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ポートフォリオの自己紹介の作り方・ポイントを紹介|職種別の例文も

就活では、ポートフォリオの提出を求められる場合があります。しかし、どのように経歴や実績を書けばよいのかがわからず、困ってしまう人もいるでしょう。

本記事では、ポートフォリオの自己紹介を企業から求められる理由・自己紹介で書くべき内容・書く際の手順を解説します。

職種別の例文から確認したい方は、こちらをご覧ください。

【就活】ポートフォリオの自己紹介の役割とは

ポートフォリオは自分の経歴やスキルを企業にアピールできる資料をまとめたものを指す言葉です。

そのうち、自己紹介はポートフォリオを見てもらう上で重要な、導入部分を担当しています。

始めに相手が目を通す部分なので、後に続く情報まで興味を持ってもらえるよう、好印象を与える文章を練ることが大切です。

自己紹介の文章では必要な情報を忘れずに書いて、内容が頭に入ってきやすい仕上がりにしましょう。

提出書類においても第一印象が良くなるよう工夫することで、人材としての魅力をアピールできます。

企業がポートフォリオを求める理由2つ

企業がポートフォリオの提出を求める主な理由は、以下の2つです。しっかりと確認し、相手の意図に沿った書類を用意しましょう。

  1. スキルやセンスを実際に確かめるため
  2. 人柄の判断基準にするため

①スキルやセンスを実際に確かめるため

企業は実際のスキルやセンスを確かめるための資料として、ポートフォリオを求めていることが多いです。

人材の評価は面接などでも行われますが、質問に対する受け答えだけでは、仕事で発揮される実力やセンスの有無がどの程度なのかは図れません。

そのため、採用するメリットがあるかどうかを具体的にチェックするための指針として、ポートフォリオが有効活用されやすい傾向があります。

②人柄の判断基準にするため

能力だけでなく、人柄の判断基準にするために、企業から提出を求められる場合もあります。

ポートフォリオは個人で制作したものを提示するため、個性や人柄を見るためにも活用されやすいです。

例えば、資料を見る相手の立場で考えたことがわかる仕上がりであれば、顧客への気配りが期待できる、と高評価につながります。

話している姿と資料から感じる人間性が合致していれば、誠実な印象を与えられるのもポイントです。

ポートフォリオの自己紹介に入れるべき内容4つ

続いて、ポートフォリオに書くべき内容を紹介します。確認して必要な情報が欠けていない文章を組み立てましょう。

  1. 基本情報
  2. 過去経歴概要
  3. スキルセット
  4. 自己PR

①基本情報

まず基本情報から記すことで、誰の書類なのかをはっきりと伝えられます。具体的には、氏名や生年月日のほかに、大学・学部・学科名を書くことが重要です。

名前だけではほかの候補者と混同されるリスクがあるため、所属している大学や学んでいる内容を端的に説明する必要があります。

また、情報は長々と書いても相手に伝わりづらくなってしまうため、簡潔に記すことも大切です。適宜記号も用いて、データをわかりやすく書きましょう。

②過去経歴概要

次に、過去や経歴、提出する資料の概要などを述べましょう

仕事に活かせるアルバイトの経験や、大学時代の行動や学んだ内容を説明すれば、現在の自分を形作っているものが何かを明確に提示できます

また、これまでの作品などについて簡単な概要を紹介しておけば、どんな部分に注目してみればよいのかを相手に示しやすくなり、自身の技術や個性を強調できるでしょう。

➂スキルセット

スキルセットをレーダーチャートで記載すれば、仕事に役立つスキルをどれほど習得しているのか紹介できます

所持している資格や、スキルの習熟度を示せる得点などを記載して、採用することで高いパフォーマンスが期待できることを印象付けましょう。

資格の名称や得点は正確に書くことを意識すれば、データを間違えずに報告できる人材である、と高評価につながります。漢字や数字が誤っていないかチェックすることも大切です。

