不合格が続くと気分が落ち込んで、「もうどうしようもない」と考えてしまいやすいです。でも、就活のせいで「死にたい」と感じているのは、自分1人だけではありませんよ。
そこで、本記事では就活が辛くて苦しいときに知って欲しいことや対処法を紹介します。就活に失敗して困ったときの参考にしてくださいね。
キャリアアドバイザー 鈴木
新卒で大手金融機関に入社したが、成長のスピードの遅さと、年功序列に懸念を抱き転職を決意。 転職する際、スピードの速さと裁量が持てるという2軸で転職活動をし、シーマインドキャリアに入社。 入社後、キャリアアドバイザーとして年間1000人以上の学生の就活相談をし、実績No.1を獲得。
就活が辛くても「死ぬしかない」と思わないで!苦しい時に知って欲しいこと4つ

もし就活でうまくいかなくても、「死ぬしかない」と思う必要は全くありません。
まず、苦しいときこそ知ってほしいことを4つ紹介します。
- 就活が苦しいのはあなただけじゃない
- 就職することが全てではない
- 辛い時に相談できるツールを利用しよう
- 自己分析をやり直そう
面接やESで失敗したとしても、焦らなくて大丈夫。一度冷静になってから考えてみましょう。
①就活が苦しいのはあなただけじゃない
マイナビの調査からも、「就職活動に不安はありますか?」と尋ねた際に、95%の就活生が不安を抱えていることが明らかになりました。
具体的な不安の内容は、「志望企業の内定を取れるか」「1社以上の内定が取れるか」が、とくに多いこともわかっています。
さらに、5人に1人の学生が、就活中に「死にたい」「消えたい」と感じたと回答しました。
このように世の中には、死にたいほど就活が辛いと思っている人が、他にもたくさんいるのです。周囲にも同じ悩みを持った人がいることを忘れないでくださいね。
②就職することが全てではない
学生の中には、「就職先で一生が決まる」「志望企業に就職できないと人生が終わる」と感じている人がいるかもしれないですが、就職が全てはありません。
就職は人生の一部分でしかなく、仕事以外にも家庭や趣味のように、人生にはたくさんの要素があります。
志望企業から内定がもらえなくても、スキルを身に付けることで、いずれ入社を目指せるでしょう。
新卒入社した会社でスキルアップし、大企業に転職する人も多いです!終身雇用の風潮も薄れている今、色んな選択肢があることを知っておきましょう。
③辛い時に相談できるツールがある
1人で悩まずに、誰かに相談してみましょう。親や友達に相談したくないなら、就活エージェントに相談すると、具体的なアドバイスがもらえます。
就活エージェントとは、人材会社が提供している就活支援サービスです。不安を軽減しつつ、効率的に内定獲得を目指せるでしょう。
それ以外にも、相談窓口を活用する方法もあります。
厚生労働省の相談ダイヤルでは、電話やSNSで相談もでき、不安や悩みを抱えて辛いと感じている場合には、ぜひ相談してみてください。
④自己分析をやり直そう
就活がうまくいかない場合には、自分に合わない企業を受けている可能性があります。自分に向いている仕事がわからない人は、「自己分析」を再度見直しましょう。
自分の過去の経験を洗い出すことでアピールポイントが見つかれば、自分の強みや弱みもわかります。
ここで重要なのは、プライドや憧れを気にせずに、自分に素直になって考えてみることです。失敗を受け入れて、次こそ成功するように取り組んでみましょう。
自分のことを自分で把握するのは思ったより難しいもの。苦手な人は、私たちカリクルエージェントを頼ってください!お悩み相談フォームから面談に繋ぐこともできますよ。
就活で「死ぬしかない」と思ってしまう原因4つ

