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就活で滑り止め企業を受ける利点を紹介|選び方や内定後の対応も解説

滑り止め企業は、第一志望から内定を貰えなかった時の代わりとして受けておく必要があります

しかし、具体的なメリットや企業の選び方が分からない方も多いでしょう。

そこで、本記事では第一志望以外の企業を受ける利点に加え、選び方や内定後の対応について紹介します。

ぜひ、これからの就活に役立ててください。

就活における滑り止め企業の必要性

滑り止め企業とは、第一志望に不合格だった時でも就職先を確保するために受ける企業のことです。高校受験や大学受験における滑り止め校と同じ位置付けになります。

就活は、学生と企業の相性によって合否が決まるため、優秀な学生でも必ず第一志望から内定がもらえるとは限りません。

そのため、1社しか選考を受けないのには大きなリスクがあると考えられます。

万が一、第一志望の企業から内定をもらえなかった場合、就職留年や就職浪人になり、その後の人生設計に影響を与える可能性が高まるでしょう。

就職先を確保するには、第一志望以外に滑り止めの企業を受けておくことが重要です。一般的には、6社以上の選考を受けた方が良いと言われています。

就活で滑り止め企業を受ける3つのメリット

滑り止め企業を受ける3つのメリットをまとめました

  1. 精神的な余裕をもつため
  2. 本命企業に選考に向けて経験を積むため
  3. 就職浪人や就職留年のリスクを無くすため

メリットの具体的な内容をチェックして、重要性を確認していきましょう。

①精神的な余裕をもつため

就活で第一志望の1社しか受けていない場合「落ちたら内定ゼロの状態になる」という精神的な負担を感じることがあります。

気持ちに余裕がないと、焦ってミスをして本来の実力を発揮できない恐れがあるため注意が必要です。

一方で、複数の企業を選んでいれば、内定獲得のチャンスが広がるため、余裕を持って選考を受けられるでしょう。

また、滑り止め企業の中から1社でも内定をもらえれば自信に繋がり、ポジティブな気持ちで選考を受けられるようになるのも大きなメリットです。

②本命企業に選考に向けて経験を積むため

就活のエントリーシート作成や適性検査、面接などには経験が必要です。経験を積み重ねて慣れておけば、本命の選考にも余裕を持って臨めます。

適性検査や面接は1度しかチャンスがないため、たとえ練習を重ねていても本番で緊張してミスをしてしまう可能性は十分にあるでしょう。

滑り止め企業で経験を積んでおけば、本番の緊張感に慣れた状態で第一志望の選考を受けられます

緊張による思わぬ失敗で後悔しないためにも、自信を持って第一志望の選考を迎えられるようにしてみてください。

③就職浪人や就職留年のリスクを無くすため

滑り止め企業を選んでいないと、就職浪人や就職留年のリスクが高まります

就職浪人とは、大学卒業後に就職せず就活を続けている状態のことです。また、就職留年とは、翌年度に新卒として就職するために敢えて留年することを指します。

周りの人が先に就職して行く中で、就職浪人や就職留年として就活を続けるのは辛いものです。「就職できないかもしれない」という不安を抱く場合もあるでしょう。

たとえ第一志望に落ちても、滑り止めから1社でも内定をもらえていれば、就職できない恐れが無くなり、心にも余裕を持てるはずです。

就活で滑り止め企業を選ぶための4つのポイント

ここでは、第一志望以外の企業を選ぶ時に意識したい4つのポイントを紹介します

  1. 本命よりも日程が早い企業を受ける
  2. 倍率が低めな企業を受ける
  3. 入社しても良いと思える企業を選ぶ
  4. 本命企業と同じ業界の企業を受ける

