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内定ブルーで働きたくないと感じる学生は多い!原因と対処法を解説

就活は内定がゴールだと思っているかもしれませんが、実は大きな落とし穴があるんです。「この企業で本当にいいのかな」「働きたくない」と内定ブルーになる人も少なくありません。

そこで、本記事では内定ブルーで働きたくないと感じる原因と対処法を解説します。ぜひ、これからの参考にしてみてくださいね。

内定ブルーとは内定後に不安を感じる現象

内定ブルーとは、就活が終わって就職先が決定したにも関わらず、不安になる状態のことです。

内定を勝ち取ったものの、新しい生活を送る準備を進めていく際に、「本当にこの会社に就職してよいのか」「この会社で活躍できるのか」と、考え込んでしまう場合があります。

このように気分が沈んで、あらゆる不安のために動けなくなる学生もたくさんいるのです。

結婚前に花嫁が感じる漠然とした不安を「マリッジブルー」と言いますが、それから「内定ブルー」と呼ばれています。

内定ブルーで働きたくないと感じる学生は多い

実は、就活生の2人の内1人が、内定ブルーを経験していると言われています。おそらく想像していたよりも、内定ブルーを経験している人の数は多いのではないでしょうか?

そして、内定ブルーを克服できた人は、30%ほどだとされています。つまり、約3分の1の学生は内定ブルーを乗り越えていますが、残りの3分の2は解消されないままなのです。

