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「お大事に」の使い方・敬語表現|言い換え例や返し方も紹介

就活の社員面談やOB訪問の際、相手方の体調不良により、日程変更をする場面があります。そんな際に気軽に「お大事に」と使っていいのか、悩む人も多いでしょう。

結論、使い方を間違えなければ、相手を気遣う言葉として使って大丈夫です。

本記事では、「お大事」の正しい使い方や、敬語での表現を解説します。正しい言い回しや返し方を知って、いざというときに焦らず使えるようになりましょう。

まず確認!「お大事に」の意味

はじめに、普段何気なく使っている「お大事に」の使うタイミングと意味を確認しましょう。普段使っている言葉だと、正しいのかわからずに使っているケースも少なくありません。

お大事には、相手の体調を気遣うタイミングで使う言葉です。体調や怪我が早く治りますように、という思いを込めており、声をかける相手は選びません。家族や友人、会社の人など誰に対しても使える言葉なのが特徴です。

体調が悪いときに声をかけられた経験がある人も多いでしょう。自分が使うときも、相手の体調が悪そうな場合で使うと間違いがありません。

「お大事に」を使う際のポイント2選

続いて、お大事に を使うときのポイントを解説します。普段気にせずに使う言葉だからこそ、正しい使い方を知ればより丁寧な印象を与えます。

言葉を正しく使い、ビジネスマナーをアピールしましょう。

  1. 目上の人に対しても使える
  2. 「どうぞ」を添えると丁寧

①目上の人に対しても使える

「お大事に」は、会社の上司や先輩といった目上の人にも使える言葉です。尊敬語にしたいしたいときは、「お大事になさってください」と伝えてくださいね。

尊敬語にして相手に伝えることで、「お大事に」と伝えるよりも丁寧な印象を与えます。先輩や上司などの目上の人に対して使うときは、なるべく尊敬語にしておきましょう。

お大事 だけで伝えてしまうと、場合によっては気遣いが上手く伝わらず気分を 害す可能性も否定できません。相手や場合に応じて使い分けると失敗せずにすみます。

②「どうぞ」を添えると丁寧

お大事に と相手に伝えたいときは、語尾に「どうぞ」を加えるとより丁寧になります。お大事になさってください と比較すると丁寧すぎないため、部下や後輩に使っても違和感はありません。

また一言だけで伝えると、人によっては冷たい印象を覚える場合もあるでしょう。相手を気遣うつもりで言った言葉が、冷たく聞こえては意味がなくなります。

「どうぞお大事にしてください」と伝え、早く相手によくなってほしいという気持ちが伝わるよう意識しましょう。

【場面別】「お大事に」の使い方2つ

ここでは、「お大事に」の適した使い方を場面別に解説します。

ビジネスシーンで使うのに慣れていないと、急な対応では正しい言葉遣いがわからず戸惑うケースもあります。

普段意識していない人はどのように使い分ければいいのか身につけて、実際使うときにスムーズに言葉が出るようにしましょう。

  1. 親しい人
  2. 目上の人・敬語表現

①親しい人

親しい人の病気や怪我を気遣うときに使うときは、お大事に または お大事にしてください と伝えましょう。無理に敬語にする必要はないため、気軽に使用して問題ありません。

「お大事に」は「お大事にどうぞ」や「お大事になさってください」に言い換えられますが、親しい人に敬語で伝えると丁寧すぎる印象を与えます。

例えば、「今夜はとても寒いから、お大事にね」と使っても間違った使い方にはならないため安心しましょう。

②目上の人・敬語表現

上司や先輩といった相手に使うときは、お大事になさってください と伝えましょう。お大事にしてください より丁寧な印象を与え、ビジネスシーンに適した言い方です。

新入社員に病気を心配されるとき、お大事になさってください といわれれば、違和感を覚える人もいません。正しいビジネスマナーを身に付けていると評価され、良い印象を与えます。

