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WEB適性検査の内容を解説|試験の種類や対策方法・突破のコツも紹介

WEB適性検査は、初期の選考に導入されるパターンが多い選考内容です。就職活動を成功させるためには、WEB適性検査の対策は欠かせません。

本記事では、WEB適性検査の内容や種類、対策方法を解説します。

企業が選考で実施する目的を知って、選考突破のきっかけとしましょう。

WEB適性検査とは|人材判断の基準

WEB適性検査は、インターネット上でおこなう筆記試験のような位置付けとなり、応募者の能力や一般常識、性格を判断するために実施されます。

ひとことでweb適性検査といっても、種類はさまざまです。企業が知りたい内容によって、出題される検査は変わるため注意しましょう。

インターネット上で実施できるため、試験会場に行かないケースも少なくありません。自宅や学校、テストセンターで検査を受ける場合もあります。

以前はペーパーテストを実施していた企業も、現在ではWEB適性検査に移行している企業がほとんどです。

企業がWEB適性検査を実施する目的2つ

企業がWEB適性検査を実施するのは、2つの目的があります。

どのような目的があるのか知っておけば、対策が立てやすくなるのがメリットです。

企業が求めている内容を知って、選考突破に役立てましょう。

  1. 応募者と企業の適性を判断するため
  2. 応募者の基礎的な能力を測るため

①応募者と企業の適性を判断するため

WEB適性検査を実施することで、応募者と企業の適性が判断できます。

大きな企業は希望者が多く、すべての応募者を面接する余裕はありません。WEB適性検査を実施することで、企業の社風と合わない就活生を選考対象から外せます。

選考の初期段階でマッチ度の低い応募者を減らせるため、採用担当者の負担が軽くなるのがメリットです。

WEB適性検査は明確な正解がある分、客観的な視点から応募者と企業の適性が判断できます。結果的に、長く働いてくれる社員が見つかると考えています。

②応募者の基礎的な能力を測るため

履歴書やエントリーシートだけでは、応募者の基礎的な能力はわかりません。企業は、WEB適性検査から応募者の一般常識や学力を図ろうとしています

基礎的な能力の低い学生を採用してしまうと、就職後の教育に苦労するケースも少なくありません。なるべく企業の負担を減らすに、もともと能力が高い学生が求められています。

基礎的な能力を測る検査の問題には、明確な正解があります。きちんと対策していれば、答えられる問題も多いでしょう。

代表的なWEB適性検査の種類4つ

WEB適性検査は幅広い種類があり、企業によっては複数の検査を併用するケースもあります。

ここでは、代表的なWEB適性検査を4つ解説します。それぞれの特徴を知っておき、対策の準備をしましょう。

  1. SPI3
  2. 玉手箱
  3. CUBIC
  4. CAB・GAB

①SPI3

SPI3は、リクルート社が提供するWEB適性検査のなかでもメジャーな存在です。

「就職活動をはじめたら、SPIの対策が必要」といわれた経験のある人も多いでしょう。大手企業でも実施している企業は多く、対策は必須といえます。

言語と非言語能力を測る検査を35分、性格検査を30分実施するのが一般的ですが、企業によってはオプションで英語をつけるケースも少なくありません。

どのWEB適性検査の対策をはじめるか悩んだときは、SPI3からはじめるのがおすすめです。

②玉手箱

玉手箱は、日本SHL社が提供する適性検査です。SPIに次ぐメジャーな検査のため、こちらの対策も欠かせません。

玉手箱の特徴は、自宅で受ける形式の検査である点です。自宅以外なら、テストセンターで実施する場合もあるでしょう。

出題形式は言語や計数、英語といった科目があります。制限時間が短いことから一つひとつの問題にさける時間が少なく、問題の概要を理解してスピーディーに解く力を求められます。

➂CUBIC

CUBIC適性検査は、近年実施する企業が増えている適性検査です。過去の採用者や新入社員との結果を見比べられるのがメリットです。

基礎能力検査は言語・数理・図形・倫理・英語の5科目があり、それぞれの科目で20問ずつ出題されるのが特徴です。図形や倫理は学生時代に学んだ内容以外も出題されるため、難易度は高めになっています。

企業によって独自の問題を設定できるため、専門性が高い業界への入社を考えている人は入念な準備が必要になるでしょう。

④CAB・GAB

CAB・GABは、どちらも日本エス・エイチ・エル社が提供する適性検査です。

CABがコンピューター職用の検査となり、GABは総合商社や専門商社・証券・投資・総研など、高い知能が必要となる業界の総合職用検査として利用されています。

出題形式によって検査内容や制限時間が変わるため、まんべんなく対策する必要があります。問題の内容も難易度が高い傾向があり、受験する場合はしっかり準備してから臨みましょう。

WEB適性検査の内容を2つに分類

WEB適性検査で実施される内容は、2つにわかれます。

それぞれ実施する目的が違うため、片方だけの対策では不十分です。どのような問題が出るか知っておけば、対策が立てやすくなります。

当日までに情報を集めておき、実際の検査に備えましょう。

  1. 能力試験
  2. 性格検査

①能力試験

能力試験は、応募者の基礎的な学力や一般常識を確認するために実施されています。受ける適性検査によって出題内容は変わりますが、おおまかには「言語分野」と「非言語分野」にわかれます。

