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インセンティブと手当の違いは?メリット・デメリットも解説

インセンティブとは、給与形態のひとつで報奨金のことです。求人情報で見ることはあっても、インセンティブがよくわからないという方も多いでしょう。

そこで本記事では、インセンティブのメリットやデメリット、手当や賞与との違い、導入している職業について解説します。

インセンティブについて知りたい方はぜひ参考にしてください。

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インセンティブとは?

インセンティブは、報奨や奨励を意味する言葉です。給与においては成果を上げることで支給される報奨金のことを指します。

インセンティブは現金支給だけではありません。旅行の機会を与えたり、表彰制度を取り入れたりすることも広い意味のインセンティブとされています。

例えば、昇格や昇進する「評価的インセンティブ」や、旅行やギフト券が対象となる「物質的インセンティブ」があり、さまざまなインセンティブを導入している企業も増えてきています。

個人の意欲向上や社内全体のモチベーションアップを目的としたインセンティブは、生産性の向上や社員それぞれのスキルアップにも期待できる制度といえるでしょう。

インセンティブと手当・賞与の違いを解説

インセンティブ、手当、賞与はよく混同されますが意味合いが異なります。

  • インセンティブ|個人の業績によって内容が異なる給与
  • 手当|基本給に一定の金額を上乗せする給与
  • 賞与|固定給とは別に支給される給与(ボーナス)

それぞれの違いを詳しく見てみましょう。

①「インセンティブ」と「手当」の違い

毎月決められた金額や労働時間によって支払われる給与を「手当」といいます。インセンティブが個人の実績をもとに支給されるお金に対し、手当とは基本給とは別に支払われる賃金のことです。

通勤手当や残業手当といった固定で支給されるものと、時間によって支給額が変わる時間外手当があります。インセンティブも手当も会社により内容が異なるため、しっかりと確認するようにしましょう。

②「インセンティブ」と「賞与」の違い

「賞与」とは、固定給とは別に支給される給与のことです。一般的にボーナスと呼ばれることが多く、企業によってもらえるタイミングや回数が異なります。

インセンティブは、個人の業績を基準に支給額が決定されるため変動があります。一方で、基本的に企業の業績によって変動が多いのが賞与です。ただし、個人の業績が反映する場合も少なくありません。

インセンティブのメリット

インセンティブは、企業側も働く側もどちらの面から見てもメリットがある制度のひとつです。

インセンティブには、以下の4つのメリットが挙げられます。

  1. モチベーションをあげられる
  2. 成果が正当に評価される
  3. やるべきことが明確化される
  4. 会社理念・ビジョンの浸透に繋がる

①モチベーションをあげられる

社員のモチベーションを上げられるのがメリットの1つです。自身の頑張りを見える形で評価してくれるため、社員一人ひとりのやる気に繋がるからです。

モチベーションを上げるため、社員に刺激を与える制度としてインセンティブがあります。そのため、給与やボーナスにプラスして与えられるインセンティブは、仕事に対する意欲を上げられるといえるでしょう。

②成果が正当に評価される

インセンティブによって成果が正当に評価される点もメリットのひとつといえます。インセンティブでは、客観的な評価や明確な基準で、自分の業績がしっかりと認められるからです。

例えば、売上の達成や契約数を数値として評価に使用されます。自身の頑張りに対し、公平な評価してもらえるインセンティブによって働く意欲もアップしやすいといえるでしょう。

③やるべきことが明確化される

インセンティブによって成果を評価されることで、自分のやるべきことが明確化されます。インセンティブがあることで目標を設定しやすく、そこに向かっていく道筋が見えやすくなるからです。

例えば、目標に届くまであと少しという場合にも、インセンティブがあるかどうかで追い込み具合も違ってきますよね。インセンティブによって、個人の業務に対する意識も変わり目標も設定しやすくなるでしょう。

④会社理念・ビジョンの浸透に繋がる

インセンティブは、会社理念やビジョンの浸透に繋がるメリットがあります。会社が求めている人材や会社理念に沿って、インセンティブが支給されるためです。

インセンティブは、会社が評価する行動や人材に給与やボーナスとは別に与えられるもの。そのため、会社理念やビジョンが浸透することで、会社にとって優秀な人材が増えるといえるでしょう。

