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面接で「学生と社会人の違い」を聞かれた際の解答例文と答え方を解説

面接で「学生と社会人の違い」を聞かれた際の、答え方の例文を知りたい人はこちら

面接で「学生と社会人の違いは何ですか?」と問われたら、みなさんはどのように答えますか?印象の良い回答をするためには、質問の意図をしっかり理解する必要がありますよね。

そこで、本記事では企業が面接で「学生と社会人の違い」を聞く理由や面接での回答例文を紹介します。ぜひ、面接対策の参考にしてください。

面接で聞かれる「学生と社会人の違い」

面接では、ガクチカや志望動機以外にも「学生と社会人の違い」を聞かれることもあります。では、社会人と学生には、どんな違いがあるのでしょうか。

学生と社会人の違いは、主に以下の4つです。

  1. 社会的な立場
  2. 責任の重さ
  3. 人間関係
  4. 時間の使い方

①社会的な立場

学生は学費を払って学ぶので、学校側から見れば「お客様」の立場です。それに対して社会人は、会社に貢献してお金を受け取る立場になります。

社会に自分のスキルや商品を提供して、所属している組織から報酬を受け取っているのです。

学生は熱心に勉強しなくても学校に在籍できるかもしれませんが、社会人は収益に貢献するように求められます。

②責任の重さ

立場が違うため、社会人だと背負う責任も重くなります。学生は成績が悪かったり、授業を無断欠席しても、個人の問題です。

しかし、社会人は組織の一員なので、個人のミスによって企業全体が巻き込まれる可能性もあります。

社会人が軽率な行動や発言をすれば処分が下される場合もあり、また同じことが起きないためにも対策が必要です。

③人間関係

学生は「合わない相手」とは距離を置いたり、関係を断ったりできますよね。しかし、社会人は組織に属するため、人間関係を選べません。

さらに、周りに同年代が多い学生時代と違って、社会に出れば経歴や価値観が違う人と協力する場面が多く、苦手な人とのやり取りも必要になります。

社会人は親密度に関係なく、人々を尊重して、仕事を進めることが大切です。

④時間の使い方

社会人は自分で判断する場面が多くなり、仕事とプライベートを全て自分で決める必要があります。

具体的には、社会人になると1日の大部分が業務の時間になるので、上手に限られた時間を管理しながら、自分の時間を作ることが重要です。

仕事を複数同時に頼まれる場合もあるので、業務に対して効率的な時間の使い方を考える必要があるでしょう。

面接で「学生と社会人の違い」について聞く3つの企業意図

なぜ企業は面接で、「学生と社会人の違い」を聞くのでしょうか?面接官がこの質問をする理由を3つ紹介します。

  1. 社会人としての心構えができているか確認する
  2. 働くことへの意欲を確認するため
  3. 個々の学生の価値観を確認するため

①社会人としての心構えができているか確認する

企業側は就活生の回答によって、社会人としての心構えを持っているか確認しています。

つまり一般論を聞きたいわけではなく、「学生と就職後の自分の違い」を聞かれていると考えてみましょう。

求職者には大学生がたくさんいますが、就活生でも社会人としてのマナーが求められます。

就活中に学生気分が抜けていなければ、「仕事に真面目に取り組まなさそう」「採用しても企業に貢献できなさそう」と判断されやすいので注意してくださいね。

②働くことへの意欲を確認するため

仕事の未経験者を採用している企業は、ポテンシャルを判断基準にしている場合も多く、業務に対する意欲が重視されます。

「学生と社会人の違い」を自分の言葉で説明できると、社会人として「働くイメージができている」と判断されて、好印象を与える可能性が高くなるでしょう。

ただし、例えば社会人は「自由な時間が少ない」「ストレスに耐えながら生活をする」のようなネガティブな回答をすると、イメージが悪くなるので気をつけてください。

③個々の学生の価値観を確認するため

就活生の価値基準を判断するために、「学生と社会人の違い」を聞く面接官は少なくないようです。

社会人に対する考え方は人によって異なるので、自分なりの価値判断を明らかにしましょう。

仕事を通して社会に貢献したいのか、自身の成長につなげたいのか、ただ収入を得るための作業だと考えているのか、人によって違うはずです。

社会人になると社会的な信用を得られるため、社会人には大変なことと良いことの両方があると理解して、回答に反映させてくださいね。

面接で「学生と社会人の違い」を聞かれた際の答え方

就活で「学生と社会人の違い」を聞かれた際には、良い印象を残すためにも、表現方法に気を配りましょう。ポイントは以下の2つです。

  1. 自分が考える「違い」をはっきりと伝える
  2. 仕事に対してどう向き合いたいかを伝える

①自分が考える「違い」をはっきりと伝える

「学生の特徴は○○で、社会人の特徴は○○だと考えています」のように、両者の違いを明確にするのがおすすめです。

「学生と社会人が違う点は○○です」と言う場合より回答が分かりやすく、応募者が違いを理解しているアピールにもなります。

ただし、「学生は勉強をして、社会人は仕事をする」のように、回答の論点がずれないように注意しましょう。

例えば、「学生の仕事は勉強で、社会人の仕事は利益を上げること」と対比する内容がそろうと、相手に伝わりやすいですよ。

②仕事に対してどう向き合いたいかを伝える

「学生と社会人の違い」のみを答えるのではなく、違いを理解した上で、「社会人としてどう体現するのか」「どのように業務に活かすのか」を伝えると効果的です。

