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【例文つき】SPIテストセンターの言語分野の対策方法を紹介

テストセンターで受験できるSPI(Synthetic Personarlity Inventory)とは、性格検査や能力検査などで、企業側が採用したい人材を絞り込む際に指標となる試験です。

そのうち能力検査には言語分野と非言語分野があり、今回は言語分野の対策方法について紹介していきます。言語分野で出題される問題の例文も紹介しているので、これからSPIを受験する方は最後までチェックしてみてください。

SPIテストセンター言語分野の特徴3つ

SPIテストセンター言語分野について知るために、まずは実施時間・問題数・回答形式の3つに分けて特徴を解説していきます。

①テストセンター言語での実施時間

能力検査が実施される言語問題と非言語問題の実施時間は合計35分です。うち言語問題は15分ほどで解かなければいけません

各問題ごとに制限時間があり、時間を過ぎてしまうと次の問題に移ってしまいます。とにかくテンポ良く答えられるかが攻略のカギとなります。

②テストセンター言語の問題数

ペーパー形式で受験する場合、言語問題は40問と決まっていますが、テストセンターやWebテストでの受験の場合は回答次第で問題数が変化します。

受験する人の回答レベルに合わせて問題が出題されるため、出来るだけ多くの問題数を回答するのが大切です。

時間配分を意識することも重要ですが、正確な回答ができていなければわずか十数問でレベルを測定されてしまうリスクもあるので気を付けてください。

③テストセンター言語の回答形式

言語分野の回答形式は「組問題形式」と「入力形式」の2種類です。組問題形式では長文1題に対し複数の問題が連続して出題されます。一方で入力形式では10文字程度文字の入力が必要です。

問題数と同様に、それぞれの回答形式でどれだけ問題が出題されるかは受験する人の回答によって変わります。そのため、どちらの形式にも対応できるよう対策しておくことが望ましいでしょう。

SPIテストセンター言語の対策方法3つ

ここからはSPIテストセンターの言語分野の対策方法についてお伝えします。

  1. 語彙力を増やす
  2. 出題形式に慣れる
  3. 問題集を繰り返し解く

それぞれについて詳しく解説していきます。

①語彙力を増やす

言語分野の問題なので、まずは語彙力を増やすことが第一前提です。知っている語彙の問題であれば時間をかけずに回答を進めるられるので、とにかくたくさんの語彙に触れて力をつけることが求められます。

②出題形式に慣れる

言語分野では6種類の問題形式で出題されます。それぞれの特徴と解き方のコツについては後ほど紹介しますが、慣れておくことで回答中に形式が変わってもスムーズに対策と思考を切り替えられます

また、先ほど出題形式は「組問題形式」と「入力形式」の2種類があるとお伝えしました。回答形式についても実際に解いてみて慣れておくとよいでしょう。

③問題集を繰り返し解く

最後の対策は問題集を繰り返し解くことです。問題形式や出題形式に慣れて、出題頻度の高い語彙力を習得するためには、繰り返し解くことで力をつけるしかありません。

同じ問題集を繰り返し何周も解く中で、時間配分などを意識するとさらに本番対策に繋がるでしょう。本記事ではおすすめの問題集についても紹介しているので、最後までご確認ください。

【SPIテストセンター言語】6つの問題形式と解き方のコツ

SPIテストセンターの言語分野は6種類の問題形式で出題されます。

  1. 二語の関係
  2. 語句の意味
  3. 語句の用法
  4. 文章の整序
  5. 空欄補充
  6. 長文読解

それぞれの特徴と解き方のコツについて紹介するので、どんな対策をすればよいかチェックしてみてください。

①二語の関係

二語の関係の問題では、例題として提示された二語について関係性を推測し、同じ関係となる二語、または同じ関係になる熟語を選択肢から探します。

同じ関係になる組み合わせや熟語は1つとは限らないため、焦らずにそれぞれの選択肢にある二語の関係性を考えなければいけません。

出題される関係の分類は主に次のとおりです。

  • 同義語(同じ意味を持つ)
  • 対義語(反対の意味を持つ)
  • 並列(同じ種類である仲間)
  • セット(一緒に使う組み合わせ)
  • 含む/含まれる関係
  • 役割(AはBのために必要なもの)
  • 原材料と完成品(BがあってAができる)
  • 目的語と動詞(AをBする)

