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就職活動で有利な資格を紹介!業界毎におすすめな資格についても解説

就職活動において、資格を取得していると有利です。

しかし、伝え方や受けたい業界と関係のない資格だと評価されない可能性もあります

今回の記事では就活で有利となる資格を紹介し、業界によって有利となる資格も紹介しますよ。

資格を取ってライバルと差をつけたい人はぜひ見てくださいね!

全業界で就職活動に有利な資格5選

最初に、どの業界でも役に立つ資格についてです。特に有利となる資格を5つピックアップしました。

  1. TOEIC
  2. 日商簿記検定
  3. FP技能検定
  4. 秘書検定
  5. MOS

これらの資格は汎用性が高いため、どの業界の選考でも有利になります。それでは1つずつ見ていきましょう。

①TOEIC

1つ目の資格は、「TOEIC」です。TOEICで高得点を取ると、英語ができる証明となります。

英語が得意であることはどの企業でも好評なため、就活を有利に進めることができます。しかし、TOEICの点数が低いと英語ができないとみなされ、逆効果となってしまいます。

TOEICが評価されるのはだいたい650点くらいからとなり、理想は800点以上あると良いでしょう。

とはいえ、求められる点数は志望する企業によって異なります。当然、外資系企業は普段から英語に触れる機会が多いので求められる点数は高いです。

TOEICを受ける際は、自分の行きたい企業が求めているレベルを把握してから受験すると良いでしょう。

②日商簿記検定

2つ目は、「日商簿記検定」です。日商簿記検定を取ることで財務諸表を理解できるようになり、企業の経営状態がわかるようになります。

お金に関する知識はどの業界でも必要となる力なので、就活に有利になるでしょう。

注意点として、就活に有利になるのは2級からとなります。なぜなら、3級は難易度が低いため少し勉強すれば取れてしまうからです。

2級になると難易度が上がり難しくなるため、就活を有利に進めたい場合は2級の取得を目標にしましょう。

③FP技能検定

3つ目は「FP技能検定」です。FPとはファイナンシャルプランナーの略で、税金や保険、不動産など様々な分野で、お金にかかわる知識があることの証明になります

日商簿記検定と同じくお金に関する知識はどの業界でも役に立つため、就活に役立つことでしょう。

ちなみに、FPの試験内容が仕事に結びつく金融業界ではより高く評価されます。3級の合格率は約70%と勉強すれば誰でも受かるので、FPで就活を有利に進めたい場合は2級の取得を目指しましょう。

④MOS

4つ目は、「MOS」になります。MOSとはマイクロソフトオフィススペシャリストの略で、WordやExcel、PowerPointが使えることの証明となる資格です。

WordやExcelなどは、どの会社にいても使うことになります。そのためMOSを取得することでパソコン操作ができることの証明となり、就活で有利となるでしょう。

ちなみに、MOSはいつでも受けられます。受けたいときに受けられるため、勉強計画を立てやすいのもメリットです。

自分の都合が良いときに受験しましょう。

⑤秘書検定

5つ目は、「秘書検定」になります。名前から秘書を目指す人が取る資格に思えますが、誰にでも役立つ資格です。

秘書検定の資格を取ることで、言葉の使い方などのビジネスマナーが身に付きます。社会人にとって必要な力が身に付くため、どの業界でも有利になるでしょう。

秘書検定で就活を有利にするためには2級以上の取得が必要で、準1級の取得が理想です。準1級からは、筆記試験だけでなく面接試験も行われます。

難易度が高くなりますが、必ず役に立つ資格なのでぜひ準1級の取得を目指しましょう。

主要10業界で就職活動に有利な資格

次は、主要10業界で有利となる資格です。こちらの資格は他の業界だとあまり評価されませんが、関係のある業界だと高い評価を得られるでしょう。

以下の10業界に有利となる資格を紹介します。

  1. メーカー
  2. 商社
  3. 小売
  4. 金融
  5. 広告
  6. IT
  7. 不動産
  8. 医療
  9. 旅行
  10. 食品

それぞれ見ていきましょう。

①メーカー

①衛生管理者

メーカー業界に有利な資格1つ目は、「衛生管理者」となります。

衛生管理者は、仕事場所の衛生面や安全面を管理して、労働者の安全を守れることを示す資格です。

衛生管理者は社員が50人以上の企業には必ず選ぶといった決まりがあります。そのため、危険物などを扱うメーカーの就活では有利になるでしょう。

第1種と第2種があり、合格率はどちらも50%前後と高いです。メーカーを志望する人は受けてみてはいかがでしょうか。

②危険物取扱者

メーカー業界に有利な資格2つ目は、「危険物取扱者」です。危険物取扱者の資格があると、危険物の取り扱いや立ち会いができます

メーカーの中には危険物を取り扱う企業も多くあるため、就活で有利になるでしょう。

危険物取扱者は3種類あり、取り扱いができる危険物が変わります。(参考:一般財団法人 消防試験研究センター

  • 甲種(全ての危険物の取り扱いが可能)
  • 乙種(1~6類まであり、合格した類の危険物のみ取り扱える)
  • 丙種(ガソリン・灯油・軽油等、引火性液体の取り扱いが可能)

