就活では、ほとんどの人が面接を経験するでしょう。しかし「就活の面接はどのような流れで進むの?どんなマナーに気をつけるべき?」と不安になりますよね。
そこで本記事では、就活面接の流れを対面・オンライン・集団に分けて解説します。面接のマナーや前日までに準備しておくことも紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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【状況別】面接の流れを理解しよう

まず、面接の簡単な流れを理解しておきましょう。ここでは、下記の3パターンについて流れを解説します。
- 対面面接の流れ
- オンライン(Web)面接の流れ
- 集団面接の流れ
①対面面接の流れ
対面面接の流れは下記の通りです。もちろん、企業によって流れは異なりますが、基本的にはこの流れで面接が進行します。
- 入室・着席
- 挨拶・自己紹介
- 面接開始
- 就職条件の確認
- 逆質問・質疑応答
- 退室
面接を受ける際には、流れを事前に把握し、スムーズな入退室を心がけましょう。また、入室時や退出時は守るべきマナーが多いため、それぞれポイントを押さえておくことが重要です。
②オンライン(Web)面接の流れ
オンライン(Web)面接の流れは下記の通りです。
- 事前準備・通信環境整理
- 入室前準備
- 接続
- 面接開始
- 退室
入室前の準備として、志望動機や自己prの整理などをしておきましょう。また、通信環境が整っていないと入室できないため、通信環境のテストを前日にやっておくことをおすすめします。
③集団面接の流れ
集団面接の流れは下記の通りです。
- 待機
- 入室
- 奥の席から詰めて入る
- 面接開始
- 退室
基本的な流れは対面面接と同じですが、複数の就活生が同時に面接を受けるため、周りへの配慮がより必要になります。
他の人に迷惑を掛けたり、自己中心的、空気が読めないといった印象を与えないように、結論から端的に話しましょう。
面接入室前にやるべきマナー3選

面接において第一印象を左右する入室時のマナーについて気になる就活生も多いのではないでしょうか。ここでは、面接入室前にやるべきマナーを紹介します。
- ノック回数は3回
- 相手の返答後ドアを開ける
- 一礼して入室
①ノック回数は3回
面接でドアをノックする回数は、日本では3回がビジネスマナーとして浸透しています。2回のノックは空室確認を意味するため、面接ではマナー違反です。
最初に軽くノックして、1秒から2秒待ち、2回目、3回目と続けるのが一般的です。
ただし、外資系企業では4回が一般的であるなど、企業文化によって適切なノックの回数が異なる場合もあります。そのため、事前に調べたり、指示を受けたりすることが重要ですよ。
②相手の返答後ドアを開ける
対面面接でドアを開ける際は、面接官から「どうぞ」や「お入りください」という声がかかるのを待ちましょう。声をかけられるよりも先に入室するのはマナー違反です。
面接室のドアが最初から開いているときは、ノックは不要です。開いている場合にはドアの前で立ち止まり、「失礼します」と言ってから入室してください。
また、ドアの開閉は大きな音を立てないように静かに行いましょう。扉を閉めるときには、面接官に背中を見せないようにドアを開けた手とは逆側の手でドアを閉めてくださいね。
③一礼して入室
入室許可を得たら、一礼して入室します。入室時には、ドアに集中しすぎて丁寧な挨拶や笑顔を忘れないよう注意しましょう。
次に、挨拶をして一礼します。挨拶に際して、名前を呼ばれたり握手を求められた場合は、相手に合わせて対応しましょう。
その後、面接官が「ご着席ください」と言われたら着席します。指示があるまで自分から椅子に座らないように気をつけましょう。
面接中にやるべきマナー3選

面接は入退室時だけではなく、面接中の振る舞いも評価されています。以下で面接中にやるべきマナーを紹介します。
- 正しい座り方をしよう
- 言葉遣いに気をつける
- 手荷物・上着は正しく置く
①正しい座り方をしよう
面接時には、イスの座り方に気をつけましょう。男性は拳一個分足を開き、手は拳でももに乗せます。女性は足を閉じ、手を重ねましょう。
背筋を曲げた状態で座ると、面接官からは「元気がない」「自信がない」と思われてしまいます。しっかり姿勢良く座ることで、面接官から「入社への意欲が高い」という印象を与えることができます。
面接の時間は、短くはありません。普段から姿勢よく過ごすのに慣れていないと、疲れてしまうでしょう。普段の生活から気をつけていれば、面接時に姿勢を伸ばしていても負担は少なくなりますよ。
②言葉遣いに気をつける
面接では、ビジネスシマナーとして相手に敬意を示して丁寧な言葉遣いをしましょう。具体的には、正しい敬語を使うことや省略はなるべくしないことなどが挙げられます。
気をつけるべき言葉遣いは下記の通りです。
- 一人称は男女ともに「わたし」を使う
- 「なるほど」「了解」は目上には使わない
- 語尾は伸ばさず言い切る
また、言葉遣いと合わせて「目を見て話す」「明るい声で話す」など、話す態度にも気をつけましょう。
③手荷物・上着は正しく置く
面接では、手荷物や上着などの扱いにも気を配りましょう。面接では細部まで見られており、手荷物や上着などの扱い方も評価の対象となります。
面接会場に入室したら、カバンを自然に自分の体の横に持ち、着席を促されたらお辞儀をして着席します。カバンは着席と同時に、自分の椅子の横にある床に置きましょう。
床に置いたときにカバンが倒れないように、静かに置いて自立させます。その際、手袋やマフラー、上着などはカバンの上に置きましょう。
面接退出時のマナー2選

