プレエントリーとは何か知っていますか?就活では、プレエントリーとエントリーの違いを把握して、適切な時期にそれぞれ応募していく必要があります。
ここでは、プレエントリーについて、基本、開始時期、平均応募数、エントリー方法などを紹介しています。
この記事を読めば、プレエントリーを行う前に何をすべきか、どのようして行えばいいのかを知ることができますよ。
プレエントリーとは
プレエントリーとは、企業へ氏名や住所などの連絡先を提供し、採用に関する情報を取得できるようにしておく行為です。言い換えれば、学生から企業へ「興味がある」という意思表示になります。
注意すべきは、「プレエントリー=選考開始ではない」ことです。就活では、ES提出などを伴ういわゆる「本エントリー」を行わなければ、企業の選考に参加できません。
そのためプレエントリーには、少しでも興味があれば気兼ねなく臨めると言えるでしょう。
【何社すればいい?】プレエントリーの開始時期と平均応募数
プレエントリーは、企業への意思表示の第一歩として捉えられるため、始まる時期を把握しておくことが重要です。
また、平均応募数の把握もしておきましょう。以下にそれぞれ解説していくので、ぜひ目安にしてください。
プレエントリーの開始時期は3月から
プレエントリーは、就活解禁である3月1日から順次受付が開始されます。これはあくまでも目安であり、実際は企業によって開始時期は異なるので注意しましょう。
あらかじめ興味がある企業についてはリストアップしておくことがお勧めです。また、企業の採用ページも必ず定期的にチェックすることがポイント。
プレエントリーが遅れると、選考に関する大事な情報を見逃しかねませんから、できるだけ早く対応したいところです。遅くなったとしても、採用活動が本格化する3月下旬までには済ませておくことを推奨します。
プレエントリーの平均応募数は何社?
プレエントリーの平均応募数は、30社前後です。
応募数が多すぎる場合、情報を追ったり、スケジュール管理をしたりすることに難しさを感じてしまうかもしれません。
しかしながら、そのぶん複数社内定の可能性を残しておけるため、必ずしも多くプレエントリーをすることは悪いとは言い切れません。平均応募者数はあくまでも1つの目安として捉えるべきでしょう。
プレエントリーをするための2つの方法
実際にプレエントリーをするには、どうすれば良いのでしょうか?意外に見落としがちなプレエントリー方法について、以下に2つを紹介していきます。
- 企業の採用ページから行う
- 就活サイトから行う
企業の採用ページから行う
就活では、それぞれの企業が独自の採用ページを設けていることが多くなっています。ここから、プレエントリーを行うことができます。
注意すべきは、企業によってはホームページとは別の採用ページを設けていること、採用活動開始時期ではないと情報が開示されないことの2点です。
採用ページが見当たらない場合は、再度検索をかけてみたり、時期を開けて再び訪問してみたりしましょう。
就活サイトから行う
企業によっては、就活サイトからプレエントリーを行えます。企業の採用ページからだと、個別に個人情報を入力する必要がありますが、就活サイトからだと、あらかじめ登録しておいた情報を自動で入力させることが可能です。
また、就活サイトの検索機能やフィルター機能を使って、興味のある業界・職種に絞ったうえで、一気に応募することもできますよ。
より手軽にプレエントリーが行えるため、志望の企業が少なくて心配な場合は、就活サイトを活用することをお勧めします。
プレエントリー前にすべきこと3つ
プレエントリーは、就活解禁と同時に複数の企業で可能になる場合がほとんどです。出遅れないためには、事前の準備が必要不可欠。ここでは、プレエントリー前にすべきことを3つに分けて紹介していきます。
- 興味のある業界を探す
- 興味をもった企業に共通点を見つける
- 就活用のメールアドレスを作成する
①興味のある業界を探す
まずは興味のある業界を探すところから始めましょう。業界というくくりで企業を把握しておくと、志望企業の幅を広げやすく、また、企業の特徴や将来性を理解しておきやすいため、便利です。
たとえば、身近にある商品やサービスで好きなものが関わっている業界、知っている企業の属する業界などの観点から、興味の幅を広げていきましょう。
このようにより多くの業界を見ることで、自分の適性や希望が見えてきやすいと言えます。
②興味をもった企業に共通点を見つける
興味を持った企業に共通点を見つける作業を行いましょう。なぜなら、志望動機の核とすることができるからです。たとえば、人を笑顔にする仕事やものづくりに携われる仕事などが挙げられます。
きっちりと把握しておくことで、自己PRや志望動機などを固めることができるでしょう。また、志望企業の数が足りない場合も役立ちます。共通点を持っている企業を探すことができれば、そこが新しい志望先になり得るからです。
③就活用のメールアドレスを作成する
就活用のメールアドレスを作成しておきましょう。なぜなら、企業からのお知らせや採用担当者との個別のやり取りは、メールで行うことが基本であるからです。
注意点は、日々チェックできるものにすること、プライベートなメールアドレスは避けることの2つです。なぜなら、就活では日々多くのメールに目を通す必要があるからです。また、あまりにプライベートなメールアドレスだと、企業からマイナスのイメージがつきやすくなります。
メールアドレスは、大学で使用するもの、または、名前などのシンプルな文字列のものにしましょう。
【何社も応募すべき?】プレエントリーに関するよくある質問
プレエントリーに関するよくある質問を、以下に3つ紹介します。
疑問点を解消しておくことで、応募に対するハードルをさげられますよ。
- プレエントリーすれば選考に参加できるか?
- プレエントリーすると必ず選考に参加する必要があるのか?
- プレエントリーしたい企業が少ない場合は?
Q1.|プレエントリーすれば選考に参加できるか?
プレエントリー=選考に応募ではありません。選考に応募するためには、本エントリーが必要です。
しかしながら、そもそもプレエントリーを行っておかないと、本エントリーに関する情報が得られないことが多くなっています。
そのため、興味がある企業には早めにプレエントリーを行い、重要な情報を見逃さないようにしてください。また、必ず本エントリーも別で行うようにしましょう。
Q2.|プレエントリーすると必ず選考に参加する必要があるのか?
プレエントリーをしたからと言って、必ずしも選考に参加する必要はありません。プレエントリーはあくまでも、企業からの情報を得るために行う行為だからです。
選考に参加しない場合でも、マナー違反になったり他の企業で評価が下がってしまったりすることはありません。気軽に行える点がメリットと言えますね。
そのため少しでも興味がある企業には、積極的にプレエントリーするようにしてください。
Q3.|プレエントリーしたい企業が少ない場合は?
プレエントリーしたい企業が少なくても、問題ありません。しかしながら、おのずと本エントリーの数も減ることが予想されるため、内定をどこにももらえないリスクは高くなってしまいます。
逆に、プレエントリーをたくさんする分には損が発生しないため、できるだけ色々な企業に応募することをお勧めします。また、たくさん応募しておくことで、自らの視野を広く保てるでしょう。
プレエントリーは内定への第一歩!積極的にチャレンジしよう
ここまで、プレエントリーについて、基本、開始時期、平均応募数、エントリー方法などを紹介してきました。
プレエントリーは、内定への第一歩です。積極的にチャレンジすることで、将来の可能性が広がります。ぜひこの記事を参考に、しっかり準備をしたうえで応募を行いましょう。
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。