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個人面接の対策方法を解説|流れやポイント・マナーも確認しよう!

個人面接では、的確な受け答えができるように事前対策を行っておく必要があります。しかし、どのように対策をすれば良いかわかず、面接の壁に当たってしまう方も多いでしょう。

そこで、本記事では個人面接の対策方法やポイント、マナーなどについて解説します。ぜひ、これからの就活に取り入れてみてください。

個人面接の特徴を理解しよう

個人面接は、採用の重要なポイントになります。「書類選考は通るのに、個人面接になるとなかなか通過できない」という学生も少なくありません。

就活対策を行うためには、まず個人面接について理解を深める必要があります。ここでは面接の概要を解説するので、参考にしてみてください。

①個人面接とは

個人面接とは、学生1人に対して行われる面接のことです。主に、書類では分からない学生の本質を見極めるために行われます。

具体的には「社会人としての常識を備えているか」「自社との相性は良いか」「事業に貢献できる人材であるか」といったことを確認するのが基本です。

個人面接は、多くの企業の選考過程に組み込まれているものなので、事前の対策が欠かせません。きちんと受け答えができるようにして、意欲を伝えることが重要です。

②個人面接と集団面接の違い

個人面接と集団面接の違いは、質問数と質問に答えられる時間です。集団面接では複数人の学生が同時に面接を行うので、自然と各人の持ち時間は短くなります。

質問数や回答時間が限られる分、短い言葉で効果的に自分をアピールする必要があるでしょう。

一方で、個人面接は集団面接よりも長い時間をかけて質問が出されます。

学生の本質を判断するために1つの質問を深堀りされる場合も多く、より濃い内容の受け答えが求められるところが集団面接との違いです。

個人面接の流れとマナー

面接では、身だしなみを整えるのが基本のマナーです。ここでは、身だしなみ以外にも意識しておきたいマナーを5つのタイミングごとにまとめました

  1. 受付時
  2. 待機時
  3. 入室時
  4. 面接中
  5. 退室時

それぞれのマナーを詳しく確認しましょう。

①受付時

会場までの道のりでは、電車遅延などさまざまなトラブルが考えられるため、余裕を持って30分前には会場へ到着するように家を出ると安心です。

ただし、30分前だとまだ会場準備が整っておらず、そのまま受付へ行くと担当者に迷惑をかける可能性があります

会場に着いても受付には直行せず、お手洗いなどで身だしなみを整えたり、面接の準備をしたりして気持ちを整えましょう。

定刻の10分前になったら、受付に向かうのがおすすめです。大学名と自分の名前、会場へ来た目的を告げ、受付を行ってください。

②待機時

受付を終えたら、面接時間までは控え室でしばらく待機することになります。ただし、待機中だからといって気を抜かないようにしましょう

企業によっては、待機中のマナーをチェックしている場合があります。スマホを見ていたり、寝ていたりしたら評価が下がる原因になりかねません。

控え室に入ったら、椅子に座って静かに待つのが基本です。猫背で姿勢が悪いとだらしない印象になるので、背筋を伸ばすことを意識してください。

③入室時

入室のタイミングは第一印象を左右する重要なポイントになるため、きちんとマナーを守る必要があります。

まずは、入室前にドアを3回ノックしてください。ドアの向こう側から「どうぞ」と声がしたのを確認して、ドアを開きます。

「失礼いたします」とお辞儀をしたらドアを閉め、面接官の目を見て「今日はどうぞよろしくお願いします」と挨拶をしてください。

椅子の横に移動し、面接官から「どうぞ着席してください」と言われた後に「失礼します」と軽く頭を下げて座ります。

④面接中

質問に対する的確な回答をするのはもちろんのこと、受け答えをする時のマナーも重要視しましょう

まずは、面接官とアイコンタクトを取るようにします。質問をする面接官の方を向いて相槌を打ち、真剣に面接へ臨んでいることをアピールするのがポイントです。

また、表情が硬くなりすぎないように口角を上げ、はっきりと通る声で答えるようにします。

面接では緊張して表情が固まったり、下を向いたりすることがありますが、できる限り笑顔を意識して、明るい印象を与えるようにしてください

⑤退室時

面接が終わったら、座った状態で「本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました」とお礼し、椅子の横に立ったら再び「失礼いたします」とお辞儀をします。

