高段位であるほど、体力面だけでなく、忍耐力、集中力、礼儀作法などの資質も評価されることは明白でしょう。

例えば、柔道の有段者は、相手を制御する技術、瞬時の判断力、冷静な対応能力などが警察官に求められる能力と直結します。

また、武道を通じて培った「心技体」の調和は、警察官として必要な総合的な資質をアピールできる重要な要素です。

②スポーツ大会の成績

スポーツ大会の成績は、警察官採用において重要なアピールポイントとなります。単に入賞や入部歴を述べるのではなく、大会を通じて培った能力や経験を具体的に説明することが必要です。

武道などではないチームスポーツでの経験であっても、「協調性」「リーダーシップ」「忍耐力」「目標達成力」といった警察官に必要な資質を示せる実績です。

例えば、都道府県大会での入賞、部活動でのキャプテン経験、厳しい練習を乗り越えた経験などを、警察官に求められる精神力や体力と関連付けて説明します。

具体的な大会名や成績、そこで学んだ経験や教訓を明確に伝えることで、単なる運動歴ではない警察官としての適性をアピールできます。

③情報処理の資格

情報処理の資格は、警察官採用において、捜査や情報分析の分野で高く評価されるスキルです。特に、サイバー犯罪の増加に伴い、デジタル forensic(デジタル鑑識)に関する技術的知識が重要視されています。

情報処理技術者試験、ITパスポート、CCNA(シスコ技術者認定)、セキュリティ関連資格などが、警察官としての専門性をアピールできる資格として挙げられます。

これらは、単なる技術的スキルだけでなく、デジタル犯罪への対応力、論理的思考力、情報分析能力も示せる資格です。

例えば、サイバーセキュリティに関する資格は、現代の警察活動において不可欠な専門性として評価され、特に若手警察官に求められる重要なスキルとなっています。

④語学資格

警察官にとって語学資格は、多言語社会における重要なスキルとして高く評価されます。英語だけでなく、スペイン語や地域の少数言語の資格も、住民との信頼関係構築に大きく貢献します。

TOEIC、英検、外国語検定試験などの一般的な語学資格に加え、警察業務に直接関連する専門的な語学能力も求められます。

また多言語対応能力は、犯罪捜査、被害者対応、地域住民とのコミュニケーションにおいて極めて重要な役割を果たします。

例えば、通訳や翻訳を必要とする場面で、迅速かつ正確な対応が可能となり、警察官としての汎用性の高さを示せます。

警察官の自己PRの例文3選

自己PRでは、求められる人材や自身の経験などを踏まえることが重要です。書くのが難しいと感じている人は3つの例文をぜひ参考にしてみてください

  1. 責任感と計画性
  2. 協調性
  3. タフさ

警察官の自己PR例文①:責任感と計画性

ここでは、「責任感と計画性」をうまく伝えることを意識した例文を紹介します。

例文①

私は、何事にも責任感を持ち、規則に従って計画的に物事を進められる性格だと自負しています。
 
学生時代には、野球部で部長を務めていました。上下関係や規則が厳しい部活ではありましたが、自らを律して、部員のお手本となるように務め上げました。

部長として、他の部員にアドバイスをし、常にサポートができるようにと心がけたことで、厚い信頼を得られたと感じています。

 入社後も秩序を守り、自身の職務に責任を持って仕事に取り組みたいと考えております。

警察官の自己PR例文②:協調性

次に「協調性」をうまく伝えることを意識した例文を紹介します。

例文②

私は、周りとの協調性を大切にしながら、物事を進められることが強みです。
 
学生時代には、サッカー部に所属していました。サッカーは個人競技ではなく、チームでゴールを目指すため、自己主張が強すぎると試合には勝てません。

個々の技術はもちろん必要ですが、お互いの動きを確認し、足りない部分を補うことで勝利につながります。協調性を常に考え、足並みを揃えて物事を進めることは非常に大切だと、部活動を通して学ぶことができました。
 
警察官の職務に就いた際には、身につけた協調性を最大限に活かしていきたいと考えております。

警察官の自己PR例文③:タフさ

最後に、「タフさ」をアピールする例文を紹介します。

例文③

私の強みは、誰にも負けないくらいタフでスタミナがあるところです。

学生時代に引っ越し会社のアルバイトをしたことがきっかけで体力がつきました。

私が担当していた地域には、引っ越し会社が少なかったこともあり、1日の依頼が何件もあるようなハードなアルバイトでした。

引っ越し先にエレベーターがないことも日常茶飯事で、重い荷物を持って階段を上り下りすることも多かったです。

大変な作業ではありましたが、持ち前の体力で乗り切りました。これも、毎日の筋トレのおかげだと自負しております。

入社後は、誰にも負けない体力を活かして、全力で職務を全うしたいと考えております。

警察官の自己PR作成で注意するべきNG

警察官の自己PRを書く際には、避けるべきポイントが2つあります。特に、警察官を目指すようになったきっかけには十分配慮して伝えることが重要です。

また、基本的なことですが、嘘偽りのない内容にしなければなりません。それでは1つずつ解説していきます。

  1. 自己PRの根拠が憧れだけになっている
  2. 嘘を書いてしまう

①自己PRの根拠が憧れだけになっている

自己PRでは、警察官になりたいと思ったきっかけを憧れだけにしないよう注意しましょう。

よくあるきっかけに、刑事ドラマやアニメを見て憧れたからということが挙げられます。ハードな仕事である警察官は憧れだけでは務まらず、これだけでは逆に面接官に悪い印象を与える可能性があります。

ただし、なりたいと思った根拠が憧れなのはなんら問題はありません。自身の強みや入社後はどのように尽力できるかもプラスして伝えることが重要です。

②嘘を書いてしまう

自己PRだけではありませんが、嘘の内容を伝えないように注意してください。嘘だと判明した場合、信用を失い内定は厳しくなると考えていいでしょう。

話を盛ってみたり、少しだけ嘘をついたりすることはいずれ見破られてしまいます。面接する側は、観察力・洞察力に優れた警察官であることを忘れてはいけません

アピールすることがないと不安になってしまう人でも、探せば必ずあります。小さなことでもいいのでありのままの自分で挑みましょう。

警察官の自己PRは求められる人物像から逆算して考えよう

警察官は、国民の安全を守る非常に重要な役割を担っています。自己PRをする際は、求められている人物像を確認し、逆算していくことで自己分析がしやすくなるでしょう

警察官になりたい思いをしっかりと自己PRに反映できるように、書き方や例文を参考にしてみてください。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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