エントリーシートとは、よくESとも略される書類のことです。企業が面接の際に確認することになる資料の1つであり、志望動機や自己PRなどさまざまな情報を記入していきます。
本記事ではそんなエントリーシートの作成方法やコツから提出方法まで、詳しく紹介しましょう。
これから就職活動をしようと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
キャリアアドバイザー 鈴木
新卒で大手金融機関に入社したが、成長のスピードの遅さと、年功序列に懸念を抱き転職を決意。 転職する際、スピードの速さと裁量が持てるという2軸で転職活動をし、シーマインドキャリアに入社。 入社後、キャリアアドバイザーとして年間1000人以上の学生の就活相談をし、実績No.1を獲得。
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【手書き?エクセル?】エントリーシートの作成方法は場合による

まずエントリーシートを作る際に、手書きかエクセルで悩む人も少なくないでしょう。結論からいうと、以下の3つのパターンを覚えておけばOKです。
- 手書きの方が好まれる傾向にある
- 職種によってはPCで作成したものでもOK
- 企業からの指定された場合は従おう
つまりその時の状況によって、何がベストなのかは変わるのです。
①手書きの方が好まれる傾向にある
一般的に手書きで書いたエントリーシートの方が好まれるのは、いくつかの理由があります。
まず手書きの場合は、筆圧や文字の大きさに個性が現れるものです。
そこから人柄や性格を判断することもあるので、丁寧に書かれている文字を見た担当者はそれだけで高く評価する可能性があります。
また手間をかけているからこそ、本気で入社したい情熱が伝わりやすいこともポイントです。
ただし文字を綺麗に書けないと読みづらくなって、かえって担当者を困らせてしまうこともあるでしょう。
手書きで作る際には、相手が読みやすい丁寧な文字を心がけてください!
②職種によってはPCで作成したものでもOK
エントリーシートは、必ずしも手書きである必要はありません。選ぶ職種次第では、パソコンで作成することもOKです。
大事なのは、何で作成するのかではなく何が書かれているのか?です。
担当者の心に響くことを記載できれば、パソコンで作ったものであろうと高く評価してくれるでしょう。
メーカーや商社、金融業は手書きを推奨しているケースがよくあるので注意してください。
③企業からの指定された場合は従おう
エントリーシートは、必ずしも好きな形で作成していいわけではありません。
大前提として考えなければいけないのは、あくまでも企業が指定した形で作成することです。たとえペンで文字を書くのが苦手だったとしても、手書きを指定された場合は頑張るしかありません。
逆にいえば何も指定されていない場合のみ、手書きでもパソコンでも問題ないことになります。
自分が応募したい企業が何を求めているのかを、あらかじめ調べてから手をつけ始めれば失敗せずに済むでしょう。
エクセルでエントリーシートを作成する時のコツ3つ

初めてエクセルでエントリーシートを作成する際に、覚えておくべきポイントが3つあります。
- 文字サイズ・フォントを揃える
- 箇条書き・適度に改行する
- ○印は図形を使う
このコツを押さえておけば、誰しも失敗することはないでしょう。
①文字サイズ・フォントを揃える
まず大事なのは、文字サイズとフォントを揃えることです。文字サイズは一般的に10.5~11ptがよく使用されているので、この範囲で作成するのが無難でしょう。
サイズがバラバラだと読みづらいですし、大きすぎたり小さすぎたりしても読み手に対して悪い印象を与えてしまうおそれがあります。
またフォントはゴシックか明朝を選ぶのが、もっとも無難です。いずれも元から使用できるフォントなので、新たにインストールする必要はありません。
ちなみに明朝は書籍でもよく使われているフォントなので、どちらかといえば明朝の方が相手に丁寧な印象を与えられます。
②箇条書き・適度に改行する
伝えたいことを少しでも理解してもらうためには、ダラダラ文章を書くよりも箇条書きにするのがポイントです。文章を作るのが苦手な人ほど、意識した方がいいでしょう。
そして適度に改行することも、読みやすさを重視するためにはとても大事です。
ただしエクセル上はEnterキーを押すだけでは改行できないため、Altキーと同時に押してみてください。するとセルの中で改行できるので、綺麗で見やすいエントリーシートが作成できます。
読み手にとって見やすくわかりやすいエントリーシートを意識しましょう!
③○印は図形を使う
エントリーシートには性別欄や配偶者欄などの項目もあります。手書きであれば普通に〇を書けばいいだけですが、エクセルの場合は図形で〇印を挿入するのが一般的です。
エクセルのメニュー上部の「挿入」から、「図形」と書かれたところを選択してみてください。
その中にある〇のマークを選び、実際に〇をしたいところにマウスを合わせます。
あとはShiftキーと左クリックを押しながらマウスをスライドさせることで、〇を描くことが可能です。
エクセルでエントリーシートを作成するメリット4つ