すなわち、まず結論を述べて、具体的な理由を付け加え、それを踏まえて最後にあなたの抱負を伝えましょう。

「学生と社会人の違い」を述べるだけではなく、「どんな社会人になりたいか」も話せれば、好印象が得られる可能性が高くなります。

回答を用意するときに、構成を意識してくださいね。

面接で「学生と社会人の違い」を聞かれた際の回答例文

「学生と社会人の違い」を答えるための例文を4つ紹介します。自分に合った回答を参考にしてみてくださいね。

  1. 社会的な立場
  2. 責任の重さ
  3. 人間関係
  4. 時間の使い方

例文①: 社会的な立場

学生と社会人との違いは、社会的な立場だと考えております。

学生は勉強が本業であるため、学費や教材費を払って知識を得る立場でした。しかし、社会人になると商品やサービスを提供して、報酬を受け取る立場になります。

学生時代に経験したアルバイトによって、働くことの大変さを実感しておりますが、アルバイトではマニュアル通りに接客するように指導されておりました。ただし社会人になれば、売り上げを向上させるためにマニュアルを改善したり、新しいアイデアを出したり、より良いサービスを提供して、事業を拡大させなければいけません。

このように学生と社会人は社会的な立場が違うと私は考えており、自らの社会的な立場を認識しながら行動して、御社の事業に貢献してまいりたいと思っております。

例文②: 責任の重さ

学生と社会人の違いは、個人が背負っている責任の重さだと思っております。

学生は個人だけの問題であったり、最終的には責任の所在が他の人にある場合がほとんどです。その一方で社会人は、基本的に全て自分で責任を負わなければいけません。

学生は授業を欠席しても周りに迷惑がかからないため、勉強が遅れてしまった責任を自分自身で取ります。しかし、社会人の場合には自分が欠勤すると、 同じ会社の社員や取引先を代表とする、様々な人に迷惑をかけることになるはずです。逆に、他の人の分の責任を背負う場合もあります。

そのため、御社に入社後には、大小問わずどんな仕事でも、責任感を持って取り組みたいです。

例文③: 人間関係

学生と社会人との違いは、人間関係です。

学生時代は気が合う人たちや同世代の人だけと、うまく付き合っていても問題ないと思います。しかし、社会人になると幅広い人と付き合わなければなりません。

社会人として1つのプロジェクトを遂行するためには、幅広い年齢や国籍の人たちと同じ目的に向かって、仕事を進める必要があります。そして、社内外の価値観や経歴が異なる人たちの意見を尊重し合いながら、1つになってプロジェクトを成功させなければいけません。

このように私は、学生と社会人の違いは人間関係だと考えております。御社に入社した際にはチームの一員としての自覚を持って、人間関係を円滑にして仕事をこなしていきたいです。

例文④: 時間の使い方

学生と社会人の違いは、時間の使い方だと考えております。

学生は自由に使用できる時間がたくさんあるのに対して、社会人は時間の管理が必須です。社会人は1日の大部分を仕事に費やすことになり、その限られた時間内で業務を行い、結果を出さないといけません。したがって、会社から与えられた業務を進めていく際に、仕事の目的や自分の役割を理解して、ミスがないように効率良く業務を進められるように、日頃から試行錯誤する必要があります。さらに社会人は、毎日の限られた時間の中で、仕事とプライベートのバランスを考えることも重要です。

御社に入社後には、効率的に仕事をこなすために、きちんと時間を管理しつつ、事業に貢献したいと考えております。

面接で「学生と社会人の違い」を答える際の注意点

「学生と社会人の違い」を問われた際の回答には、面接官には好まれないものもあります。以下の2つに注意して、回答を準備してくださいね。

  1. マニュアル通りの回答は避ける
  2. 意欲のない回答は避ける

①マニュアル通りの回答は避ける

面接で最も避けるべき回答は、マニュアル通りの内容です。

例えば、「学生は勉強して、社会人は働く」のように、当たり前のことや一般論を話しても、選考で評価されることはありません。

採用担当者は回答内容によって応募者の個性や考え方を知りたいと思っているので、他の学生と同じような回答では、選考で埋もれてしまうでしょう。

質問の意図に応えるためにも、これまでの自分の体験を交えながら、自分の言葉で表現できるのがベストです。

②意欲のない回答は避ける

面接官は社会人としての心構えを見ているため、やる気のない回答も避けてくださいね。

具体的には、「学生は楽で、社会人は大変」のような趣旨の回答では、社会人になるつもりがあるのかと疑われてしまいます。

また、社会人に対して良いイメージを持っていないと思われても評価が悪くなるので、回答として好ましくありません。

社会人には辛くて大変なことも少なくないですが、ポジティブな表現に変換しながら、将来を期待するような意欲的な回答ができるようにしましょう。

「学生と社会人の違い」を知って自信を持って面接に挑もう

今回は企業が「学生と社会人の違い」を聞く理由と面接での回答例文を紹介しました。

企業側がこの質問をする意図は、就活生に社会人になる意識や働く覚悟があるのか確認したいからです。

評価される回答を用意するためにも、まず学生と社会人の違いを知り、これまでの体験と交えて、自分の言葉で表す必要があります。

抽象的で正解がない質問から答えを導き出すのは難しいですが、本記事を参考にしながら、しっかり質問対策を行ってくださいね。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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