ポイントを踏まえた上で、最適な企業を厳選していきましょう。

①本命よりも日程が早い企業を受ける

事前に経験を積んで本番の緊張に慣れるためには、第一志望よりも早い日程で選考を行う企業を選ぶ必要があります

志望する業界の中から、本命よりも早い選考スケジュールを組んでいる企業を選んでおきましょう。

大手企業は3月から新卒採用を開始することが多いですが、ベンチャー企業や外資系企業は3月前に選考を行い、内定を出すケースも少なくありません

他にも、早期採用を行なっている企業は多岐に渡るため、どのような企業なら第一志望の前に受けられるのか確認してみてください。

②倍率が低めな企業を受ける

倍率の高い人気企業は選考に落ちるリスクがあり、滑り止めとしての役割を果たしません。そのため、倍率が低めの企業を選ぶのもポイントです。

同じ業界でも、企業によって内定の倍率は異なります。まずは「就職四季報」に掲載された最新の倍率を確認してみましょう

ただし、企業によっては内定倍率を公表していない場合もあります。

どこを選ぶか迷った時は、OB訪問や先輩に相談する際に滑り止め企業としてどこを受けるべきかアドバイスをもらうのもおすすめです。

③入社しても良いと思える企業を選ぶ

たとえ複数の滑り止め企業から内定をもらえたとしても、入社したいと思える企業でなければ意味がありません

本命から内定が出ず、志望度の低い滑り止め企業に入社することになった場合、理想とのギャップが大きくなって早期退職に繋がるリスクも考えられるでしょう。

そのため、滑り止めを選ぶ際は入社しても良いと思える企業を選ぶことも大切です。

どのような目的で就職したいのか、自分なりの軸をしっかりと意識した上で入社意欲を持てる企業を厳選してみてください。

④本命企業と同じ業界の企業を受ける

入社しても良いと思える滑り止め企業を選ぶためには、第一志望と同じ業界であることを重視してみてください

同じ業界であれば、滑り止め企業しか内定をもらえなかったとしても、やりたい仕事を任せてもらえる可能性があります。

一方で、全く違う業界だとやりたい仕事ができず、働く意欲がなくなる恐れがあるでしょう。

同じ業界で経験を積んでキャリアアップすれば、いつか転職先として第一志望の企業から内定をもらえる希望も持てるはずです。

就活で滑り止め企業の内定を貰った際の対応方法2選

滑り止め企業から内定を受けた場合の対応方法を2つまとめました

  1. 本命企業から内定を貰ったあとで辞退する
  2. 辞退連絡は分かり次第なるべく早くする

せっかく内定を与えてくれた企業に対して失礼にならないよう、適切な対処をしていきましょう。

①本命企業から内定を貰ったあとで辞退する

滑り止め企業からの内定は、本命企業から内定が出た後に辞退の連絡をしてください

内定は、承諾後も辞退が可能です。そのため、本命の結果が出る前に滑り止め企業から内定をもらったら、ひとまず内定を承諾しても問題はありません。

ただし、複数から内定が出た場合、承諾する企業は最小限に絞りましょう。入社意欲が低いのに内定をキープしたままだと、採用担当者に迷惑がかかる恐れがあります。

内定が出た滑り止め企業の中から、最も入社しても良いと思える1社を選ぶことが大切です。

②辞退連絡は分かり次第なるべく早くする

辞退連絡は、できるだけ早くしましょう。辞退の意思があるのに連絡をしないままでいるのは、マナー違反とみなされるリスクがあります

採用担当者へ速やかに伝えるため、まずは電話で連絡をするのがおすすめです。早朝や昼休憩は避け、10時~12時か14時~17時を目安に電話をします。

また、辞退の意思を書面で残すため、電話後にメールで連絡することも重要です。

電話に対応してくれたことへの感謝、内定へのお礼と辞退の理由、お詫びを含め、誠意を込めてメールを送ってください。

就活で滑り止め企業に落ちた場合の2つの対処法

​​滑り止め企業に落ちた時の対処法を2つまとめました

  1. 一喜一憂せず選考を受け続ける
  2. 落ちてしまった原因を分析する

対処法を取り入れておけば、滑り止めに落ちた時のダメージを最小限に抑えられます。どのような点に気をつけるべきか確認しましょう。

①一喜一憂せず選考を受け続ける

内定は企業と学生の相性によって決まるため、内定が出なくても自分自身が否定されたわけではありません

選考の結果に一喜一憂していると、精神的なストレスが溜まり、就活を続けるのが困難になる場合があります。

第一志望を受ける前にネガティブな気持ちが大きくなれば、自信を持って選考を受けられなくなるでしょう。

結果を冷静に受け止め、他社の選考を受け続けることに集中してください

②落ちてしまった原因を分析する

内定が出なかった時は、落ち込むのではなく選考に落ちた原因を分析することも重要です。面接での受け答えや立ち振る舞いに問題がなかったか振り返ってください。

きちんと分析して改善点を見つけておけば、第一志望の選考に役立てられます

「第一志望の本番前に良い経験を得られた」と考えて、次の選考に向けた準備を整えていきましょう。

就活では滑り止め企業を有効活用して本命企業に生かそう

滑り止め企業の選考に参加することで、就活に失敗するリスクを最小限に抑えることができます

滑り止め企業で経験を積み、本番の緊張感に慣れておけば、余裕を持って第一志望の選考に臨めるようになります。

また、滑り止め企業から1社でも内定をもらえていれば自信に繋がり、前向きな気持ちで就活を続けられるでしょう。

事前に自分の条件にマッチする滑り止め企業を厳選し、そこから得た経験を第一志望の選考に生かしてみてください。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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