それぞれの分類に対応できるよう何度も問題を解いておくことが大切です。また、1つの選択肢の関係性をしっかり見極めることが回答のコツとなります。

二語の関係について実際にどんな問題が出るか気になりますよね。例文はこちらから確かめてみてください。

②語句の意味

設問の例題と意味が一致する熟語を探す問題で、特に二次熟語が多く出題されます。コツは熟語を「訓読み」してみること。「AはB」「BがA」「BがAする」など、熟語を分解して意味のつながりを考えてみましょう。

また、よくでる熟語をしっかり抑えておくことが重要です。問題集を解いていて知らない語句が出てきた時はノートに控えるなどして振り返られるようにしておきましょう。

語句の意味について実際にどんな問題が出るかは、例文から確かめてみてください。

③語句の用法

語句の用法は、設問文にある語句と同じ意味で使われている文章を選ぶ問題です。「多義語(名詞、動詞)」が問われる問題と、「文法(助詞、助動詞)」が問われる問題に分かれます。

多義語問題においては別の言葉に言い換えて前後のつながりを判断してみることが解き方のコツになります。同じ意味をもつ別の言葉に言い換えて選択肢に当てはめた時、同じ意味に取れる文章を選びましょう。

語句の用法について実際にどんな問題が出るかは、例文から確かめてみてください。

④文章の整序

選択肢を正しい順番に並べ替え、1つの文章を完成させる問題です。文節タイプと文章タイプの2種類が出題されます。

  • 文節タイプ:文節を並べて1つの文章を作る
  • 文章タイプ:文章を並べて1つの長文を作る

文節タイプは最初と最後に当てはまる文節から探し、穴を埋めていく形で繋がりを見つけることがポイント。一方で文章タイプは選択肢に共通するキーワードを見つけて、文章のつながりを推測してみてください。

文章の整序について実際にどんな問題が出るかは、例文から確かめてみてください。

⑤空欄補充

設問の文中にある空欄に当てはまる適切な語句や文章を選ぶ問題です。解き方のコツは、空欄の前後にある言葉をヒントに文章を推測してみること。前後の文章をしっかり読んでみましょう。

空欄補充について実際にどんな問題が出るかは、例文から確かめてみてください。

⑥長文読解

長文読解は評論文や随筆など、高校の現代文の授業でも読んだことのあるテーマが出題文となりやすいです。長文を読んで各設問に当てはまる選択肢を選びます。

文章をどれだけ理解できているかの確認がされるほか、接続詞に関する問題も出題されるのが特徴です。とにかく長文をたくさん読んでテンポよく読めるようになること、読解力を上げることが解き方のコツになります。

テストセンターの言語分野の例題を6つ紹介

先ほど紹介した6つの言語分野の問題形式別に、実際にどんな風に出題されるか例題を紹介します。

  • 二語の関係
  • 語句の意味
  • 語句の用法
  • 文章整序
  • 空欄補充
  • 長文読解

例題で実際に解いてみて、どれくらい時間がかかったかチェックしておくとよいでしょう。

①二語の関係

次の提示された二語の関係を考えて、同じ関係になる組み合わせを選んでください。
トカゲ:は虫類

ア サッカー:球技
イ さとうきび:イネ科
ウ 胃:大腸

A:ア
B:イ
C:ウ
D:アとイ
E:イとウ
F:アとウ

この例題の答えは「D:アとイ」です。

例題は「トカゲはは虫類の一種(含まれる関係)」であるため、同じ「含む/含まれる関係」であるアとイが答えになります。ウは同じ内蔵という「並列」の関係であるため異なります。

