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【情報系向け】公務員の仕事内容・求められるITスキルなども解説

公務員としてのキャリアに魅力を感じている情報系出身者もいるのではないでしょうか。本記事では、情報系の方に向けて、情報系公務員の仕事内容を紹介します。

公務員試験対策や、情報系公務員のメリット・デメリットも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

情報系出身者が目指せる公務員の仕事内容3つ

情報系の公務員は、市役所・庁舎などの円滑なIT環境を整備することが主な仕事です。プログラミング・開発は行いません。

ここでは、情報系出身者が目指せる公務員の仕事内容を3つ紹介します。

  1. IT環境の整備
  2. IT技術の研究
  3. システムの新規導入対応

①IT環境の整備

1つ目は、IT環境の整備です。職員が使用するシステムを円滑に稼働させるための、維持管理を行います。また、通信環境の整備も業務に含まれます。

特に大規模な職場では、異動時期に忙しくなるでしょう。

メールシステムやグループウェアの導入から、部署の移動や予算の管理まで、幅広い業務が求められます。情報系の知識を活かし、組織のIT環境を支えることに大きなやりがいを感じられるでしょう。

②IT技術の研究

IT技術の研究も公務員としての重要な仕事の1つです。

機会は多くありませんが、省電力機器などの環境とエネルギーの両面を考えた研究や普及に携わることも。IT技術の研究は、SDGsなどの達成に重要な役割を果たします。

③システムの新規導入対応

最後に、システムの新規導入対応も情報系公務員としての仕事です。新しいシステムを導入する際には、仕様書の作成やプロポーザルの企画など、専門的な知識が必要です。

公務員は予算を考慮しながら、最適なシステムを選定し、導入を進める必要があります。

情報系の出身者は、システムの新規導入の技術的な経験を持っていることが多く、非常に重宝されます。

情報系出身者に求められる公務員のスキル4つ

情報系出身の公務員は、社会のデジタル化を推進し、国民の生活を支える上で重要な役割を果たします。ここでは、情報系出身者に求められる4つのスキルについて解説します。

  1. IT知識を形にする力
  2. 臨機応変な対応力
  3. 責任感
  4. コミュニケーション力

①IT知識を形にする力

最も重要なスキルは、専門的なIT知識を実際の業務やプロジェクトに活かし、形にする力です。ただ技術を理解しているだけではなく、それを実社会の問題解決に応用できる能力が求められます。

例えば、公共システムの開発や、行政のデータ管理システムの改善など、具体的な成果を出すためには、予算やスケジュール管理を含めたプロジェクトを遂行できる能力が必要です。

IT知識を形にする力は、情報系で得た経験を社会に役立てる上で基盤となる力と言えます。

②臨機応変な対応力

また、臨機応変な対応力も求められます。公務員の業務は予測不能な問題が発生することも少なくありません。

特に情報系の分野では、システム障害やセキュリティインシデントなど、緊急に対応を要する事態が起こり得ます。問題発生時には、迅速に状況を把握し対策を講じることが求められます。

また、新しい技術の導入や業務改善の提案など、柔軟な思考で常に改善に取り組む姿勢も重要です。

③責任感

また、公務員には強い責任感が必要です。公務員は国民の税金によって給与が支払われており、その業務は国民の生活や社会の安全、公共の利益に直結しています。

情報系出身者であっても、公務員の重大な責任を常に自覚し、倫理観を持って業務に取り組むことが大切です。

特に、個人情報の取り扱いやセキュリティ対策など、情報系の職務には重要な判断が伴うことが多く、責任感の強さが試されます。

自らの行動が国民の信頼にどう影響するかを考え、常に責任感を持って職務にあたることが重要です。

④コミュニケーション力

公務員にも、コミュニケーション能力は非常に重要です。公務員は様々なステークホルダーとの間でコミュニケーションを取る必要があります。

専門的な内容を、専門外の人にも理解しやすい形で伝える能力は、情報系出身の公務員に特に求められる能力と言えるでしょう。

また、部署間の連携や市民の意見を聞くなど、多岐にわたるコミュニケーションが求められるため、相手の立場やニーズを理解し、その時々にあった情報を提示できるコミュニケーションスキルが必要です。

