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ベンチャー企業の売り上げランキング10選|メリットデメリットも紹介

ベンチャー企業は一般的な企業よりも年功序列の意識が薄く、モチベーションが高く、結果を出せる人材が求められます。フルリモートワークもOKの会社や私服OKの会社など、働きやすい環境が整えられている場合も多いです。

そんなベンチャー企業ですが、中には経営が安定していないところもあり、「就職後、会社自体が潰れたらどうしよう…」と不安な方も多いでしょう。

そこで今回はベンチャー企業の中でも売り上げを伸ばしている企業をランキングで紹介しつつ、中小企業やスタートアップ企業との違い、ベンチャー企業で働くメリット・デメリットについても紹介していきます。

ベンチャー企業とは

「ベンチャー企業」という単語自体はよく耳にするものの、詳細については分からない人が多いのではないでしょうか。

そこでまずは中小企業、スタートアップ企業との違いについて詳しく見ていきましょう。いずれも同じような意味合いと捉えられがちですが、定義は異なります。

中小企業との違い

ベンチャー企業はベンチャービジネス、つまり既存のビジネスモデルを踏襲し、そこに独自のアイディアを加えて新しいサービス・価値を提供することを主な生業としている企業です。

規模は比較的小さいものの、さまざまな事業を次から次へと提案、具現化し、サービスを提供しています。

一方、「中小企業」という単語は従業員数や資本金によって分類されるもので、例えばサービス業においては資本金5,000万円以下、従業員数(常時業務に関わる人数)が100人以下の場合が当てはまり、ベンチャー企業もこれに当てはまるなら「中小企業」でもあるということです。

スタートアップ企業との違い

ベンチャー企業は「既存のビジネスモデルにアイデアを加えて、より良いサービスを提供するもの」である一方で、スタートアップ企業は「全く新しいサービスを提供すること」を目的としています。

また、ベンチャー企業は融資などである程度の資金調達を実現している一方で、スタートアップ企業は設立から数年程度、従業員も数人〜数十人と非常に規模の小さい企業です。

とはいえ、両者の明確な定義がまだ無いのも事実です。規模としては「スタートアップ」と呼ぶ方が正しいと思われる企業でも自ら「ベンチャー」と名乗ることは多々あるので、そこまで厳密に分類する必要はないでしょう。

ベンチャー企業10社の売り上げランキング

ここからは主なベンチャー企業を売り上げランキングごとに10社、提供している主なサービスの内容とともに紹介していきます。

誰もが1度は名前を聞いたことがある大企業ばかりなので、興味のあるところがあれば自分でも詳しく調べてみてください。

1位|リクルート

株式会社リクルートは人材派遣サービスが代表的ですが、ゼクシィ、ホットペッパー、SUUMO、タウンワーク、じゃらんなど各分野における代表的なサービスを提供しています。

「え、このサービスも大元はリクルートだったの?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。

私たちが生活する上で何気なく利用しているサービスの多くが、リクルートによるものです。

社風としても人材採用時はモチベーションや人格重視で、社員全員が経営者であるという理念から、一人ひとりが責任を持って、より良いサービスを社会に提供することにコミットできる環境と言えるでしょう。

売り上げ高(2022年)2,871,705(百万円)
参考:株式会社リクルート 有価証券報告書

2位|楽天

ネットショッピングの「楽天市場」や楽天モバイル、クレジットカードなどさまざまな事業を展開している楽天も、売上ランキングにおいても上位に入るメガベンチャー企業です。

特に楽天市場は1997年に創業されており、当時は「インターネットでの買い物なんて、誰もしない」と言われていた時代です。そんな時代から「地方や中小企業が全国へ事業を展開するサポートをする」という理念のもとサービスを開始しました。

まさに「ベンチャー企業」の定義そのものである、従来のサービスに新たなアイディアを加え、より良いサービスを提供するということをやってのけた企業と言えます。先見の明があり、これからも業績を伸ばしていくことでしょう。

売り上げ高(2022年)1,927,878(百万円)
参考:楽天グループ株式会社 有価証券報告書

3位|Zホールディングス

「Yahoo!」や「PayPay」、「LINE」などはもちろん「ZOZOTOWN」など、私たちの生活にはもはや欠かせないサービスを提供しているのが、Zホールディングスです。

キャッシュレス決済の代表格として今や多くの方が利用していますが、サービスの提供が開始されたのは2018年の10月と、意外にも最近です。たった数年で人々にとって欠かせないサービスとなるものを作り上げた、先見の明がある企業と言えるでしょう。