例えば、上司が休んだときであれば「体調不良で会社を欠勤されると伺いました。どうかお大事になさってください」と伝えましょう。

「お大事に」の敬語での言い換え例5選

使い方を理解したら、似た意味で使える言葉の知識を身に付けましょう。より多くの語彙を持っておけば、状況に合わせて使い分けができます。

場面に応じて適切な表現を使い分け、正しい日本語を使いましょう。

  1. ご自愛ください
  2. 静養なさってください
  3. お労りください
  4. 養生なさってください
  5. おいといください

①ご自愛ください

ご自愛ください は、相手をいたわる表現のひとつです。すでに体調を崩している人には使えず、元気な人に使う言葉になります。

お大事に は怪我や病気が早く治るようにという気持ちが含まれていますが、「ご自愛ください」には体調を崩さないよう無理しないでくださいといったニュアンスが含まれます。

使うシーンでは、「暑くなってきたので、体調を崩さないようご自愛ください」といった使い方が適切です。使うシーンが違うため、注意しましょう。

②静養なさってください

静養なさってください は、病気や怪我で休息が必要な状況にある場合使用します。しかし、お大事により怪我や病気が重いシーンで使うのが適切です。

お大事に は軽い風邪やちょっとした怪我で使う言葉ですが、静養なさってください はしっかり休んでくださいという意味になります。

使うときは、「業務のことはお気になさらず、静養なさってください」と伝えましょう。しっかり休んでほしいことが相手に伝わり、心配している気持ちを理解してもらえます。

③お労りください

お労りください は、病気や怪我だけでなく元気がない相手に対しても使える言葉です。無理をせずゆっくり休んでほしい、という意味が込められています。

相手を思いやる気持ちが強いときは、お労りください を利用しましょう。

聞き馴染みがないと、どのような意味か相手にわからない可能性もあります。心配なときは、ご自愛ください と言い換えても問題ありません。

使うときは、「身体を休めて、ご自身をお労りください」と伝えましょう。

④養生なさってください

養生なさってください は、重い病気や怪我をしたときに使う言葉です。静養なさってください と使うシーンが近くなります。

「養生」という言葉には、「病気を治すように努める」という意味があります。病気を治すために、ゆっくり休んでくださいと伝えたい相手に使いましょう。

例文としては、「入院されると伺いました。くれぐれも養生なさってください」といった形で使えば問題ありません。相手の重く病気が長引きそうなときは、養生なさってください を選びましょう。

⑤おいといください

おいといてください は、気候の変化が激しい時期や病気が流行しているときに使う言葉です。

「置いとく」ではなく、「いたわる」がもとになっています。体をいたわってくださいという意味になり、「お体をお大事に」と伝えたいときに使うのが適切です。

「おいといてください」は、目上の人に使っても問題ありません。丁寧な印象となり、正しいシーンで使えれば言葉遣いが丁寧な人だと思われるでしょう。

使うときは、「しばらく寒い日が続きますが、おいといください」といった使い方が適切になります。

「お大事に」に対する返し方

お大事に といわれたとき、どのような返事をすればいいかわからない人もいるでしょう。

体調が悪いときに言われたら、感謝の気持ちを述べましょう。体調が悪いからこそ言われるため、無理して何か返す必要はありません。

「お心遣いありがとうございます」「お気遣いいただきありがとうございます」と返すだけでも、丁寧な印象を与えるでしょう。

言われたときは焦らず、普段伝えるのと同じように感謝の気持ちを口にすれば問題ありません。

「お大事に」の英語表現

お大事に を英語で使う場合は、「Please take care of yourself.」伝えましょう。ほかの言い方では、「I hope you will get well soon.」も使えます。

仕事によっては、英語が必要になるケースもあるため、身につけておくと安心です。業務上で英語やほかの言語を使う人は、どのような言い方があるか知っておくとクライアントに伝えられるでしょう。

「お大事に」の敬語は場面ごとに使い分けよう

普段何気なく使う お大事に は、場面によって適切な言い方が変わります。

正しい使い分けやシーンを理解していると、ビジネスシーンでも役立つでしょう。

適切な場面に合わせて言葉を使い、丁寧な印象を残すのがおすすめです。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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