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秋入社できる企業の探し方を徹底解説!選考準備の仕方も紹介

通常の就活より秋入社の情報は少ないので、不安な人も多いのではないでしょうか。秋入社は少数派だと思われていますが、積極的に新卒で9月入社を行う企業は増えているのです。

そこで、本記事では秋入社できる企業の探し方と選考準備の仕方を詳しく解説します。ぜひ、これからの参考にしてみてくださいね。

秋入社の時期はいつ?春入社と比較して解説

新卒採用は3月1日の広報活動解禁日を過ぎて、春から夏に行う採用活動が普通だと思う方も多いのではないでしょうか。

しかし、春採用による4月入社以外に、秋入社も最近は増えてきていますよ。

秋採用は9〜10月入社が一般的です。秋入社を中途採用だと考える人もたくさんいますが、新卒としても就職できます。

秋入社が少数派なのは確かですが、春入社と同じ条件で働けるので、単に就職活動の時期が春入社より遅く、就職する時期が違うだけだと考えましょう。

企業が秋入社採用をする理由4選

秋入社の理解を深めるためには、そもそもどうして企業が秋入社で採用を行うのか知ることが重要です。

企業が秋入社で採用する主な理由は、以下の4つが挙げられます。

  1. 春に選考を受けられていない優秀者を採用したい
  2. 春入社辞退者の枠を埋めたい
  3. 留学経験者を採用したい
  4. スキルを持った転職希望者を採用したい

①春に選考を受けられていない優秀者を採用したい

中には公務員になるため、春に就活をしなかった学生もいます。資格取得のために司法試験や公認会計士試験を受けて、就活できなかった人もたくさんいるでしょう。

また、大学院進学から進路変更して、就職活動を開始した学生もいます。このような優秀な学生を獲得する目的で、企業は秋入社の新卒採用を行うのです。

逆に、通常就活を開始する段階より以前から採用活動を進めて、他社との競争を避けて先に優秀な人材を確保しようと考えている企業もあります。

②春入社辞退者の枠を埋めたい

企業が一生懸命採用活動をしても、必ずしも優秀な人材が確保できるわけではありません。他の企業に取られたり、単に取りこぼす可能性もあります。

それを防ぐ採用枠として、秋入社を実施しているのです。採用活動は競争の一種なので、優秀な人材を確保するための取り組みが大切になるでしょう。

また中小企業は、大企業を狙う学生の滑り止めにされるケースも多く、内定辞退者が多い傾向があります。そのため、採用予定人数の充足にも適しているのです。

③留学経験者を採用したい

海外の大学は9月に卒業するため、秋から就職活動を始める日本人留学生がたくさんいます。

卒業まではとても忙しい学生生活を送っているので、一時帰国して就職活動をしている暇がなく、結果として留学生は秋以降に帰国してから就活を行うのです。

その一方で現在の日本の市場は、少子高齢化に伴って縮小傾向にあるので、企業は海外進出を必要としています。

海外進出のために、語学力が堪能で高いコミュニケーション能力を持つ海外経験者を採用したいと考えている企業は、とくに秋採用に力を入れているでしょう。

④スキルを持った転職希望者を採用したい

転職希望者はこれまで働いていた会社で磨いたスキルを持っているため、企業にとって採用するメリットがあります。

そして、秋に転職先企業への入社を検討している人は少なくありません。

なぜなら、秋入社を目指して転職活動を行う人は、退職を告げるタイミング次第ではボーナスを受け取ってから転職できるので、秋は転職のベストシーズンとも言われています。

能力のある転職希望者を確保するためにも、企業は人材の確保に努めているのです。

秋入社ができる企業の探し方3つ

秋採用を実施している会社を自力で見つけるのは大変ですよね。ではどうやって効率的に企業を探せば良いのでしょうか?

次に、秋入社の新卒を募集している企業の探し方を3つ紹介します。

  1. 企業の合同説明会に参加
  2. 求人サイトを利用
  3. スカウトサイトに登録する

①企業の合同説明会に参加

春採用と同じように、説明会に参加するのは大切です。気に入った企業があったら、エントリーして選考を受けましょう。

あまり志望度が高くない企業でも、実際に話を聞くと魅力的だと思うことはよくあります。

秋入社可能な会社が同時に複数見つかるので、比較検討しやすく、就活の軸を固める場合に役立つはずです。

最初から「この企業や業界には興味がない」と決めつけずに、企業研究や業界研究のためにも、積極的に説明会へ参加してみましょう。

②求人サイトを利用

通年採用の企業を探す際と同様に、求人サイトを利用する方法もあります。代表的な求人サイトは、リクナビやマイナビのほか、Indeed (インディード) です。

これらの求人サイトの検索窓から「秋入社 新卒」で検索すれば、秋入社可能な該当企業を検索できるので、自力で探すよりも効率が良くなるでしょう。

ただし秋入社の就活では、通常の就活と比べると情報が少な、選考対策に必要な情報を集めにくいため注意してくださいね。

③スカウトサイトに登録する

スカウトサイトに登録すると、自分のスキルに合っている企業やこれまで注目していなかった企業からオファーが届くため、視野を広げながら効率的に就活を進められるでしょう。

