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SPIの対策はいつから始めるべきか|勉強時間の目安も解説

就職活動で重要な役割を持つSPI。高得点を取れば、就職活動を有利に進められるでしょう。

とはいえ「SPIの対策をいつから始めればいいの?必要な勉強時間はどれくらい?」と悩んでいる人も多いはず。

そこで本記事では、SPIの対策をいつから始めるべきか、勉強時間の目安を交えながら解説します。後半では、SPIの対策のポイントも解説しています。ぜひ最後まで読んでSPIの対策に取り組んでみてくださいね。

企業がSPIをする目的とは

そもそも、企業はなぜSPIの試験を行うのでしょうか?結論、多数の応募者の中から、基礎的な能力がある人材を選ぶためです。

SPIでは、受験者の言語能力や数理能力、論理思考能力、社会常識など、幅広い領域の基礎力を測定できます。

そのため、SPIの結果は採用試験の材料としてだけでなく、入社後に配属される部署を決める際にも利用されるケースがあるようです。このように、企業にとってSPIは、重要な役割を持つのです。

SPIは能力検査・性格検査から構成される

次に、SPIの試験内容について紹介します。SPIは「能力検査」と「性格検査」の2つで構成されます。企業によっては「英語検査」と「構造的把握力検査」が追加されることもあります。

能力検査はさらに「言語分野」と「非言語分野」に分けられます。それぞれ内容を見ていきましょう。

SPIの所要時間や時間配分のコツはこちらの記事で紹介しています。

【能力検査】言語分野

能力検査の「言語分野」は、その名の通り受験者の言語能力を測定するために行われます。学生時代に受けた「国語」の試験に近いですね。具体的には、日本語の読解力、文法知識、語彙力、文章作成能力などが評価対象となります。

試験では、高難易度の問題が出題されるわけではないため、そこまで多くの時間を対策に割く必要はありません。国語が得意な人であれば、問題集を10時間程度解けば問題ないと言えるでしょう。

【能力検査】非言語分野

能力検査の「非言語分野」は、受験者の視覚情報処理能力や空間認識能力を測定するために行われます。問題内容は「数学」に近く、図形のシリーズやパターンの中で欠けている図形を選ぶ問題や、確率の問題などが出題されます。

SPI試験における非言語分野の難しい点は、適切な時間管理が必要であることです。制限時間内に多くの問題を解く必要があるため、スピードと正確性のバランスを意識した対策が求められます。

過去の問題の練習や模擬試験を何度も繰り返しながら、時間内に効率的に問題を解く練習をしましょう。

性格検査

SPIの性格検査は、受験者の考え方や性格特性を把握するために行われる試験です。試験は、心理学的な質問に回答する形式で行われます。30分の制限時間で300問近い質問が出題されるため、直感的な回答が求められます。

性格検査は、自己分析や適性の確認に役立つでしょう。自身の長所や成長ポイントを把握する機会でもあるため、適性や性格を理解し、適切な職場環境や仕事に適応するために活用してくださいね。

SPI対策はいつから始めるべきか

次に、SPI対策はいつから始めるべきかについて解説します。

SPI対策は3ヶ月以上前から始めよう

SPIの対策は、試験の3ヶ月以上前から始めておくと良いでしょう。早めに始めることで、十分な時間を確保し、着実なスキルの向上を図れるからです。

SPI試験では、広範な領域をカバーし正確性とスピードが求められるため、時間的な余裕が重要です。3ヶ月以上の期間を確保することで、過去問の反復練習や基礎知識の復習、模擬試験の実施などに時間を使えるでしょう。

また、自己分析や弱点の把握にも時間を割くことができ、個々の課題に対応するための戦略を立てられます。早めのスタートで準備を整え、自信を持ってSPI試験に臨みましょう。

インターンで必要なら4月から対策しよう

インターンへの参加を検討している場合は、4月からSPIの対策を行いましょう。なぜなら、インターンの採用にSPIを使う企業があるからです。特に、工業系や自動車系の企業はインターンの採用にSPIを用いる傾向があります。

インターンにSPIを採用している企業の一例を紹介します。

・三菱商事
・トヨタ自動車
・本田技研工業
・三井物産
・日本製鉄

インターンは、3年生の6月~翌年の1月にかけて行われることがほとんどです。インターンに参加する場合は、3年生になる3~4月のタイミングでSPIの対策を始めておく必要があります。

SPI対策はしなくてもいい?

