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就活で使う推薦状とは?メリット・デメリットや後付け推薦状も紹介

就活では、大学からの推薦状や自己推薦状を使う機会がありますよね。

とはいえ推薦状について「どうやったらもらえるの?」「種類が多くて分からない」などの悩みはありませんか。

そこで本記事では、就活で使う推薦状の種類やメリット・デメリットを解説します。推薦状を使うときの注意点も挙げるため、ぜひ参考にしてくださいね。

就活で使える推薦状とは?3つの種類を解説

一口に推薦状といっても、複数の種類があることをご存知でしょうか。

就活で使える推薦状は以下の3種類です。

  1. 推薦状
  2. 自己推薦状
  3. 後付け推薦状とは

①推薦状

就活で使われる推薦状は、大学や指導教官が学生の能力や資質を証明する公式文書です。これは通常の応募では見られませんが、特別な推薦枠で応募する際に求められることがあります。

推薦応募には主に2つのタイプがあります。1つは大学全体が学生を後押しする「学校推薦」、もう1つは特定の教授が学生の能力を保証する「教授推薦」(または「研究室推薦」)です。

学校推薦を希望する場合は大学のキャリアセンターなどに相談し、教授推薦を受けたい場合は日頃からお世話になっている先生に依頼するのが一般的ですよ。

②自己推薦状

就活で、自分自身をアピールする「自己推薦状」を提出する機会があるかもしれません。これは文字通り、自分で自分を推薦する文書です。

自己推薦状を作成するには、次の2点に注目しましょう。

  1. 志望企業との相性の良さを強調する
  2. 一貫したストーリーでアピールポイントやエピソードを紹介する

自己推薦状の目的は、長所や入社後の貢献可能性を明確に伝えることです。

自分の強みと企業のニーズを上手くリンクさせて、魅力的な人材であることをアピールしてくださいね。

③後付け推薦状とは

「後付け推薦状」とは、企業から内々定をもらった後に急に求められる推薦状のことを指します。

この推薦状を提出すると、内定を断りにくくなる傾向があります。これを戦略的に使って、就活生の内定辞退を防ごうとしている企業も存在しています。

中には、後付け推薦状の提出を求めてくることを「推薦状ハラスメント」と呼ぶ人もいます。もし後付け推薦状を要求されたら、一人で悩まず、大学のキャリアセンターや信頼できる人に相談するのがいいでしょう。

就活で推薦状を使うメリット2つ

就活で推薦状を使うと、選考を有利に進められる可能性があります。

就活で推薦状を使うメリットは以下の2つです。

  1. 就活がスムーズに進む
  2. 早期内定のチャンスがある

①就活がスムーズに進む

推薦状を活用することで、就活がスムーズに進むでしょう。なぜなら、推薦を受けて応募すると、エントリーシートの作成や書類選考といった初期段階をスキップできる可能性が高まるからです。

通常の応募では、履歴書の用意や企業ごとに異なるエントリーシートへの回答など、時間のかかる準備が必要です。加えて、最初の選考では面接やグループワークに臨むこともあるでしょう。

しかし、推薦状があれば、これらを省略できる場合があります。その結果、後半の選考に向けた準備により多くの時間と労力を割くことができ、就活全体の進行がよりスムーズになるのです。

②早期内定のチャンスがある

推薦状を活用する2つ目の利点は、早めに内定を獲得できる可能性が高まることです。推薦状があれば、選考プロセスの一部が省略され、他の就活生とは異なるペースで選考が進むことがあります。

企業は、大学や教授から推薦を受けた学生を、優秀な人材として注目します。そのため、そういった学生を早い段階で確保したいと考え、通常より速いタイミングで内定を出すケースもあるのです。

そのため就活中のストレスを少しでも軽減したい方や、進路を早めに決めたい方にとっては、推薦状を使うことを検討すると良いでしょう。

就活で推薦状を使うデメリット2つ

就活で推薦状を使うメリットばかりが注目されがちですが、実はデメリットも存在します。

就活で推薦状を使うデメリットは以下の2つです。

  1. 内定辞退が難しい
  2. 併願ができない

①内定辞退が難しい

就活で推薦状を使う1つ目のデメリットは、内定辞退が難しいことです。推薦応募では、原則として内定辞退はできません。

もし内定辞退した場合は、推薦してくれた大学側や教授の顔に泥を塗ることになります。よって、第一希望以外の企業には推薦状を使わないようにしてください。

就活で推薦状を使うときは、本当にその企業で働きたいのか、他の企業に未練がないかなどをしっかりと考えましょう。

②併願ができない

就活で推薦状を使う2つ目のデメリットは、併願ができないことです。つまり、推薦状を書いてもらった企業のみしか受けることができません。

一般応募では、複数の企業を受ける併願が当たり前となっており、複数社から内定をもらった場合、その中から自分が最も働きたい企業を選択できます。

そのため推薦状を使うことで選択肢を狭めてしまうリスクもあると覚えておきましょう。

就活で推薦状を使うときに注意すること4つ

就活で推薦状を使う際には、いくつかの注意点があることをご存知でしょうか。

就活で推薦状を使うときに気を付けるべき注意点は以下の4つです。

  1. 内定が確約したわけではない
  2. 一般選考対策もする
  3. 企業研究を徹底する
  4. なるべく辞退しない

①内定が確約したわけではない

就活で推薦状を使ったからといって、内定が確約したわけではありません。面接などの結果によっては落ちる可能性もあります。

「推薦応募=ほぼ内定」の企業も一部存在しますが、多くの場合は書類選考や一次選考が免除されるだけです。

そこから先は一般応募と同じ扱いとなるため、気を引き締めて選考に臨む必要があるでしょう。

②一般選考対策もする

上記で解説したように、推薦状を使ったからといって内定が確約したわけではありません。よって、一般選考対策も必要です。

書類選考や一次面接が免除されたとしても、二次面接以降は他の学生と同条件で戦わなくてはいけません。他の学生の多くは、面接などの一般選考対策をしっかりと行ったうえで臨んでいます。

何も対策をしていない学生が不利であることは一目瞭然ですので、油断せずに面接などの一般選考対策を行いましょう。

③企業研究を徹底する

就活で推薦状を使うときは、企業研究を徹底しましょう。企業研究を徹底してほしい理由は、推薦状を使うと内定辞退が難しいためです。

また、推薦応募ということで入社後に退職しにくくなる可能性も否定できません。

内定後や入社後に「こんなはずではなかった」「気が変わった」と後悔しないように、事前の企業研究は必須です。また、入念な企業研究は選考時にも役立ちますよ。

④なるべく辞退しない

就活で推薦状を使ったときは、原則として内定辞退はできないものと考えましょう。万が一内定辞退した場合は、推薦状を書いてくれた大学や教授に迷惑がかかります。

学校推薦では大学名を、教授推薦では教授の名前を出して学生を推薦するため、もし内定辞退が起こると、大学や教授の信頼性を失う恐れがあるのです。

さらには、大学の後輩に迷惑がかかる可能性も否定できません。来年度以降は、内定辞退が出た大学からの推薦は控えるようになるかもしれないのです。

最悪の場合は採用自体を控える可能性もあるため、特別な事情がない限り内定辞退は避けましょう。

就活で推薦状を使うなら注意点まで理解しよう

就活で推薦状を使うと、選考を有利に進められる可能性があります。

ただし、内定が確約されているわけではないため、一般選考対策も行いましょう。

また、内定辞退が難しい点も要注意ポイントです。注意点まで理解したうえで、推薦状を使うようにしてくださいね。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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