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ウェディングプランナーに就職するには|志望動機や将来性も解説

結婚式や披露宴をトータルプロデュースし、式の準備から当日の本番まで、結婚式全般をサポートするのがウェディングプランナーという仕事です。

この記事では、ウェディングプランナーの勤務先や業務内容、将来性などについて詳しく解説します。また、就職活動時に必要となる志望動機の書き方も例文付きで紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ウェディングプランナーの主な就職先5つ

結婚式を企画から実施まで全般的に取り仕切るウェディングプランナーですが、その勤務先によって業務内容に違いがあります

  1. 結婚式場
  2. ホテル
  3. ブライダル会社
  4. レストラン
  5. 海外

上記5つについて、それぞれの特徴や魅力を解説します。

①結婚式場

結婚式を専門に取り扱うのが「結婚式場」です。挙式のためのチャペルや神殿を備えており、披露宴会場も複数併設しています。ドレス選び、メイク、挙式、披露宴、写真撮影など、すべてを1箇所でまかなえる施設です。

まずは、「他社ではなくここの式場にすべておまかせしたい」と新郎新婦に選んでもらえるような営業やプレゼンが必要となります。挙式から披露宴までトータル的に顧客の理想を叶える仕事がしたいという方におすすめです。

②ホテル

ホテルウェディングは、新郎新婦だけでなく遠方から来たゲストも宿泊ができるため、ゆったりとしたスケジュールで結婚式の日を過ごせるのがメリットです。また、ホテルならではの豪華で贅沢な設備や料理を提供できるのも、人気の理由のひとつとなっています。

ホテルが就職先の場合は、会社にもよりますが、ウェディングプランナー専任ではなくホテル業務も兼務することが多いようです。様々な地方、国から来るお客様もいるため、いろんな人と関われるのが魅力です。

③ブライダル会社

結婚式のスタイル、会場選び、披露宴の内容、衣装などを、ひとつひとつ新郎新婦と話し合いながら決めていく業務です。ハウスウェディング用の一軒家やレストランウェディング用の店舗を所有している会社も多くあります。

ただ単にいくつかあるプランから選んでもらうのではなく、新郎新婦の細かなリクエストを叶えることができます。そのため、より顧客が理想とする結婚式を実現させるやりがいを感じられるでしょう。

④レストラン

レストランウェディングは、結婚式場やホテルのような王道の結婚式よりも、カジュアルでアットホームな人前式を挙げたい顧客に人気です。

チャペルを併設した本格的なウェディングレストラン、貸し切りパーティーを前提とした一軒家レストラン、通常は一般の飲食店でウェディングプランも用意しているレストランなど、さまざまです。

ウェディングプランナー専任として勤務することもありますが、通常のレストラン業務と兼任する場合も多くあります。

⑤海外

新婚旅行も兼ねて、海外でリゾートウェディングをする方法も人気です。日本のブライダル会社に一任することもできますが、やはり現地に在住している日本人ウェディングプランナーがいれば、顧客はより安心してくれるでしょう。

フリーランスで仕事をすることもできますが、大抵は日系ブライダル会社に勤務することが多いようです。海外でウェディングプランナーとして働きたい場合は、それが叶う会社を選ぶ必要があるでしょう。

海外ウェディングプランナーは、海外に来て挙式をする日本人向けだけでなく、その土地に住む方たちのウェディングパーティーも任されることがあります。仕事はもちろん、海外での生活も楽しみたい方におすすめです。

ウェディングプランナーになるには

ウェディングプランナーになるために、特別な認定資格はありません。とはいえ、持っていたほうがブライダル会社やホテルに就職しやすく、また就職後も役に立つ資格はあります。有名な資格は下記の2つです。

  • BIA(日本ブライダル事業振興会)の認定資格
  • ABC協会(全米ブライダルコンサルタント協会)の認定資格

BIAの認定資格には、新卒を控えた大学生や社会人を対象とした「IBC検定」と、ブライダルやホテル・観光などの専門学校生対象の「アシスタント・ブライダル・コーディネーター検定」があります。

特に専門学校に通っておらず、新卒として就職したい場合は「IBC検定」を取得しておくとかなり有利となるでしょう。

ウェディングプランナーにおすすめな志望動機2つ

ここでは、就職活動時に企業へ提出する「志望動機」について、例文もまじえて解説します。主なポイントは下記の2点です。

  • 重要な場面に関わる仕事がしたい
  • 人を喜ばせることが好き

結婚式というビッグイベントに携わりたい新郎新婦、両家の家族やゲストを喜ばせたい、という気持ちを伝えるのが重要です。

重要な場面に関わる仕事がしたい

【例文】

私は、イベントや特別な日の演出に携わる仕事に就きたいと思っています。結婚式は特に、人生で一番大切なセレモニーと言えるほどの大きなイベントです。お客様にとって一生の素敵な思い出となるよう、最高の結婚式を提供できるウェディングプランナーになって、ブライダル業界に貢献したいと考えています。
また御社では、王道の結婚式だけでなく、新郎新婦のこだわりを詰め込んだユニークな結婚式も実施していると知りました。私も型にとらわれない、自由な発想を常に意識して、お客様とコミュニケーションをとりながらプロデュースしていきたいと思い、御社で働きたいと思いました。