事前に、自分の行きたい企業に必要なのはどれかを調べて受験しましょう。

②商社

①TOEFL

商社で有利になる資格1つ目は、「TOEFL」です。TOEFLはTOEICと違い、話す力と書く力も求められるためより難易度が高くなります

TOEFLで高得点を取ると、海外と取引をしている企業で高い評価を得られるでしょう。

逆に取引先が国内ばかりで、海外と取引しない企業だとそこまで評価されない可能性があります。

外国の人や企業を相手に取引がしたい、将来は海外で仕事がしたい人はぜひ受けてみてください。

②通関士

商社に有利な資格2つ目は、「通関士」です。通関士とは、輸出入の際に必ず必要な税関に通るための業務を代理で行える資格となります。

通関士の資格があると海外へ輸出入する商社で有利になるほか、物流や運送会社でも有利になるでしょう。

合格率は10%程度と難しい資格ですので、余裕がある人のみ受験するのがおすすめです。

③小売

①販売士

小売業界で有利な資格1つ目は、「販売士」となります。販売士とは商品の仕入れや管理、お客様に適した商品を販売できる販売のプロです。

販売士の資格があると、顧客のニーズを捉えお客様1人1人に合った商品を提供できるため、小売業界に就職する人に有利になります。

1級から3級まであり実際の仕事に役立つため、小売業界を目指している人は受けて損のない資格でしょう。

②登録販売者

小売業界で有利な資格2つ目は、「登録販売者」となります。登録販売者とは、かぜ薬などの医薬品を販売するために必要な資格です。

医薬品を販売するために必ず必要な資格なので、ドラッグストアなどに就職する場合は有利となります。

難易度も約40%とそこまで難しい資格ではないため、興味がある人は受けてみてはいかがでしょうか。

④金融

①証券アナリスト

金融業界で有利な資格1つ目は、「証券アナリスト」となります。証券アナリストとは、証券取引において市場の動向などができることを証明する資格です。

証券アナリストの資格があると、企業の経営状態などを知る必要がある証券会社での就職に役立つでしょう。

証券アナリストは1次試験と2次試験があり、どちらも合格率は50%程度となっています。

②証券外務員

金融業界で有利な資格2つ目は「証券外務員」となります。証券外務員とは、顧客に対し金融商品の勧誘や取り扱いができる資格です。

金融商品の勧誘などに必要な資格となるため、証券会社などで有利になるでしょう。

証券外務員は一種と二種があり、合格率はどちらも60%程度です。そこまで難しくないので、金融業界を知るためにも1度受験してみてはいかがでしょうか。

⑤広告

①ウェブ解析士

広告業界で有利になる資格1つ目は、「ウェブ解析士」です。ウェブ解析士の資格を取ることでウェブの情報を解析し、そこからマーケティング戦略を立案できる証明となります。

