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履歴書で旅行について書くには工夫が必要|ポイント・例文も紹介

履歴書の趣味や自己PRの欄に「旅行」と書いても大丈夫か分からないという人は多いでしょう。旅行が趣味の人は書いても問題はありません。むしろ採用担当者でも共感しやすい趣味のひとつといえます。

ただし、工夫をして書かなければ逆にマイナスになってしまう可能性も。今回は、書き方のポイントや例文をご紹介します。

履歴書の趣味・自己PR欄で旅行と書くのは大丈夫

履歴書の趣味や自己PRで旅行について書くことは全く問題がありません。旅行は比較的、誰でも共感しやすい趣味といえるため、採用担当者にマイナスの印象を与えることはほとんどないでしょう。

ただし、書き方によっては遊びとして捉えられ、仕事に結び付けにくい場合があります。自身のアピールになるように、魅力的に伝えるにはどうすればいいのか工夫をすることが重要です。

旅行が好きな人は自信を持って履歴書に旅行と書きましょう。

趣味として旅行を書く時のポイント2つ

履歴書に旅行と書く場合には、押さえておきたいポイントが2つあります。内容だけでなく、言葉の使い方もしっかりと確認されているので注意してください。ここでは1つずつ解説していきます。

  1. 自慢になるのを避ける
  2. 具体的な情報で興味をひく

①自慢になるのを避ける

最初のポイントは「自慢にならない、興味を持ってもらえるような内容」にすることです。人によってはお金に余裕があるから旅行に行けるのだと考える場合があります。

例えば「20カ国以上旅行したことがあります」と書いた場合、初対面の採用担当者が自慢と感じる可能性もゼロではありません。規模の大きさなどを強調すると逆効果になってしまうため注意が必要です。

「趣味は旅行です」だけではアピールにはなりませんが、自慢と思われそうな内容は避けるようにしましょう。

②具体的な情報で興味をひく

2つ目のポイントは「具体的な情報を書いて興味をひく内容」にすることです。旅行プランのこだわりを書いて、興味深い趣味を持っていると思ってもらえるようにしましょう。

例えば「ご当地グルメを必ず食べるようにしています」といった、何かしらのポイントを伝えることが重要です。こだわりのポイントは、どんな些細なことでも構いません。

また、具体的な内容を伝えるためには、地名や数字を用いるように意識してみましょう。抽象的な内容はマイナスとなってしまうため避けるようにしてください。

【こだわりポイントの例】

  • あえてプランを立てない
  • 写真を必ず100枚以上撮る
  • 交通機関を使う
  • 両親にお土産を買う

趣味として旅行を書く時の例文

趣味として旅行を書く場合の例文を2つご紹介します。例文を参考にして、自分なりのオリジナル要素を加えるようにしてください。

【例文1】

私は色々な場所へ旅行することが趣味です。ただし、あえて旅行プランを立てずに気になったお店に立ち寄るようにしています。予定を決めずそのときの直感で行動することで、思いもよらない新しい発見や出会いがあるからです。

【例文2】

私の趣味は一人旅行です。旅行では、写真を必ず100枚以上撮ることを意識しています。なぜたくさんの写真を撮るのかというと、介護施設にいる祖母に見せて旅行の土産話をするためです。写真に収めた美しい風景や食べ物を祖母と一緒に見ることは、私にとっては旅行の一部に含まれているといえます。

自己PRに旅行経験を書く時のポイント3つ

自己PRに旅行が好きなことだけを書いてしまっては、マイナスの印象を与えてしまいます。旅行経験を書く際には、3つのポイントを押さえておきましょう。ここでは1つずつ解説していきます。

  1. 旅行の目的を示す
  2. エピソード中心にしない
  3. 話を盛らない

①旅行の目的を示す

旅行について書くのであれば、まずは目的をしっかり示すことが重要です。就職活動において、旅行経験が評価されるのは、しっかりとした目的がある旅行のみだからです。

目的なく旅行を楽しんでいるのは自己PRとしては印象が弱く、遊んでいるだけと受け取られかねません。旅行が趣味ということだけでなく、しっかりと深掘りしてアピールする必要があります。

②エピソード中心にしない

エピソードを中心とした旅行経験にならないように注意しましょう。自己PRであれば、企業側はプロセスや学んだことを知りたいからです。

例えば、普段はなかなか経験できないようなエピソードがあれば内容に盛り込み、どんな学びがあったかを書きましょう。もちろん、トラブルのエピソードでも構いません。

どうやって乗り越えたかを書くことで、行動力や順応性のアピールにつながります。エピソードばかりの自己PR欄にならないよう注意してください。

③話を盛らない

内容は偽りなく真実を書き、大袈裟に話を盛らないようにしましょう。その場しのぎで書いた嘘は、相手には分かってしまうものです。話を盛っていたり、嘘をついていたりしていたことが発覚すれば、非常に印象が悪くなります

また、自己PRと面接での質問の回答にズレが生じていれば、採用担当者は疑問に思うでしょう。実際の経験をもとにしっかりとアピールできるよう、伝え方を工夫してくださいね。

旅行経験を用いた自己PRの構成を4ステップで紹介

旅行経験を自己PRするのであれば、4つのステップで構成を考えてみましょう。エピソードの内容に関わらず、構成の作り方を意識するだけで非常に分かりやすく伝えられます。それでは1つずつ解説していきます。