SPI対策は、必ずしもすべての就職活動に必要ではありません。そもそもSPIを実施しない企業や、SPIを重視しない企業もあるからです。

とはいえ、SPIの結果が良ければ就職活動が円滑に進む可能性が高いのは事実です。多くの大手企業や競争の激しい業界ではSPIが重視される傾向があります。

SPI対策に時間を割くかどうかは、就職先の求人要件や自身の目標によって判断しましょう。自己分析や適性検査の結果を踏まえ、SPI対策の有無を慎重に考た上で、効果的な戦略を立てることが大切です。

SPI対策に必要な勉強時間は30時間以上が目安

では、SPI対策はどれくらい勉強すれば良いのでしょうか?もちろん、必要な時間は人によって異なりますが、最低でも30時間以上を目安に勉強すると良いでしょう。詳しく解説します。

1.最低30時間は勉強しておこう
2.60時間以上勉強すれば大手企業を狙える

最低30時間は勉強しておこう

SPIの対策には、最低30〜40時間は勉強時間を確保しておくと良いでしょう。ただし、個人の能力や経験によって必要な時間は異なります。試験が不安であれば、それ以上の時間を確保することも考えておかなければなりません。

一気に詰め込むよりも日々コツコツ勉強を進めておけば、焦らずに問題が解けますよ。10時間勉強を3日間するよりも、1ヶ月間毎日1時間対策するほうが良いでしょう。

60時間以上勉強すれば大手企業を狙える

大手有名企業を受ける場合、さらに入念な対策が必要です。なぜなら、大手企業は競争率が高く、SPIのボーダーラインも厳しい傾向にあるからです。

また、一部企業は独自の問題や英語・構造的把握力を求める問題が出題されることもあります。基本のSPI対策に加えて、企業独自の対策も必要です。

そのため、入念な準備をして、大手企業の面接に進むためのアピールとしてSPIが重要です。時間に余裕がある場合、60時間を目安に勉強するとよいでしょう。

SPIの受験方法4つ

SPIの受験方法は下記の4種類です。

・テストセンター
・Webテスト
・ペーパーテスト
・インハウスCBT

それぞれの特徴を表で紹介します。

受験方法受験場所受験形式備考
テストセンター全国に配置された会場受験専用のパソコン予約制。会場の席が埋まってしまっていると期間内に受験することができない場合がある
Webテスティング自宅など
自宅などのパソコンスマートフォンでの受験は不可
ペーパーテスティング選考を受けている企業が用意した会場マークシートその場ですぐに結果がわからない
インハウスCBT応募先の企業企業が用意したパソコン面接日に受験することもある

受験方法によって場所や形式が異なり、それぞれ注意点もあります。ギリギリで慌てなくていいように、志望する企業がどの受験方法を採用しているかをチェックしておきましょう。

【徹底解説】SPI対策のポイント4つ

最後に、SPI対策のポイントを4つ紹介します。

1.問題集を繰り返し解いて完璧にしよう
2.解説はしっかり読み込んで理解しよう
3.新聞・ニュースを毎日チェックしよう
4.時間を計測しながら模擬試験を受ける

①問題集を繰り返し解いて完璧にしよう

SPIの対策として、問題集を繰り返し解くことをおすすめします。過去問や模擬試験を反復練習することで、問題の傾向や解法に慣れ、正確かつ迅速に回答できるようになるためです。

重要なのは、ただ問題を解くのではなく、なぜ間違えたのかを考えた上で反復練習し、スキルを高めることです。何度も間違えた問題や、苦手な領域を中心に時間をかけて何周も繰り返し問題を解くようにしましょう。

②解説はしっかり読み込んで理解しよう

問題集の解説をしっかり読み込んで理解することも重要です。解説を読み込み、問題の解法や正誤の理由を理解することで、応用力を高められます。

SPI対策の問題集には、解説が詳しく書かれています。解説を確認して解法を理解すれば、類題が出ても対応できるようになるでしょう。

また、解説を通じて自身の誤答や理解不足を発見し、学習や補強を行うことも可能です。解説は流し読みせず、しっかり活用しましょう。

③新聞・ニュースを毎日チェックしよう

SPIの対策として、新聞・ニュース・SNSなどで時事情報をチェックしておきましょう。なぜなら、SPIの試験では社会常識が問われることがあるからです。

毎日新聞やオンラインニュースを読んで、国内外の出来事や社会情勢について理解を深めましょう。政治・経済・社会・科学など、幅広いトピックをカバーすることで、情報量や知識の幅が広がります。

あわせて、普段使うことのない言葉に触れることもおすすめです。語彙を増やしておくことは、SPIの言語分野への試験対策として有効です。

④時間を計測しながら模擬試験を受ける

SPI対策のための問題集や模擬試験では、時間を計測しながら取り組みましょうSPI試験、特に非言語分野の能力検査は時制限がシビアです。そのため、制限時間内にできるだけ多くの問題に取り組まなければなりません。

時間を計測しながら解答することで、スピードを把握し、問題ごとに適切な時間配分ができます。問題集や模擬試験の段階から時間を意識しておくことで、本番で時間制限で慌てることなく試験に取り組めるでしょう。

SPI対策は余裕を持って早めに取り掛かろう!

今回は、SPIの対策はいつから始めればいいかについて解説しました。

SPIの対策は試験の3ヶ月前から、インターンに参加するなら3年生の4月から対策しておくことをおすすめします。また、試験本番までに30時間ほど勉強しておくことが好ましいでしょう。

ぜひ、余裕を持ってSPIの対策を始めて、試験を攻略しましょう!

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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