企業から学生へ逆にアプローチするスタイルは、逆求人型またはダイレクトリクルーティングと呼ばれます。

まず、スカウトサイトや逆求人型サイトに、プロフィールとして自己PRや経験を登録してみてください。

プロフィールを登録すれば、企業が閲覧しながら自己PRや学生の持つスキルを確認して、興味を持ったら学生に対してオファーが届き、就活を効率よく進めることができます。

秋入社を目指すために必要な対策3つ

秋入社を狙う場合にも、通常の4月入社の場合と同様に、内定をもらうためのポイントがあります。

ただし、春採用とは違う部分もあるので注意が必要です。では、新卒で秋入社を成功させるために必要な3つの対策を紹介します。

  1. 秋入社したい理由を明確にしておく
  2. 自己分析や面接対策を入念にしておく
  3. 志望動機を準備しておく

①秋入社したい理由を明確にしておく

留年したとしても、必ずマイナスの印象を与えるわけではなく、その失敗を反省して、どのように改善できたか話せば、高評価が得られます。

秋入社を新卒で狙う学生に多い理由が、留年のために卒業が半年遅れたケースです。選考では留年の理由を聞かれるので、評価の対象になるでしょう。

留年したこと自体は面接官にマイナス印象を与えますが、しっかり留年の理由を説明して、挽回できるアピール内容を用意すれば問題はありませんよ。

②自己分析や面接対策を入念にしておく

もちろん秋入社に限りませんが、身だしなみやマナーも含めて、徹底的に面接対策をしましょう。どんな質問でも回答できるように、入念に自分の現状を分析するのも大切です。

失敗の原因を分析できる冷静さがあり、素直で謙虚な態度を示せば、面接官に好印象を与えます。そして、自分の思いを相手に伝えるためには、場数を踏むようにしましょう。

また、客観的な視点で自分を見るためにも、親や友人のような第三者を面接官役として練習して必ずフィードバックをもらってください。

③志望動機を準備しておく

秋採用の企業側の主な目的は、内定辞退者の穴埋めです。したがって企業側は、「必ず入社する人」「辞退をしない人」に内定を出したいと考えているでしょう。

就活の基本となることは何でも万全にするのはもちろん、とくに志望動機を徹底して、選考に向けて個社単位で磨き、どれだけ熱意を伝えられるかが大切です。

どの企業にも使える動機ではなく、業界の中でも他社ではない具体的な理由を言えるように深堀りをして、面接に臨んでくださいね。

秋入社を目指す際の注意点3つ

春入社の場合とは違って、秋入社には注意点がいくつかあるので、事前にポイントを把握しておくことが大切です。秋入社主な注意点は、以下の3つです。

  1. 募集企業が春入社に比べて少ない
  2. 入社時期が企業によって異なる
  3. 春入社の同期と差がついている

①募集企業が春入社に比べて少ない

通年採用の企業は一定数存在し、増加傾向にありますが、それでも春ほど採用活動を実施する会社は多くありません。

したがって、たくさんの選択肢から探すことはできないでしょう。就職したい企業が決まっているなら、その会社が秋採用を行うとは限らないため確認が必要です。

秋入社にこだわらずに、あと半期待って春入社を狙った方が良い可能性もあります。秋採用だけにこだわると、選択肢を狭める場合もあるので、注意してくださいね。

②入社時期が企業によって異なる

秋採用は9月入社の場合が一般的ですが、採用スケジュールは会社によって違います。

つまり秋採用でも、入社のタイミングは9月とは限りません。例えば、春から冬までの採用を、まとめて4月入社としている企業もあります。

春採用や秋採用は、便宜上の区分に過ぎないので、入社日を決めるものではないと覚えておきましょう。

失敗を減らすためにも、事前に採用スケジュールから入社予定日まで全てチェックしてから、選考を受けてくださいね。

③春入社の同期と差がついている

会社によって扱いは違いますが、多くの場合に春入社と秋入社の新卒は同期として扱われるでしょう。

したがって、春入社の同期と関わる機会も多いので、入社当初は誰でも半年間の差を痛感するかもしれませんね。

同期との半年の差を埋めるには、秋入社前から勉強をして、入社後に人一倍努力する必要があります。

年齢を重ねれば大した違いではありませんが、半年分のスタートが遅れているせいで、負い目を感じないようにしてくださいね。

秋入社を目指して早めに対策しよう

今回は秋入社できる企業の探し方や選考準備の仕方を紹介しました。

春入社と秋入社は同じ新卒採用でも、攻略するための注意点は異なります。

秋入社を成功させるためには、ポイントを把握して、早くから準備する必要があるでしょう。秋採用を行う企業は増えていますが、まだまだ春採用が一般的です。

支障なく秋卒業で就職するためにも、本記事を参考にしながら選考を攻略して、9月に社会人としての第一歩を踏み出してくださいね。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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