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就活のグループワークでよくあるゲームとその対策をパターン別に紹介

「グループワークでは一体何をするんだろう?」って思っている人も、たくさんいますよね。

対策したくても、「何を気を付けたらいいの?」と悩んでしまう人もいるでしょう。

そこで、本記事ではゲーム型グループワークの企業側のメリットや評価基準を説明するとともに、具体例や注意点を解説します。ぜひ、就活対策の参考にしてくださいね。

就活でのゲーム型グループワークは重要な選考過程

企業の選考ではエントリーシートや面接のイメージが強いため、ゲーム形式のグループワークに関してよく知らない人も少なくありません。

しかしグループワークは、立派な選考過程の一つです。

最近は採用選考の初期段階で実施されることが多く、内定にこぎつけるにはグループワークの突破が必須となるでしょう。

ゲーム型を代表として、プレゼン型、作業型、ビジネスケース型のグループワークがあり、新人研修や内定者の懇親会で行われる場合もあります。

企業がゲーム型グループワークを行う3つの理由

企業が選考方法としてグループワークを選ぶ目的は、主に3つあります。

  1. 参加者のコミュニケーション能力を知るため
  2. 参加者が実際にどう仕事をするのか知るため
  3. 自社に良い印象を持たせるため

個人面接とは違った応募者の一面を把握でき、企業にとって多くのメリットがあります。それでは、順に詳細を解説していきます。

①参加者のコミュニケーション能力を知るため

提出書類では経歴や持ち味をチェックし、対面の面接では面接官と一対一のコミュニケーションによってスキルを確認します。

ただし実際の仕事では、多くの人に関わりながら進めることが必須ですが、書類や面接だけではコミュニケーション能力を判断できませんよね。

緊張感のある面接とは違い、ゲームを通じて素に近い応募者の人柄や能力が分かります。

実践的なコミュニケーション能力をチェックできるのは、グループワークだけだと言えるでしょう。

②参加者が実際にどう仕事をするのか知るため

企業から出されたテーマに沿ってリアリティのあるグループワークを進めるため、応募者の担う役割によって、チームの中でどんな仕事をする人なのかを見極められます。

例えば全体をまとめるのが得意な人、時間の管理ができる人、頭の回転の速さによって瞬時にやるべきことを理解できる人のように、応募者の特性を見れます。

面接官が限られた時間だけでも、応募者の思考力や進め方を把握でき、将来の仕事をする姿に重ね合わせて想像できるでしょう。

③自社に良い印象を持たせるため

ゲーム型グループワークでは、緊張した雰囲気の面接とは異なり、ゲームをしながら和やかな雰囲気で選考を行うので、会社の魅力をアピールできるメリットもあります。

就活生が「選考が楽しい」「雰囲気が良い」と感じれば、企業に対して好印象ですよね。

企業のイメージアップや魅力付けができると、志望度の向上とともに、説明会への集客にも繋がります。

企業のイメージアップのために、就活生が楽しく取り組める選考方法なのです。

ゲーム型グループワークで評価される3つのポイント

企業側はゲームの勝ち負けを見るわけではありません。形式に関係なく、グループワーク全般で企業は、主に次の3つを見ています。

  1. 他者との対話をもつ協調性
  2. 自分の役割を見つける積極性
  3. 発言で示す思考力

ゲーム型グループワークに参加する前に、企業の評価基準を理解しておきましょう。

①他者との対話をもつ協調性

企業はゲームの勝敗のみを見ているわけではないため、ゲームの結果が良いだけでは意味がありません。

具体的には、1人だけの意見で生まれた成果だったり、グループ内の雰囲気が良くない場合には、企業による評価は高くないでしょう。

ゲーム型グループワークでは、いずれも協調性が不可欠です。

どのゲームもメンバーが協力する内容なので、他の人の考えを受け入れながら、みんなで納得できる結論に繋がるように常に意識しましょう。

②自分の役割を見つける積極性

ゲーム中には積極的に行動して、グループに貢献できるかどうかが大切です。人数が多いと、やるべきことが分からなくなって、誰かにすべて任せて、消極的になってしまう人もいますよね。

