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圧迫面接の特徴を解説|質問例や面接に耐え抜く対処法も紹介

就職活動でたびたび行われているのが、圧迫面接です。近年は実施する企業が減少傾向にあるとはいえ、ゼロではないのが現実です。

そのため「圧迫面接ではどんな質問をされるの?どう対策すればいいの?」と不安に感じる人もいるでしょう。

そこで本記事では、圧迫面接の特徴や、耐え抜く方法、質問例までわかりやすく紹介します。ぜひ、この記事を最後まで読んで、圧迫面接が行われた場合に備えましょう。

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目次

圧迫面接とは

圧迫面接とは、面接官が意図的に受け答えしにくい質問をしたり、高圧的・否定的な態度をとって学生にプレッシャーをかける面接のことです。

圧迫面接を行う企業は年々減少しているものの、いまだに圧迫面接を行う企業が存在するのは事実です。

「圧迫面接」と聞くと怖いイメージを持つ人も多いと思います。確かに、通常の面接に比べればストレスがかかることは想像に難くないですよね。

ただ、しっかりと対策して臨めば問題ありません。圧迫面接の特徴や対策方法をチェックしておきましょう。

圧迫面接の5つの特徴

圧迫面接の対策を行うためには、そもそも圧迫面接にはどのような特徴があるのかを知っておかなければなりません。そこで、まずは圧迫面接の特徴を5つ紹介します。

  1. 威圧的な態度をとる
  2. 受け答えに対して「なぜ」を繰り返す
  3. 否定的な発言が多い
  4. 受け答えに対してのリアクションが少ない
  5. 質問のペースが早くまくし立てる

「具体的な質問例が知りたい」という人は圧迫面接の5つの質問例と対応例から読んでみてください。

①威圧的な態度をとる

圧迫面接の特徴は、面接官が学生に威圧的な態度を取ることです。

具体的には、面接官の顔がこわばっていたり、強い口調で話したりしているなどです。中には、肘や頬杖をついている面接官もいます。

面接官の威圧的な態度は、学生にとって大きなプレッシャーになってしまうでしょう。

ただ、面接官がもとから威圧的な人である可能性も考えられます。他の業務で疲れているだけかもしれません。

態度が威圧的だからといって、必ずしも圧迫面接でないことや、あなただけに威圧的ではないことも頭に入れておきましょう。

②受け答えに対して「なぜ」を繰り返す

学生の受け答えに「なぜ?」「どうして?」と質問を繰り返すのも圧迫面接の特徴のひとつです。

面接では、下記のような質問をされることがあります。

【質問の例】

・なぜこの職種を選んだのですか?
・なぜこの会社に興味を持ったのですか?
・なぜこのプロジェクトに参加したいと思ったのですか?
・なぜそのスキルを身につけたいと考えているのですか?
・どうしてこの仕事に適任だと思うのですか?

これらの質問自体は、圧迫面接ではありません。なぜなら、就活生について深く知ろうとすることは、面接官からすれば当然のことだからです。

ただ、テキパキと答えているにも関わらず質問を必要以上に投げかけてくる場合は、圧迫面接の可能性があります。

③否定的な発言が多い

就活生の意見や質問への受け答えに対する否定的な意見が多いことも、圧迫面接の大きな特徴です。

面接で否定的な意見を言われると、ついムッとしてしまうかも知れません。ただ、面接官が就活生のストレス耐性を試すためにあえて否定的な意見を述べることで、学生が否定的な発言にどのように対応し、建設的な反応を示すかを観察している可能性があります。

否定的な意見を言われても感情的にならず、冷静に対処することで、高い評価を得られるでしょう。

④受け答えに対してのリアクションが少ない

学生の受け答えへのリアクションが少ないことも、圧迫面接の特徴の一つです。

あなたがどれだけ熱意を持って話していても、面接官が無表情だったり、興味のなさそうな態度を取ることもあります。

「圧迫面接」と聞くと、威圧的であったり、強い言葉をかけられたりするイメージが強いと思います。しかし、面接官のリアクションが少なく、学生を不安に追い込むタイプの圧迫面接もあることも頭に入れておきましょう。