カバンを持ってドアの前まで歩いたら、面接官の方を向いて「失礼いたします」と軽く頭を下げてください。

面接官の方に背中を向けないようにドアを開き、会釈をしながら閉めたら終了です。

本番で緊張すると不自然な動きになることも多いので、事前に一連の動きを練習すると良いでしょう。

個人面接で企業が見ているポイント4つ

企業側が面接でチェックしているポイントを4つにまとめました

  1. 人柄
  2. コミュニケーション能力
  3. 外見
  4. 熱意

各ポイントを具体的に確認し、面接で好印象を与えられるようにしましょう。

①人柄

仕事は1人で行うものではなく、たくさんの人と関わりながら進めていくものなので、多くの企業では人柄を重視して合否を決める傾向があります

面接の受け答えを通して「一緒に働きたいと思えるか」「自社の社員との相性はどうか」といったことを確認する場合が大半です。

どれだけスキルの高い学生でも、人柄が企業の風土とマッチしなければ採用に至るのは難しいでしょう。

企業で問題なく働ける人柄を備えていることをアピールする必要があります。

②コミュニケーション能力

コミュニケーション能力とは、相手の話を理解し、適切な対応ができるスキルのことであり、チームで仕事をする上で欠かせない素質の1つです。

また、自分が表現したいことを相手に分かりやすく示せるスキルもコミュニケーション能力に当てはまります。

そのため、質問の意図をきちんと理解し、分かりやすく回答できるか、面接官から細かな確認を受けることになるでしょう。

スムーズに受け答えができるように、事前にしっかり面接対策をすることが重要です。

③外見

面接では、内面はもちろんのこと外見もチェックするのが基本です。この場合の外見とは、容姿ではなく身だしなみのことを指します。

身だしなみが整っていない人は第一印象が損なわれ、一緒に働きたくないと思われる可能性が高いでしょう。

例えば、スーツにシワやシミがついていたり、髪に寝癖がついていたりしては、清潔感を感じられません。

清潔感があり、社会人としてのマナーを守った身だしなみに整えておくことが大切なポイントです。

④熱意

入社への熱意も、面接の時に意識しておきたいことの1つです。どれだけ強い気持ちで入社を希望しているか、積極的にアピールしましょう。

熱意が足りないと「内定を辞退される可能性がある」「入社しても長続きしない」と判断され、不採用になることがあります。

熱意を伝えるには、志望動機を明確化し、なぜ入社したいのか答えられるようにするのがコツです。

また、入社後にどのようにして働きたいのか具体的に述べ、仕事への熱意を伝えることも意識してみてください。

個人面接の対策方法4つ

ここからは、個人面接の対策方法を4つ紹介します。

  1. 企業分析を深める
  2. 自己分析をする
  3. 面接対策をする
  4. 質問を想定し回答を作成する

事前にそれぞれの対策をしっかりと行い、面接を突破できるようにしていきましょう。

①企業分析を深める

面接を通過するためには、企業分析を深め、企業が求める人物像を把握しておく必要があります

企業がどのような人材を求めているのか理解していないと、面接の受け答えもチグハグになり、不採用になる可能性が高まるでしょう。

面接官は、企業理念や方針を理解し、同じ目標に向かって仕事を進められる人材であるかを見極めようとしています。

企業分析や情報収集をもとに、的確な回答ができるようになれば、高い評価を得られるはずです。

②自己分析をする

企業分析だけでなく自己分析も深め、自分の強みをアピールできるようになることも重要なポイントです。

エントリーシートに記入した自分の長所や強みを振り返り、より分かりやすく説明できるようにしてください。

強みや長所を表すための具体的なエピソードを肉付けしておけば、説得力が増し、面接官へ効果的にアピールできるようになります。

また、強みだけでなく弱みの分析も進め、どのようにして克服していくべきか客観的な答えを出しておくと、面接時の質問に答えやすくなるでしょう。

③面接対策をする

面接本番は、緊張してイメージ通りの受け答えができないことも珍しくありません。そのため、繰り返し面接練習をして対策を整えておくようにしてください。

大学のキャリアセンターなどでは定期的に面接練習の場を設けているため、利用するのがおすすめです。

模擬練習で自分の姿を客観的に見てもらうことで、どのようなところを改善すべきか見えてくるようになります。

また、本番に近い雰囲気で面接練習を行なっておけば、当日の緊張を和らげやすくなるでしょう。

④質問を想定し回答を作成する

面接で聞かれる質問には一定の傾向があるため、あらかじめ想定して回答を作成するのも対策の1つです。

自信を持って回答できる内容を準備しておけば、本番でも比較的落ち着いて答えられるようになります

一般的によく聞かれる質問をチェックするのはもちろんのこと、OB訪問や先輩への相談でどのような質問が出されやすいのか聞いておくのも良いでしょう。

また、作成した回答を他の人に聞いてもらい、本番までにブラッシュアップするのも重要なポイントです。

個人面接で聞かれる質問例・回答例4つ

ここでは、個人面接で聞かれやすい4つの質問と回答の事例を紹介します

  1. 志望動機を教えてください
  2. 自己PRをしてください
  3. 学生時代に力を入れたことを教えてください
  4. 何か質問はありますか?