内定ブルーになるのは少しも変わったことではありません。社会人として気持ちよくスタートを切るためにも、内定ブルーの理由を詳しくチェックしておきましょう。

内定ブルーで働きたくないと感じる4つの原因

内定ブルーになる人は、どのような心理状態なのでしょうか。周りだけでなく本人でさえも、自分の心理状態に気づいていない場合があるため注意が必要です。

就活生が内定ブルーになる要因として多いのは、以下の4つだと言われています。

  1. 内定を取ることがゴールになっている
  2. 内定先に満足できていない
  3. 就職先を決定するのが怖い
  4. 社会人としてやっていけるのか不安

①内定を取ることがゴールになっている

内定をもらうことを目標に設定していた人は、内定ブルーになりやすいです。就活を始めたころは、入社後に勤める自分をイメージしながら、心を躍らせていたことでしょう。

そして就活に取り組んでみたら、「エントリーシートの通過」「面接の合格」が目標になり、早く就活から抜け出したいと考えてしまいます。

すなわち内定を最終目標にすると、内定を取ったときに「本当にこの企業に行きたいのか?」と疑問を感じ、内定ブルーを引き起こしてしまうのです。

②内定先に満足できていない

内定先は自分の将来に関わることなので、自分が納得できていないと心配になります。

長い間就活に苦しんで、不安から解放されたいために、もらった内定に飛びついたときには、解放された喜びがあるかもしれません。

ただし、第一志望の内定をもらえなかったり、就活が思い通りに進まなかったら、普通ならば喜ばしいはずの内定も、納得できない気持ちから不満を抱いてしまいます。

本当にしたかった仕事から大きく外れていると素直に喜べず、内定ブルーを引き起こすでしょう。

③就職先を決定するのが怖い

内定が決まると選択肢はなくなるので、就職先を決める心構えができず、内定ブルーに陥るケースもあるでしょう。

最近ではインターネットやSNSによってネガティブな情報を知る機会が多いので、就職先の良くない噂を目にすると、一度決心した気持ちが揺らいでしまうかもしれません。

内定のタイミングでは第一志望だと思っていたものの、他にやりたいことができたり、内定承諾後に別の企業や業界に興味が出てしまい、内定ブルーになる場合もあります。

④社会人としてやっていけるのか不安

学生にとって社会人は、まだ経験したことがない未知の世界です。インターンやバイトで現場を経験しても、リアルな社会人とは違うでしょう。

毎日スーツを着たり、社員と人間関係を構築したり、給料に見合う働きを求められたり、全てが学生にとっては未経験なので、大きな不安を感じるのは当然です。

誰でも心配し始めると周りが見えなくなるため、自分だけが不安を抱えていると思い、不安を大きくする負のループに陥ってしまいます。

内定ブルーで働きたくない人向けの4つの対処法

内定ブルーになってしまう可能性は、誰もが秘めています。一度内定ブルーになると、将来を思い悩んでしまうものです。

内定ブルーを解消するためには、以下の4つのポイントを意識しながら過ごしてみましょう。

  1. 入社してからやりたいことを再度考えてみる
  2. 企業に完璧を求めすぎない
  3. 新卒の企業に一生務めるわけではないと割り切る
  4. OBに話を聞いてみる

①入社してからやりたいことを再度考えてみる

内定に満足するのではなく、入社した後が大事です。

入社前は企業に不安を感じたり、入りたかった企業ではなかった場合でも、実際に働いてみると自分に合っていて働きやすいと思ったり、その企業や仕事を好きになるケースもあります。

むしろ入社前に楽しみにしていても、働いてみたら自分には合わない可能性もあるでしょう。

実際に働き始めないと分からないことは多いので、あまり不安にならずに、「一旦入社して働いてみてから考えよう」と気持ちを切り替えるのも重要です。

②企業に完璧を求めすぎない

完璧主義の考え方は捨てて、社会人はみんな、多少の不満を企業に持っていても当然だと考えましょう。

いくらホワイト企業だとしても、入社してから全く不満が出ない完璧な会社は存在しません。

目標や願望があるから、実現できるか分からず、不安が生じるのです。したがって、不安がないことはマイナス要素でもあります。

不安がないのは願望もないことにもつながるので、自分自身でコントロールできる程度であれば、不安は持っている方が自らのためにもなるでしょう。

③新卒の企業に一生務めるわけではないと割り切る

新卒入社した企業に、一生勤める必要はありません。新卒入社のことだけを考えてしまうと、視野が狭くなって、その企業が全てだと思い込んでしまいます。

一つの考え方に囚われると、不安は大きくなるので、肩の力を抜いてみましょう。

ファーストキャリアに過ぎないと考えて、目の前だけでなく少し先の未来にも目を向ければ、気持ちが楽になります。

内定ブルーのほとんどは一時的なものなので、今だけと割り切っても問題ありません。

④OBに話を聞いてみる

現役社員に思い切って連絡を取るのも、不安を解消するために効果的な方法です。

実際に働く環境だけでなく、内定後の企業のやり取りから、入社前の過ごし方まで、知りたいことを全て聞いてみましょう。

入社や仕事に対する不安は、誰もが経験するので、親身になって話を聞いてくれるはずです。

不安を一人で抱え込まずに、同じ不安を抱える内定者や友人と心境を共有しても、前向きに時間を過ごせて、不安を解消するきっかけが見つかるかもしれません。

内定ブルーにならないために就活中に意識したいこと

周りの友人の状況を気にせずに、常に自分自身と向き合って就活をし、内定の数を増やすことに満足せずに、納得内定を意識するとよいでしょう。

口コミサイトは悪い評判の方が多いので、見ないようにしましょう。企業に対する評価や満足度は、人それぞれなので、惑わされている時間が無駄になります。

同じような不安を持っている同期入社予定の仲間と話すのも効果的です。

内定ブルーで働きたくないと感じるのは自然なこと

今回は内定ブルーで働きたくないと感じる理由と対処法を紹介しました。

初めて企業に勤める際には誰でも不安になりますが、その不安を原動力にして行動を起こせます。

内定ブルーになる就活生は非常にたくさんいますが、ネガティブなものではなく、自分自身を見つめ直すきっかけにもなるでしょう。

もし内定ブルーになったらポジティブに捉えるとともに、内定ブルーに陥った理由を考えて、本記事で紹介した対処法を試してみてくださいね。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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