結婚式が特別なイベントであり、それに携わる仕事がしたいという気持ちを説明した志望動機です。もし家族や友人の結婚式に参列したことがあれば、その時に感じた感動なども折り込むといいでしょう。

また、他社ではなくこの会社で働きたい、という具体的な理由を述べるのもおすすめです。

人を喜ばせることが好き

【例文】

私は、人を喜ばせる仕事に携わりたいと思い、ウエディング業界での仕事を志望しています。結婚式は新郎新婦はもちろんのこと、両家のご家族、参列するご友人など、多くの方たちにとって喜ばしい特別な1日です。その結婚式をサポートすることで、すべての方たちによりいっそうの笑顔と感動を提供できるウェディングプランナーになりたいと考えています。
また、御社では海外のリゾートウェディングにも力を入れていることを知りました。結婚式だけでなく、その後の観光やアクティビティでもお客様に楽しんでいただける仕事ができると思い、ぜひ御社で働きたいと思っています。

人を喜ばせたい、というのは接客業全般的によくある志望動機です。ただ、他の接客業ではなくなぜウェディングに携わりたいのか、という気持ちを伝えるのが良いでしょう。

また、志望する企業の特徴や注力している業務を調べ、興味を持っていることを伝えるのも効果的です。

ウェディングプランナーの仕事内容

ウェディングプランナーは勤務先によって業務に違いがあることはお伝えしましたが、一般的にはどのような業務内容なのでしょうか。ここでは下記の4つに分けて解説します。

  1. 新規のお客様への営業
  2. 打ち合わせ
  3. 企画
  4. 当日の運営担当

①新規のお客様への営業

顧客はまず挙式会場を決めるため、複数の会場へ見学に行きます。ウェディングプランナーは、見学や相談に来たお客様の対応をします。

他社ではなく「ここで結婚式をしたい!」と思ってもらえるよう、円滑なコミュニケーションをとりながら、自社の特徴や強みを伝えましょう。

また、結婚式場やホテル、レストランなどではブライダルフェアを実施します。本番さながらの装飾がされた式場や披露宴会場を見てもらったり、ドレスの試着、料理やデザートの試食などを催すのも営業のひとつです。

②打ち合わせ

無事契約となったら、細かな打ち合わせを進めていきます。挙式や披露宴のスタイル、日程、衣装や料理、ゲストの人数、披露宴の演出など、決めるべきことはたくさんあります。

顧客がなるべく迷わなくてすむよう、コースを用意している会社も多くあります。とはいえスタンダードなものだけでなく、新郎新婦の一生の思い出になるような提案も必要となるでしょう。

時には夫婦で意見が分かれたり、親族からの要求が入ってきたりもするでしょう。ウェディングプランナーは、顧客にしっかりと寄り添いながら話し合いを進めるコンサルティング能力が重要です。

③企画

打ち合わせでおおまかな内容が決まったら、いよいよ本格的に企画として動かしていきます。より具体的に、どのドレスを着るか、ヘアメイクはどうするか、ブーケやウェディングケーキはどのようなものにするかなど、細かい部分を話し合いながら決めていきます

招待状の発送や席次決定など、新郎新婦にやってもらう業務のことでも、悩んでいるようであれば相談に乗り全面的にサポートします。安心して結婚式当日を迎えられるよう、入念に準備を進めていきます。

④当日の運営担当

ウェディングプランナーは、結婚式当日は運営側に回ります。式場内や新郎新婦・ゲストの動きを常にチェックし、滞りなく進行されているかを確認します。

もし挙式や披露宴の途中でトラブルが発生した場合は、ウェディングプランナーが率先して迅速に対応する必要があります。状況を把握してスタッフに的確な指示を出せるよう、リーダー的な能力も求められるでしょう。

結婚式が無事に終わったあとも、撤収作業や新郎新婦へのあいさつ、事務作業などが残っています。新郎新婦からお礼の手紙が届くこともありますので、その返信対応も業務のひとつです。

ウェディングプランナーの将来性は?

ウェディングプランナーは女性に人気の職業です。そのため、産休や育休などを取得しやすくなっているなど、長期的に働きやすい環境を提供する企業が増加しています。

近年、結婚式を挙げるカップルは減少し、未婚率は増加しています。また、ブライダル業界もコロナ禍の影響を大きく受けました。

ただコロナが収束してきた最近では、明るい話題で盛り上がりたい、久しぶりに友人同士集まりたい、海外に行きたいなどの需要が高まってきているようです。小~中規模の結婚式やリゾートウェディングの盛り返しが期待されています。

ウェディングプランナーの就職は難しくない!しっかり対策して夢を叶えよう

人生で一度きりの大切なイベントである結婚式に携わるのは、非常に責任のある仕事です。それでも、無事本番が終わり、顧客から「ありがとう」と感謝の言葉をもらえた時、大きな喜びとやりがいを感じられるでしょう。

ウェディングプランナーには、特別な認定資格などはありません。自分がどのような結婚式をプロデュースしてみたいのかを考えて、就職先を選んでみてください。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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