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履歴書の学歴・職歴欄の正しい書き方を解説|よくある質問も紹介

履歴書には、学歴や職歴の記載欄が設けられていることがほとんどです。しかし「学歴や職歴はどのように書けばいいの?」と悩みますよね。

そこで本記事では、履歴書の学歴・職歴欄の正しい書き方を解説します。よくある質問への回答も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

履歴書の学歴・職歴欄を書く基本ルールを解説

まず、履歴書の学歴・職歴欄を書く際の基本ルールを解説します。

  1. 略さず正式名称で書く
  2. 学歴は高校入学から記入する
  3. 暦の表記を統一する
  4. 職歴は全て記入する
  5. 配属先や職務内容まで記載する

①略さず正式名称で書く

学歴欄では、学校名や企業名を正式名称で記載しましょう。正式名称で記載することで、正確な情報を企業に提供でき、誤解されるリスクを減らせるからです。

学部や学科は、省略せず丁寧に記載します。たとえば「○○大学」ではなく、「○○大学○○学部○○学科○○専攻」などと具体的に書きましょう。専攻まで記載することで専門性をアピールできます。

また、「高校」は「高等学校」と書きます。私立の高校は、学校名の前に「私立」と入れます。

②学歴は高校入学から記入する

履歴書において、学歴をどこから書くかに明確な決まりはありません。ただ、高校入学から書くのが一般的とされています。

なぜなら、採用において小学校や中学校の情報は不要であることが多く、高校以降、特に大学時代の経験が重要視されるからです。

記載する際は、学校名を省略してはいけません。また、面接で高校時代の経験を深掘りされることがあるため、あらかじめ情報を整理しておきましょう。

③暦の表記を統一する

履歴書の学歴欄では、暦を統一することが重要です。暦は「西暦(2025年など)」または「和暦(令和7年など)」で記載します。

なぜなら、統一された表記は読み手が理解しやすいだけでなく、履歴書全体に統一感が生まれるからです。

たとえば「2020年4月 入学」と西暦で記入したのであれば、それ以降も「2024年3月 卒業見込み」のように西暦で統一しましょう。

④職歴は全て記入する

職歴がある場合、それらはすべて記載しましょう。なぜなら、職歴を故意に省略すると、応募先企業に経歴詐称ではないかと思われてしまう可能性や、悪い印象を与えてしまうことも考えられるからです。

そのため、短期間で辞めた会社があったり、職歴が多かったりする場合でも、必ず記載しましょう。

なお、履歴書では、アルバイト・パートの内容は記載しなくて問題ありませんが、正社員、派遣社員、契約社員として就職した事実はすべて記載しなければなりません

⑤配属先や職務内容まで記載する

履歴書の職歴欄に部署名や配属先の記載は任意ですが、今までの経験が希望職種にマッチする場合は書くのがおすすめです。

具体的には会社名・在職期間・規模・事業内容・所属した部署や役職・自分が取り組んだ職務内容・実績などを記載します。

履歴書の職歴は、学校卒業後、就業期間が短くても勤務した会社を全て書くことが原則です。また、部署異動や昇格、出向についてもすべて書くことが基本です。

履歴書の学歴・職歴欄の正しい記入例を紹介

続いて、履歴書の学歴・職歴欄の正しい記入例を紹介します。

  1. 学歴の記入例
  2. 職歴の記入例

①学歴の記入例

学歴の記入例は下記の通りです。

20××年 ◇月 私立□□高等学校 入学
20××年 ◇月 私立□□高等学校 卒業
20××年 ◇月 ▽▽大学△△部◆◆学科 入学
20××年 ◇月 ▽▽大学△△部◆◆学科 卒業見込み

基本的には上記のような記載方法が一般的です。どの学校を何年に卒業したのか、略称は使わず正しい名称で記載します。

このとき、年月日を間違えないように気を付けましょう年月日を間違えると、採用担当者が混乱してしまいます。

年号は西暦でも和暦でも、どちらでも問題ありません。自分が使い慣れている方を使いましょう。記載した後に間違いがないか、もう一度チェックするとより確実にミスを防げます。

②職歴の記入例

学歴の記入例は下記の通りです。

20××年 ◇月 株式会社〇〇 入社
営業担当として新規開拓を担う
20××年 ◇月 株式会社〇〇 一身上の都合により退職
20××年 ◇月 株式会社◆◆ 入社
人事担当として中途採用を担う
現在に至る

退職理由はなるべくポジティブな表現で簡潔に書きましょう。難しい場合は「一身上の都合により退職」と記載すれば問題ありません。詳細な理由は面接で聞かれた際に回答しましょう。

もし職歴がない場合は「なし」と記載することで、書き忘れではなく職歴がないということが明確に伝わります。

【ケース別】履歴書の学歴欄を書く時のポイント

続いて、履歴書の学歴欄を書く時のポイントをケース別に紹介します。

  1. 休学している場合
  2. 留学している場合
  3. 留年している場合
  4. 中途退学している場合
  5. 浪人している場合
  6. 転校している場合

