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お菓子メーカーの業務内容と有名企業を解説|地方メーカーも紹介

日本にはいろいろな職種がありますが、その中でお菓子メーカーへの就職を考える人もいるでしょう。ただ、就職するなら職種や職場について知っておくのは大事です。就活の際は内定を企業から得ることに集中するはずですが、長く仕事を継続するためには業界や職種のポイントも重要だからです。本記事では特徴や企業、対策などについて内容を紹介します。

お菓子メーカーとは

お菓子メーカーとは、名前の通りお菓子を製造する企業です。日本にはクッキーやチョコレート、おかきなど、たくさんの種類のお菓子が販売されています。

製造している企業によって特徴も異なるため、甘い物が好きな人なら就職先として前向きに考えられるでしょう。

また、お菓子業界は国内での販売も行っていますが、海外で良い評価を得ているため国外への進出も積極的です。そのため、お菓子が好きな人の場合、仕事もやりがいを持って行えるでしょう。

お菓子メーカーには2種類ある

お菓子メーカーへの就職を考えているなら、どこを目指して就活するのか決めておくことも大事です

お菓子メーカーは以下の2つの種類があるので、それぞれの内容について要点を押さえて紹介します。

  1. 全国展開している大手のお菓子メーカー
  2. お土産等を扱う地方のお菓子メーカー

全国展開している大手のお菓子メーカー

お菓子メーカーには、全国展開している企業があります。商品を工場で製造した後は、全国のスーパーやデパート、コンビニなどでも販売します。そのため、大手のお菓子メーカーは規模が大きく、働き方としては転勤の可能性も視野に入れておきましょう。

また、海外進出にも積極的であるため、就職すると他の国の現地調査やマーケティングなども行う可能性があります。大手のお菓子メーカーは部署がしっかり決まっているため、1つの作業に集中できるでしょう

お土産等を扱う地方のお菓子メーカー

お土産などを扱う地方のお菓子メーカーは、特有の商品開発を行っています。特産品と言われるお菓子の製造を扱うため全国に発送するのではなく、一定のお店のみで販売してもらうのが特徴です

販売範囲が狭いため、就職後は転勤などもなく同じ職場でずっと働くことになる可能性が高いです。

また、地域特有のお菓子を製造するため、商品も似た物になる傾向があります。企業規模が小さいため1人の仕事量も多く、営業から事務などいろいろな作業をする可能性もあるでしょう。

お菓子メーカーの4つの業務内容

お菓子メーカーへの就職を考えているなら、業務内容についても確認することが大事です

どのような作業を行うのか把握しておくと、また自分のやりたいことが行えるのか考えることができるでしょう。主に4つあるお菓子メーカーの業務について、紹介します。

  1. 営業・販売
  2. 企画・マーケティング
  3. 研究・開発
  4. 製造

①営業・販売

お菓子メーカーでは自社で製造した商品を販売するため、営業する必要があります。営業して自社のお菓子の魅力や特徴を伝えることで店舗で商品を販売でき、売上になるからです

営業では新規の委託先や店舗を開拓するために商品を売り込むこともあれば、すでに取引している店舗に新商品を販売できるか交渉する場合もあります。

また、企業が独自で店舗を持っている場合は直接販売できるため、お客様に商品の営業をしてマーケティングを行う場合もあるでしょう。

②企画・マーケティング

企画やマーケティングでは、どのような商品を開発すべきか、またはどの商品の売行きが良いのか調査します。お菓子メーカーは新規の商品を開発することで売上を伸ばせますが、消費者の要求に合う物でなくてはいけません。

そのため、市場調査やアンケートなどを取って情報収集して開発する商品の方向性を企画する必要があります。

また、商品のマーケティングを行うことで人気の無い商品の課題を改善でき、売上を伸ばすことに繋げられるため、利益の点で企画やマーケティングは重要な業務になります。

③研究・開発

お菓子メーカーは研究や開発の部門もあります。例えば、同じ商品ばかりだと消費者は飽きてしまうので、売上減少に繋がってしまうでしょう。そのため、継続的に購入してもらうためにも新商品の研究を行います。

研究や開発は企画やマーケティングによって決まった方向性を元に進めていき、実際に売れるのかプロモーションや限定商品などの工夫をします。

課題を改善していくため研究を続けることで、消費者が望んだ商品やサービスを提供することが可能です。そのため、お菓子メーカーには研究や開発の職種もあることをおさえておきましょう。