ウェブ解析士のスキルはマーケティング力が重要視されている広告業界で、仕事に直結するため有利です。

広告業界でなくともマーケティング力は今後より必要になるので、気になる人は受験してみてはいかがでしょうか。

②DTPエキスパート認証試験

広告業界で有利になる資格2つ目は、「DTPエキスパート認証試験」です。

DTPエキスパート認証試験を取ることで、編集や印刷のスキルが身に付き、雑誌などの紙媒体での出版物を編集できることの証明となります。

実際に出版物を編集する証明となる資格なので、広告業界の中でも印刷や製本をする企業で有利です。

⑥IT

①ITパスポート試験

IT業界の中で有利となる資格1つ目は、「ITパスポート」です。

ITパスポートは情報処理などのITに関する基礎知識が身に付く資格なので、IT業界への就活に有利になります。

注意点として、この資格を取得しただけでは実際に働いている人と同じスキルには到底及びません。

あくまでIT業界への熱意を伝えるための材料としてアピールしましょう

②基本情報技術者試験

IT業界へ有利となる資格2つ目は、「基本情報技術者試験」です。基本情報技術者試験はITパスポートより難易度が高く、よりITに関する知識を身に付けることができます

IT業界への就職に有利となりますが、合格率は約25%と難易度の高い試験です。

就活と並行しての受験は大変ですので、余裕のある時に受験するのがよいでしょう。

⑦不動産

①宅地建物取引士

不動産業界で有利となる資格1つ目は、「宅地建物取引主任者」です。宅建と略すことも多く、不動産の取引を行う際に必要な資格となります。

宅建は不動産業界や住宅業界で必須な資格のため、就活に有利な資格です。

宅建の合格率は約15%と難しいので、可能であれば就活を始める前に合格しておくようにしましょう。

②インテリアコーディネーター

不動産業界で有利となる資格2つ目は、インテリアコーディネーターです。

インテリアコーディネーターとは名前の通り、お客様の要望に合わせて部屋のインテリアをコーディネートする資格となります。

部屋の内装に関する資格なので、不動産業界の中でも住宅やリフォームに関する会社で有利です。

合格率は約30%と比較的難しいですが、取っておいて損はない資格の1つでしょう。

⑧医療

①医療事務認定実務者

医療業界で有利になる資格1つ目は、「医療事務認定実務者」です。医療事務に関する基礎的な知識を身に付けるための資格となります。

実務に使える知識が学べるため、医療事務を目指す人におすすめの資格です。

合格率も約60%と、比較的簡単なものとなっています。

②医療事務技能審査試験

医療業界で有利となる資格2つ目は、「医療事務技能審査試験」です。医療事務認定実務者と同じく、医療事務を目指す人におすすめの資格ですね。

医療事務技能審査試験に受かることで、医療事務に関する知識だけでなく技術も身に付けられます

合格率も約60%と比較的簡単なので、興味がある人は1度受験してみてはいかがでしょうか。

⑨旅行

①旅行業務取扱管理者

旅行業界で有利となる資格1つ目は、「旅行業務取扱管理者」です。

旅行業務取扱管理者は、旅行に関する商品の販売などができる資格となります。

この資格は1営業所に1人は必要とされているので、入社前に取得しておくと有利です。合格率は約40%と、比較的簡単な試験となっています。

②旅行地理検定

旅行業界で有利となる資格2つ目は、「旅行地理検定」です。旅行地理検定を取ることで、旅先の観光情報や地理などの情報が身に付きます

旅行に関する知識が深まるため旅行業界で有利になるほか、旅行好きにもおすすめの資格です。

合格率も70%程度と簡単なので、旅行業界を目指す取っ掛かりとして受けてみてはいかがでしょうか。

⑩食品

①食品表示検定

食品業界で有利となる資格1つ目は、「食品表示検定」です。食品表示検定とは、飲料を含む食料品の食品表示に関する知識を身に付けられる資格のこと。

食品表示の知識は食品業界で必要となるため、食品業界を志望する就活生におすすめの資格です。

難易度は初級・中級・上級の3種類あり、上級となると合格率は20%程度と難しくなります。

②フードコーディネーター

食品業界で有利となる資格2つ目は、「フードコーディネーター」です。フードコーディネーターの資格を取ることで、食に関する開発や運営などを手掛けられる証明となります。

食に関する様々な力を身に付けられるため、食品業界で有利となるでしょう。

難易度は1級から3級まであり、3級は比較的簡単ですが1級となると取得するのはかなり難しくなります。

就職活動で資格が有利になる3つのケース

資格を持っていても伝え方や持っている資格によって、有利にならない可能性があります。

ここでは、就職活動で資格が有利になるケースを3つ紹介します。

  1. 業界への興味が示せる場合
  2. 入社後求められる能力を証明できる場合
  3. 入社後に必要な資格を取得している場合

1つずつ見ていきましょう。

①業界への興味が示せる場合

1つ目は、業界への興味が示せる場合です。資格は多ければ有利になるわけではありません。その業界に関係のある資格を持っていることで、業界へ興味がある証明となります。

例えば不動産業界を目指している人が不動産に関係のある資格を取得した場合、アピール材料となるでしょう。

そのため、資格を企業への興味や熱意のアピール材料として伝えられれば、就活で有利に働きます

②入社後求められる能力を証明できる場合

2つ目は、入社後求められる能力を証明できる場合です。

資格を持っていると、試験に合格するための知識やスキルが身についている証明となり、就活で有利に働くでしょう。

そのため、能力を証明できる材料としてアピールできます。

注意点として、能力を証明したい場合はある程度難易度の高い資格の取得が必要です。簡単な資格の場合、興味や熱意のアピールはできますが、能力の証明はできないため注意しましょう。

③入社後に必要な資格を取得している場合

3つ目は、入社後に必要な資格を取得している場合です。企業によっては、入社後に必ず取らなければならない資格がある可能性があります。

そのため、入社前にその資格を取得していればすぐに実務に取り掛かれ、他の就活生と差をつけられるでしょう。

とはいえ、入社後もしくは内定後に資格を取得すれば問題ないケースがほとんどです。

入社前に持っていればある程度有利にはなりますが、そこまで重要視しなくても問題ないでしょう。

就職活動で有利になる資格を戦略的に取得しよう

いかがだったでしょうか。

資格を持っていると、行きたい業界や企業に興味があることの証明となります。また、一定の能力があることの証明にもなるため就活に有利です。

しかし、あくまで資格は就活を有利にするためのものであり、関係のない資格を取ってもあまり評価されません。

そのため、就活を有利に進めるためにはある程度戦略を練る必要があります。計画的に資格を取得して周りと差をつけましょう!

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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