就活が活発化するころになると、リクルーター面談という言葉を耳にするようになります。リクルーター面談とはどのような目的で行われるのでしょう。
この記事では、リクルーター面談の目的やメリット、具体的な流れや対策などについて紹介します。リクルーター面談の連絡が入ったときに積極的に参加できるよう参考にしてください。
リクルーター面談は選考の第一関門!
リクルーター面談とは、会社の人事部から依頼を受けた社員が、面接よりももっと気楽な場で学生と面談をすることです。
面接ではなく気軽な面談だからといって甘く見ていてはいけません。その実態は、選考の第一関門と考えていいでしょう。
カフェやレストランなどで行われることも多く、カジュアルな雰囲気のなかでの面談となります。本来の目的を理解していないと、準備や対策も十分できず、せっかくのチャンスを逃すことになります。
リクルーター面談の成功は、ほかの学生との差別化やその後の選考を有利にします。高い評価を得て、第一関門を突破しましょう。
企業がリクルーター面談を実施する目的3つ

企業はなぜ面接だけでなく、リクルーター面談を取り入れているのでしょう。最近リクルート面談を取り入れる企業が多くなりましたが、当然メリットや目的があるからです。その理由を理解することによって、必要な対策を効率よく行うことができます。
- 選考の効率化を図る
- 企業と就活生のミスマッチを防ぐ
- リラックスできる環境で就活生の本音を探る
①選考の効率化を図る
学生に人気の企業や募集が多い企業では、就活生が集中します。そのため、選考の効率化を図るという意味でリクルーター面談はオーソドックスになりつつあります。リクルーター面談は、選考手段のひとつととらえても間違いではないでしょう。
大勢の応募者の中から、人事部が限られた期間で選考するのは至難の業です。また、大学などで作成される就活マニュアルの高度化によって、本当に自社とマッチしているかどうかを見極めるのは苦労します。
事前に本音や人柄などがわかりやすいリクルーター面談を行うことで、採用基準をクリアしているかなどがチェックできます。企業にとっては選考フローを効率化するためにリクルーター面談は非常に有効だと考えられています。
②企業と就活生のミスマッチを防ぐ
企業にとって、多くの費用と時間をかけてせっかく採用したにもかかわらず、早期離職は大きな損失となります。そのため、採用前にできるだけ会社と就活生のミスマッチを防ぐ必要があります。
リクルーター面談では会社のことを詳しく知ってもらい、理解を深めてもらう目的があります。そのために現場社員と学生を面談という形をとって会わせるのです
面談のなかで、就活生がより具体的な質問や疑問を投げかけ、イメージとかけ離れていないかを確認。リクルーターは会社で活躍できる人柄や人材かをチェックします。お互いミスマッチを防ぐのに有効な手段がリクルーター面談の目的といえます。
③リラックスできる環境で就活生の本音を探る
カフェやレストラン、ホテルのラウンジなどでリクルート面談が行割れることが多いようです。リラックスできる環境をセッティングし、就活生の本音を探るのが目的です。
実は企業は、通常の面接では窺うことができない「人柄」と「能力」を知ろうとしているのです。
とくに人柄では「一緒に仕事をしたい」と思わせるような人材を求めています。どれだけ能力が高くても人柄がマッチしていなければ、企業には必要ない人材と判断される可能性もあるでしょう。
本音が出やすい場所で面談をすることによって、採用したい人材を見極める目的があるのがリクルーター面談です。
リクルーター面談に参加する流れ

リクルーター面談の目的を理解したら、今度は参加する流れをチェックしておきましょう。気軽な面談とはいっても油断はできません。リクルーター面談の基本的な流れをつかんでの対策が肝心です。
- 企業にエントリーする
- リクルーターから連絡が来る
- リクルーター面談をする
- お礼メールを送る
- 選考
①企業にエントリーする
企業のホームページにある採用ページや求人サイトからエントリーをしましょう。企業の人事部やリクルーターが目を通し、優秀な学生、面談したいと思う魅力的な人材をピックアップします。
このほかにも、会社説明会、インターンシップ、セミナー、OB座談会といった集まりでも優秀な人材はいないかとチェックしている企業もあります。できるだけ就活に関わるイベントに積極参加するといいでしょう。
②リクルーターから連絡が来る
エントリーしたからといって、すべての人にリクルーターから連絡が来るわけではありません。企業が独自の視点からふるいにかけ、就活生と連絡を取るのが一般的です。
エントリーしたのにリクルーターから連絡が来なかったといって落ち込む必要はありません。リクルーター面談は、合格への必須条件ではありません。有利になる可能性を秘めているととらえた方がいいでしょう。
リクルーター面談の連絡は、メールか電話になります。迷惑メールや非通知設定でせっかくのチャンスを不意にしてしまうのは避けたいもの。就活中は、携帯電話やパソコンの設定にも気を使いましょう。とくに説明会後やエントリー後には、設定を解除しておくことをおすすめします。