④製造

お菓子メーカーでは、商品の製造が最も重要な仕事です。工場での働き方や機会の使い方、工程を覚えることが大事です。

また、他の従業員にも支持を与えて正確な作業をしてもらう必要もあるため、コミュニケーション能力が必要になるでしょう。

大手のお菓子メーカー10社

大手のお菓子メーカーへ就活を考えているなら、どのような企業があるのか知っておきたいですよね。

お菓子メーカーによって特徴や実績などに違いもあり、自分の相性にも関係してきます。たくさんのお菓子メーカーがありますが、代表的な10社を紹介します。

  1. 江崎グリコ
  2. カルビー
  3. 森永製菓
  4. 明治
  5. ブルボン
  6. 不二家
  7. 亀田製菓
  8. 井村屋グループ
  9. 湖池屋
  10. ロッテ

①江崎グリコ

江崎グリコは日本で有名なお菓子メーカーの1つです。有名な商品では「ポッキー」や「ジャイアントコーン」など、たくさんの商品があり、スーパーなどでもよく見かけるでしょう。

江崎グリコのグループは、高品質な素材を創意工夫して「おいしさと健康」を価値として提供し続けることをモットーにしています。

そのため、お菓子だけでなくレトルト食品や乳製品、サプリも製造するなど、幅広い分野で提供されています。昭和4年から商品製造しているため、安定した実績があります。

②カルビー

カルビーは「ポテトチップス」や「かっぱえびせん」など、スナック系のお菓子で有名です。

スナック系のお菓子では次々と新しい商品も開発されており、地域特有の商品として販売されています。

昭和24年に創業されてから、お菓子メーカーの中では最前線に立ち続けており、今でも多くのファンがいます。

③森永製菓

森永製菓は明治34年に設立されており、創業年数はかなり古く老舗のお菓子メーカーです。商品ではビスケットの売上げが高く、小枝シリーズや「キョロちゃん」などのチョコボールは今でも子供からの人気が高いです。

森永製菓ではチョコレートやビスケットのお菓子以外に、アイスやケーキ類なども新商品としていろいろ製造されているため、自分の好きなお菓子を選べます。お菓子に限らず様々な商品に携わりたい人は興味を持つ企業です。

④明治

明治のお菓子と言えば、チョコレートやスナック系が思い浮かぶかもしれません。特に、スナック系では「カール」、チョコレート系では「きのこの山」や「たけのこの山」は多くの世代から人気がある商品です。

子供向けの商品もたくさん販売されていますが、大人も楽しめるお菓子がたくさんあることから、全世代をターゲットにしてお菓子が提供されています。会社としては食品以外に医療品関係もあり、2つの分野で商品製造して収益を得ています。

⑤ブルボン

ブルボンはいろいろなお菓子を提供していますが、ビスケットシリーズが特に有名です。

代表的なお菓では「ルマンド」や「アルフォート」「ブランチュール」などがあります。味はもちろん、見た目が高級感を感じさせるため、スーパーで販売されていてもお得な気持ちにさせてくれます。

また、お菓子では豆菓子である「味ごのみ」も販売されており、お酒のおつまみとして食べたい人や健康的にお菓子を楽しみたい人にも評価が高いお菓子を取り扱う企業です。

⑥不二家

不二家は明治43年から創業されている、老舗のお菓子メーカーです。創業者は藤井林右衛門という方であり、自身の姓である藤井と日本一高い山である富士山から高みを目指す意味を込めて、不二家という名前になったようです。

有名なお菓子で袋菓子があり、特に「カントリーマアム」や「ホームパイ」「ルック」などは多くの人から支持を受けています。お菓子以外にケーキ類も人気があるので、社員の方は様々な食品を取り扱うでしょう。

⑦亀田製菓

亀田製菓はお菓子の中でも、特にせんべいやあられなどの種類がたくさんあります。昭和32年からなので年数も長く、商品としての信頼も高いです。代表的なお菓子では「柿の種」があり、子供だけでなく大人にも人気がある商品です。

他にも「ソフトサラダ」や「ハッピータン」「揚一番」など、塩の効いたおいしいおかきがあり、ファンになっている人も多いでしょう。新潟県が発祥の会社ですが、全国に展開している企業です。