面接が終わっても最後まで評価は続いているので、油断しないようにしましょう。ここでは、面接退出時のマナーを紹介します。
- 声かけ後席を立つ
- 挨拶をしてドアを開ける
①声かけ後席を立つ
まず、座ったまましっかりとお礼を述べましょう。立ち上がる前に感謝の意を伝えることで、丁寧さと礼儀正しさをアピールできます。
椅子から立ち上がる際には、忘れずお辞儀しましょう。これにより、礼儀正しさや感謝の気持ちを示せます。
退室時の振る舞いは面接の最後の印象を左右するため、丁寧なお辞儀を心掛けましょう。
②挨拶をしてドアを開ける
続いて、ドアの前で面接官に向かって「失礼します」と言いましょう。部屋を出る前に再度挨拶をしてから、退室するのがマナーですので覚えておきましょう。
最後に、ドアを閉めます。この時、大きな音を立てずにドアを閉めることで、面接官に良い印象を残せますよ。
面接官に良い印象を残すためには、閉じる際にも気配りが求められます。最後まで気を抜かず、適切にマナーを守りましょう。
【印象UP】面接終了後にやるべきマナー2選

部屋を出た後も面接が終わったわけではないので、気を抜かずに行動しましょう。ここでは、面接終了後にやるべきマナーを2つ紹介します。
- 素早く企業を出る
- メールを送る
①素早く企業を出る
対面面接の場合、面接が終わったら早めに企業を出ましょう。なぜなら、企業では通常の業務を行っている従業員も多く、長居すれば業務の妨げになる可能性があるからです。
注意点として、面接が終わった後も建物付近には応募企業の社員がいる可能性があります。建物付近でネクタイを緩めたり、髪をほどいたりするのも控えておきましょう。
また、スマートフォンやイヤホンなども面接を終えてすぐに操作するのではなく、建物を出てしばらく距離を取ってから取り出すようにしましょう。
②メールを送る
面接終了後、面接をしてもらったお礼のメールを送りましょう。お礼のメールは採用担当者だけでなく、人事部全体に好印象をもたらし、人間性もアピールできます。
お礼のメールは社会人になるとビジネスマナーのひとつです。
ほかの人と差をつける機会にもなるので、採用には直接関係しないと決めつけず、丁寧な文章で感謝の気持ちを伝えましょう。
【前日までにやろう】面接前に準備すべきこと3選

最後に、前日までにやっておくべき面接の準備を3つ紹介します。
- 持ち物の準備をしよう
- 服装は決めておこう
- 志望動機・自己PRの確認
①持ち物の準備をしよう
面接の前日には、持ち物の準備をしておきましょう。面接を受ける企業にもよりますが、面接での持ち物は主に下記の通りです。
- A4サイズの書類が入るバッグ
- 履歴書・職務経歴書など応募書類のコピー
- 求人情報のコピー、会社案内など
- 筆記用具(ペンやスケジュール帳)
- スマートフォン、携帯電話
- 応募先の電話番号、担当者名のメモ
- 腕時計
- 現金・交通系ICカード
これ以外に、企業から指定の持ち物や、必要であれば持っていきたいマナー本やスケジュール帳なども用意しましょう。忘れ物を防ぐために、チェックリストを使うこともおすすめです。
②服装は決めておこう
面接当日の服装は、前日までに決めておきましょう。なぜなら、直前で準備をすると身だしなみが整わないまま面接に挑む可能性も。以下の点に気をつけて服装を準備しましょう。
- シャツにシワやシミはないか
- 靴は汚れていないか
- ネクタイやベルトは揃っているか
- スーツにシワはないか
- ワイシャツの裾や襟が汚れていたり、擦り切れたりしていないか
- ズボンの折り目はきっちりついているか
これらを前日に確認しておくことで、面接に安心して臨めます。
③志望動機・自己PRの確認
面接前には、志望動機や自己PRを確認しておきましょう。これらを確認し、解答の練習を重ねておくことで、余裕を持って面接に臨めます。
特に「御社を志望した理由は?」「あなたの強みは?」「学生時代に力を入れたことは?」など、面接で頻出の質問への回答は完璧にできるようにしておきましょう。
あわせて、自己紹介を時間内(30秒、1分、3分など)にまとめる練習をしておくこともおすすめです。
就活では面接の流れを掴んでマナーを完璧にしよう
本記事では、就活面接の流れを対面・オンライン・集団に分けて解説しました。
面接の流れは、面接の形式によって異なります。そのため、それぞれの特徴やマナーを押さえた上で面接に臨む必要があるのです。
最近はオンラインでの面接なども増えているため、通信環境を整備したり、ツールの使い方をマスターしたりすることも必須です。
また、面接では入室や退室、面接後まで守るべきマナーがいくつもあります。それぞれポイントを押さえて好印象を残しましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。