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確認の時の「よろしかったでしょうか」|実は間違っている就活生がよく使う敬語

みなさんは、何かを確認する際「よろしかったでしょうか。」とつい言ってませんか?なんとなく合っていそうなこの言葉、実は間違った日本語なのです。

例えばレジのアルバイトでこんな会話を耳にします。

「10,000円からお預かりします」
「8,500円ちょうどお預かりします」
「以上でよろしかったでしょうか?」

これらの言葉を、バイト敬語・ファミレス敬語・ファミコン言葉などと言われています。

間違った敬語や言葉を就職後も使用してしまうと、先輩や上司から「新入社員のあの子の敬語が不安…」と思われかねません。

そこで今回は、就活生も間違いやすい「よろしかったでしょうか」を中心に、実は間違っている言葉について紹介していきます。

「よろしかったでしょうか」は間違っている?

なぜ、「よろしかったでしょうか」が間違いなのでしょうか?

間違いである理由を詳しく解説していきます。

「よい」の丁寧語は「よろしい」なので、「よろしいでしょうか?」だけで正しい敬語になります。

相手を不快にさせない、あなた自身の評判を下げないためにも、正しい敬語を使用していきましょう。

過去のことを確認するときは「よろしかったでしょうか」でOK

すべての会話における「よろしかったでしょうか」が間違いではありません。

事前確認しておいたことなど、過去に関することを相手に確認する際に「よろしかったでしょうか?」を使用するのは適切な使い方です。

■OK例

「打ち合わせの時間は15時からでよろしかったでしょうか?」
「C社とのビデオ会議は1時間後ですがよろしいでしょうか?」

目の前のことの確認で「よろしかったでしょうか」はNG

「よい」の丁寧語は「よろしい」ですが、「よろしかった」にすると、それは過去形になってしまいます。

「以上でよろしかったでしょうか?」というのは、今目の前であなたがお客様に確認をしたい事項であるはず。

飲食店のメニュー確認の場合、現在の確認事項なので「よろしかったでしょうか?」を使用するのは間違いなのです。

「よろしかったでしょうか」以外にも間違いやすい言葉

冒頭でご紹介した言葉の中で、「~から」という言葉の使い方を見てみましょう。

誤:「10,000円からお預かりします」
正:「10,000円、お預かりします(お預かりいたします)」

「から」という言葉は、一般的に「○○から××まで(起点→終点))」「○○だから(理由)」といった使い方をします。10,000円からお預かりするには、起点→終点、理由のどちらにも当てはまらないので、「から」を使用するのは不適切です。

また、「ちょうどお預かりします」もNG。ちょうどであるなら、こちらからお金を返す必要がないからです。

誤:「アイスティーのほうお持ちいたしました」
正:「アイスティーお持ちしました」

「ほう」というのは、方向・方角を表す言葉をであるため、敬語だからと付け加える必要はありません。

誤:「こちら、Aセットになります」
正:「こちら、Aセットです」

「~なります」というのは、何かが変化する際に使用する言葉です。「こちら」が「Aセット」に変化するわけではないので、不適切な使い方といえます。

まとめ

間違った敬語は、普段から耳にしていることが多く、若い世代の方にとっては慣れ親しんだ言葉になっています。

この機会に、何気なく使っている敬語を見直してみませんか?普段の会話から、間違った日本語を使用していないか意識する習慣をつけると恥ずかしい思いをすることはないでしょう。

言葉や口癖というのは、一朝一夕で治ることではありません。

もし、間違った敬語を面接で口走ってしまうと…と考えてみてください。「あのときの敬語が変だったかもしれない」と落ち込んでしまうかも。

今からでも正しい敬語を使うことを心がけて、万全の体制で就活に望みましょう!

原あゆむ

このメディアの監修者

原あゆむ

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