テストセンターとは、いわゆるSPIテストのことです。指定された会場でPCを用いて受験をし、受験後1年間企業に対して結果を送ることができます。
数学の問題が多く、電卓を使いたいと思う方も多いかと思いますが、電卓の持ち込みはできません。
そこで、本記事では必須の持ち物や対策についてくわしく解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
テストセンターに電卓は持ち込めない

結論から申しますと、テストセンターに電卓は持ち込めません。WEBテストの際には電卓の利用が可能ですが、テストセンターでは持ち込めないため注意してください。
テストセンターは厳しくルールが決められており、私物のシャーペン等を使うのも禁止です。電卓の持ち込みは不正とみなされ、その場で受検が中断されるだけでなく、企業にも連絡をされてしまいます。
電卓以外のテストセンターに持ち込み禁止の物

テストセンターでは、電卓以外にも持ち込み物に対するルールが細かく決められています。
下記に持ち込み禁止のものをリストにまとめているので、そちらを参考にしてみてください。
- シャーペン
- 消しゴム
- メモ
- ノート
- 電子辞書
- スマホ
- 時計
リスト内のものだけでなく、筆記用具や貴重品、機械類はすべて持ち込み禁止です。
電卓以外の私物も持ち込み禁止
電卓やそのほかの私物が持ち込み禁止の理由は、カンニングの恐れがあるためです。シャープペンシルや紙など、テストに必要なものはテストセンターで配られます。
また、会場内にはロッカーがあり持ち物を預けられます。したがって、持ち込み禁止の私物を会場に持参してしまっても預ければ問題はありませんよ。
スマホは電源を切ってカバンにしまう
上記で述べたように、スマホなどの私物は持って行くこと自体に問題はありません。
しかし、スマホは電源を切ってからカバンに入れ、ロッカーなどに預ける必要があります。電源を切ることは必須ではありませんが、できるだけリスクを減らすためにも切っておくと良いでしょう。
また、スマホをズボンのポケットに入れる習慣がある人はロッカーに預けるのを忘れてしまいがちです。そのため、会場に入る前に必ずポケットをチェックしてください。
テストセンターに持ってく持ち物と服装

テストセンターで必要となるものは、身分証明書と受験票のみです。
持って行くものは少ないですが、忘れると受検できなくなるため注意してください。
- 身分証明書
- 受検票
身分証明書
インターネット予約が基本のテストセンターでは、替え玉受検を防ぐために会場で本人かどうかを確認されます。そのため、必ず顔写真付きの身分証明書を持って行くようにしてください。
まれに、運転免許証やパスポートの有効期限が切れてしまっていることもあるため、事前にチェックしておきましょう。
また、身分証明書に関しては必ず原本が必要となり、コピーでは受け付けてもらえません。
受験票
受検票は、各自でコピーして持って行く必要があります。予約した際に表示される「受検予約完了」の画面を印刷し、受検票として持って行きましょう。
印刷を忘れてしまった場合でも、「テストセンター受検予約内容の確認メール」からも印刷が可能です。
また、自宅にプリンターがなく、印刷ができない場合は「テストセンターID」「カナ氏名」「検査名」「会場名」「日程」「ターム」をA4サイズの白紙にメモする方法でも問題ありません。
服装はリラックスできる服装がおすすめ
テストセンターの試験会場に企業の採用担当はいないため、必ずしもスーツで行く必要はありません選んだ服装によって評価が変わることはないため、自分がリラックスできる服装を選びましょう。
反対に、スーツの方が緊張感をもって挑めるというのであれば、スーツで行くのもおすすめです。また、テストセンター後に説明会や面接などの予定が入っている場合も、スーツを選ぶようにしてください。
テストセンターで電卓がない状態で試験を受ける方法

次に、電卓がない状態で試験を受ける際の方法についてです。テストセンターでは希望者に対してヘッドフォンが貸し出されるため、集中して問題を解けます。
しかし、いくら集中できる環境を整えられるとはいえ、緊張してしまっては本領発揮はできません。そのため、事前に試験の対策を行うようにしましょう。
- 公式と解き方を覚える
- 過去問で練習する
- 志望する企業の利用する試験の勉強をする
基本的な公式と解き方を覚える
テストセンターでは電卓を使用できないため、配布される紙に公式を書いて解くようにしましょう。
開始とともに公式を紙の一番上に書いておけば、当てはめるだけで問題を解くことができます。基本的な公式と解き方さえ覚えていれば十分解答できますよ。
出題される問題としては、分割払いや料金の割引、長文読み取り計算や損益算などがあります。
練習問題を何度も解く
SPIの対策方法は、問題集や過去問題をできるようになるまで何度も解くのがおすすめです。また、SPI対策用のスマホアプリなど無料で使えるツールもあるため、隙間時間での対策も行えます。
最新のSPI3に対応しているツールもあるため、幅広く対策が可能です。事前に対策する際は、自分に合った方法で過去問を練習してみてくださいね。
自分の志望する企業が利用している試験の勉強をする
試験を受ける前には、自分の志望企業が利用している試験の勉強を行うことが重要です。就活生の掲示板や卒業生の情報から、企業の利用するテストの種類が分かります。
試験が分かると、ある程度出題される問題を絞り込めるため、そのテストの勉強を行ってくださいね。
テストセンターで受ける試験内容

テストセンターで受ける試験は、「言語問題」「非言語問題」「性格検査」に分けられます。
それぞれ事前に把握しておくことで、慌てることなく受けられます。
また、テストセンターでは1問に対する時間が決められているため、「時間が足りなかった」となってしまわないためにも、必ず対策を行っておいてください。
- 言語問題(国語または英語)
- 非言語問題(算数)
- 性格検査(自宅で受ける性格テスト)
言語問題
言語問題は、言語を使った国語のテストです。問題内容としては、文の並び替えや長文読解、空欄補充や語句の用法などが挙げられます。基本的に数字は出てこず、英語の試験が出る場合もあります。
時間制限のあるテストセンターでは、できるだけ文章を早く読んで理解する能力が必要となります。
そのため、対策としては「できるだけ多く言葉の意味を理解しておく」「文章を早く読めるようにしておく」などが挙げられます。
非言語問題
非言語問題では、数学や表の読み取り方などの問題が出題されます。計算を必要とする問題が多く出てくるため、早く計算できるようにしておく必要があります。
問題範囲が広く、混乱してしまう人もいるでしょう。
しかし、非言語問題では中学生程度の数学ができれば解答できるため、過去問を繰り返し解いて、問題を見たときに自然と解けるようになっておくようにしてください。
性格検査
性格検査では、パソコンなどを用いて行うテストで、性格や適性を判断します。内容を少しだけ変えた質問を出される場合もあるため、矛盾が出ないように注意して解答しましょう。
性格診断では嘘の解答はせず、面接官に質問されているイメージで解答するようにしてくださいね。
テストセンターに電卓は持ち込み禁止

テストセンターでは、電卓を含む私物を一切持ち込むことができません。
持って行くこと自体を禁止されているわけではありませんが、カンニングに値するものはできるだけ持って行かないようにしましょう。
また、webラスティング方式であれば電卓を使用できますが、その反面、計算ミスによる減点が大きくなります。
電卓の使用を想定した問題が出ると予測できるため、電卓を使い慣れていないのであればテストセンターでの受検がおすすめですよ。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。