就活豆知識

HOME > カリクル就活 > 就活豆知識 > 「自分を一言で表すと」と聞かれた時の答え方と解答例を紹介!

「自分を一言で表すと」と聞かれた時の答え方と解答例を紹介!

面接では実に様々な質問があり、事前に質問を想定しておかないと回答に困ってしまうこともありますよね。

その中でもありがちなのが「自分を一言で表すと」と面接官から聞かれること。

いきなり聞かれると難しく感じますが、事前に想定しておくだけでスムーズに答えることができ、面接官の印象を高められます。

この記事では「自分を一言で表すと」と聞かれた際の受け答えのやり方やなぜ聞かれるのかなどを中心に解説していますので、最後までご覧ください。

就活で「自分を一言で表すと」と聞かれる理由

就活の面接で頻繁に「自分を一言で表すと」という質問がされますが、そもそもなぜ聞かれるのか理由がわからないですよね。

今回カリクルメディア編集部では、累計5000人以上の就活生と面談してきたトップ就活エージェントや、最終面接の担当経験もある面接官など、就活のプロ12人にアンケートを実施。

面接官が「自分を一言で表すと?」と聞く理由について質問しました!結果を参考に、回答を考えてみてくださいね。

アンケート結果から、就活生の性格や人柄を知りたい意見が多いことがわかります。

また、自分の性格や人柄を面接官にちゃんと伝えられるか、自分の言葉で簡潔に表現する力や内容の説得力も見ているという声が多くあがりました。

このアンケート結果を踏まえ、ここからは面接で「自分を一言で表すと」と聞かれる理由について、より詳しく掘り下げていきますね。

  1. 自己分析できているか確認するため
  2. 表現力の高さを確認するため
  3. 人間性を確認するため

①自己分析できているか確認するため

1つ目の理由は、自己分析ができているかどうかを確認するためです。

自己分析がうまい人は、自分の特徴や性格を理解した上で、端的に自分とはどのような人間なのかを初対面の面接官などに伝えられます。

「自分を一言で表すと」という質問には、どのような人間かを端的に示してほしいという意図が感じられるでしょう。

一言で表現した後にその理由も話すことになるため、理由も含めて自己分析ができているかどうかがチェックされます。

②表現力の高さを確認するため

2つ目の理由は、表現力の高さを確認するためです。

自分を一言で表すのは大変であり、理解に時間がかかるような回答をしてしまう可能性があります。

面接官が思わず膝を打つような面白い回答ができれば、「アドリブもできて表現力も高い」と高評価され、面接での印象も良くなるでしょう。

もちろん、奇をてらった回答をする必要はなく、色々と考えた上で自分でもしっくりと来たものを用意するのがおすすめです。

③人間性を確認するため

3つ目は学生の人間性を確認するためです。

面接では、「同じ仲間として切磋琢磨できるかどうか」をチェックしていくため、人間性の要素が問われます。

たくさんの質問で人間性の確認を行っていきますが、自分を一言で表す質問はオリジナリティにあふれた回答が出てきやすいため、人間味が出やすくなるでしょう。

その人間味が企業の社風に合うかどうか、同じ仲間として受け入れたいかどうかの判断材料につながっていきます。

「自分を一言で表すと」の内容の決め方

「自分を一言で表すと」の内容をどんなものにしていくのか、中身の決め方として3つあります。

  1. 自己分析で長所と短所を探す
  2. 実体験から考えてみる
  3. 企業が求める人物像を探す

中身をどのように決めていけばいいか、決め方について解説していきますね。

①自己分析で長所と短所を探す

1つ目は、自己分析を行って長所・短所を探していくことです。

一言で表す質問は、長所や短所をすべてひっくるめてどのように表現するかが重要であり、まず自分の長所と短所を知る必要があります。

短所も言い方を変えれば長所として扱えるため、長所も短所もまずはリストアップしてみることが大切です。

その上で一言にまとめやすいものをピックアップしながらまとめていくことをおすすめします。

②実体験から考えてみる

2つ目は、実際にあった体験からまとめていくことです。

学生時代に部活動やボランティア活動など様々な体験をした人が多いはずなので、その体験からまとめていくことがおすすめです。

例えば「我慢強い」と一言で表す場合、剣道をやっている人であれば、焦らずジッと我慢しながら相手の動きを見て一本を奪った結果、県大会に優勝できたという経験があるかもしれません。