リーダーやタイムキーパーだけでなく、自分にできそうな役割を探して、発言も適宜しましょう。ただし、積極的に発言するだけが、積極性ではありません。

人の話をよく聞いたり、話をまとめたり、グループに良い成果を出すための行動を取れることが重要です。

③発言で示す思考力

事前に準備ができる面接とは違って、ゲーム型グループワークはその場で考えることが大切です。

思考力が求められるゲームが選ばれる場合もよくありますが、どのゲームにも正解がないため、自分たちで考えて答えを導き出さなくてはいけません。

応募者のゲームの進め方や思考力を見て、企業側は判断するのです。そのため良い答えが見つからなくて全く発言しないと、何も考えていないと思われるでしょう。

自分で課題を見つけながら一生懸命考えて、グループにも発信していく必要があります。

【4パターン別】就活でよくあるゲーム型グループワークとその対策

グループワークによく使用されるゲームを、大きく4種類に分類しました。

  1. 情報を整理するゲーム
  2. 作品を制作するゲーム
  3. 人の考えを推測するゲーム
  4. 問題の解決をするゲーム

それぞれの種類のゲームの具体例を挙げて、内容を簡単に説明していきますね。

①情報を整理するゲーム

情報整理ゲームでは主に情報収集力と分析力を見極めます。具体例はパズルマップゲームです。

パズルマップゲームは各自持っているピースを見せずに、口頭で説明して情報を共有し、最終的に地図を完成させます。

もちろん1人では完成できないためチームワークが試され、相手に上手く伝えられるように情報を交換するので、活発な話し合いが展開されるでしょう。

適切な言葉や表現を選択して、自分の考えを明確に示すとともに、他の人の意見をまとめることが大切です。

②作品を制作するゲーム

作品を制作するゲームの中で、とくにシンプルな例はペーパータワーやレゴブロックです。ペーパータワーは新聞紙やクラフト紙を使って、チームで高いタワーを作ります。

一方、レゴブロックは、しっかり見本を観察して、レゴを完成させるゲームです。

いずれのゲームでも一つの作品をグループで作るため、全員で完成イメージを共有して、役割を決めながら進めていきます。

各自の役割を見つけるとともに、周りと協力する必要があるため、協調性が重要になるでしょう。

③人の考えを推測するゲーム

推理するゲームの具体例として、十人十色やバースデイラインが挙げられます。

十人十色は他の人の好きな物を当てるゲームで、バースデイラインはジェスチャーやアイコンタクトのみでお互いの答えを予想するゲームです。

誕生日が近かったり、好きな物が同じだとゲームを通じて知れば、メンバー同士の親睦も深まるでしょう。

グループが仲良くなるきっかけとして用いられますが、自分の価値観に固執せずに、相手の立場で考えることが大切です。

④問題の解決をするゲーム

問題の解決をするゲームの具体例は、NASAゲーム、宝探しゲーム、脱出ゲームです。NASAゲームでは、メンバーにそれぞれの考えがある中で、全員が納得できる意見にまとめます。

宝探しゲームや脱出ゲームは、与えらえたヒントを手掛かりに、チームで協力しながら宝の場所を見つけたり、制限時間内に謎を一つ一つ解いて部屋を脱出するゲームです。

自分の意見を伝えるときには根拠を明示しながら論理的に話し、意見が違う場合には他者の意見を受け入れたり、折衷案を出したりと、意見のすり合わせが大切になります。

ゲーム性が高いだけでなく、緊張感がある中でチームで協力しながら謎を解決していくため、自然とコミュニケーションが取れるでしょう。

ゲーム型グループワークはあくまで選考であることに注意

いずれもゲーム性が高いため、楽しく取り組めますが、熱中しやすいので、あくまで選考であることを忘れないように注意する必要があります。

ゲームに夢中になりすぎて、羽目を外したり、言葉遣いが悪くなったり、時間管理を怠らないように、常に選考されている意識を持ち続けましょう。

過剰なスタンドプレーに走ってしまえば、企業からチームプレーが苦手な人だと思われます。

メンバーと協力して、常にチームプレーを意識しつつ、協調性を大切にしましょう。

ゲーム型グループワークの選考を突破し内定に繋げよう

今回は就活のグループワークで、よくあるゲームとその対策方法を紹介しました。

もししっかり対策しなければ、ゲームの内容がよく分からないまま始まって、気づいたときには選考が終わっていたなんてことも少なくありません。

ゲーム型グループワークは対策方法が分かりにくい選考ですが、事前にゲームの内容や特徴を理解すれば、他の就活生と差がつきます。

今回紹介した内容を頭に入れて、ゲーム型グループワークに自信を持って臨み、選考を突破して内定に繋げましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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