面接でどのような話し方をすれば、好印象を与えられるのか、悩んでいませんか?いざ面接になると、緊張して話がまとまらない人もいるでしょう。
そこで、本記事では面接で好印象を残す話し方のコツやNG行動を詳しく解説します。相手に伝わるコツを把握して、面接の練習を重ねることで、内定を獲得しましょう。
好印象を与える面接の話し方のコツ6つ
面接でうまく話すためには、6つのポイントがあります。これから紹介するポイントの中で、何個できているか確認してみてください。
もし現時点でできていないコツがたくさんあっても落ち込まずに、伸びしろが多いと前向きに捉えましょう。
- 結論から話す
- ゆっくり話す
- 抑揚をつける
- 語尾に注意する
- 一人称は「わたし(わたくし)」、会社のことは「御社」。
- 「あ~」、「えっと」は使わない
①結論から話す
同じ内容でも話し方で理解のしやすさが変わりますが、とくに面接時間は限られているため、普段よりも簡潔でわかりやすく伝える必要があります。
具体的には、「結論→理由→まとめ」の順で説明すると、順を追って話しやすいため、自分の意思が面接官に伝わりやすいです。
最初に自身の考えを明らかにして、裏付けとなる理由を説明し、結論に説得力を持たせます。
この順序なら自分自身でも考えを整理できるため、落ち着いて話せるでしょう。
②ゆっくり話す
面接では普段と同じスピードで話しているつもりでも、緊張しているためどうしても早口になっています。
そのため、普段より少しゆっくり話すように気をつけると、ちょうど良いスピードになるでしょう。
面接では面接官とコミュニケーションを円滑に取ることが大切ですが、早口で話すと面接官が聞き取りづらく、落ち着きのない印象を与えます。
話すスピードは人によって違うため、本番を想定した面接の練習を行い、自分の声を録音して聞いてみましょう。
③抑揚をつける
面接では棒読みをせず、声の強弱をつけて、抑揚をつけた自然な話し方を意識しましょう。
棒読みになる原因は、事前に準備した回答を一言一句丸暗記して、そのまま話そうとするためです。
棒読みで話すと言葉に感情が見えないため、企業に対する熱意があっても、面接官に意欲が伝わりません。
話の要点や構成を用意するのは大切ですが、まるで原稿を読んでいるかのような話し方になると、抑揚がないため感情が伝わりづらくなるでしょう。
④語尾に注意する
回答に自信がないと、次第に小さい声になってしまう人もいます。話すときは「です」「ます」のような語尾まで気を抜かず、最後まで一語ずつはっきり発音しましょう。
良い内容の話をしても、声が小さいと面接官に声が届かないだけでなく、自信がない印象を与えてしまい、印象が悪くなります。
話し終わるときには語尾を切りあげて、「~ですぅ」のように語尾を伸ばさないように注意し、「~なんですよ」も使わないようにしましょう。
⑤一人称は「わたし(わたくし)」、会社のことは「御社」。
面接での一人称は、男女問わず「わたし」や「わたくし」を使いましょう。「僕」や「自分」のような表現は、フランクな印象になるため良くありません。
企業に対して、メールや書類では「貴社」と表現しますが、面接や会話の際には「御社」と言うようにしましょう。
面接では、社会人としての敬語が正しく使用できるかどうかもチェックされています。
気が抜けた瞬間に間違える場合もあるため、面接では常に緊張感を持ちながら話しましょう。
⑥「あ~」、「えっと」は使わない
話している合間に、「あ~」「えっと」のような間延びする言葉は、繰り返し言わないように気をつけましょう。
その場を取り繕ったり、考えがないように見えるので、口癖になっている場合には注意してください。
事前によくある質問に対する回答を用意しておけば、ある程度は防げるでしょう。
緊張して言葉が出なくなることは、誰にでもあります。その場合には素直に「緊張しています」と伝えて、一呼吸置いてから話し始めると印象が良いでしょう。
面接の話し方以外で重要なこと4つ
面接では話し方だけでなく、話の聞き方や所作も見られています。
次に、とくに意識したい重要な4つのポイントを解説しますので、これらのポイントを押さえて、面接で好印象を与えられるようにしましょう。
- 姿勢を正し、相手の目を見る
- 相槌を打つ
- 身振り手振りを使う
- 笑顔を心がける
①姿勢を正し、相手の目を見る
面接では姿勢も細かくチェックされていますが、姿勢は就活生の全体像として印象に影響を与えるものです。
姿勢が悪かったり、下を向いて話すと、暗い人間だと思われます。背筋が伸びていないと頼りない印象を持たれ、自然と声もこもってしまうでしょう。
背筋を伸ばすと胸が開いて声が出やすくなるため、面接中は良い姿勢を常に意識する必要があります。
相手の目を見て話せば、自信がある人間だと演出できるため、目を見ながら堂々と話しましょう。
②相槌を打つ
面接は単に自分をアピールするだけではなく、お互いにコミュニケーションを取りながら、理解を深める場でもあります。
そのため面接では、面接官の話を聞くことも多いですが、その際の聞く姿勢も評価の対象です。
「はい」「そうです」のようなバリエーションをつけて、きちんと相槌を打って、話を聞いているとアピールする必要があります。
適度に相槌を打つと、相手の話に興味を持って理解を示していると伝わるため印象が良いです。