②語句の意味

次の提示した言葉と意味が合う語句をA~Eの中から1つ選んでください。
躊躇(ためら)う

A:焦る
B:覚悟する
C:迷う
D:ため込む
E:中止する

この例題の答えは「C:迷う」です。

躊躇うは「何かについて決定できない」ことを指す語句で、同じく未決定の状態を示す「迷う」が適切になります。

③語句の用法

次の()の語句と最も近い意味で使われているものをA~Eの中から1つ選んでください。
学校()課題を置いてきた。

A:放課後(に)友達の家に行く。
B:買い物(に)行く。
C:姪っ子が大学生(に)なった。
D:北海道の大学(に)通っている。
E:友達(に)お土産をもらった。

この例題の答えは「D」です。

設問の語句とDの語句「に」は存在を示す場所を表す用法になります。Aは時間・Bは動作の目的・Cは変化の結果・Eは動作作用の発生源を表す用法です。

用法については時間をかけたくないため、テンポ良く答えられるよう練習をしましょう。

④文章整序

次のA~Eの語句を空欄ア~オに埋めて意味が通る文章にしたときに、ウに当てはまる選択肢を選んでください。

学校で先生が(ア)(イ)(ウ)(エ)(オ)問いただしている。

A:なぜ忘れていたのか
B:渡辺さんを呼び出して
C:算数と国語の授業をした後に
D:忘れていることを指摘して
E:学級日誌の提出を

この例題の答えは「E:学級日誌の提出を」です。

C→B→E→D→Aの順番で並べると意味が通ります。1番目から考えるのではなく、つながりができる前後の組み合わせを見つけていくとよいでしょう。

⑤空欄補充

次の文中の空欄に当てはまる表現をA~Eの中から1つ選んでください。

子供どうしで花火を使って遊ぶ時は、必ず保護者が様子を見るようにして、遊んでいる人と見ている人との距離を十分に取れるようにしましょう。( )、風が強いと花火の火の粉が降りかかる可能性があるため、距離を取るときは風向きにも注意してください。

A:しかし
B:また
C:そして
D:よって
E:すると

この例題の答えは「B:また」です。

1文目は花火で遊ぶ時の注意点で、2文目も同じように注意点を説明しています。つまり1文目と2文目の内容は同列になるため、「また」が当てはまることになります。

⑥長文読解

長文読解は実際の評論文などを引用して出題しているため、ここでの例題提示は差し控えます。出題されやすい内容は以下のとおりです。

  • 文中の空欄数カ所に当てはまる語句の組み合わせで当てはまるものを選ぶ
  • 文中の下線部の言い換えに当てはまるものを選ぶ
  • あるキーワードについて文中で述べられている特徴のうち、当てはまるものを選ぶ

長文例題にとにかく多く取り組みたい人は、言語分野の対策が十分な問題集を何周も解いてみましょう。

テストセンターの言語対策のおすすめ本2冊

最後にSPIテストセンターの言語分野における対策としておすすめしたい問題集を2冊紹介します。

  1. これが本当のSPI3テストセンターだ!
  2. 2023最新版 史上最強SPI&テストセンター超実践問題集

それぞれのおすすめポイントについて紹介していくので、まだ問題集を持っていない人は購入も検討してみてください。

①これが本当のSPI3テストセンターだ!

「組問題形式」・「入力形式」別に例題と解説が充実していることで好評です。見開きで完結しているため解きやすいことや、図解もたくさん掲載されているため勉強がしやすい1冊になります。

各分野で問題を解くためのコツが掲載されているので、問題集を解くだけでなく対策法についてもばっちり知ることができる、初学者向けの問題集です。

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②2023最新版 史上最強SPI&テストセンター超実践問題集

テンポ良く30秒~1分で解くためのメモの取り方や計算方法など参考にしたい解法が掲載されています。練習問題と模擬試験の解答は別冊になっているため、簡単に答え合わせができるところも魅力的。繰り返し解きたい人におすすめの問題集です。

テストセンター形式の模擬テストは言語分野・非言語分野の能力検査だけでなく、性格検査まで取り組めます。

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テストセンターの言語分野対策をしっかりして高得点を取ろう! 

今回はテストセンターで受験するSPIの能力検査、特に言語分野についての対策法を紹介しました。

言語分野は6種類の問題形式から出題され、回答状況によって問題数やどんな問題が出題されるかは変わります。対策のしようがないようにも思えますが、言語分野は対策を万全にしておくことでハイスコアを狙える分野でもあります。

今回紹介した対策法やおすすめの問題集を使って高得点を獲得しましょう!

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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