インセンティブのデメリット

インセンティブは実力を正当に評価してくれる制度ですが、メリットばかりではありません。

以下の、3つのデメリットについて解説します。

  1. 給与が安定しない
  2. 結果が出なかった時にモチベーションが下がる場合がある
  3. 仕事に対する視野が狭くなる可能性がある

①給与が安定しない

インセンティブがあることで、毎月の給与が安定しない可能性があります。なぜなら、インセンティブは成果によって与えられる給与だからです。

想定外の事態が発生した際や業種によっては売上が落ち込みやすい時期などには目標に達成しないこともあります。

インセンティブを導入している会社では、成果によって給与の変動があるため不安定になりやすいでしょう。

②結果が出なかった時にモチベーションが下がる場合がある

結果が出なかった場合には、モチベーションが下がってしまう可能性があります。自分自身では精一杯頑張っていても、必ずしも努力が成果につながるわけではありません。

インセンティブは、成果を出している社員にとっては非常にやる気につながる制度です。しかし、うまく成果が出せなかった社員にとっては、評価がされない、給与が上がらないとやる気を失う可能性も考えられます。

全ての社員に必ずプラスに働くわけではなく、努力が成果につながらない社員にとってはモチベーションが下がってしまうことも少なくないでしょう。

③仕事に対する視野が狭くなる可能性がある

インセンティブを導入したことにより、仕事に対する視野が狭くなる可能性も否定できません。目の前の報酬やノルマにしか目がいかず、自分勝手な行動をして仕事全体を包括的にみられなくなります。

視野が狭くなればチームの連携がうまく取れなかったり、上司との関係がギクシャクしたりと支障が起きる場合も。

周りを見ず、インセンティブのことしか頭にない社員が生まれてしまうケースも少なくありません。

インセンティブがあるのは営業に多い

さまざまな企業でインセンティブは取り入れられていますが、特に、保険や不動産の営業職での導入が目立ちます。インセンティブを導入している多くは、保険の営業やドライバー系の職種です。

【インセンティブがある職種の例】

  • 保険や金融業界の営業職
  • 医療機器の営業職(MR)
  • IT系の営業職
  • 不動産系の営業職
  • タクシードライバー
  • 配送ドライバー

インセンティブは、販売ノルマがある営業職では多く取り入れられています。営業職の給与では「基本給+インセンティブ」と記されている企業も。ノルマを達成した場合、販売数や契約金額に応じてインセンティブが支払われます。

①販売数に応じたインセンティブ制度

販売数に応じたインセンティブ制度では、一般的に契約件数1件ごとに決まった金額が支払われます。なかには、売上金額に応じた割合で支払われるケースもあるでしょう。

不動産屋や自動車販売になどに多く用いられ、金額や割合は企業ごとで異なります。特に売上を期待されているものを売った際には、さらに高いインセンティブが支払われる場合もありますよ。

②契約金額に応じたインセンティブ制度

インセンティブの基準は実績数だけではありません。会社によっては、1ヶ月や四半期ごとで期間を区切り、目標の契約金額を示していることがあります。

目標の契約金額に対し、どのくらい達成したかによってインセンティブの金額が変わるためです。実績の数だけでなく、契約金額に応じたインセンティブ制度を設けている企業も多いといえるでしょう。

インセンティブと手当の違いを理解して実力に見合う報酬をもらおう

インセンティブは、自身の仕事の努力や成果を目に見える形で評価してくれる制度です。高収入を目指す人にとっては、年齢や年数に関わらず頑張り次第で給与を増やせます。

ただし、結果が振るわない際は、収入だけでなくモチベーションまで下がってしまう場合もあるでしょう。インセンティブを導入している企業で働く場合には、メリットやデメリットをしっかりと理解することが重要です。

加えて、給与面だけでなく自身が目指す働き方に合っているかも考えるようにしましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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