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メガベンチャー企業一覧|ベンチャー・スタートアップとの違いも解説

就活生におすすめしたい企業の分類として、「メガベンチャー」というものがあります。

近年はベンチャー企業やスタートアップ企業、つまり設立から数年程度で、新しく革新的な事業を始めようとする企業が多くありますが、メガベンチャー企業とはどのような違いがあるのか、一緒に見ていきましょう。

メガベンチャーとは

メガベンチャー企業とはどのような企業を指すのでしょうか。

簡単に言ってしまえば、「大手企業」と呼ばれる企業と「ベンチャー企業」と呼ばれる企業の中間のような位置付けです。それぞれと比較しながら解説していきます。

大手企業との違い

大手企業とメガベンチャー企業を比べると、基本的にメガベンチャー企業は、組織としては大手企業より大きくありません。

しかし、大手企業と比べると風通しが良く、いち社員の意見も上層部まで届きやすくなっており、業績を伸ばそうと積極的にさまざまな提案や挑戦をする社員が評価される傾向にあります。

いわゆる「ベンチャー企業のようなマインド」がある企業が多く、結果を出せれば従来の企業よりも早く出世できる可能性が高いです。

ベンチャー企業との違い

一方、ベンチャー企業との比較ですが、メガベンチャー企業はベンチャー企業よりも安定しており、上場している企業も多いです。

ベンチャー企業は志高く、「世の中に無いものを作り出し、新しい価値を提供する」と野心に燃えているところばかりですが、設立の段階では見切り発車なことも多く、安定性に欠けるところもあります。

一方で「メガベンチャー」とはベンチャー企業が成長し、規模が大きくなったものを指すので、大きな違いはありません。より安定した企業を探している方は、メガベンチャーを中心に見ていくのがおすすめです。

メガベンチャー企業10社一覧

ここからはメガベンチャー企業の代表格とも言える企業を10社、紹介していきます。

あなたが就職を目指す業界ばかりとは限りませんが、ベンチャーとして創業され、成長した企業には共通点があるので、それぞれの企業について簡単に知っておくことはメガベンチャーへの就職を目指す上で役に立つことでしょう。

  1. リクルート
  2. 楽天グループ
  3. サイバーエージェント
  4. Zホールディングス
  5. メルカリ
  6. エムスリー
  7. DeNA
  8. GMOインターネット
  9. mixi
  10. レバレジーズ

①リクルート

言わずと知れた大企業のリクルートも、メガベンチャーの代表格です。若い社員にも重要な役割を任せ、仕事を通じてスキルを伸ばすことを大切にしており、人間としても大きな成長を目指せる企業です。

ノルマを「目標」と呼ぶことで「やらされている」という感覚を軽減するなど社員全員のモチベーションを高く保ち、能動的に仕事に取り組める環境が整えられています。

「社員皆経営者主義」を掲げているのも特徴です。社員全員が経営者になったつもりで業務に取り組むことを行動指針にし、圧倒的な当事者意識を生み出しています。

むしろ退社し、独立して働くことも奨励しており、数年間の在籍でも開業のための応援金として退職金を用意してくれるのも有名です。

②楽天グループ

楽天グループもメガベンチャーの代表格です。ネットショッピングや携帯事業、証券会社の運営はもちろん、楽天イーグルス、ヴィッセル神戸といったスポーツチームの運営まで幅広く手がけています。

社風としてはアイディアを重んじ、これまでの常識や慣習に囚われない、柔軟な発想ができる人材を重視しているのが特徴です。

多くのメガベンチャーと同じく「起業家精神」を大切にしており、高い志を持って、新しいサービスの提供や新たな価値を生み出すことに情熱を注げる方には非常に向いている企業と言えるでしょう。

③サイバーエージェント

「ウマ娘」「Shadowverse」といったゲームのイメージが強いサイバーエージェントですが、実はあの「ABEMA TV」やアメブロで有名な「Ameba」、マッチングアプリの「タップル」なども運営している、多才な企業です。

「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンのもと、能力の高さよりも「一緒に働きたい人」を集めるため、採用に重点を置いています。

若手の台頭を喜ぶ組織づくりをしており、年功序列の企業とは真逆です。

さらに法令の遵守も徹底しており、どれだけ会社が大きくなったとしても、正々堂々と正しいことだけをして、モラルの高い企業であることを大切にしています。

④Zホールディングス

Zホールディングスは「ZOZOTOWN」や「Yahoo!」「LINE」「PayPay」などのサービスを提供している会社で、メガベンチャーの中でも特に規模が大きい部類に入ります。