その経験をまとめていけば説得力の理由になっていくでしょう。

③企業が求める人物像を探す

3つ目は、企業が求めているであろう人物像を探すことです。

企業によって社風などが異なるため、その企業にマッチするかどうかがとても重要になります。

企業が求める人物像を想定し、その人物像にマッチするであろう内容を面接でアピールすることで好印象を持たれやすくなるでしょう。

そのため、自分を一言で表す答えをいくつも用意しておいておくことをおすすめします。

「自分を一言で表すと」の回答を作る際の注意点

実際に「自分を一言で表すと」の回答を作っていく際には5つの注意点が存在します。

  1. ありきたりな表現は避ける
  2. 内容を簡潔にまとめる
  3. マイナスな印象を与える表現は避ける
  4. 誇張しすぎた表現は避ける
  5. 抽象的ではなく具体的な表現を使う

ここから回答の中身を作っていく際に注意しておきたいポイントをご紹介していきますね。

①ありきたりな表現は避ける

1つ目は、ありきたりな表現はできるだけ避けることです。

ありきたりな表現ではオリジナリティに欠けるほか、他の参加者と被る恐れがあり、インパクトに欠ける可能性が考えられます。

あまりにも突飛すぎるのも微妙ですが、誰にでも経験できるようなありきたりな事柄では印象に残りにくいでしょう。

ありがちな表現はなるべく避けていき、オリジナリティのある中身にしていくことが求められます。

②内容を簡潔にまとめる

2つ目は、内容を簡潔にまとめていくことです。

一言で表現するだけでなく、なぜその一言にしたのかについて理由を伝えることになります。

この理由があまりにも長々としたものだと、聞いている側も中身を覚えきれず、中身ではなく長々とした説明だったという印象を覚えられてしまうでしょう。

理由に関しても端的にまとめることで、その理由を踏まえた上で面接官から質問がしやすくなります。

③マイナスな印象を与える表現は避ける

3つ目は面接官にマイナスな印象を与える表現を避けることです。

時に自らを自虐的に表現する学生がいますが、謙遜ではなく自信の無さとして受け取られてしまう可能性があります。

できるだけ自虐的な内容は避け、プラスの部分だけで構成していくと自信があるように思われやすいです。

もちろん謙遜も大事ですが、謙遜が過ぎてマイナスな内容になることは避けましょう。

④誇張しすぎた表現は避ける

4つ目は、誇張し過ぎた表現は避けていくことです。

よく話を盛る人がいますが、あまりにもやり過ぎると嘘として捉えられ、大きなマイナスになってしまいます。

誇張のし過ぎは、過度な期待を企業側に持たせる可能性があり、入社後に苦しめられることも考えられるため、おすすめできません。

できるだけ誇張せず、ありのままの姿を表現していくことが大切です。

⑤抽象的ではなく具体的な表現を使う

5つ目は、抽象的ではなく、最大限具体的な表現を用いることです。

抽象的な表現ではイメージがしにくく、相手に伝わらない可能性があります。

具体的な表現を用いればイメージがしやすく、質問も返しやすいため、数字を使うなど具体性を増した表現を目指すことが大切です。

実際にあったエピソードを盛り込む際にも数字を使える場合は数字を使っていき、伝わりやすい回答を目指しましょう。

「自分を一言で表すと」の例文5つ

ここからご紹介するのは「自分を一言で表すと」に関する例文5つです。

  1. リーダーシップをアピールする例文
  2. 努力家をアピールする例文
  3. 柔軟な対応力をアピールする例文
  4. 負けず嫌いをアピールする例文
  5. 元気さをアピールする例文

これからご紹介する例文を叩き台にして、自分にあった内容にアレンジしてくださいね。

①リーダーシップをアピールする例文

ここでは「リーダーシップ」をアピールしつつ自分を一言で表す際の例文を紹介します。

自分を一言で表すと「コミュニケーション重視のリーダー」です。その理由は、100名ほど所属するサッカー部でキャプテンを務めており、その際にコミュニケーションを重ねて意思疎通を行ってきたからです。

サッカー部の方針はトップダウンでは決めず、メンバーが意見を出し合って決めます。キャプテンとして意見をまとめる役割を担いますが、できる限り多くの意見を尊重するようにしてきました。

意見を否定されるとやる気を失いがちですが、意見が採用されると前向きに取り組むようになります。このように意見をできるだけ吸い上げてリーダーシップを発揮し、貴社で活躍できる人材になりたいと考えております。

②努力家をアピールする例文

ここでは「努力家」をアピールしつつ自分を一言で表す際の例文を紹介します。

自分を一言で表すと「努力家」です。その理由は、高校時代から始めた弓道で数年で二段にまでなれたからです。

私は高校から弓道を始めました。未経験なので最初は基礎練習からのスタートでしたが、人よりも多く基礎練習をこなし、弓道の基本的な動作・所作を反復練習を行い、きれいな形を心掛けて練習してきた次第です。