③リクルーター面談をする
通常の面接に比べてリクルーター面談は、かなりカジュアルな雰囲気です。しかしマナーは守らなければなりません。初対面ですから、きちんと自己紹介をしてから面談に入るようにしましょう。
リクルーターや企業によって面談内容はさまざまです。お互いに質疑応答するという形式が一般的です。リクルーター面談では「自己PR」「ガクチカ」「志望動機」「キャリアプラン」などが質問の傾向となります。これらの質問に対して明瞭に答えられるだけの準備はしておきましょう。
④お礼メールを送る
リクルーター面談が終わったら、その日のうちにお礼メールを送るのがマナーです。
面談に対する感謝の気持ちと熱意の高さなどをシンプルに伝えましょう。
<お礼メールの例文>
件名:本日のリクルーター面談のお礼/○○大学 名前 株式会社○○ ○○部 ○○○○様 お世話になっております。 ○○大学の○○です。 本日はお忙しいところ、貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。 ○○様の仕事に対する姿勢をお伺いし、社会人としての心構え、貴社への知識を深めることができました。 これから○○様からの貴重なお話を参考に、真摯な気持ちで取り組んでいきたいと思います。 今日は○○様の貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。 ○○大学○○学部△△学科 氏名 携帯番号 メールアドレス |
⑤選考
リクルーター面接が終わったら選考が行われます。その結果、企業とマッチすると判断されれば、本選考の面接を受けることになります。ただし、最近は優秀な人材に対し、本選考のショートカットを実施している企業もあります。
リクルーター面接を受けない場合、その道のりは長く厳しいものです。グループディスカッションや面接を何度も繰り返し内定を得る形が一般的ですね。
しかし、リクルーター面接は一気に最終面接まで到達するケースもあります。
リクルーター面談に参加する3つのメリット

リクルーター面談に参加するとどのようなメリットがあるのでしょう。メリットを理解することで、面談前の準備や対策といったモチベーションアップにもつながります。
メリットを把握しておくと、カジュアルな雰囲気に流されることなく自分をアピールすることができるのではないでしょうか。
- 企業理解が深まる
- 本選考で有利になることがある
- 企業側に意欲をアピールできる
①企業理解が深まる
リクルーター面談は、実際に働いている社員と近い距離で話を聞くことができるのが最大の特徴です。質問されるだけでなく、就活生から質問もできるため、企業の事業内容や理念などの理解が深まります。
企業理解が深まることにより、これから迎える面接に対しての対策や返答をブラッシュアップすることができます。さらに、ミスマッチをできるだけ防ぐことができます。
就活では、志望する企業の内部まで知ることは難しいものです。しかし、リクルーター面談では、他では知りえないような情報を得られるメリットがあります。リアルな話が聞けることで志望動機などにも深みが増し、より企業への自己PR力をアップさせられます。
②本選考で有利になることがある
リクルーター面談では、企業の採用基準や求められている人材像などを教えてもらえます。このような情報は、本選考の対策に活かせるため、有利になります。
志望する企業のニーズに近づけた就活ができるため、他の就活生よりも的確な対策ができます。さらにリクルーターは、社内でも信頼されている人と思っていいでしょう。
リクルーター面談の情報は社内共有されていることがほとんどです。リクルーターの印象がよければ、それだけ面接でも有利になるかもしれません。
③企業側に意欲をアピールできる
面接では、1人に与えられる時間が限られており、制限時間内で企業側に意欲をアピールするのは難しいでしょう。
しかし、リクルーター面談では、1対1での面談になります。深掘りした話もできるため、自分がどれだけ企業に対して意欲や熱意を持っているのかをアピールできます。
質問では、入社後の具体的な質問や社員として役に立ちたいといった意欲をアピールしましょう。リクルーター面談は企業をよく知るだけでなく、自分をアピールするまたとないチャンスでもあります。最大限に利用しましょう。
リクルーター面談でオススメの質問例

リクルーター面談は、自分が聞きたいことをたくさん聞ける貴重な時間ですから、あらかじめ質問を用意しておくといいでしょう。目的別に質問例をピックアップしてみました。
- 志望度をアピールしたい場合
- リクルーター自身の話を聞きたい場合
- 逆質問
①志望度をアピールしたい場合
企業への志望度が高いのかをアピールしたい場合、具体的な入社後のことを質問するのもいいでしょう。この就活生は入社したあとのビジョンまで描いていると受け取ってくれるかもしれません。
例①学生のうちにやっておいた方が良いことはありますか?