それぞれの質問に対する回答を検討し、自信を持って面接に臨めるようにしましょう。

①志望動機を教えてください

志望動機を聞くのは、入社への熱意を確かめるのが目的です。明確な動機を示し、熱意をアピールしましょう。

私は、エネルギーの安定供給を通じて国に貢献したいという思いから御社を志望しています。

在学中、東南アジアの複数国を旅行した際に、各国のインフラの脆弱性を目の当たりにし、エネルギーの安定供給に対する重要性を強く実感しました。

企業分析を進める中で、国のエネルギー供給の根幹を担う御社の中核事業に大きな責任感とやりがいを感じ、志望いたしました。

②自己PRをしてください

自己PRは、学生がアピールする強みを入社後に活かせるのか確認するために質問されます。企業が求める人物像に当てはめることを示すのがポイントです。

私の強みは、最後までやり遂げる責任感です。私は、在学中に文化祭の実行委員として物品調達の仕事を任されました。

物品の変更や配送トラブルなど困難な壁に当たりましたが、周りと意思疎通を取って的確な指示を出すことで乗り越え、無事に全ての物品を揃えられました。

御社で働く際も、持ち前の責任感を活かし、どのような問題にも立ち向かっていきたいと考えています。

③学生時代に力を入れたことを教えてください

学生時代に力を入れたことは、人柄や物事に取り組む姿勢を把握するために聞かれます。具体的なエピソードを分かりやすく伝えましょう。

私が学生時代に力を入れたことは、宅建士の勉強です。この経験から、私は粘り強く努力することの大切さを学びました。

私は、父の仕事の影響で不動産業界に興味を持ち、在学中に宅建士を取ろうと決めました。授業やアルバイトと並行して勉強を続け、3年目で合格できました。

不合格になった時は心が折れかけましたが、努力を続ければ必ず成果が出ると学ぶことができたので、粘り強い気持ちを仕事にも活かしたいと考えています。

④何か質問はありますか?

企業側から学生に質問があるか問うのは「逆質問」と呼ばれるものです。企業との相性や志望度を確かめるために聞かれます。

企業分析を行なった上で、入社への意欲が高いことをアピールできるようにすることが大切です。

現在、御社では△△事業を積極的に進めていますが、よろしければ将来的な展望をお聞かせ願えますか?
私は御社の△△事業に携わりたいと考えております。現在、○○の資格を取得していますが、他に備えておくべきスキルはありますか?

個人面接でのポイント3つ

個人面接で意識しておきたいポイントを3つにまとめました

  1. 自信をもってはっきり話す
  2. 一貫性を持たせて話す
  3. 緊張した時は黙り込まず正直に言う

どのようなポイントを意識すべきか確認し、的確な面接対策を立てましょう。

①自信をもってはっきりと話す

面接では、面接官に自分の意図がきちんと伝わるようにハキハキと話すことが重要です。

たとえ的確な回答をしていたとしても、自信なさげに俯いたり、ボソボソと聞こえづらい声で話したりしては、マイナス評価になります。

質問に答える時は面接官の方を向いて背筋を伸ばし、はっきりとした声色を意識してください。早口にならないよう、ゆっくりめに話すのもポイントです。

また、なるべく口角を上げてにこやかな表情を保つようにすると高評価に繋がります。

②一貫性を持たせて話す

話に一貫性のない人は信頼がなく、理論的に物事を考えられないと判断される恐れがあります。

特に、エントリーシートや履歴書の内容と異なる受け答えはしないように注意してください。提出した書類を面接前に読み返し、全体を把握しておくと安心です。

また、長所と自己PRの内容がチグハグな場合、面接官は学生の本質を理解できず、評価が落ちる場合があります。

自分が主張したい長所や強みにも一貫性を持たせ、異なる点がないように気をつけましょう。

③緊張した時は黙り込まずに正直に言う

本番では、過度な緊張で質問に答えられなくなる場合があります。しかし、緊張しても黙り込むのはNGです。面接が進まず、面接官に迷惑をかけてしまいます。

もし緊張で回答ができなくなったら「緊張している」と正直に言った方が面接に対する本気度が伝わって良いでしょう。

「少し失礼します」と断った上で深呼吸し、気持ちを落ち着かせてから回答するようにしてください。また、緊張しやすい人は事前に面接練習を繰り返し、本番の空気感になれることも重要です。

個人面接の対策をしっかりして就活に臨もう!

個人面接は避けて通れない壁であり、きちんとした対策が必須です。全く対策をしていないと自分の魅力をアピールできないまま終わる可能性があります。

まずは面接時に最低限押さえておきたいマナーを確認し、相手に失礼がないようにしてください。また、想定される質問への回答を考えておくのもポイントです。

企業分析と自己分析を深め、自信を持って回答できるように準備を整えておけば、過度に心配する必要はありません

しっかりと対策を行い、就活を頑張っていきましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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