就活に失敗しそうなときに、「死にたい」と感じてしまう学生はたくさんいます。具体的な原因を知っておけば、ネガティブな気持ちを整理できて、少し楽になるはずです。
ここでは、「死ぬしかない」と思ってしまう4つの理由を解説します。
- 不採用が続いているため
- 周囲と比較してしまうため
- 自分に自信がないため
- 就活の進め方に不安を抱えているため
①不採用が続いているため
何回も選考に落ちると、落ちた明確な理由もわからないので、自分に自信がなくなって、就活を続ける気力がなくなる場合もあるでしょう。
しかし、不採用が重なるのはよくあることで、あなた自身の人格を否定されたわけではありません。
大手企業の内定を獲得した人も、1社も不採用になっていないケースは少ないですよね。
会社や担当者との相性もあるので、ショックを受けて深く落ち込む必要はありません。今回は相性が悪かったと割り切り、より相性が良い企業を探しましょう。
基本的に、どんな学生も10~20社は選考を受けて、最終的にもらう内定は1~3社ほどになります。受けた選考の8割は落ちてしまうものと受け止めましょう。
②周囲と比較してしまうため
現在の日本では、新卒一括採用が基本になっているため、みんな同じように就活を進めています。つまり、比較対象が身近にいるため、周囲の同級生と比べてしまうのです。
とくに同じ大学だと学歴やバックグラウンドも似ているので、周りの内定が決まっていく焦りや、内定が決まらずに就職浪人する不安が生じることでしょう。
真面目な人や負けず嫌いの人ほど、劣等感や焦燥感を感じて、「死にたい」と思う傾向にあるので、注意する必要があります。
③自分に自信がないため
就活で自分に自信がないと、「死にたい」と感じる可能性が高くなります。
面接官にアピールできるような経験がないと思っていたり、自分をうまく伝えられないと感じているためです。
自信をなくして、冷静に考えられなくなってしまった人は、自分に自信を持つために周囲に意見を求めたり、自信を取り戻すための方法を知ることが重要になりますよ。
どの企業に応募するかは自分の自由であるのと同様に、誰を採用するかも企業の自由なので、採用選考に落ちた理由の多くは、本人の価値とは無関係なのです。
「選考に落ちる=才能がない・能力がない」ではありません!基本は「相性が悪かっただけ」のことがほとんどなので、切り替えが重要です。
④就活の進め方に不安を抱いているため
就活の進め方に不安がある人ほど、一歩を踏み出してみる必要があるでしょう。
自分が何をしたいのかわからない場合には、短時間で複数の企業が参加する合同説明会に行ってみると、幅広い業界や会社を見極められます。
自分の向いている仕事がわからないなら、自分史で強みを考えることが答えを見つけるための近道です。
何から始めれば良いのかわからないなら、就活エージェントのような就活をサポートしてくれる就活のプロに相談してみましょう。
就活で死にたいほど辛さを感じた時の対処法3つ

頭では原因がわかっていても、どうしても辛くなる場合もありますよね。
そこで、「就活が終わらなくて死にたい」と思ったときの対処法を3つ紹介します。精神的に追い詰められた際に、ぜひ実行してくださいね。
- 相談する
- リフレッシュする
- 自分に合った企業を見つめ直す
①相談する
就活でどうしていいかわからなくなった人は、就活のプロに相談をしてみましょう。
就活エージェントは、過去の経験から学生に合った会社を探してくれたり、一緒に自己PRを考えてくれたり、就活全般をサポートしてくれます。
内定を取った先輩や友人に話を聞くのも、就活の実践的なアドバイスが得られるので効果的です。親に相談すれば、社会人経験が長い分、広い視点でアドバイスをもらえる可能性もありますよ。
大学のキャリアセンターやカウンセラーに頼るのも方法の1つです。全く面識がない相手なら、悩みを打ち明けやすいでしょう。
②リフレッシュする
内定を獲得できずに疲れてしまったときには、就活から一度離れて気分転換してみましょう。
精神的にも肉体的にも疲労が溜まって、心身の健康に異変が起きるケースもあります。気分が乗らないときに、就活を無理に続けてもうまくいきません。
友人と会って会話をしたり、趣味に没頭したり、旅行に行ったり、就活以外のことを楽しむのがおすすめ。何もしない日を作るのも良いですね。
新鮮な気持ちで就活を再開して、気分が落ち込みすぎないようコントロールしていきましょう。
③自分に合った企業を見つめ直す
これまでの就活を見直すなら、「自己分析」と「企業研究」が大切です。「頑張った経験」「成功した経験」を振り返って、自分の価値観や強みを確認しましょう。
そして、これまで見ていなかった業界や企業を幅広くチェックしてみると、興味がなくて早期に切った中に、あなたに合った会社があるかもしれません。
就活をやり直す場合には、今までの失敗を受け入れて、今度は成功するように、これまで考えてなかったものも選択肢に入れて、幅広く取り組んでみましょう。
就活では、どうしても自分の興味のある分野のみに集中してしまいがちです。全く知らない業界も一度分析してみてくださいね。
就活で死にたいと思う必要はない!自分のペースで将来と向き合おう
今回は就活が辛くて苦しいときに知って欲しいことと対処法を紹介しました。
内定が出ないから死ぬしかないと、思い悩むのは絶対にやめましょう。仮に就活に失敗しても、それで人生が決まるわけではないので、卑屈になる必要は全然ありません。
今は就職できない状態でも、今後あきらめなければ、自分に合った会社や仕事が必ず見つかります。
慌てずに自分のペースを保って、あなた自身が幸せになれる道をゆっくり考えていきましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。