学生のうちから就職後に活躍するために、何かやっておきたいという意欲をアピールします。とくに所属したい事業部があれば、そこで活躍するためにはどのようなスキルが必要かなど具体的に聞いてみましょう。
例②管理職になる方の共通点はありますか?
入社後は、社員として活躍し管理職を目指したいというメッセージになります。たとえば企業の評価基準やリクルーターを始め、活躍している人の特徴などを聞くとより積極姿勢をアピールすることができます。
②リクルーター自身の話を聞きたい場合
リクルーターが入社何年目なのか、どんな部署で働いているのかを聞けば、実際の社員の働き方をイメージできますよね。入社2~3年のリクルーターであれば、面接のアドバイスがもらえるかもしれません。
例①なぜこの会社に入社されたのですか?
企業にとって志望動機は非常に大切です。リクルーターはすでにその会社に入社しているわけですから、志望動機を聞いておけば、面接のときの重要な情報となるでしょう。志望動機を聞いておくと入社後のイメージもより身近になりますよ。
例②1日の主なスケジュールを教えてください
本選考では少し聞きにくい勤務形態や残業の有無ですが、リクルーター面談では、現場の声を聞くことができます。残業の有無をダイレクトに聞くのではなく、スケジュールとして教えてもらうと入社後のイメージがつかみやすくなります。
③逆質問
逆質問ができることは、より積極的な姿勢だという印象を相手に与えます。逆質問できるだけの知識や意欲があると思ってくれるかもしれません。逆質問は、できるだけ多く用意しておきましょう。
例①事業部同士のかかわりはどれくらいありますか?
企業のHPなどで事業内容やどのような事業部があるのか事前に調べておき、深堀りした質問をしましょう。そのためには、リクルーターの所属する事業部を聞いておきましょう。リクルーターの所属する事業部を中心に他の事業部の情報も聞くとなおベターです。
例②大事なマインドは何だと考えますか?
本選考での面接では「あなたにとって大事なマインドは何ですか」と聞かれることがあります。何が正解かはその企業の社風によって変わってきます。リクルーターは、社風をよくわかっている人ですから、面接前に聞いておくことはメリットといえます。
リクルーター面談の4つの必須準備

リクルーター面談の目的やメリット、流れは理解できたけれど、どのような対策をしたらいいのかわからないという方も多いでしょう。何を準備したら面談を突破できるのか紹介しましょう。
- 自己分析
- 業界・企業分析
- 質問対策
①自己分析
リクルーター面談で最も重視されるのが「自己分析」です。自己分析といわれても、漠然としていてわからない方もいるでしょう。以下のことを中心に書き出してみるとわかりやすくなります。
- 何が得意で、何が苦手なのか
- どのようなことに興味を持つのか
- 将来どのような人になりたいのか
- 仕事をする上で大切にしたいことは何か
自己分析を通して自分の志向性や適性などを理解することが大切です。面接時にも必ず聞かれる自己PRや志望動機を明確にするためにも、リクルーター面談を機に自分に向き合ってみましょう。
②業界・企業分析
リクルーター面談の前には、必ず業界・企業分析をしましょう。少なくとも企業のHPはチェックする必要があります。相手を知っておかなければ、的外れの質問をしてしまうかもしれません。
その企業のことを詳しく知っていると、志望度の高さ、主体性があることのアピールにもなります。
HPだけでなく、インターンや合同説明会への参加、OBやOGへの訪問も企業分析に役立つでしょう。業界分析は、業界地図や就活四季報が参考になります。
③質問対策
面談でよく聞かれる質問にも的確に答えられるように準備しておきましょう。カジュアルなリクルーター面談とはいえ、定番の質問に対する事前対策は大切です。
- 自己PR
- 学生時代頑張ったこと
- 志望動機
- 企業選びの軸
- キャリアプラン
これらの質問は面接でもされるので、ブラッシュアップのためにもしっかり用意しておきましょう。
④正しい身だしなみとマナー
リクルーター面談は、ほとんどの場合カジュアルな雰囲気のカフェなどで行われます。カフェでの面談だからとラフな格好で臨むのはNG。選考の要素が大きいのがリクルーター面談です。身だしなみとしては面接と同じようにリクルートスーツが無難でしょう。