③身振り手振りを使う
面接ではジェスチャーを適度に使用しましょう。話す内容に説得力が出て、さりげなく抑揚を付ける際にも役立ちます。
身振り手振りを用いるタイミングは、規模やサイズを表現する場合や頑張った体験を体を使ってアピールしたい場合です。
規模感を胸の前で手を動かして表現したり、拳を少し上げて頑張ったことを力強くアピールすると、熱量が伝わりやすいでしょう。
ただし、常に身体を動かしていると、落ち着きがない印象を与えるので注意が必要です。
④笑顔を心がける
話の内容や姿勢と同じように大切なのが、話をしているときの笑顔です。
しかし、緊張しているときには、声が震えたり小さくなりやすく、表情が暗いと印象が悪くなるので気をつけてください。
できるだけ口角を上げて話をすれば、気持ちも前向きになるでしょう。笑顔を作るように意識すれば、声が自然と出やすくなります。
面接官から見た自分の印象を把握するために、日頃から鏡を使って自分の顔を見つめながら、笑顔の練習をしてみましょう。
面接時のNG行動2つ
面接を成功させるためには、どのような行動が面接官に悪い印象を与えるのかも知っておく必要があります。
面接を台無しにしないために、以下の2つの行動は避けて、面接で注意すべきポイントを押さえておきましょう。
- ネガティブな表現をする
- マナーが守れていない
①ネガティブな表現をする
面接でネガティブな表現を多用すると、面接官への印象が悪くなり、好印象を与えることも難しくなるでしょう。
企業に対してのイメージや将来のキャリア展望の質問で、ネガティブな受け答えをするのはとくに避けたいですよね。
今後一緒に働く仲間を選ぶ際に、面接官はポジティブな考え方ができる人を採用しようと考えています。
そのため面接の場では、ネガティブな内容をポジティブな表現に言い換えると、面接がスムーズに進むでしょう。
②マナーが守れていない
面接で失敗しないためには、必ずマナーを守ってください。
例えば電車の遅延が原因で、どうしても間に合わない場合には、事前に電話で連絡しましょう。また、一般的な就活のルールに則った髪型や服装で訪問する必要があります。
採用面接で無断遅刻や身だしなみのマナーが一つでも違反していると、面接開始前に採用は難しいと判断されてしまうでしょう。
面接がいくら良くても採用の可能性は低いため、マナーは非常に重要です。
面接の為にすべき3つの事前準備
あまり準備をせずに面接を受けると、回答が曖昧になって、相手に与える印象も良くありません。そのため面接を成功させるためには、事前準備が重要です。
面接前に必要な事前準備を、厳選して3つだけ詳しく解説します。
- 企業が求める人物像を理解する
- 将来ビジョンを明確にする
- 想定される質問に対する答えを用意しておく
①企業が求める人物像を理解する
面接を受ける前に徹底的に企業をリサーチして、企業が求めている人物像を読み取りましょう。
企業の基本理念から、面接の形式や回数に加えて、行っている事業まで、すべてチェックし、自分の経験と将来の夢を照らし合わせます。
企業が必要としている人物像を想定しながら、面接の受け答え方を考えていきましょう。
自分の持っているスキルや経歴から、どの部分で会社に貢献できるか考えて、アピールポイントを準備して、面接官にアピールできれば、高評価につながります。
②将来ビジョンを明確にする
面接当日までに将来のビジョンを固め、入社後に何を成し遂げたいか明らかにして、質問されたらすぐに答えられるようにしましょう。
面接の場で具体的なキャリアプランを伝えれば、面接官が一緒に働くイメージが湧きやすいため、採用につながりやすいです。
企業に貢献できる点を積極的に探し、5年後や10年後のキャリアプランを明確にしておきましょう!
③想定される質問に対する答えを用意しておく
面接では、想定できる質問に対しての答えを用意しておく必要があります。
面接では事前に企業へ送った履歴書や職務経歴書の内容から質問がとんできます。とくに「志望動機」や「自己PR」は必ず聞かれます。
なので、実際に質問が飛んで来たらスムーズに回答ができるように練習しておきましょう。
「長所」や「短所」も含めて、自分の書いた内容を覚えておくと安心です。
ただし記載した内容を丸暗記せずに、想定される質問内容に対して掘り下げて話せるように練習しておくとより好印象でしょう。
話し方や振る舞いに気をつけて面接を成功させよう
今回は面接で好印象を残す話し方のコツとNG行動を紹介しました。
面接で好印象を残すためにも、話し方や振る舞いはとても重要です。
社会人としてのマナーが身についているとアピールをするためにも、基本的なマナーを押さえるとともに、事前に話し方の練習をしておきましょう。
今回紹介したポイントに気を付けて、面接にチャレンジしてくださいね。
この記事を書いた人
rina
#福岡県出身 #大学生 #24卒 #ビジネス領域専攻 #韓国語勉強中 #韓国ドラマ #コスメ #旅行好き
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。
この記事を書いた人
礒貝
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