実際にエクセルでエントリーシートを作成するにあたって、さまざまなメリットがあります。
- 修正が簡単
- データとして保存可能
- 誰でも綺麗に作成できる
もし迷っているなら、ぜひエクセルで作ることを検討してみてください。
①修正が簡単
手書きだと万が一間違った時に、また新しいエントリーシートを用意しなければいけません。紙がもったいないですし、また1から書き始めなければいけないのも大きなデメリットになるでしょう。
一方でエクセルなら、間違ってもすぐにBackspaceキーで削除すれば済みます。もちろん間違えたところから修正できるので、圧倒的に作業効率がいいのもポイント。
しかもエクセルは特定のワードを検索したり、置き換えたりする機能もあるので、非常に便利なところも見逃せません。
②データとして保存可能
エクセスでエントリーシートを一度でも作成すれば、何度でも使いまわせるところがとてもラクです。毎回綺麗に書くことを意識しなくても済むのは、大きなメリットだといえるでしょう。
またネット上で保存していれば外出先でも確認できるので、場所やタイミングを問わず企業へ送信することもできます。
しかし応募する企業によっては、内容の一部を適宜変更する必要は出てくるでしょう。
何も考えずに使いまわすとトラブルになることもあるので、注意してください!
③誰でも綺麗に作成できる
エクセルだとスムーズに作成できるのも大きな特徴ですが、何より誰が見ても読みやすい文章や構成を作れるのがメリットです。
手書きのように文字の形や大きさなどを常に意識する必要がないので、綺麗に整ったエントリーシートが完成します。
相手にいい印象を与える上で大事な要素の1つなので、とても大きなメリットだといえるでしょう。だからこそ、手書きを指定されない限りは積極的にエクセルを使用した方が安心です。
文字を綺麗に書ける自信がない人ほど、実践してみてください。
④パソコンのスキルをアピールできる
現代はパソコンを使えるかどうかだけでも、評価が変わることがあります。特にデスクワーク系の仕事に就く場合は、パソコンスキルが必須になってくるといっても過言ではありません。
そのためエクセルでエントリーシートを作っておけば、それだけでも採用されやすくなるでしょう。
なおエクセルはIT系企業だけではなく多くの企業で使われているソフトなので、就職活動をする上で十分アピールポイントになります。
まだあまり触り慣れていない場合は、今から基本操作だけでも理解しておくといいかもしれませんね。
エントリーシートをエクセルでダウンロードできるサイト3選

エクセルでエントリーシートを作成する際には、以下の3つのサイトを活用するのがおすすめです。
- リクナビNEXT
- 履歴書ダウンロード
- MY就活ネット
ここからエントリーシートの雛形をダウンロードできるので、さっそくチェックしてみてください。
①リクナビNEXT
リクナビNEXTは普通の求人サイトではなく、求職者に向けてさまざまな情報コンテンツが掲載されています。
これから初めて就職活動をされる人はもちろん、就職活動に苦手意識を持っている人にとっても非常に便利なサイトなので、一度目を通してみるといいでしょう。
またエントリーシートも配布しており、エクセル形式だけではなくワードやPDF形式でもダウンロードできるようになっています。
さらにエントリーシートのパターンも複数選べるようになっているので、ぜひ見てみてください。
「何から始めていいかわからない」という人は、就活支援を行っている企業が出している情報を活用してみてください!就活のスケジュール管理や企業分析の手助けなどをしてくれます。
②転職チャンス
転職チャンスは、エントリーシートの書き方をはじめ面接対策のための情報コンテンツを取り扱っているサイトです。
基本的な書き方から面接での向き合い方など、まだよくわからない人にとっては目を通してみる価値の高いサイトだといえるでしょう。
ちなみに西暦和暦早見表もあるので、学歴や職歴を書く際にも役立つはずです。
こちらのサイトでもエントリーシートの雛形もエクセル、ワード、PDF形式で配布されているので、実際にサイトを見ながらじっくり書いてみてください。
③MY就活ネット
MY就活ネットは、就職活動の時だけではなく就職後のことも考えた情報コンテンツが載っているサイトです。
内定するための基本的なコツに加え、業界別におすすめの就職先ランキングなど、ここだけでしか見れない情報も多々あります。
就職活動における大事なことをしっかり網羅しているサイトなので、見ておいて損はないでしょう。
実際に内定が取れているエントリーシートの雛形も紹介されているため、ぜひこちらも押さえておいてください。
エクセルで作成したエントリーシートの提出方法

エントリーシートを作成したら、さっそく企業に提出しましょう。その際には、主に郵送かメールでエントリーシートを送ることになります。
それぞれのやり方から注意点までわかりやすく解説するので、頭に入れておいてくださいね。
郵送の場合|送付状を添えよう
まずエントリーシートを郵送する場合は、紙を折らずに綺麗な状態で送付できる角形A4か角形2号から選びましょう。
そして大事なのは、必ず送付状も添えること。送付状は簡単にいうと、挨拶みたいなものです。
送付状の右上に送付年月日を入れ、その少し下の左上に送付先である企業の正式名称または担当者名を入れます。もちろん企業や部署宛ての場合は「御中」とし、担当者名であれば「様」を付けましょう。
さらにその少し下の右側に差出人の氏名や連絡先を入れ、あとは中身を示す挨拶文を書いていけばOKです。
メールの場合|PDFファイル化しよう
特に指定がなければ、封筒を用意せずにメールでエントリーシートを送信することもできます。
メールでも同様に、ただエントリーシートだけを送るのではなく最低限の挨拶文は入れておかなければいけません。冒頭は必ず企業名や部署名、担当者名などを入れてから、挨拶に入っていきましょう。
またメールで送信する際は、必ずPDFファイル化すること。ワードやエクセルで作成したデータだと、誰でも簡単に変更できてしまいます。
そんなトラブルを防ぐためにも、PDFファイル化は忘れないようにしてくださいね。
メールを出す際は、ビジネスメールのルールに従って出すことを忘れないでくださいね。
エクセルで簡単に綺麗なエントリーシートを作成しよう

入社したい企業によってエントリーシートの作成方法は変わることもありますが、何も指定されていない時は積極的にエクセルで作っていきましょう。
その方が誰でも綺麗なエントリーシートができますし、ついでにパソコンの基本操作ができることもアピールできます。
それは採用率を上げることにもつながる可能性があるので、就職活動を成功させたい方は覚えておいてくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。