数多くの企業が取り入れているSPI。高得点を取れば就職活動が有利に進むため、勉強に力を入れる学生も多いでしょう。
しかし「SPIの点数に地頭の良さは関係あるの?地頭の良さに自信がなくても高得点を狙える?」と悩みますよね。
そこで本記事では、SPIに地頭の良し悪しが関係するかについて解説します。SPIで高得点を取る具体的な対策方法も解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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SPIに地頭は関係あり|対策をして高得点を目指そう

結論、SPIに地頭は関係あります。予想外の問題が出題された際に、地頭が良い人のほうが対応しやすく、結果的に点数が伸びやすいからです。
ただ、地頭に自信がなくてもSPIで高得点を取ることは可能です。SPIには知識だけで解ける問題や、練習すれば解けるようになる問題が数多くあります。
問題数を何度もこなすなど、対策をして知識を蓄えることで高得点を狙えますよ。
SPIを企業が導入する4つの理由

SPIを企業が導入する主な理由は、下記の4つです。
- 応用力を測るため
- 仕事上の理解力・地頭のよさ・ポテンシャルを見るため
- 能力を適切に判断するため
- 一気に合否を判断するため
①応用力を測るため
SPIを企業が導入する理由のひとつは、応用力を測るためです。応用力とは、学んだ知識ややり方を実際の場面でどれだけ適用できるかを指します。
多くの企業は、仕事において応用力の高い人材を求めています。SPIの結果から候補者の応用力を測ることで、企業は仕事において能力を活かせる候補者を見極めることができるのです。
②仕事上の理解力・地頭の良さ・ポテンシャルを見るため
企業は、SPIの結果を通して、仕事上の理解力・地頭の良さ・ポテンシャルを見ています。つまり、入社後活躍してくれる可能性を測っているわけですね。
企業は、個々の長所や短所を把握し、適切な人材配置を行うことで、成果の最大化を目指します。SPIは、入社後の活躍の可能性を測る1つの手段となっているのです。
③能力を適切に判断するため
SPIを企業が導入する理由の1つは、「能力を適切に判断するため」です。SPIは妥当性・標準性・信頼性の3つの品質が高いため、応募者の能力や適性を客観的に評価できます。
SPIを通して、履歴書や面接ではわかりにくい面や、ポテンシャルを測る狙いも。応募者の応用力や問題解決能力、判断力などを客観的に評価し、採用するかを決定できます。
④一気に合否を判断するため
企業がSPIを導入する理由の1つは、一気に合否を判断するためです。企業は、多くの応募者からエントリーシートを受け取ります。そのため、それぞれのエントリーシートに目を通す時間は限られています。
SPIを導入することで、一気に多数の応募者を評価し、合否の判断が可能。SPIの結果は客観的な能力評価を提供するため、個々の能力や適性を素早く把握するのに役立ちます。
これにより、企業は効率的かつ公平な選考プロセスを実現し、多くの応募者の中から最適な人材を採用できるのです。
SPIの試験内容とは

次に、SPIの試験内容を解説します。前提として、SPIの試験は大きく下記の2つです。
- 能力診断
- 性格診断
それぞれ内容を紹介します。
能力診断
SPIの能力診断は、言語能力、論理思考力、数学的思考力、情報処理能力などを測定し、個人の総合的な能力を評価するテストです。能力診断では、下記の3つが行われます。
- 言語テスト
- 非言語テスト
- その他(英語や構造把握テストなど)
英語や構造把握試験が行われるかは、企業によって異なります。ここでは、言語テストと非言語テストを詳しく紹介します。
①言語テスト
能力検査の「言語系」は、その名の通り受験者の言語能力を測定するために行われます。具体的には、日本語の読解力、文法知識、語彙力、文章作成能力などが評価対象です。具体的には、下記の項目が出題されます。
- 二語関係
- 熟語
- 語句の用法
- 文の並べ替え
- 空欄補充
- 長文読解
言語テストには、知識を蓄えるだけで解ける問題もあります。長文読解や空欄補充は、問題を何度も解いて練習しましょう。
②非言語テスト
能力検査の「非言語分野」は、受験者の視覚情報処理能力や空間認識能力を測定するためのテストです。
問題内容は、図形のシリーズやパターンの中で欠けている図形を選ぶ問題や、確率の問題などが出題されます。具体的には、下記の項目が出題されます。
- 推論
- 順列、組み合わせ、確率
- 割合と比
- 損益算
- 料金割引
- 仕事算
- 代金精算
- 速度算
- 集合
非言語テストでは、正答数に応じて難易度が高くなります。また、問題数の割に時間が短いため、時間配分が重要です。
また、言語テストに比べて地頭の良さが影響しやすいため、自信がない方は何度も問題集を解くなどの対策を行いましょう。
性格診断
SPIの性格診断は、性格を4つの側面に分類し、18種類のタイプに詳細化する性格診断です。性格診断を利用することで、自身の性格や仕事上の特徴、困難な状況での振る舞いなどを把握できます。
これにより、企業は志望者とのマッチ度を確認しているため、嘘はつかずに正直に答えましょう。嘘をつくと、面接などで矛盾が出てしまってバレる場合もありますよ。
SPIで落ちないための対策2つ

最後に、SPIで落とされないための対策を2つ紹介します。
- 参考書・問題集で勉強する
- 知識で点数が取れる問題は落とさない
①参考書で勉強する
SPIの対策として、問題集を繰り返し解くことをおすすめします。過去問や模擬試験を反復練習することで、問題の傾向や解法に慣れ、正確かつ迅速に回答できるようになるからです。
重要なのは、ただ問題を解くのではなく、なぜ間違えたのかを考えた上で反復練習し、スキルを高めることです。
何度も間違えた問題や、苦手な領域を中心に時間をかけて何周も繰り返し問題を解くようにしましょう。
②知識で点数が取れる問題は落とさない
知識だけで点数が取れる問題を落とさないことも重要です。
応用力や理解力の速さは、鍛えてもなかなかすぐに結果が出ないことがほとんどです。しかし、知識問題は、知識を蓄えておくだけで解けます。
知識問題には、地頭の良し悪しがほとんど影響しません。地頭に自信がない人こそ、知識問題は確実に取るように心がけましょう。
SPIに地頭は関係あるが対策次第で高得点は狙える!
本記事では、SPIの結果に地頭の良し悪しが関係するかについて解説しました。
記事内で紹介した通り、地頭はSPIの結果に関係あります。ですが、地頭に自信がなくても、対策次第で高得点を取ることは可能です。
地頭の良し悪しに関わらず、SPIの対策は必須です。記事内で紹介した問題集などを活用しつつ、SPIを攻略しましょう!
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。