日本で安定した職業として人気がある公務員にも、内定取り消しがあるのか気になる人も多いのではないでしょうか。公務員は一般的な面接だけなく、公務員試験を受けて合格しなければなれません。
この記事では、公務員の内定や内定が取り消される理由について解説します。
事前に知識を身に付けておき、就職活動をはじめてからの不安を減らしましょう。
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公務員の内定は民間の内定とは違う

公務員の内定は、民間企業と違うため注意しましょう。民間企業の内定では、解約権留保付き労働契約が結ばれますが、公務員の内定では結ばれません。
解約権留保付き労働契約とは、大学の留年や犯罪行為といった採用内定取消事由が発生したときに企業が解約できる契約です。一方で、採用内定取消事由がない場合は企業から一方的に内定を取り消すことはできません。
しかし、公務員の内定は学生を採用しなければいけない法的義務がありません。万が一内定取消になった場合、学生は一から就職活動する必要があります。
公務員の内定が取り消される場合
公務員の内定取消は救済措置がないといっても、意味なく内定取消になることはありません。
ここからは、どのような事態で内定取消が起こりうるのか解説します。内定取消にならないよう、普段の生活から注意しましょう。
- 犯罪を起こした場合
- 留年して卒業不可になった場合
①犯罪を起こした場合
公務員が内定取消になるのは、民間企業と同じように犯罪を起こしたケースが考えられます。学歴詐称や飲酒運転といった犯罪は、内定先にバレたらたった一度でも内定取消となります。
普通通り生活していれば、犯罪を起こす可能性は高くありません。しかし、「バレなければ大丈夫」と魔が差す可能性もあります。
日々の生活により一層気をつけておき、犯罪行為を起こさないのはもちろん巻き込まれないように注意しましょう。
②留年して卒業不可になった場合
留年して卒業できなくなった場合も、内定取消となるため注意しましょう。
就職活動をはじめるのは、大学3年生の春からです。年内に内定が出れば、大学4年生は残った単位を取得し卒業論文を提出すれば一般的には卒業できます。
しかし、内定が決まったにもかかわらず単位が足りずに卒業できない人も少なくありません。せっかく得た内定を無駄にしないよう、無事に大学を卒業しましょう。
留年しないためにも、在学中に計画的な学生生活を送ると安心です。
公務員の内定が出たらするべきこと

公務員の内定が出たら、卒業までにするべきことがあります。
内定が出て一安心したい気持ちもわかりますが、大学生の残り期間は就職までの準備に有効な時間です。
卒業して就職後に努力するのは大変なため、時間がある在学中に努力しておくと負担が少なくなるでしょう。
- 運転免許を取得しておく
- パソコンスキルを上げておく
①運転免許を取得しておく
在学中に運転免許を取得しておくと、仕事がはじまってからもスムーズに働けます。
公務員に運転免許は必要ありませんが、市役所職員になると公用車の運転が必要になるケースも少なくありません。また、消防士や一部自治体は運転免許証が必須な場合もあります。
慣れない仕事がはじまってからだと、時間がとりやすい在学中に比べると資格取得までに時間がかかります。なるべく大学生のうちに、運転免許を取得しておくと、仕事で急に運転業務が出たときもスムーズです。
②パソコンスキルを上げておく
公務員として就職する前に、パソコンスキルも上げておきましょう。
公務員の仕事には、パソコンスキルは欠かせません。各部署によって業務専用のシステムが用意されており、業務に合わせて使いこなす必要があります。
ExcelやWordといった、オフィス製品のソフトを扱うスキルも必要です。オフィス製品のソフトを使って、資料や文章を作成するシーンは多くあります。
過度に高いレベルは必要ないため、まずは基本操作を覚えておき、実際就職してから必要な技術を身に付けましょう。
公務員の内定を取り消されないためには

せっかく得た内定を取り消されないよう、日々の生活にも注意しましょう。
どのような注意点があるか知っておけば、在学中も安心して過ごせます。
ここでは、公務員の内定を取り消されないために持つべき意識を解説します。
- 法を犯さない
- 交通違反にも気を付ける
①法を犯さない
当たり前のことですが、公務員の内定を取り消されないためには、法律違反をしないよう過ごしましょう。
大学生として生活していると、ついつい楽しくて羽目を外してしまうときがあります。しかし、どんなに楽しくても飲酒運転や無免許運転といった法律違反は許されません。
普段から気をつけているからこそ、内定違反になるような法律違反を犯してはもったいないといえます。内定が決まったからといって気を抜かず、日々の生活に注意しておきましょう。
②交通違反にも気を付ける
内定取消に気を付けるなら、交通違反にも注意しましょう。
公務員はスピード違反や一時停止違反であっても、減給や戒告処分になる可能性があります。交通違反は、普段の運転スタイルから引き起こされるケースが多いです。
自分が飲酒運転していなくても、運転手が飲酒しているのを知っていた車に同乗するのも注意しましょう。万が一発覚すると、免職処分になる可能性もあります。
普段の運転から交通違反を起こさないと注意しておけば、危険は避けられるでしょう。
公務員の内定取り消しはあり得る

安定した職業と言われる公務員でも、内定取消はありえます。
内定取消になる理由は、法律違反や大学の留年など民間企業と変わりません。しかし、日々の生活に気を付けていれば避けられるでしょう。
せっかく得た内定が取り消されないよう、普段から注意しましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。