ウエディングプランナーは、人生のビッグイベントである結婚式を身近でサポートし、お客様に喜びを与える仕事です。
しかし、具体的にどのような魅力があるのか分からない方も多いでしょう。
そこで、本記事では仕事のやりがいや向いている人の特徴などを紹介します。
ぜひ、ウエディングプランナーについて詳しく知るための参考にしてください。
ウエディングプランナーの5つのやりがい
最初に、結婚式場でプランナーとして働くやりがいを5つ紹介します。
- 人生の一大イベントをサポートできる
- 人の感謝や喜びにたくさん触れる
- 責任ある仕事ならではの達成感がある
- 顧客と深く長い関係を築ける
- 成果に応じてキャリアアップできる
それぞれの魅力を具体的に見ていきましょう。
①人生の一大イベントをサポートできる
結婚式は、カップルの節目となる一大イベントです。また、周りの人に日頃の感謝の気持ちを伝えるための大切な時間でもあります。
だからこそ、新郎新婦が幸せな門出を迎えられるようにサポートできるのは、プランナーならではのやりがいです。
世界に1つしかない素敵な結婚式を作り上げる過程を身近で見守れることに、大きな喜びを感じられるでしょう。
プランナーは物ではなくサービスを提供する仕事ですが、結婚式当日の記憶は、新郎新婦の一生の思い出として心に刻まれるはずです。
②人の感謝や喜びにたくさん触れる
結婚式は、半年から1年ほどの時間をかけて綿密な計画を組み、1つの形へと作り上げていきます。
お客様との打ち合わせなどで困難な壁を感じることもありますが、無事に当日を迎えられた時の感動は大きなものです。
「あなたに結婚式を任せて良かった」と、感謝の気持ちを直接伝えてもらった瞬間、今までの苦労は全て帳消しになったと感じるプランナーはたくさんいます。
お客様と二人三脚で仕事を進めていくからこそ、さまざまな場面で人の感謝や喜びに触れ、たくさんのやりがいを実感できるでしょう。
③責任ある仕事ならではの達成感がある
プランナーの仕事には大きな責任がありますが、滞りなく式を終えられた時は強い達成感を感じられます。
プランナーは、衣装や照明、音楽などさまざまなスタッフと連携し、的確な指示を出しながら結婚式をプロデュースする立場にあります。
結婚式の失敗は許されず、常に周りの状況を確認しながらトラブルが起きないよう配慮しなければなりません。
しかし、大きな責任があるからこそ、結婚式の最後に喜びの笑顔を浮かべる新郎新婦の顔を見て「一生懸命頑張ってきて良かった」と心の底から感じられるはずです。
④顧客と深く長い関係を築ける
会場決めから結婚式当日まで、お客様とのお付き合いは約半年〜1年と長期に渡ります。
打ち合わせを通してお客様の人柄を知り、信頼関係を深めていくことで特別な絆を生み出せるのはプランナーならではの魅力です。
また、結婚式終了後もお客様との関係が続くことも多く、記念日に再び式場を訪れてくれたり、メッセージカードを送ってくれたりするケースもたくさんあります。
ウエディングプランナーは、人と人の繋がりを直に感じられる貴重な仕事と言えるでしょう。
⑤成果に応じてキャリアアップできる
新しい顧客との契約や見積もりの単価アップなど、プランナーには営業に近い仕事も多く、実力主義の傾向があります。
企業によっては歩合制を取り、契約率や単価が給与に大きな影響を与える場合も少なくありません。そのため、成果を上げた分だけ得られる報酬も増えます。
また、ウェディング業界は他業界と比べて女性の管理職が多く、キャリアアップを目指せるのも嬉しいポイントです。
頑張りがきちんと評価され、着実にステップアップしていけるところにやりがいを感じられるでしょう。
ウエディングプランナーの主な業務4つ

ここでは、プランナーが担う主な業務を4つにまとめました。
- 新規の顧客獲得
- 打ち合わせ
- 準備の取り仕切り
- 当日の運営
プランナーを目指す際には、どのような仕事があるのか具体的に把握しておく必要があります。業務内容を詳しく確認していきましょう。
①新規の顧客獲得
ウエディングプランナーは、自ら新規の顧客を獲得する必要があります。顧客がいなければ結婚式の仕事が成り立たないので、重要な業務の1つと言えるでしょう。
多くの場合、ブライダルフェアで料理を試食してもらったり、式場を案内したりして会場の魅力を売り込むことになります。
お客様の希望に合わせたアイデアを提案し「結婚式を任せたい」と思ってもらうことが大切です。
また、お客様が他業者も検討しているのであれば、特典や値引きでアピールするなどの駆け引きも求められます。
②打合せ
打合せは、一般的に結婚式の約4ヶ月前から始まり、6〜7回ほど行います。
演出やヘアメイク、料理、司会、映像など、各担当スタッフの窓口となり、スケジュール調整をしながら打ち合わせの日程を決めるのがプランナーの仕事です。
また、式全体を取り仕切るプロデューサーとして、お客様が悩んだ時に相談を受ける立場でもあります。
他には、招待状や引き出物、ゲスト席を決める際のサポートも行い、お客様が不安なく準備を進められるようにすることが重要です。
③準備の取り仕切り
お客様との打合せで式の詳細が決まったら、具体的な準備を取り仕切ることになります。
人材や品物が全て滞りなく揃うように手配するのもプランナーの仕事の1つです。必要なものが揃わなければ式は行えないため、きちんとした管理が必要になります。
ただし、企業によっては人材や品物の準備はプランナーの業務範囲外になる場合もあるでしょう。
就職先を決める前に、どの範囲までがプランナーの業務になるのか確認しておくのがおすすめです。
④当日の運営
当日は、新郎新婦を出迎えるところから仕事が始まります。スケジュール通り式が進むように各担当者と連携を取り、全体を見ながら業務に取り組むことが重要です。
新郎新婦が衣装やヘアメイクの準備をしている間に、ゲスト席や引き出物などの最終確認を行い、問題なく式が始められるように進めていきます。
式が始まった後は常に新郎新婦に寄り添い、次の動きを案内するのが基本です。式が終了し、新郎新婦と家族をお見送りしたら全業務の完了となります。
ウエディングプランナーの大変なところ2つ