30歳以下の方ならば学歴・経歴にかかわらず応募できる「ポテンシャル採用」という採用方式も導入しており、これまでの価値観におけるフィルターを通さず、モチベーションやスキルの高さで合否を判断する、新しい雇用への取り組みが特徴です。

また、Zホールディングス全体、特にYahoo!ではインターンシップにおけるリアルな仕事経験の提供を大切にしており、業務の領域や分野に応じて複数のコースを設定しています。

自分の得意分野、好きな分野での業務体験を、メンターのサポートを受けながら積めるので、インターンにもおすすめの企業です。

⑤メルカリ

フリマ系のサービスとして最も多くの方が利用しているメルカリですが、企業としてもさまざまな取り組みをしています。

自分で判断のできる人材を育成することを大切にしており、意見の一つひとつを毎回上層部まで持ち込むのではなく、現場での判断を重視しているのも特徴です。

チームでより良いものを、より良いサービスを作ろうという意識の強い会社で、一人ひとりが当事者意識を持って取り組むのもメルカリの企業としての魅力と言えます。

⑥エムスリー

インターネットで気軽に医師に健康相談ができる「AskDoctors」や医療従事者専用サイト「m3.com」などのサービスを提供しているエムスリーも、メガベンチャーの代表例です。

社長である谷村格氏がマッキンゼー出身ということもあり、社風としては非常にフラットであることが広く知られています。

社内では上司であろうが部下であろうが「さん」付け、敬語で話すことを徹底しており、上司からの過剰な叱責や理不尽な要求が少なく、風通しが良いのも特徴です。

⑦DeNA

横浜DeNAの運営はもちろんのこと、ライブ配信サービスの「SHOWROOM」「Pococha」タクシー配車アプリの「GO」、コロナ禍で大活躍した「MySOS」など多岐にわたるサービスを提供しているのがDeNAです。

非常に大きな企業ですが、新規事業の立ち上げなどの重要な業務もおいても予算や内容の決定権が事業部にあり、現場主体で進んでいきます。

「目的とゴールだけをあらかじめ設定しておき、プロセスを現場に任せる」というスタイルが浸透しており、メガベンチャーとしてあるべき姿の代表例と言えるでしょう。

⑧GMOインターネット

「お名前.com」や「GMOマルチペイメントサービス」などのサービスを提供しているGMOインターネットも、メガベンチャー企業の1つです。

多くのメガベンチャーと同じくスピード感と成果を大切にする社風で、社員同士のコミュニケーションも取りやすいことから、非常に働きやすい環境であると言えます。

いち社員の意見でも有用なものは積極的に採用する方針で、実力に自信があり、入社後すぐにでもさまざまなことにチャレンジしたいと考えている方にはぴったりの企業です。

⑨mixi

mixiは日記の共有など、SNSの元祖とも呼べる、社名と同じ名前のサービスを提供しており、サービスとしての「mixi」のイメージが強いですが、「モンスターストライク」などのゲームを開発するなど、豊富な事業を手がけています。

社風としては風通しが良く、情熱を持って取り組める人材が高く評価されるシステムが整っている一方、ベンチャー特有の、時に疲れてしまうほどの熱すぎる雰囲気も無く、メガベンチャーへの就職を目指しているものの、静かに取り組みたい、という方にぴったりです。

⑩レバレジーズ

レバレジーズはエンジニアをはじめとしたクリエイターのための転職サービス「レバテック」や独自の求人を複数扱っている「ハタラクティブ」などの人材派遣系のサービスを多く提供している企業です。