LINEも今や無くてはならないアプリですが、黎明期は無料でメッセージが送れる上に通話も無料でできるということで、革新的なサービスとして話題になりました。

サービス自体が有名なので会社名自体は聞き覚えが無い方も居るかもしれませんが、Zホールディングスは私たちに有益なサービスを提供するヒットメーカーです。

売り上げ高(2022年度)1,672,377(百万円)
参考:Zホールディングス株式会社 有価証券報告書

4位|サイバーエージェント

「ABEMA TV」やアメブロの「AMEBA」、マッチングアプリの「タップル」など多岐にわたるサービスを提供しており、「ウマ娘」や「Shadowverse」といった大ヒットスマホゲームを開発するなどさまざまなサービスを高クオリティで提供しているのが、サイバーエージェントです。

また、AI事業に力を入れていることも有名です。2016年に設立した「AI Lab」では高度なAI技術を用いて数多くの研究論文を発表し、世界的にも高く評価されています。

AIを利用したクリエイティブ広告やマーケティング、オンライン接客などさまざまな事業に乗り出し続けており、これからも長く革新的なサービスを提供するベンチャー企業の代表格と言えるでしょう。

売り上げ高(2022年度)710, 575(百万円)
参考:株式会社サイバーエージェント 有価証券報告書

5位|DMM.com

DMMもさまざまなサービスを提供しており、最近ではオンラインサロンやオンライン専門のクリニック、電子書籍や英会話サービスなども提供しています。

17領域、60事業以上と非常に手広くビジネスを展開していて、ありとあらゆる分野において、サービスを選ぶ際には「DMM」という文字列が目に入ることでしょう。

特に近年では注力している分野として「テクノロジー」「ハードウェア」「エンターテインメント」「社会課題」を挙げており、特に社会課題解決のため、教育格差を超えた就労支援、民間企業により消防・救急、防災現場への支援など、誰もが公平に、安心して過ごせる社会の創設に力を入れています。

売り上げ高(2022年度)305,500(百万円)
参考: DMM GROUP「数字で見るDMM

6位|GMOインターネット

GMOインターネットは名前の通り主にインターネット系のサービスを提供している企業です。

「お名前.com」や「ムームードメイン」、「GMOマルチペイメントサービス」など、IT業界に興味がある方、学生時代やWebサイトなどを作ったことがある方には馴染みのある名前なのではないでしょうか。

最近ではプログラミング教育メディアや検索関連事業、マーケティング事業などにも力を入れており、IT系のベンチャー企業への入社を志しているものの、「何をしたいのか」がまだ決まっていない方にもおすすめできる企業と言えます。

売り上げ高(2022年度)245,696(百万円)
参考:GMOインターネットグループ株式会社 有価証券報告書

7位|エムスリー

エムスリーは主に医療系のサービスを提供しているベンチャー企業です。特に、気軽にインターネットを通じて医師に健康相談ができる「AskDoctors」は革新的で、多くの方が利用しているサービスの1つです。

インターネットを通じて良質な医療の情報を多くの方に届けるために、治験のデータ収集や薬剤師向けのサービスも提供しています。

医療に関わる仕事をしたいと考えていたものの、理系科目が苦手で文理選択の際に断念した方や、大学進学後に医療分野に興味が出た方にもおすすめできる、医療系ベンチャー企業です。

売り上げ高(2022年度)230,818(百万円)
参考:エムスリー株式会社 有価証券報告書

8位|メルカリ

インターネットオークションにおける入札・出品までのプロセスを簡略化しつつ、誰もが安心・安全に利用できるサービスとしてフリマアプリを開発したメルカリも大規模なベンチャー企業と言えます。

フリマアプリのイメージが強いメルカリですが、そのほかにもさまざまなサービスを提供しています。メルカリにて培った技術力と顧客・情報基盤を基礎としてキャッシュレスサービスの「メルペイ」を提供しており、PayPay、LINE Payと並んで多くの方が利用しているサービスです。

近年ではBtoCマーケットプレイス「メルカリShops」なども展開しており、今後さらなる成長が見込めるベンチャー企業と言えるでしょう。

売り上げ高(2022年度)147, 049(百万円)
参考:株式会社メルカリ 有価証券報告書

9位|ミクシィ

SNSの元祖とも言える「mixi」が最も有名なサービスですが、それ以外にもミクシィはさまざまなサービスを提供している企業です。

例えば、多くの人が遊んだことのある「モンスターストライク」はミクシィの開発したアプリゲームですし、子どもの写真・動画共有アプリの「みてね」やIT・Web業界の求人情報サイトの「FINDJOB!」を運営するなど、有益で誰もが使いやすい、革新的なサービスを提供しています。

数あるベンチャー企業の中でも新規事業の立ち上げに積極的で、新しく、そして多くの方にとって有益となるサービスを提供し続けている企業です。

売り上げ高(2022年度)146, 867(百万円)
参考:株式会社MIXI 有価証券報告書

10位|DeNA

DeNAも非常に豊富なサービスを提供しているベンチャー企業です。

タクシー配車アプリの「GO」やコロナ禍において多くの方が利用した「MySOS」はもちろん、近年注目度を上げているライブ配信系のサービスもDeNAの「SHOWROOM」が元祖と言えます。