④自己PR

最後に自分の強みについて述べれば、人材としての魅力を強調しやすくなります

自身が仕事で発揮できる特性だけでなく、入社後にやりたいことを具体的に述べれば、熱意や将来性があることを印象付けられるのもポイントです。

また、自分の強みに気付いたきっかけや発揮した出来事の説明も添えると、説得力のある文章になります

一文をなるべく短く簡潔にして、内容が明確に伝わる文章に仕上げてくださいね。

ポートフォリオの自己紹介を書く手順3段階

ここでは、3段階に分けてポートフォリオの自己紹介を書く手順を説明します。正しく理解していれば、よりスムーズにアピール力の高い資料を作成しやすくなるでしょう。

  1. 記載する項目と内容を考える
  2. 手書きで大まかなデザインを決める
  3. デザインソフトで自己紹介ページを作成する

①記載する項目と内容を考える

まず、記載する項目と大まかな内容から考え始めます

どんな情報を記載する必要があるのか箇条書きで並べて全体像を把握するだけでなく、不必要な情報がないか精査することが大切です。

また作成する前に正しいデータかどうかを再確認しておくと、作成し直す手間を省けるでしょう。

内容についてメモする際には、書きたい事柄だけでなく文章の流れも決めておくと、資料の完成度を高めやすくなります。

②手書きで大まかなデザインを決める

次に、手書きでデザインを決める工程に進みましょう。始めからデザインソフトを用いずに、手書きでデザイン案を考えておくことで、段取りよく作成を進めやすくなります。

細かいデザインまで煮詰めて考える必要はありませんが、どの部分にどの情報を配置して、どれほどの文章量を割くのか決めると、完成時のイメージを思い浮かべやすくなるでしょう。