⑧井村屋グループ

井村屋グループは、三重県の津市に本社を置くお菓子メーカーであり、ようかんやカステラ、どら焼きなど和菓子が有名です。こだわりは井村屋グループが独自で使用している餡であり、多くの人から支持を受けています。

使用されている餡は冷凍和菓子にも使用されており、長期保存してもおいしさが持続されるので、保存という観点でも消費者のニーズを満たしているようです。お菓子以外に点心や調味料なども販売しているため、商品提供の幅も広いです。

⑨湖池屋

湖池屋は昭和28年に創業されたお菓子メーカーです。スナック系のお菓子をたくさん取り扱っており、ポテトチップスが特に有名で商品の名前にも「湖池屋」が使用されています。

特に、日本で初めてポテトチップスの量産化を成功させた企業であるため、お菓子製造の点で多大な貢献をしています。

創業者は小池和夫という方であり「故郷の諏訪湖のように会社を大きくさせたい」という思いから「湖池屋」という社名にしたようです。名前通りに企業として知名度もあり、会社も大きくなっているため、込められた意味通りになっていると言えます。

⑩ロッテ

ロッテは、チョコレートが有名なお菓子メーカーというイメージがあるでしょう。ただ、創業された当時はチューインガムの製造販売メーカーであり、チョコレートやキャンディなどは後になって、販売が開始されるようになりました。

代表的な商品では「パイの実」や「コアラのマーチ」などのチョコレート系があり、他にも「クールミントガム」や「雪見だいふく」など、ガムやアイスも有名です。

ロッテのお菓子は新商品もたくさん販売されており、どの世代からも購入されている人気メーカーです。

地方のお菓子メーカー3社

お菓子メーカーは、全国的に有名な大手企業の方が知名度が高いイメージがあるでしょう。しかし、地方の企業でも全国的に有名なお菓子メーカーはあります。代表的な地方の企業である3つのメーカーについて紹介します

  1. 石屋製菓株式会社(北海道)
  2. たねやグループ(滋賀県)
  3. 豊島屋(神奈川県)

①石屋製菓株式会社(北海道)

北海道の石屋製菓株式会社には、代表的な商品として「白い恋人」があります。北海道の定番のお菓子として、お土産で購入する人も多いでしょう。

ビスケットの中にホワイトチョコを挟んでいるのが定番ですが、普通のチョコレートを挟むなど種類を増やして提供しています。

また「白い恋人」をベースにしてロールケーキやバームクーヘンなども製造されており、いろいろなお菓子の開発ベースにもなっているようです。東京にも店舗を展開しており、ブランドとして確立されています。

②たねやグループ(滋賀県)

滋賀県のたねやグループは、季節のに合わせたお菓子を製造しているので有名です。自然を愛し、自然を学び、人々がつながり合うことをモットーにしており、季節に合わせて「ブルーベリーゼリー」や「水無月」「わらび餅」などを販売しています。

どの商品も味わいが良く見た目もこだわっているため、お土産としてたくさん購入されています。また、ECサイトでの販売にも力を入れていて、売上にも貢献されているようです。グループで農業を実践するなど、自然に関してお菓子以外にも幅広く取り組んでいます。

③豊島屋(神奈川県)

豊島屋は神奈川のお菓子メーカーであり、鎌倉のお土産として代表的な「鳩サブレ」を販売しています。設立は明治からであり「鳩サブレー」は製造されてから120年経った今も多くの人から購入されるロングセラー商品です。

豊島屋は創業当初はお菓子の販売に苦戦していたようですが、鎌倉を象徴する商品づくりに変えたことで、地域の人たちに愛される企業になったようです。

「鳩サブレー」を始め、鎌倉でのお土産としてお菓子は人気があるため、地域密着のメーカーとして成功しています。

お菓子メーカ―に向いている人の4つの特徴

お菓子メーカーに就職したい人は、自分が職種として相性が良いのかチェックする必要があります。

就職しても合わなければ直ぐに離職する可能性も高いため、自己分析して就職先として決定すべきです。向いている人は4つの特徴があるため紹介しましょう。

  1. お菓子が好き
  2. 志望する企業の製品に愛着がある
  3. 流行に敏感
  4. 責任感がある

お菓子が好き

お菓子メーカーへの就職に向いている人は、第一にお菓子が好きであるべきです。全ての業務はお菓子の販売に関連しているからです。

普段からいろいろなお菓子を幅広く食べている人や甘いものに目がない人は、どのような作業も楽しく行うことができるでしょう。

しかし、お菓子など甘いものが苦手な人は愛着も感じにくいため、仕事へのモチベーションが上がらない可能性もあります。お菓子好きの人は、そのまま仕事好きになれる可能性が高いため、長く続けることができるでしょう。