⑤質問のペースが早くまくし立てる

圧迫面接では、面接官が矢継ぎ早に質問を投げかけてくることで回答する時間を十分に与えず、次々と新しい質問を繰り出すのも特徴です。

これは、就活生のストレス耐性や即座の対応力を試すための手法で、時には、前の質問に答え終わる前に次の質問が飛んでくることもあります。

このような状況下では、冷静さを保ち、一つ一つの質問に対して簡潔かつ的確に答えることが重要です。

ペースに巻き込まれず、自分のペースを保つことが圧迫面接を乗り切るコツとなるでしょう。

企業が圧迫面接をする5つの目的

圧迫面接を行うほとんどの企業は、なにも学生への意地悪や否定をしたいわけではありません。面接に明確な目的があり、その結果圧迫面接と取られてしまうのです。

では、圧迫面接にはどのような目的があるのでしょうか?ここでは、5つ紹介します。

  1. ストレス耐性・忍耐力を見たい
  2. 思考力が見たい
  3. 臨機応変な対応力を測りたい
  4. 本音が知りたい
  5. 相手に聞く姿勢がない場合でのコミュニケーション能力を知りたい

①ストレス耐性・忍耐力を見たい

一つ目は、ストレスへの耐性や忍耐力を見ることです。面接であえて圧迫することで、学生がストレスに耐えられるか、忍耐力があるかを試しています。

面接を受ける企業や業界によっては、仕事柄強いストレスがかかると考えられます。また、顧客や取引先の関係者に不快な態度やコミュニケーションを取られることもあります。その際に、不快感を表情や態度に出してしまうのは得策とは言えません。

ストレス耐性のない学生を採用してしまうと、企業とのミスマッチが起きる場合があります。学生のためにも、企業のためにも、あえて圧迫面接を行っている可能性があるのです。

②思考力が見たい

二つ目は、学生の思考力を見ることです。

社会で働くにあたって、思考力は重要な能力の一つです。圧迫面接を通して、困難な状況でも、短時間で打開できる思考力があるかが試されています。

思考力を試すためには、面接官が質問を繰り返したり、難しい質問を投げかけなければなりません。その過程が学生にとってのプレッシャーとなり、結果的に圧迫面接と思われるようです。

③臨機応変な対応力を測りたい

三つ目は、臨機応変な対応力を測ることです。

圧迫面接では、必要以上に質問や否定をされることで、イレギュラーな状況になります。想定していなかった質問をされることもあるでしょう。

実際の業務環境でも、プレッシャーや難題に直面することがあります。そのような状況にどうに対処するかを確認する目的があるのです。

実際に仕事をする上で、予期せぬトラブルは起こり得ます。そのような状況で、臨機応変に受け答えし、状況を打開できる力があるかを試すために、あえて厳しい状況を作っている可能性があるのです。

④本音が知りたい

四つ目は、学生の本音を知ることです。

就職活動の面接では、基本的に学生が念入りな準備をした上で臨みます。そのため、表面的な志望動機であることも少なくありません。つまり、学生の本音は語られない場合があるということです。

面接官は、あえて深く質問することで学生の本音を聞き出そうとしていると考えられます。その結果、質問が繰り返されすぎて圧迫面接と捉えられてしまうのでしょう。

⑤相手に聞く姿勢がない場合でのコミュニケーション能力を知りたい

五つ目は、相手に聞く姿勢がない場合でのコミュニケーション能力を知ることです。

顧客や同業者とのコミュニケーションでは、常に相手が話を聞いてくれるとは限りません。相手が興味を持っていなくても適切なコミュニケーションが取れるかを試すために、あえてコミュニケーションを取りにくい環境を作っているとも考えられます。

圧迫面接への4つの対処法

ここまで、圧迫面接の特徴や目的について紹介しました。とはいえ、いざ圧迫面接された場合に、どう対処すれば良いかわからないですよね。そこで、圧迫面接に耐え抜くための対処法を3つ紹介します。