①休学している場合

休学期間がある場合は、履歴書にその理由を添えてわかりやすく書きましょう。たとえば、「健康上の理由により休学」と記載し、その下に「医師の診断書を添付します」などとかっこ書きで追記します。

また、休学中に活動や学びがあれば記載し、自己成長や経験をアピールすることも重要です。空白期間がポジティブに働いたことを伝えられれば、積極的な姿勢を示せるでしょう。

②留学している場合

「正規留学または交換留学」かつ「留学期間が1年以上の場合」は、履歴書に学歴として記載可能です。2,3カ月の短期留学の場合は「海外研修」にあたるため、自己PR欄や特技・趣味などに記載します。

留学経験を履歴書に記載する際は、期間や留学先の国名、学校名を詳細に明記します。留学期間や経験が仕事に関連していれば、学びや成果を具体的にアピールしましょう。

留学経験は、面接において強いアピールポイントになることも考えられます。忘れずに記載しましょう。

③留年している場合

履歴書の学歴欄には、留年の記載は不要です。なぜなら、留年の期間は学歴には含まれないためです。

留年によって入学と卒業年度にズレが生じてしまいますが、多くの学生を見てきた企業担当者には推測できることであるため、深掘りされることは少ないでしょう。

もし面接で聞かれた際は、留年期間について簡潔に説明しましょう。

たとえば、健康問題や家庭の事情がある場合は、その旨を記載するべきです。これにより、留年に対するネガティブなイメージがなくなり、印象が悪くなることを避けられます

④中途退学している場合

中途退学の場合、履歴書にはその旨と理由を記載しましょう。「中退」と略さず「中途退学」と書きましょう。

また、中退理由を記載する場合は「中途退学」の後ろに記載します。記載するスペースがない場合は、本人希望欄や職務経歴書に中退理由を記載しましょう。

中途退学はネガティブなイメージを持たれることもありため、その理由は重要です。「他に学びたい分野ができ、そのために学校を変える必要があった」などの理由がある場合は記載しておきましょう。

⑤浪人している場合

浪人している場合は、履歴書に記載しなくても問題ありません。なぜなら、浪人中の期間は学歴には含まれないからです。

また、採用担当者は基本的に浪人経験を選考基準にすることはありません。そのため、基本的に書く必要はないのです。同様に、予備校の記載も省略して問題ないのです。

ただし、浪人によって高校卒業から大学入学までの年度に空白期間が生じます。面接でその理由を聞かれた場合は、浪人した旨を正直に伝えましょう

⑥転校している場合

転校している場合は、その旨と年月を記載しましょう。履歴書の学歴欄に転校歴を記載する場合は、転校前に通っていた学校を記入し、1行下に転校先の学校を記入します。

転校や編入は口語表現のため、履歴書では使用せずに「転入学」や「編入学」と記入しましょう。また、転校先・編入先の学校名や学部・学科名も省略することなく正式名称を記載します。

なお、転校した理由は書く必要はありませんが、面接で質問されたら回答できるよう準備しておきましょう。

履歴書の学歴・職歴欄についてよくある質問を解説

続いて、履歴書の学歴・職歴欄についてよくある質問に回答します。

  1. 暦は和暦・西暦どちらに統一するのが良い?
  2. 学歴・職歴欄に記入ミス・漏れがあった場合は?

①暦は和暦・西暦どちらに統一するのが良い?

統一しさえすれば、基本的に和暦(例:令和6年)・西暦(例:2024年)のどちらでも問題ありません。ただし、履歴書に指定がある場合はその指示に従う必要があります。

注意点として、どちらを使うにせよ履歴書は正式な書類であるため、日付も省略せずに記載しましょう。

西暦の場合は「2025.4」などではなく、「2025年4月」というように、年月日まできちんと記します。和暦の場合も同様に、「R7.4」などとせず、「令和7年4月」と書きましょう。

また、和暦の場合、平成をHなどとローマ字で略して書くのはNGのため注意が必要です。

②学歴・職歴欄に記入ミス・漏れがあった場合は?

履歴書にミスがあった場合、それが提出前であれば原則として新しい用紙に書き直す必要があります。修正液や修正テープ、砂消しゴム、消えるボールペンなどの使用は避けましょう。

履歴書の提出後にミスに気が付いた場合は、採用担当者に連絡をし、修正した履歴書を再提出したい旨を伝えましょう。応募先によっては再提出を求められない場合もあります。

なお、自己申告することで、ミスをごまかさず報告ができる人という評価をしてもらえる可能性があります。ミスをしても、深刻に捉えすぎないようにしましょう。

履歴書の学歴・職歴欄の書き方について理解を深めよう

本記事では、履歴書の学歴・職歴欄の正しい書き方を解説しました。

学歴や職歴はあなたの経歴を示す重要な項目です。ただ、書き方のマナーが多いため、正しい知識を持って記載することが求められます。

まずは「正式名称で書く」「暦の表記を統一する」などの基本的なルールを覚え、留年や留学、浪人がある場合は臨機応変に対応しましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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