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医者の平均年収は1428万円|年齢別の年収や将来的な医者の課題も解説

一般的に、医者は他の職業より高い年収を得られると考えられています。

しかし、高いというだけで具体的なイメージを把握していない人も多くいるでしょう。

本記事では、医者の平均年収と仕事内容について解説します。

これから医者を目指す方に役立つ情報を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

医者の平均年収と年齢別の年収

最初に、医者の平均年収について解説します。

  1. 医者の平均年収は1428万円
  2. 医者の年齢別の年収

職業を決める際は、どの程度の年収を得られるのかも重要な決断ポイントになるため、詳しく確認しましょう。

①医者の平均年収は1428万円

医者の平均年収は1428万円です。「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、2022年度の給与所得者の平均年収は458万円でした。

この結果から、医者は民間平均の2倍以上の年収を得られることがわかるでしょう。

なお、医者の労働条件は勤務する医療機関によって異なります。大病院の勤務医は交代制が多く、急患に備えて夜間や休診日の勤務も担当するのが基本です。

開業医の場合、診療時間は9時〜18時が一般的。診療時間前後に準備を行う必要があるため、長時間勤務になることもよくあります。

引用元:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/404

②医者の年齢別の年収

年齢平均年収
20〜24歳509万円
25歳〜29歳696万円
30歳〜34歳969万円
40歳〜44歳  1474万円
50歳〜54歳1817万円
60歳〜64歳1824万円

民間給与実態統計調査 の男女計・年齢別給与によると、民間の平均年収は20〜24歳で273万円・25〜29歳で389万円・30〜34歳で425万円でした。

また、50〜54歳における民間の平均年収は537万円・60〜64歳は441万円です。

この結果より、医者は若い世代から高齢層に至るまで民間平均より大幅に高い年収を得られることがわかります。

定年間近の60〜64歳代でも平均年収が落ちることはなく、年齢を重ねた後も安定した給与を稼げる職業だと言えるでしょう。

引用元:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/404

医者に関する基本情報

ここからは、医者の基本情報について紹介します。

  1. 医者の仕事内容
  2. 医者になるには

仕事内容だけでなく、医者になるまでの流れについても解説するので、参考にしてみてください。

①医者の仕事内容

医者の主な仕事は、患者さんを診療して適切な治療を施すこと。具体的には、問診や検査結果を考慮して診断を下し、手術や投薬などによって治療を行うのが基本です。

また、勤務医と開業医によって仕事内容が異なる場合もあります。

勤務医は小児科や内科、整形外科などの専門分野に分かれるケースが大半です。別分野の医者と連携を組みながら治療を進め、入院患者だけでなく外来にも対応します。

開業医は、外来対応が中心です。時には近隣の学校の校医として診療したり、高齢者の自宅に往診に行ったり、地域に密着した働き方が求められます。

②医者になるには

医者になるためには、大学の医学部に6年間通い、専門的な知識を身につけなければなりません。大学の卒業試験を通過後、国家試験に合格すれば医師免許を取得できます

免許取得後は、大学病院などの臨床研修病院で研修医となり、最低2年間の実習を受けるのが基本の流れです。実習を終えたら、勤務医として働くことになります。

医師経験を積んだ後は勤務先で診療科長を務めるほか、独立して開業医になる場合も。また、医学部で研究を継続して教授になるケースもあります。

医者の将来性は?

医者は、将来的にも安定した需要がある職業だと考えられます。ただし、医者として活躍するためには医療業界を取り巻く現状を把握しておくことが重要です。

近年の超高齢化社会に伴い、医者の数も増加傾向にあります。しかし、ピーク後は大都市を中心に医者の過剰時代が訪れるという説も。

例えば、歯医者の数はコンビニより多いと言われており、患者獲得のための工夫が欠かせません。一方で、大都市に医者の数が偏っているため、地方では医者不足問題が深刻化しています。

どこでどのように働くのか、医者になった後に自分のキャリアについてよく考える必要があるでしょう。

医者に向いている人の特徴

最後に、医者に向いている人の特徴を紹介します。

  1. 体力がある人
  2. 誠実・思いやりがある人
  3. 勉強熱心な人

それぞれの特徴を確認し、自分と相性の良い職業であるか検討していきましょう。

①体力がある人 

医者は、体力が求められる職業です。大病院の勤務医や緊急医療に携わる医者は、長時間勤務になる場合も少なくありません。当直では、丸1日眠らずに働き続けるケースも珍しくないでしょう。

休憩中も急患が運ばれてきたり、患者の容態が急変したりしたら対応する必要があるため、休むのもままならない状態になります。

体力がなければ疲労が溜まって集中力が切れ、適切な診断・治療が行えなくなるリスクも。しっかりとした体力を備え、いつでも元気に活動できる人でなければ難しいと考えられます。

②  誠実・思いやりがある人

誠実で思いやりがある人も医者に向いています。なぜなら、医者はただ診療を行うだけでなく、患者さんとコミュニケーションを取る必要があるからです。

体の不調を患っている患者さんは、誰もが健康への不安を抱えています。誠実さを感じられない医者だと「本当にこの人に任せても良いのだろうか」と、さらに不安が大きくなるでしょう。

相手の気持ちを汲み取り、寄り添いながら診療を行う医者なら、患者さんからの信頼も高まるはずです。

③勉強熱心な人

医者は、勉強熱心な人にも最適な職業です。

医者になるためには医学部に6年間通い、卒業試験や国家試験にも合格しなければなりません。医者になった後も常に最新情報を把握し、勉強し続ける必要があります。

「勉強は面倒」と感じている人だと十分な知識を備えることができず、医師としての実力がどんどん下がってしまうでしょう。

勉強を継続できる人であれば、高い実力を持った医者として患者さんからの信頼を得られるようになります。

医者の年収は苦労に見合った額

 医者は、民間平均よりも大幅に高い年収を得られる職業です。

しかし、年収が高い分だけ激務になることが多いのも事実。常に勉強を続け、最新情報を身につける必要もあります。

年収の高さで職業を選ぶのではなく、医者ならではの苦労も理解した上で将来を考えてみましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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