  1. 旅行経験から学んだこと
  2. なぜその学びが得られたのか
  3. 具体的エピソード
  4. 仕事へどう生かすか

①旅行経験から学んだこと

まずは、結論として旅行経験から学んだことを述べましょう。自己PRにおいて出だしは非常に重要です。冒頭がいかにしっかり書けているかによって、採用の可否が決まるといってもおかしくありません。

例えば「私はコニュニケーション能力に自身があります。」「私の長所は行動力があるところです。」といった書き出しがおすすめです。自身のアピールポイントは冒頭でしっかりと述べるようにしてください。

②なぜその学びが得られたのか

アピールポイントを簡潔に述べた後は、なぜその学びが得られたのかを書きます。旅行経験で得ることができた理由を述べる場合は、いくつあっても構いません。

1つ以上ある場合には「その理由は○つあります」と書いた後に詳細を述べると読みやすくなります

例えば、コミュニケーション能力をアピールしたい場合には「旅行先の文化や人に興味を持つことを心掛けている」ということを理由として挙げると良いでしょう。

③具体的エピソード

結論と理由を述べた後は、具体的なエピソードを述べましょう。数字を使ってまとめたデータや、実際に体験した詳細な出来事は、相手を説得する力が非常に増すからです。

もしも、旅行先で困難を乗り越えた経験があれば、採用担当者もきっと興味が湧くはずですよ。上手に伝えるのが難しいと感じた場合には、例え話を用いると良いでしょう。

④仕事へどう活かすか

結論をもう一度述べることで、さらに説得力が増した自己PRになります。最初に自身のアピールポイントを伝えているため、採用担当者はすでに意図を汲んでくれているでしょう。

理由や具体的なエピソードを述べているため、さらに理解が深まっているはずです。

そして最後は、旅行を通して学べたことをどのように仕事へ活かすかを伝えます。最後は非常に重要な部分です。このような構成で自己PRを書くことで、入社後どのような活躍をするのかイメージしてもらいやすくなるでしょう。

旅行経験を用いた自己PRの例文

旅行経験を用いた自己PRでの例文を1つご紹介します。今回は旅行経験によって「行動力」が得られたという自己アピールの場合です。

【例文】

私がアピールしたいのは行動力と柔軟性です。大学生の時の旅行ではトラブルが発生しましたが、迅速に対応することができたからです。

この時の旅行は大人数だったこともあり、私は幹事を担当しました。段取りは大変で分からないことも多くありましたが、一生懸命取り組めたと自負しております。

しかし、旅行間近になって予約していたホテルに泊まれないトラブルが発生。幹事だった私はすぐに別のホテルを確保することに尽力しました。

トラブルが起きた際は非常に苦労しましたが、素早く状況を把握し、解決に向けて柔軟に行動できたと誇りに思っています。

旅行経験でアピールできる3つの力

採用担当者は、旅行経験の自己PRであなたの「仕事に活かせる力はあるのか」に注目しています。旅行経験を通して、アピールできるポイントを押さえておけば魅力的な内容になるでしょう。3つの力についてそれぞれ紹介します。

  1. 計画を立て遂行する力
  2. 問題を解決する力
  3. 周りを巻き込む力

①計画を立て遂行する力

1つ目は「計画を立てて遂行する力」です。仕事には必ず納期が存在し、しっかりと計画を立てて期限を守らなければなりません。

しかし、何らかのトラブルが発生し、計画通りにいかないこともあるでしょう。このような事態に陥った際、迅速に判断する能力や計画を立て直し、遂行する力が求められます

そのため、旅行経験を通して、計画性や判断能力、再計画を立てて遂行できる点をアピールすると良いでしょう。

②問題を解決する力

2つ目は「不足の事態に陥った際の問題を解決する力」です。仕事では不足の事態に陥ることも珍しくありません。このような場合には高いレベルの危機回避力が求められます。

旅行中でも、乗る予定だった新幹線を間違えたといったトラブルはよくあることです。その際に、どのように考えて行動したかを伝えることで、危機回避能力や柔軟性がアピールできます

自己PRでは問題を解決する力がうまく伝わるような内容にしましょう。

③周りを巻き込む力

最後は「周りを巻き込む力」です。仕事をしていく中で人とのつながりは非常に大切で、どれだけ周りを巻き込んで進めていけるかが求められます。

何らかのプロジェクトを遂行する場合、一人では解決できない問題に直面することも少なくありません。一人で解決策を見出すことも重要ですが、周りを巻き込んでプロジェクトを遂行することが何より重要です。

例えば、団体旅行で周りと協力してトラブルを解決したといったエピソードは周りを巻き込む力があると判断されやすいでしょう。また、コミュニケーション能力の高さにも着目してもらえるでしょう。

履歴書で旅行について書く時は工夫してアピールしよう

履歴書で旅行について書く場合には、遊びの部分が強調されないようにアピールの仕方を工夫しなければなりません。

どんな場所へ行ったかではなく、旅行を通して得た経験やトラブルを回避したエピソードといったさまざまなプロセスを重視しています。旅行経験を深掘りして、一緒に働きたいと思ってもらえるようなアピールをしましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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