志望する企業の製品に愛着がある

志望する企業の商品に愛着がある人も、お菓子メーカーへの就職はおすすめです。お菓子は各企業によって特徴があり、強みなどに違いがあります。

愛着のあるメーカーがある場合は、強みを活かしてどのような商品づくりにすれば良いのか、アイデアがたくさん出るでしょう。

また他社への分析も積極的に行えて効果的なアピールも行えるため、仕事で成果を出せる可能性が高いです。さらに、愛着があるとどんな作業も楽しくできるため、ストレスなどを感じずに仕事ができるでしょう。

流行に敏感

お菓子のニーズは時代よって人気が変化します。世代によってお菓子は味だけでなく、見た目や使用されている素材なども重要になってくるため、常に何がトレンドになっているのか把握することが大事です。

流行に敏感な人の場合は、消費者が何を欲しているのか把握でき、お菓子開発で世間とのズレが生じることを防げます。

ニーズに合ったものを開発して販売できれば、仕事への成果はもちろん、やりがいや楽しさも感じられるため、仕事を楽しく続けやすいでしょう。

責任感がある

お菓子メーカーは責任感がある人にもおすすめです。お菓子は食品でもあるため、安全性を確保する必要があります。毎日の人々の生活に関わるため、異物混入などの1つのトラブルが大きな損失を招く可能性が高いです

そのため、どのような小さな作業でも、自分の仕事に誇りや責任を持って行えることは重要です。お菓子は製造だけでなく、開発や営業なども関連しており、1つ1つの業務が売上やイメージにつながるため、誠実に向き合えるか自己分析してみましょう。

お菓子メーカ―への就活対策3つ

お菓子への就活を考えているなら対策も重要です。就職先として考えていても、必ず自分の希望通りに内定が得られるわけではありません。お菓子メーカーの就活として、以下3つの対策ができるため、実践してみてください。

  1. 自己分析
  2. 企業研究
  3. インターン自己分析

自己分析

お菓子メーカーへの就活を考えているなら、まずは自己分析を行うようにしましょう。「なぜ志望した企業メーカーで働きたいのか」「どのような仕事をしたいのか?」など、自分が選んだ企業への動機について考える必要があります。

また「自分は就職できたとして続けることができるのか」と分析することも大事です。就職後からが本番になるため、自分が継続できる要素がいくつかあるのか確認するのがおすすめです。

明確な答えが出るまでは時間がかかるケースが多いので、早めに取り組むのが良いでしょう。

企業研究

お菓子メーカーへの就活を考えているなら、企業研究を行うことも大事です。お菓子業界の売上傾向や自分が志望している企業の業績を確認することにより、面接対策として自分をアピールしやすくなります。

例えば、志望している企業が新しいお菓子作りにを目指していることが分かれば、独創的な発想があることをアピールすることで良い印象を与えられるため、内定をもらえる可能性も高くなるでしょう。

企業ごとに強みや特徴を研究してまとめておくと、面接対策になるため実践してみてくださいね。

インターン

インターンシップは、実際に企業の内部に入り業務体験ができます。ホームページなどで企業の表面的な部分は把握できても、内部の雰囲気や作業などは体験しないと分かりません。

そのため、自分の興味があるお菓子メーカーにインターンシップへの参加ができるなら、申込みしてみるのがおすすめです。

インターンシップから社員と会話して詳細な情報を得ることもできるため、より自分に合うのか確認できます。応募しても確実に参加できるわけではありませんが、面接にも役立つため検討してみましょう。

お菓子メーカーは業界理解をしっかりして就職に臨もう

お菓子メーカーへの就活を行うなら、まずは業界への理解を深めるようにしましょう。自分がお菓子メーカーの仕事に向いているのか自己分析をし、企業研究やインターンシップへの参加もして見極めるようにしてください。

また、お菓子メーカーによって特徴も異なるため、自分の愛着のある企業があるなら、より調査をすることも重要です。就職も大事ですが、実際に勤務し続けられるかがポイントになるため、しっかり準備して臨むようにしましょう。

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梶

この記事を書いた人

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