情報系必見!公務員試験の対策方法3つ

公務員試験は形式が独特であるため、きちんと対策する必要があります。ここでは、情報系出身者に向けて、公務員試験対策の方法を3つ紹介します。

  1. 参考書を使って独学
  2. 専門学校に通う
  3. 通信教材を使用する

①参考書を使って独学

情報系から公務員を目指す場合、まず基本となるのが参考書を使った独学です。

公務員試験は一般知識だけでなく、専門知識も問われるため、情報系の知識を活かしつつ、政治、経済、法律などの一般教養をカバーする参考書を選ぶことが重要です。

また、過去問を解くことで試験の傾向と対策を掴み、効率的に学習を進めましょう。独学のメリットは、自分のペースで学習できる点にありますが、計画的に進める自己管理能力が求められます。

②専門学校に通う

次に、専門学校に通う方法があります。専門学校では、公務員試験に特化したカリキュラムが組まれており、経験豊富な講師から直接指導を受けられます。

特に、面接対策や論文の書き方など、独学では難しい部分を重点的に対策できるのが大きなメリットです。また、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境は、モチベーションの維持にもつながります。

ただし、学費や通学の時間など、費用と時間の投資が必要になる点を考慮する必要があります。

③通信教材を使用する

最後に、通信教材を使用する方法が挙げられます。通信教材は、自宅で学習を進められるため、忙しい社会人や地方に住む方にも適しています。

映像授業やオンラインでのサポートが充実している教材も多く、自分の学習スタイルに合わせて選べるのが魅力です。また、専門学校に比べてコストを抑えられる点もメリットの1つです。

しかし、自己管理能力がより一層求められるため、計画的に学習を進めることは必須と言えるでしょう。

情報系公務員になるメリット・デメリット

公務員になるのは、安定した職業がいい人にとっては魅力的な選択肢です。しかし、公務員にはメリットとデメリットが存在します。

ここでは、情報系から公務員になる際のメリット・デメリットを詳しく解説します。

  1. 情報系公務員のメリット
  2. 情報系公務員のデメリット

①情報系公務員のメリット

情報系から公務員になるメリットは以下の3つです。

  • ワークライフバランスを取りやすい
  • キャリアを築きやすい(リストラされる確率が少ないため)
  • 安定した給与がもらえる

公務員の平均残業時間は13.2時間と、民間企業と比較しても明らかに少なく、休日もしっかりとれるため、プライベートの時間を大切にできます。

また、公務員は民間企業と比べてリストラのリスクが低く、安定したキャリアを築きやすいことも大きなメリットです。特に情報系は長期的なキャリアプランを立てやすい特徴があります。

さらに、公務員の給与体系は年齢と勤続年数に応じて設計されており、毎年昇給するシステムが一般的です。これにより、長期にわたって安定した収入を得られます。

②情報系公務員のデメリット

情報系から公務員になるデメリットは以下の2つです。

  • ルーチンワークが多い
  • スキルアップが思うようにできない

公務員の仕事は、ルーチンワークが多く、0から考えるような業務が少ないことがあります。情報系のスキルを活かして新しいことに挑戦したい人にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。

また、公務員は民間企業と比較して研修制度が充実していない場合が多く、最新の技術や知識を学ぶ機会が限られています。

そのため、自主的に勉強に取り組まなければ、スキルアップが難しい環境にあると言えるでしょう。

情報系公務員の仕事内容を把握して適性を判断しよう!

情報系出身者が公務員として担える仕事内容は、IT環境の整備、IT技術の研究、システムの新規導入対応などです。

公務員の業務には、情報系の経験を活かせる業務がたくさんあります。。

情報系のスキルを持っており、かつ安定したキャリアを目指している人は公務員に転職する選択肢も検討してみると良いでしょう

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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