「言語分野」では、言葉の意味や長文の読解、似た言語をあげるといった国語に近い問題が出題されるのが特徴です。「非言語分野」では、数学問題や論理的思考力を確認する問題が出題されます。

応募者の基礎的な能力を知り、入社後に問題なく業務ができるか判断しているのが能力検査です。

②性格検査

性格検査は、応募者の性格や考え方の傾向、業界や職業に対する適性を見ています。能力が高い応募者を採用しても、自社になじめない人材では長続きしません。

性格検査の内容は、応募者を入社後に配属する部署を選ぶうえでも参考になります。より適性の高そうな部署に配置し、個人の能力を最大限活かせる働き方を目指せるのがメリットです。

企業によって求める人材が違うため、応募者が求める人材か判断するうえでも重要なポイントになります。

WEB適性検査の対策方法4つ

ここからは、WEB適性検査を受ける前におこなうといい対策を4つ解説します。

とくに、能力検査の内容は初見では解けない場合も少なくありません。

選考突破するためには、事前にどのような内容が出るのか知っておくのが重要です。

  • 【能力検査①】出題形式を知る
  • 【能力検査②】SPI3の演習を重ねておく
  • 【性格検査①】偽らず素直に答える
  • 【性格検査②】企業が求める人材を把握する

【能力検査①】出題形式を知る

能力検査は、WEB適性検査によって出題内容が大きく変わる部分です。企業が実施する適性検査がわかっている場合は、専用の問題集を用意して対策しましょう。

適性検査は制限時間が短く、その中で問題を解いていく必要があります。迅速に問題を解くには、出題される問題に慣れておくのが近道です。

問題に慣れるには、何度も反復して練習するのがおすすめです。問題集を繰り返し解き、実際の検査でどのような問題が出題されるのか知っておきましょう。

【能力検査②】SPI3の演習を重ねておく

出題されるWEB適性検査がわからないときは、SPI3の演習を重ねておきましょう。SPI3はもっともメジャーな適性検査のため、導入している企業も多いのが特徴です。

適性検査の対策は、一朝一夕では身になりません。なるべく早く対策をはじめると、幅広い内容の問題に対応できるようになります。

また、パソコンの操作に慣れない人は当日焦らないよう練習しておきましょう。適性検査は迅速に問題を解く必要があるため、操作でつまずくと間に合わない可能性があります。

【性格検査①】偽らず素直に答える

性格検査を回答するときは、自分を偽らずに答えましょう。WEB適性検査では回答の整合性のなさも見れるため、自分の人物像と大きく離れた性格を回答してしまうと矛盾が生まれて低い評価になります。

また、上手に回答して合格したとしても、その後の選考で嘘がバレたり入社後に苦しんだりする可能性が否定できません。

ひっかけ問題も用意されているため、企業に嘘つきな応募者と思われないよう素直な回答がおすすめです。

【性格検査②】企業が求める人材を把握する

素直に答えるのが重要な性格検査ですが、全く対策が必要ないわけではありません。企業が求める人材を把握し、自分の性格が当てはまる部分は確実に回答していく必要があります。

企業が求める人物像を知りたいときは、企業理念や行動指針を確認しましょう。OB・OG訪問で、企業の雰囲気を知るのもおすすめです。

あくまで検査という点は忘れず、企業の求める人物像と自分を照らし合わせながら答えるのがおすすめです。

WEB適性検査の突破のコツ2つ

WEB適性検査を突破するには、2つのコツがあります。初期に実施される選考のため、突破できなければ次の面接につなげられません。

どのようなコツがあるのか知っておき、無事に選考を突破しましょう。

  1. 消去法を利用する
  2. 時間配分に注意する

①消去法を利用する

WEB適性検査の問題が解けないときは、消去法を利用して選択肢を減らしましょう。

WEB適性検査の問題を解いていくと、どうしても解けない問題が出てくるケースもあるでしょう。しかし、適性検査の問題は全問回答が基本であり、空欄を残すのはおすすめできません。

性格検査の場合も、回答に悩む場合があります。そのときも、消去法の利用がおすすめです。回答数が多いことから、最後まで答えられないケースを避けられます。

②時間配分に注意する

WEB適性検査は、時間配分に注意が必要です。ひとつの問題に時間をとられていると、全ての問題に応えられなくなるでしょう。

インターネット上で検査するという性質から、ペーパーテストと違い得意な問題を解いてから前の問題に戻るという方法がとれません。

時間配分に慣れるには、問題集を解くときに制限時間を決めて実施するのがおすすめです。ひとつの問題にかけられる時間がわかりやすく、問題をスピーディーに解く力が身につきます。

WEB適性検査の対策を事前にして本番に臨もう!

WEB適性検査は、企業が応募者の基本的な能力や企業とのマッチ度を測るために実施しています。

能力試験の難易度は高く、性格検査も迅速に解くには慣れが必要となり対策は欠かせません。

問題集を買って出題傾向に慣れ、実際の検査に備えましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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