  1. まずは一呼吸置いてから回答を考える
  2. ポジティブに堂々と受け答えする
  3. 端的に受け答えする
  4. 指摘を受け入れた上で受け答えする

「対処法を踏まえた具体的な対応方法」を知りたい人は圧迫面接の5つの質問例と対応例から読んでみてください。

①まずは一呼吸置いてから回答を考える

圧迫面接では、面接官の威圧的な態度や厳しい質問に動揺しがちですが、焦って不適切な回答をしてしまうと、さらに厳しい質問が続く可能性があります。

そこで重要なのが、一呼吸置いてから回答することです。深呼吸をして落ち着きを取り戻し、質問の意図を正確に理解してから答えるようにしましょう。

また、「少々お時間をいただいてもよろしいでしょうか」と丁寧に時間を求めるのも効果的です。

この間に適切な回答を考えることで、冷静さを保ちながら自分の考えを明確に伝えられます。

②ポジティブに堂々と受け答えする

圧迫面接では、ポジティブな態度を持ち、自信をもって堂々と受け答えすることが重要です。

ポジティブな態度を取ることで、困難な状況でも前向きに取り組む姿勢を示し、成果を上げる意欲を伝えられるからです。

ポジティブに堂々と受け答えすることで、圧迫面接の雰囲気を打破し、自分の強みや経験を最大限にアピールできます。

圧迫面接されている中で、ポジティブに受け答えすることは難しいかも知れません。その場合は、面接官の受け答えは仕事であると割り切って堂々と受け答えしましょう。

③端的に受け答えする

圧迫面接では、質問に端的に受け答えすることが効果的です。

圧迫面接では、次々と質問が投げかけられることもあるでしょう。その際に、慌てず、冷静に受け答えすることが重要です。

端的に話すためには、あらかじめ質問に対する受け答えを考えておくだけでなく、受け答えに対して追加でどのような質問がされるかの予測が重要です。

質問に対する受け答えを事前に考える際には、考えた受け答えに対して自分なりに「なぜ?」と問いかけて深掘りしてみると良いでしょう。

④指摘を受け入れた上で受け答えする

圧迫面接への対処法としては、面接官からの指摘を受け入れた上で受け答えすることも重要です。

理由は、指摘を受け入れることで柔軟性と成長意欲を示し、自己改善の意欲をアピールする機会になるからです。

圧迫面接されている状況で、面接官から指摘されて落ち込んだり、不機嫌になることもあるでしょう。しかし、それを表に出すのは得策と言えません。面接の空気が悪くなり、さらに気分が落ち込んでしまいかねません。

面接官からの指摘はアドバイスとして真摯に受け入れ、その上で丁寧に受け答えするよう心がけましょう。

【圧迫面接への備え】イメトレをしよう

圧迫面接の備えとしては、イメージトレーニングが効果的です。

イメージトレーニングとは、実際には頭の中で実際の状況(今回の場合は面接の状況)をイメージすることです。様々な質問を想定しておくことで、いざ同じようなケースに遭遇しても冷静に対処できます。

おすすめのイメージトレーニング方法は、面接本番を頭の中でリハーサルすることです。面接の状況や自分の受け答えをリアルに想像し、繰り返しイメージをしましょう。

イメージトレーニングをする際に、実際に声に出してみるとさらに大きな効果が見込めます。

圧迫面接での3つの注意点

次に、圧迫面接での注意点として「圧迫面接に遭遇した際に”やってはいけないこと”」を3つ紹介します。

  1. 感情的に対応する
  2. 面接途中で泣く
  3. 無言になる

①感情的に対応する

圧迫面接に、感情的になって対応するのはNGです。圧迫面接では、面接官があえて威圧的に振る舞うことで学生が感情的にならず冷静に受け答えできるかを試しているからです。

感情的になってしまうと、「この学生は実際の業務でも感情的になるな」と思われてしまい、良い結果は望めないでしょう。

また、感情的になることで、面接の雰囲気そのものも悪くなります。面接官の振る舞いには冷静に受け答えしましょう。

②面接途中で泣く

面接中に泣いてしまうこともNGです。泣いてしまうことで、打たれ弱いタイプだと評価されてしまうからです。また、泣いてしまうと、いよいよ面接が成立しなくなってしまいます。

とはいえ、ダメだとわかっていても泣いてしまうこともあるでしょう。その場合は、一度席を外して気持ちを整えるなどの対策を行うと良いでしょう。

泣いたあとの切り替え方が、いい評価につながることもありますよ。

③無言になる

圧迫面接の質問されて無言になるのも良くありません。なぜなら、無言になると対応能力がないと思われかねないからです。

面接官からの威圧的な態度や質問が続いてしまうと、頭が真っ白になってしまい、黙ってしまうこともあるでしょう。

どうしても質問の意図がわからない場合や、答えにくい場合は、その旨を正直に伝える方が評価は高まります。

圧迫面接の6つの質問例と対応例

次に、圧迫面接の6つの質問例と対応例を紹介します。今回は、下記の5つの質問に対する回答を紹介しますね。あなたの体験や、面接を受ける企業を当てはめながら、参考にしてみてください。