身だしなみだけでなく、一般的なマナーも重要視されています。たとえば、最初の挨拶、正しい敬語、メモを取ることができているか。
また、リクルーターが若い社員だと、ついタメ口になってしまうのもNGです。話が盛り上がったとしても節度を守るようにしましょう。
リクルーター面談を突破する3つの心得

もしリクルーター面談の声がかかったとき、上手に面談を乗り切るための心得があります。
コミュニケーションをしっかりとってリクルーターに好印象を持たれると、次のステップもスムーズに行くかもしれません。
- リクルーターと親しくなる
- マナーや態度に注意する
- 話を自分から深堀して広げる
①リクルーターと親しくなる
リクルーター面談では、会社のことや志望動機など面接で聞かれる内容もあります。しかし、就活生の人柄や志望動機など面接ではわかりにくい内容も盛り込まれます。もしかすると趣味の話で意気投合するかもしれません。
あまりなれなれしい態度をとるのはよくありません。しかし、何かのきっかけをつかんで親しくなることはリクルーター面談の成功につながります。
節度を保ちながら、円滑なコミュニケーションが取れる人間だとリクルーターに印象付けることができれば、会社が望む人材だという評価が高くなるでしょう。
②マナーや態度に注意する
カフェなどで行うリクルーター面談は、周りの雰囲気につられて、ついリラックスしがちです。しかし、リクルーター面談は選考の場であることを忘れてはいけません。リクルーターは、あなたの一挙手一投足をチェックしています。
基本的なマナーや態度には十分注意しましょう。相手に不快に思わせる言葉遣いや態度はNGです。食事をしながらの面談は、食事にかかりきりにならないようにしたいものです。面談前に軽く食べておくことをおすすめします。
③話を自分から深堀して広げる
面談では、質問されたことに応えるだけではいけません。会話のキャッチボールをしながら、話題の深堀をしていけるかが試されています。
投げかけられた言葉に対する反応や、そこから深堀ができることは、それだけ知識が豊富で一般教養が高い証拠です。
自分の興味のある事だけでなく、時事問題や世界情勢など幅広い話題に付いていければ、普段から勉強熱心だと好感を持たれるのではないでしょうか。
リクルーター面談の5つの特徴

リクルーター面談と面接ではどのような違いがあるのでしょう。リクルーター面談は選考の1種であることは間違いありません。
しかし、普通の面接とは明らかに異なることもいくつかあります。リクルーター面談と面接の違いを充分理解して、面談に臨みましょう。
- 場所
- 時期
- 時間
- 回数
- サイレントお祈りの場合が多い
①場所
面接は面接会場で受けますが、リクルーター面談はリラックスできる環境を考えて、カフェやレストラン、ラウンジなどで行われることが多いようです。企業の近くのカフェなどでは、他の学生も同じようにリクルーター面談を受けているといったシーンもあります。
また、最近では場所や時間に関係なくスケジュール調整がしやすいオンライン面談を行う企業も増えてきました。
オンライン面談では、通信機器の不具合がないようにしっかりと準備をしておくことが大切です。また、背景にも細心の注意を払いましょう。
②時期
リクルーター面接の時期は、説明会やエントリー後に行われることが多いようです。選考開始前で多く行われるのは、優秀な人材と少しでも早く接触したいからです。
そのほかにも企業と何らかの接点があった後に連絡がきます。接点を持った瞬間から、企業側は「どのような学生が興味を持ってくれているのか」を日々チェックしています。「これは」と思う学生を探し出して、リクルーター面談の連絡をするのです。
③時間
リクルーター面談にかかる時間は、一般的には30分~1時間ほどを考えておきましょう。面談中は、ほとんどリクルーターが質問し学生が答えるといった形式になります。もちろん逆質問もOKです。
一般的に1時間程度で終わるリクルーター面談ですが、場合によっては話が盛り上がることもあります。そのような場合には、1時間で終わらないかもしれません。面談後のスケジュールは余裕を持たせましょう。
④回数