プランナーとして働く時に大変だと感じることを2つまとめました。
- 顧客の都合を優先するため多忙
- 担う責任が大きい
プランナーには、大きなやりがいと共に大変な部分もあります。どのような点で困難を感じやすいのか具体的に見ていきましょう。
①顧客の都合を優先するため多忙
顧客の大半は休日の打合せを希望し、挙式の日程も休日が人気のため、土日はほとんど休めません。
企業にもよりますが、一般的には平日2日休みのシフト制になるケースが多く、家族や友人と休日を合わせられないことがあります。
また、顧客の都合を優先するために早朝や深夜に業務対応が発生することも少なくありません。
各担当スタッフとの調整や品物の手配など業務範囲も多岐に渡るため、慣れないうちはハードワークに感じる可能性もあるでしょう。
②担う責任が大きい
結婚式は、新郎新婦が門出を迎える人生のビッグイベントです。失敗は許されず、トラブルが起きた際には大きなクレームに発展する場合もあります。
式を取り仕切るプランナーはプロデューサーとして全ての責任を負うことになるため、人によっては精神的な負担を感じることもあるでしょう。
しかし、責任が大きいからこそ、式が滞りなく終わり、お客様から感謝の気持ちを伝えられた時には「プランナーとして働いて良かった」と思えるはずです。
ウエディングプランナーに向いてる人の特徴3つ

ここからは、ウエディングプランナーに向いている人の特徴を3つ紹介します。
- 人の喜びがモチベーションになる
- 柔軟な考え方ができる
- 作業を慎重に進められる
どのような人ならプランナーに向いているのか、具体的な特徴をチェックしていきましょう。
①人の喜びがモチベーションになる
ウエディングプランナーは、新郎新婦や家族、ゲストが満足してもらえるようにさまざまなアイデアを出し、全力でサポートしていく仕事です。
無事に結婚式当日を迎えられ、幸せと喜びに満ちた人達の姿を見ることが大きなモチベーションになる人はプランナーに向いているでしょう。
また、お客様に寄り添い、二人三脚で結婚式に向かって頑張っていく仕事にやりがいを感じられるのであれば、プランナーとして活躍できる可能性は十分にあります。
②柔軟な考え方ができる
結婚式の打ち合わせでは顧客のさまざまな希望に接することになり、中には実現が難しいと感じるケースも珍しくありません。
できる限り顧客の願いを叶えるためには「できない」ではなく「何とかする」形を模索する柔軟な発想力が求められます。
既存の発想に囚われすぎず、新しいアイデアを出すのが得意な人なら、顧客の希望を叶える糸口を見つけられるでしょう。
オリジナリティのある提案が評価されれば、給与アップやキャリアアップにも繋げられるはずです。
③作業を慎重に進められる
ウエディングプランナーは、さまざまな面で慎重な作業が求められる仕事です。
各担当スタッフとの日程調整や引き出物・招待状の手配など、ミスが許されない業務が多く、全ての流れを滞りなく進めていかなくてはなりません。
特に結婚式当日は失敗が許されず、細かな部分をチェックしながら行動しなければ、大きなトラブルに発展する恐れがあります。
常に慎重な人には最適な仕事ですが、うっかりミスが多く、細かな確認が苦手な人には向いていない可能性があるでしょう。
ウエディングプランナーは未経験からでもなれる

ウエディングプランナーを目指してブライダル系のビジネススクールや専門学校に通う人が多いのは事実ですが、未経験でもプランナーとして働けます。
プランナーに求められる知識は就職後でも身につけられるため、比較的未経験からでも挑戦しやすい職種と言えるでしょう。
基本的に、最初は先輩のサポートから入り、徐々に仕事を覚えながら独り立ちしていくことになります。
また、働きながらブライダルコーディネート技能検定などの資格を取り、キャリアアップを目指すのもおすすめです。
ウエディングプランナーはやりがいがある魅力的な仕事!
ウエディングプランナーは、新郎新婦にとって一生の思い出に残る結婚式を身近でサポートできるところが魅力です。
責任感を持って業務に取り組む必要がありますが、自分が出したアイデアや演出が活かされ、お客様が満足できる式を挙げられた時は大きな感動を得られます。
また、頑張った分だけ給与やキャリアアップに良い影響を与えられるのもウエディングプランナーの利点です。
やりがいを感じられる仕事を探す際は、ウエディングプランナーも選択肢の1つとして考えてみると良いでしょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。