  1. 「うちの会社は向いてないんじゃないですか」
  2. 「うちの会社はきついからこない方がいいですよ」
  3. 「あなたの経歴や資格は会社では活かせないよ?」
  4. 「うちの会社第一志望じゃないですよね」
  5. 「すぐに会社辞めそうですね」
  6. 「そんな考えで通用すると思ってる?」

①「うちの会社は向いてないんじゃないですか」

この質問には、志望度の高さをはかる意図があります。諦めずに熱意を見せることが重要です。勉強不足を謝罪した上で、企業に貢献する姿勢をアピールしましょう。
回答例】
大変失礼しました。ご指摘の通り、勉強不足でした。

私は、御社で新たな価値を創造することに魅力を感じ、志望しました。まだまだ経験が浅く、未熟な部分もあるかもしれませんが、成長意欲と学習能力に自信を持っています。

御社が目指す「革新的なアプローチで市場をリードする」という姿勢に共感し、その実現に貢献したいと思っています。

私は自らの可能性を信じ、新しい業界での挑戦に前向きに取り組んでいきたいと考えております。御社でのキャリアパスを築き、共に成長していける機会を頂ければ幸いです。

②「うちの会社はきついからこない方がいいですよ」

あなたはうちの会社でやっていける力量がないんじゃないのという内容の質問です。自分が持っている力をアピールして、「御社でやっていける!」という気持ちを伝えましょう。
【回答例】
ご指摘の通り、会社の要件に適していないかもしれません。

ただ、私は挑戦的な環境で成長することに魅力を感じ、責任を持って仕事に取り組む姿勢を持っています。

御社の厳しい環境については認識しておりますが、その中で自身の能力を試し、成果を出せるチャンスと捉えています。

私は自己管理能力やストレス耐性を高めるために日々努力しています。御社のチームに貢献できることを信じ、積極的に取り組みたいと考えております。

もし機会を頂ければ、自身の成長と会社の発展に向けて全力を尽くします。ご検討いただければ幸いです。

③「あなたの経歴や資格は会社では活かせないよ?」

この質問には、資格や経験をどうやって生かすつもりなのか知りたいという意図があります。資格や経験をどのように活かすつもりか、しっかり説明しましょう。

もし、経歴や資格が十分でない場合は、学習意欲をアピールし、入社後も学び続け、柔軟に対応できることをアピールしましょう。

【回答例】
おっしゃる通り、私の経歴や資格は御社で活かすことは難しいかも知れません。

ですが、私は経歴や資格を通じて培った知識やスキルを、柔軟に応用して業務に貢献できる自信があります。

また、新たな業務に取り組む際には迅速に学び、柔軟に適応する能力を持っています。

御社の目標や課題に対して、私の経験や資格がどのように役立つか、具体的な例をお伝えいただければ、それに基づいてより具体的な提案やアイデアをお話しできると思います。

一度御社の期待に応える機会を頂ければ、経歴や資格を活かしつつ、新たな成果を上げることができると信じています。

④「うちの会社第一志望じゃないですよね」

この質問には、面接を受けている会社への強い思いが聞きたいという意図があります。改めて、第一志望である理由と熱意を明確に伝えましょう。

【回答例】
私の志望動機が十分に伝わらなかったようで申し訳ありません。

御社は私の第一志望であり、その理由はしっかりと考え抜いております。御社の業績やビジョンに魅了され、自身のスキルや経験を活かして御社の成長に貢献したいと強く思っています。

他の企業への応募もありましたが、御社が私のキャリア目標に最も合致していると確信しております。

御社での活躍を通じて成長し、御社のビジョンを共有する仲間と協力しながら、共に成功を築いていきたいという想いをお伝えしたかったのです。

⑤「すぐに会社辞めそうですね」

この質問には、学生の熱意と根性があるのか知りたいという意図があります。困難に直面しても諦めず、物事をやり遂げた経験とともに熱意を伝えましょう。

【回答例】
私が不安を抱かせるような印象を与えたようで申し訳ありません。

私は長期的な目標を持ち、継続的な努力と責任感を持って物事に取り組むことを信条としています。

たとえば、過去には学業やプロジェクトで困難に直面したことがありましたが、諦めずに最後まで取り組んで成果を上げた経験があります。

私は御社のビジョンと目標に共感し、その実現に向けて自らの能力を活かしたいと思っています。短期的な困難に挫けることなく、長期的な貢献を目指して頑張りたいと心から考えています。