人気マンガの新作が無料で読める「マンガボックス」やプログラミングの知識が無くとも業務効率化などが可能な「Coopel」など新規事業にも多く乗り出しており、AIを用いたパートナー企業のDX推進支援など数あるベンチャー企業の中でも事業の種類が豊富で、革新的なサービスを提供しているのが特徴です。

売り上げ高(2022年度)134,914(百万円)
参考:株式会社ディー・エヌ・エー 有価証券報告書

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ベンチャーの3つのメリット

ここまでベンチャー企業という言葉の定義や、売り上げ高ごとに大手のベンチャー企業を紹介してきました。

そこでここからは実際にベンチャー企業に入社した際に得られるメリットについて解説していきます。大きく分けて3つあるので、それぞれ一緒に確認していきましょう。

  1. 裁量の大きい仕事ができる
  2. 自己成長を感じられる
  3. 挑戦できる環境が整っている

①裁量の大きい仕事ができる

ベンチャー企業は規模の大小にかかわらず、常に新しい事業の開設やサービスの提供を志しており、裁量の大きな仕事を新人にも任せる傾向があります。

従来の日本の企業では、入社後すぐは誰でもできる仕事、難しくはないものの、やりがいや達成感が得られることは少ない業務が課されることが多いです。

しかし、ベンチャー企業は業務を通じて人材の育成を目指し、成長を促すところが多いので、プロジェクトのサブリーダーなど、責任が伴う仕事を与えてくれることもあり、高いモチベーションをもって業務に取り組める環境が整えられています。

②自己成長を感じられる

ベンチャー企業の多くは社員がそこまで多くありません。つまり一人ひとりが会社にとって非常に重要な存在であり、日々成長を目指して取り組む前提で採用されます。

その分、「やっている感」を出し、実際には退勤時間を待つだけのような過ごし方はできませんが、毎日のように成長を感じられる、仕事にやりがいや達成感を求める人にはぴったりの環境です。

また、ベンチャー企業の多くは社員が成長し、独立や転職をすることを容認する傾向にあり、リクルートなどはむしろ奨励しています。

業務での経験を通じて成長し、より業界から求められる人材を目指したい方にとって、ベンチャー企業はこれ以上ない環境と言っても過言ではないでしょう。

③挑戦できる環境が整っている

ベンチャー企業の多くは新しいプロジェクトを次々に発足させ、サービスの刷新を図っています。

つまり新規事業の立ち上げなどの新しいことに挑戦できる環境が整っており、常に新しいことに挑戦したい方にはぴったりの環境と言えるでしょう。

一般企業において新しいことにチャレンジするのはハードルが高く、どうしても、ただ従来の業務をこなすだけになりがちです。

しかしベンチャー企業は社員からの新規事業に関する提案を受け入れているところが多く、場合によってはプロジェクトリーダーなどに抜擢されることもあります。

ベンチャー企業の2つのデメリット

ベンチャー企業で働くにあたってのメリットをご紹介してきましたが、当然、メリットばかりではありません。

ベンチャー企業で働くことのデメリットについてもしっかりと把握した上で、自分にはどのような企業が向いているのかを考えていきましょう。

  1. 経営の上げ下げが大きい
  2. 働き方に無理を強いられる場合がある

①経営の上げ下げが大きい

ベンチャー企業にも色々な種類があり、メガベンチャーとは異なり、経営が安定していないところもあります。

そうなると、市場の変化によって経営に影響が出るところもあり、臨時ボーナスが支給されたと思ったら、数ヶ月後に人員がカットされた、なんてことも少なくありません。

このようにベンチャー企業、特に市場の変化に大きく左右される業界への入社を目指す場合は、ある程度の規模があるところを選んだ方が安心して働けることでしょう。

②働き方に無理を強いられる場合がある

メガベンチャー企業以外のベンチャー企業の場合、基本的には人員が不足しているので、長時間労働を課せられたり、入社前に想定していた内容とは異なる業務に従事させられることもあります。

入社前に会社の状況について見極めることが難しいこともありますが、最近では実際に働いている方が匿名で口コミを書き込めるサービスなどもあるので、求人内容とギャップが無いかを応募前に確認すると良いでしょう。

ベンチャー企業のランキングで規模感を確認しよう

今回はベンチャーの定義や中小企業、スタートアップ企業との違いを解説するとともに、売り上げ高の高いメガベンチャー企業の紹介し、ベンチャー企業で働くメリット・デメリットについてもお話ししてきました。

ベンチャー企業での仕事はハードなことも多いですが、新しい事業の立ち上げに関われたり、入社まもない段階から大役を任されたりと、モチベーションの高い人にはぴったりの企業です。

本記事を読んでベンチャー企業への就職に興味が出た方は、ぜひ1度気になる企業のインターンなどに参加してみてください。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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