リクルート面談の回数は1回とは限りません。段階ごとに複数回面談を行う人もいます。たとえば、1次面接の後に1回目、2次面接の後に2回目という具合に、段階ごとに面談を行うケースもあります。
複数回面談を行うのには理由があります。もちろん有望な人材が面接を突破できるようにサポートする理由もあります。
一方で何度も面談をして関係性を構築し、内定を出しても辞退されないようにするという狙いもあります。
⑤結果通知
リクルーター面談が終わった後は、その結果が気になるところです。リクルーター面談は、企業が行う公式な面接ではありません。そのため「合否」という結果を出すものではないのです。
合格の場合は、次の面談の相談メールなどが届くでしょう。不合格の場合は、何の連絡もこない「サイレントお祈り」の場合が多くなります。
もし気になるようであれば、面談から1週間過ぎたあたりを目安にリクルーターに連絡してみましょう。
リクルーター面談の5つの形式

リクルーター面談といっても、さまざまな形式があります。形式によって特徴があり、企業側の目的も違ってきます。
面談の形式によって求められる人材をふるいにかけている側面もあります。形式によって何をアピールすればいいのかを考えながら参加しましょう。
- 雑談形式
- 個別説明会形式
- 逆質問形式
- 面接形式
- 面接対策形式
①雑談形式
雑談形式では、学生のコミュニケーション能力や人柄を観察するのが主な目的となります。比較的就活生と年齢の近い社員との面談が多く、面接のような堅苦しい質疑応答はあまりしません。
たとえば「今、ハマっていることは?」「どんなことに興味があるの?」など個人的な話しを中心に広げていきます。
お兄さんやお姉さんと気軽な世間話をしているような錯覚を覚えますが、実際は、就活生の本音を探ることにあります。人柄重視の企業に多い形式です。
②個別説明会形式
個別説明会形式では、会社の説明が中心になります。通常の説明会よりも、より詳しい話を聞くことができます。リクルーターの目的としては、就活生に企業のもっと関心を持ってもらいたい狙いがあります。
個別説明会では、企業理解が主な目的ですから、現場目線でのやりがいや苦労話なども聞くことができます。ほかの就活生に比べて、有利な情報となることも多く、面接に役立てられます。
③逆質問形式
逆質問形式でのリクルーター面談は、主に就活生の不安や疑問にリクルーターが答える形式です。同時に企業側は逆質問によって、企業に対する熱意や志望の強さを見極めようとします。高い関心がなければ、深い質問はできません。
逆質問形式は、自分の聞きたいことを聞けるメリットがある反面、質問をするための知識も必要になります。表面的な質問ではなく、深堀した質問をすることで企業への本気度を示すことができます。
④面接形式
面接形式は、通常の面接と同じスタイルで行われます。場所がカジュアルであっても、質問内容は本選考と同じ内容になるでしょう。
面接形式のリクルーター面談では、本選考に残ってほしい就活生を見極める目的があります。本選考のように深堀りした質問も覚悟しておくことです。
事前に面接での頻出質問をチェックして、どのような質問をされてもスムーズに答えられるように対策をしておきましょう。
⑤面接対策形式
本選考の面接を突破するため、リクルーターが就活生と一緒になって面接対策を行います。すでに提出してあるESの内容、一次面接の内容を振り返りながら、改善点などをアドバイスしてもらえるのがメリットです。
面接対策形式は、選考の後半や最終面接前に行われることが一般的です。見込みのある就学生を他の企業に取られてしまわないように、囲い込みの目的もあります。
リクルーター面談で他の就活生と差をつけよう!
リクルーター面談のオファーが来たら、迷うことなく受けましょう。なぜなら、リクルーター面談では、さまざまな情報を得ることができるから。たとえ第1希望の企業でなくても、これから激戦となる本選考の面接を突破するためのブラッシュアップもできます。
これまでは人事担当者が書類選考を行い、1次面接に進むというのが一般的な就活の流れでした。しかし、就活の流れが少しずつ変化し、リクルーター面談を取り入れる企業も増えています。
リクルーター面談のチャンスを生かし、他の就活生との差別化を図りましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。