「自由と責任」を標語としており、責任を果たすことで新しいことにチャレンジできる環境が整っています。

「任せることで人は育つ」という考えも大切にしており、実力の少し上のレベルを求められる業務に日々挑戦し、個人の成長を促すという社風です。

2年目から数億円規模の新規事業となる若手の方も居るなど、重要な業務を任せることで若手の成長を促すのも特徴と言えます。

メガベンチャーの3つの魅力

ここまでメガベンチャー企業の定義や代表的な企業について紹介してきましたが、メガベンチャーで働くことのメリットや魅力にはどのようなものがあるのでしょうか。

実際にメガベンチャー企業で働くイメージが湧くように解説していきますので、ぜひご覧ください。

  1. 若いうちから色んな経験をできる
  2. 実力が評価される
  3. いい意味で競い合える環境

①若いうちから色んな経験をできる

メガベンチャーの魅力として、入社後日が浅くとも、さまざまな経験を積めるということが挙げられます。

企業によっては数年でマネージャーや新規事業の立ち上げのリーダーに抜擢されたりと、責任こそ伴いますが、非常にやりがいのある業務に取り組めるのが特徴です。

基本的にメガベンチャーには「新人だから、さほど重要でない業務をやらせておこう」という考えはありません。

むしろ「若いうちから積極的に経験を積んで、成長してもらおう」というスタンスなので、モチベーションと実力さえあれば若いうちから色々な経験ができます。

②実力が評価される

メガベンチャーは実力が評価される環境です。

多くのメガベンチャーでは年功序列の意識は低く、その代わり実力がある、結果の出せる人が評価され、瞬く間に昇進していきます。

新人でも斬新で有用な意見を出せる人材は重宝されますし、逆に数十年勤めていても、あまり貢献できていない人は昇進が難しく、年下の上司が複数人居る、なんてことも少なくありません。

常に成果を残すことを考え、仕事を「やらなければならない」ものではなく、「数字を、より良いものを追い求めて常に積極的に取り組むもの」として考えられるならば、明日の仕事が楽しみで寝られない、なんて人も居るでしょう。

③いい意味で競い合える環境

メガベンチャーに入社してくる人には「うまく時間を潰して、残業代を稼いでやろう」「上司が見ている時だけ頑張ればいいや」という考えの人はいません。

むしろ、常に効率を追い求めて「結果を出すにはどうしたら良いか」と考えながら手を動かしている人ばかりです。

若い人も多く、野心に満ち溢れている人が多い環境の中で、刺激的な毎日を過ごせます。

つまり「いい意味で競い合える環境」なのです。「ライバルが居た方が張り合いがある」という方にはぴったりと言えるでしょう。

メガベンチャーに向いている人の3つの特徴

メガベンチャーに向いている人の特徴は大きく分けて3つあります。

自分がメガベンチャー企業に就職し、業務にやりがいを持って取り組めるかどうかの指針にもなるので、それぞれ確認していきましょう。

  1. 若いうちから挑戦したい人
  2. 裁量の大きい仕事がしたい人
  3. 自走できる人

①若いうちから挑戦したい人

メガベンチャー企業はさまざまな新規事業、プロジェクトに取り組む機会が多く、若いうちから挑戦したい人にはぴったりの企業と言えます。

実力主義であり、結果を残すことさえできれば、若くとも重要な役割を任せられることが多いです。

裏を返せば、結果を残せない人はなかなか昇進や昇級を目指せません。しかし、期待に応える、求められている以上の結果を残す自信のある方にとっては、これ以上ない環境と言えるでしょう。

②裁量の大きい仕事がしたい人

メガベンチャー企業は大手企業と比べると規模は小さく、社員数も少ないので一人ひとりに高いスキルが求められます。

つまり、裁量の大きな仕事ができるということです。常に向上心を持って業務に取り組み、1人で何人分もの業務をこなす自信のある方にとってはぴったりの企業と言えます。

また、若いうちから裁量のある仕事をこなしているということは、業界全体から見ても高く評価されるポイントであり、転職活動の際にも有用です。

新卒から定年まで、1つの企業に勤めることが美徳とされてきた時代が終わりを告げた昨今、より良い環境を求めて転職活動をする際、「プロジェクトのリーダーを務め、成功に導いた」という実績は非常に役立ちます。

③自走できる人

メガベンチャー企業では入社後、比較的早い段階で重要な業務を任せられます。誰でもできる雑用を押し付けられることは無い代わりに、責任は伴います。

よって「数ヶ月間は研修期間を設け、1から10まで懇切丁寧にサポートして欲しい」という方にはあまり向いていません。

一方、業務を効率化するために色々と工夫することが好きな方、上司に細かいところまで指摘されるのが嫌いな方にはおすすめできます。

メガベンチャー企業は熱量のある人に向いている企業

今回は「メガベンチャー企業」という用語の説明から大手企業、ベンチャー企業との比較、どのような人が向いているのかなどについて解説してきました。

メガベンチャー企業は熱量があり、仕事に人生の目的を見出せる人にはぴったりの企業です。本記事を参考に、ぜひ気になる企業があればインターンなどに参加してみてください。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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