おかげさまで新人戦ですぐにレギュラーに選ばれ、県大会などで個人3位など結果を残しました。大学に入ってからも弓道を続け、先日二段に昇段できましたが、1日でも早く先輩たちに追いつきたい思いで努力できた結果です。

この時の経験を活かし、貴社に入社で来たら1日でも早く追いつけるよう努力を重ねて結果を出したいと考えております。

③柔軟な対応力をアピールする例文

ここでは「臨機応変」をアピールしつつ自分を一言で表す際の例文を紹介します。

自分を一言で表すと、「臨機応変」です。その理由は、学ぶ環境が変わっても勉学に取り組み続け、結果を出せたからです。

お恥ずかしい話ですが、大学時代に交通事故に遭って大けがに遭い、数か月入院していました。その間は大学に行けませんでしたが、何か学びたいと思い、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、退院後に試験を受けて合格できました。

また周囲の同級生がノートを貸してくれるなど協力してくれたおかげで留年することなく進級もできました。この経験を活かし、逆境に立たされてもできることを最大限行って結果を出せるように頑張ります。

④負けず嫌いをアピールする例文

ここでは「負けず嫌い」をアピールしつつ自分を一言で表す際の例文を紹介します。

自分を一言で表すと「諦めない気持ち」です。その理由は、バク転を習得する際にたくさん練習をこなしてようやくできるようになったからです。

幼い時から体操をやっていましたが、バク転はすぐにはできず、1回練習中にケガをしてからは怖くて練習も嫌になりました。しかし、何回も練習を行い、手首などを痛めながらも諦めない気持ちで臨んでいく中で段々と形になり、最終的にバク転ができました。

そこから諦めずに取り組む気持ちの大切さを実感し、どんな技もこなせるようになった次第です。この経験を活かし、結果を出すまでは決して諦めずに取り組む姿勢で貴社に貢献したいと思っています。

⑤元気さをアピールする例文

ここでは「元気さ」をアピールしつつ自分を一言で表す際の例文を紹介します。

私を一言で表すと「元気いっぱい」です。その理由は、大学時代、厳しい練習を元気を出して乗り越えられたからです。

私は小学生の時から野球を行い、大学まで野球の強豪校にいました。強豪校とあって全国から選手が集まり、日々厳しい練習が行われるので辛い部分もありましたが、元気を出して取り組めたことで厳しい練習を乗り越えられ、レギュラーに選ばれ、高校時代は県大会準優勝までしました。

この経験を活かし、どんなに辛い状況でも元気でいることを忘れず、前向きに取り組み続けて1日でも早く成長し、貴社に貢献したいです。

「自分を一言で表すと」のNGな答え方

「自分を一言で表すと」という質問には、最大限避けるべきNGな答え方が2つあります。

  1. 嘘をつくのはNG
  2. ネガティブに聞こえるのはNG

最後にNGな受け答えについて解説していきますね。

①嘘をつくのはNG

1つ目は、嘘で答えることはNGという点です。

明らかな嘘は面接官にすぐバレますし、万が一バレずに採用され、採用後に嘘が発覚した場合に立場を悪くするどころか、信頼されにくくなるでしょう。

できるだけ誇張することも控え、なるべく事実に即した内容で答えていくことをおすすめします。

特にアドリブで答えてしまう際にはとっさに嘘をついてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

②ネガティブに聞こえるのはNG

2つ目はネガティブに聞こえてしまうのはNGという点です。

ネガティブに聞こえる表現だと、受け取る側の印象が悪くなり、「わざわざマイナスプロモーションをしているのだろうか」と面接官が疑問に感じやすくなります。

そうならないためにも、ポジティブな表現を心掛けて自虐にならない程度にすることが大切です。

できるだけネガティブな表現にならないよう、複数の人に内容をチェックしてもらうことをおすすめします。

わかりやすい自己表現を心がけよう!

自分を一言で表す際に重要なのは、相手に伝わりやすい自己表現であることです。

自分を表現する一言とその理由が理路整然としていれば、面接官もあなたがどのような人物かがすぐに分かりますし、イメージもしやすいでしょう。

ついつい凝ったことを考えがちですが、案外シンプルな一言でも何の問題もなく、わかりやすい自己表現を心掛けていきましょう。

  • フェイスブック
  • ツイッター

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

PICKUPピックアップ記事

まずはカリクル公式LINEを友だち追加!

無料スーツレンタルはこちら