また、使う色合いや文字サイズ、装飾のバランスもある程度決めて客観的に見直してくださいね。

➂デザインソフトで自己紹介ページを作成する

最後に、デザインソフトを用いてページの作成に取り掛かりましょう

利用するソフトに決まりはないため、自身が扱いやすいと感じるものや機能性を備えたソフトを選ぶのがおすすめです。

手書きのデザイン案を参考にレイアウトを決めたら基本情報から埋めていくと、資料説明や自己PRの文章を練る時間を多くとりやすくなります

プレビュー画面も確認して、相手から見た際の印象をチェックし適宜改善するようにしましょう。

ポートフォリオの自己紹介を作成する際のポイント4つ

ポートフォリオを書く際に意識すべきポイントは、以下の4つです。チェックして高評価を得られる仕上がりに近づけていきましょう

  1. 見やすさを心がける
  2. 企業に合わせた内容にする
  3. 自分らしさを大切にする
  4. 誤字脱字に注意する

①見やすさを心がける

見やすさに配慮したデザインや構成に仕上げれば、相手に紹介したい情報がストレートに伝わりやすい書類を作成できます。

ポートフォリオのデザインは、どれだけ目をひけるかどうかではなく、受け取り手の立場で考えた作りになっているかどうかが重視されやすいです。

作成前と作成後のタイミングでプレビューを確認して、初めて目を通す気持ちでどんな印象を受けるか考え、自身の強みが相手に魅力的に映るよう改善しましょう。

②企業に合わせた内容にする

複数の企業に同じ書類を提出するのではなく、企業ごとに適した内容に仕上げることも大切です。

会社によって人材に求めるスキルや人間性は異なるため、企業の社風や事業内容について理解を深めてから、共通点のある自身の特性を押し出して紹介しましょう。

自身が取得している資格などを記載したテンプレートを作っておくと作成がスムーズになりますが、熱意が伝わるようにするためにも、内容を使い回すのは避けてくださいね。

➂自分らしさを大切にする

自分らしさがあらわれた仕上がりになるよう意識することも大切です。

レイアウトを考えるために、ポートフォリオの例を参考にするのも手段の1つですが、デザインもそのまま真似してしまうとありきたりな仕上がりになってしまいます。

フォントやモチーフなどにもこだわって統一性のある見た目に仕上げた方が、相手の印象に残りやすくなります

自分が伝えたいテーマを決めてデザインを決めていきましょう。

④誤字脱字に注意する

誤字脱字が含まれた文章になっていないか確認することも重要です。

企業に提出する書類に間違ったデータや文章表現などが含まれていると、仕事でもミスをチェックせずに納品してしまうのでは、と懸念を抱かれてしまいます。

時間を空けてから見直すと、ミスが見つかりやすくなるので試してみて下さいね。

仕事の正確性をアピールするためにも、何度か見直し、時には声に出して読んでみて誤字脱字がないかを確認するのがおすすめです。

【職種別】ポートフォリオの自己紹介の例文3つ

続いて、職種別に3つの例文を紹介します。どのような表現を用いると好印象になるのか確認していきましょう。

  1. デザイナー
  2. プログラマー
  3. ディレクター

①デザイナー

氏名:〇〇△△ 生年月日:〇年〇月〇日
所属:〇〇大学〇〇学部〇〇学科
資格:PHP8技術者認定上級試験 認定者
   ウェブデザイン技能検定 1級
〇〇大学に入学後は、Webデザインを専攻で学ぴ、在学中には3人のチームで中小企業のWebサイト作成から、マーケティングまでを担当した経験があります。
そのため、プログラミングやコーディング、マーケティング分野の知識にも自信を持っております。また、大学3年目にはWebサイトのデザイン大会で優秀賞をいただきました。
将来はスキルを活かしてお客様のニーズを先取りしたデザインをお届けできるよう注力し、3年以内にチームのディレクターとして貢献できるよう努力を続けてまいります。

上記の例文では、デザイナーとしての活躍が見込める資格について紹介した後に、これまでの経歴や強みを伝えています将来の目標を具体的に書いているのがポイントです。

②プログラマー

氏名:〇〇△△ 生年月日:〇年〇月〇日
所属:〇〇大学〇〇学部〇〇学科
資格:Javaプログラミング能力認定試験 1級
   Python3エンジニア認定実践試験
〇〇大学では文学部に所属していますが、高校時代から独学でプログラム開発について学び続けています。
個人サイトの開発も進めていて、JavaやPythonのほか、Rubyといったプログラミング言語を用いたサイト作成、データ分析経験もございます。
そのため、ビッグデータを用いたサービスの提供や、SNS開発などにも自信があります。
将来はチームのリーダーとして開発案件を任せていただけるよう、自身のスキルをさらに成長させ、新しい分野にも挑戦を続けてまいります。

上記の例文では、習得しているプログラミング言語を複数取り上げて、対応分野が広いことを強調しています。

これまでどんな言語を用いてどんな開発案件に取り組んだのかを具体的に紹介しているのも特徴です。

➂ディレクター

氏名:〇〇△△ 生年月日:〇年〇月〇日
所属:〇〇大学〇〇学部〇〇学科
資格:Google広告認定資格(検索/ショッピング/アプリ/測定)
   ビジネスマネジャー検定
〇〇大学では情報メディア学部に所属し、メディア事業を展開している会社のインターンに参加した経験があります。
個人では大学1年生からSEOを意識したブログサイトを運営していたことから、インターンではディレクターに任命していただき、構成案の作成やライターへの指示、データ分析などを行いました。
その結果、月間3,000PVほどのメディアを月間2万PVまで成長させることができました。
入社後は読者の方が知りたいと感じている情報を分析するだけでなく、マネジメントスキルを磨いてより良いメディアを生み出せるよう貢献してまいります。

上記の例文では、Webディレクターとして求められるスキルがあることを資格欄で簡単に説明しています。

インターン経験と結果を紹介して、実践的なスキルを所持している人材である、と高評価につなげているのもポイントです。

ポートフォリオの自己紹介のポイントを押さえて就活に臨もう

本記事ではポートフォリオを書く際のポイントや手順を紹介しました。ポートフォリオで自分の情報を伝える際には、見やすさを重視しながら作成してみて下さいね。

デザインや色の統一性、見やすさなどにも配慮して、好印象を与える資料を作成しましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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