もし機会を与えていただければ、私の熱意と責任感を全力で発揮し、御社の成長に貢献したいと思っております。

⑥「そんな考えで通用すると思ってる?」

⑥「そんな考えで通用すると思ってる?」

この質問は、応募者の考え方の甘さや未熟さを指摘しストレス耐性を試すものです。

冷静に自分の考えを見直し、建設的な回答を心掛けることが重要となります。

【回答例】
ご指摘ありがとうございます。確かに私の考えには甘さがあったかもしれません。

しかし、私は常に自分の考えを改善し、成長する姿勢を大切にしています。例えば、学生時代のプロジェクトで、当初の計画が通用しないことに気づいた際、チームで議論を重ね、新たなアプローチを見出した経験があります。

この経験から、柔軟な思考と周囲の意見を取り入れる重要性を学びました。御社でも、自分の考えに固執せず、常に改善の余地を探り、より良い方法を模索していく所存です。

ご指摘いただいたことを糧に、さらに成長していきたいと考えております。

圧迫面接ではない!法律違反にもなるNG企業の例

圧迫面接と違法な面接行為は明確に区別しなければいけません。

ここでは、単なる圧迫面接の域を超え、法律違反となる可能性が高い面接での言動や態度を紹介します。

これらの例を知ることで、違法な面接行為をするNG企業を選ばないようにしましょう。

  1. 容姿や経歴に対して侮辱的な発言をする
  2. パーソナリティを否定する質問をする
  3. 出身地や家庭環境を揶揄する
  4. セクシャリティについて質問する

①容姿や経歴に対して侮辱的な発言をする

面接官が学生の容姿について「太っているね」「身なりが汚い」などと言及したり、揶揄したりするのは、圧迫面接の域を超えた人格否定に当たります。

学生の適性や能力とは無関係な要素を取り上げ、侮辱的な言葉を投げかけることは、学生の尊厳を傷つける行為です。

また、場合によっては名誉毀損やパワハラとなり、法律上でも問題になることもあるでしょう。

②パーソナリティを否定する質問をする

パーソナリティを否定する質問は、圧迫面接の域を超えた不適切な行為です。

「あなたの性格は終わってるよね」「そんな考え方では社会人として通用しない」といった発言は、応募者の人格を否定し、精神的苦痛を与えます。

面接官がこのような質問をする企業は、社内でのハラスメントが常態化している可能性が高く、入社後も同様の扱いを受ける危険性があるでしょう。

このような質問を受けた場合は、その企業の体質や文化に疑問を持ち、慎重に判断することが重要です。

③出身地や家庭環境を揶揄する

面接官が応募者の出身地や家庭環境について言及し、それを揶揄したり見下したりするような発言は許容されるものではありません。

例えば、「田舎者だから常識がないんだろう」「父子家庭で育ったせいで精神的に未熟なのかな」などと言うのは、応募者の尊厳を著しく傷つける行為です。

このような発言は、社会通念上許される限度を超えた侮辱に当たり、不法行為責任を問われる可能性があります。

また、労働者の就業環境を害するパワーハラスメントにも該当するでしょう。もしこのような発言をされた場合には、適切な機関への相談も含めて検討してください。

④セクシャリティについて質問する

面接時にセクシャリティに関する質問をすることは、明らかな違法行為です。

「結婚の予定は?」「子どもは欲しいですか?」といった質問は、性別や家族構成による差別につながる可能性があるため、厳に慎むべきです。

また、「恋人はいますか?」「LGBTQについてどう思いますか?」などの質問も、個人のプライバシーを侵害し、雇用機会均等法に抵触する恐れがあります。

このような質問をされた場合、「その質問は仕事に関係ありますか?」と丁寧に確認するか、面接を中断することも検討しましょう。

圧迫面接の特徴を理解して事前準備に取り組もう

今回は、就職活動における圧迫面接の特徴と対応方法を紹介しました。

就職活動をしていると、圧迫面接を受けることもあるでしょう。ですが、圧迫面接の特徴を理解しつつ、対策を行うことで、心に余裕を持って面接に臨めます。

ぜひ、この記事を読み返しながら、圧迫面接の対策をしてみてくださいね。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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