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高卒の初任給の平均は約18万円|高収入を得る方法や業界も紹介

高卒での就活を目指す方の中には、「高卒の初任給はどれくらいの額なんだろう…?」「大卒や専門学校卒とはどれくらいの差があるの?」と悩む人も多いでしょう。

結論、高卒の初任給の平均は約18万円です。

本記事では高卒の初任給をはじめに、高収入を得る方法や将来収入を上げやすい業界まで紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

高卒の初任給の平均

高卒の初任給を調べる中で、現状の平均を知りたい人も多いのではないでしょうか。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、高卒者の初任給の平均は18万1,200円です。男女別では男性が18万3,400円、女性が17万7,300円となっています。

また、高卒の手取り平均額は、平均年収のデータから計算するとおおよそ13万円〜14万円程度です。

なお、高卒の初任給はここ10年間で12~17%の伸びを示しており、2022年の高卒の初任給は、2021年の17万9,700円から0.8%増額となっています。

【学歴別】初任給の平均

ここでは、高卒以外の学歴の初任給における平均を紹介します。こちらも、厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」を参考にしています。

  1. 高専・短大卒
  2. 大卒
  3. 大学院卒

①高専・短大卒

高専・短大卒の初任給の平均は下記のとおりです。

・男女計:20.2万円
・男性:20.4万円
・女性:20.1万円​​

高専・短大卒の初任給は、高卒に比べると少し高い傾向にあります。理由は、高卒に比べて在学期間が長く、それだけスキルや知識が多いとみなされるからです。

高専や短大は特に専門性が高いため、それだけ優秀な人材として見られる場合が多いようです。

②大卒

大卒の初任給の平均は下記のとおりです。

・男女計:22.8万円
・男性:22.9万円
・女性:22.7万円

大卒の初任給は、高卒より4万ほど高いことがわかります。その理由は、大卒の学歴自体に評価があることや知識量に差があるなどさまざまです。

高卒・大卒において初任給に差がある理由については後ほど詳しく解説します。

③大学院卒

大学院卒の初任給の平均は下記のとおりです。

・男女計:26.7万円
・男性:27.1万円
・女性:25.6万円

大学院卒の初任給は、他の学歴と比べて最も高いことがわかります。理由としては、学歴や知識があることや専門性が高い人材とみなされるからです。

また、大学院の教授などからの推薦によって給与の高い企業を紹介されることも要因のひとつです。

【都道府県別】初任給の平均

高卒の初任給は、企業規模によって異なります

ここでは、厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 一般労働者 都道府県別」をもとに各地方から都道府県を抜粋し、その平均を紹介します。

・北海道:17万円
・青森県:16.4万円
・東京都:19.9万円
・新潟県:17.2万円
・愛知県:18.9円
・大阪府:18.4万円
・広島県:17.8万円
・福岡県:18万円
・鹿児島県:16.8万円
・沖縄県:17.9万円

上記の通り、地方によって高卒の初任給は異なることがわかりますね。

また比較してみると、東京や愛知、大阪などの首都圏は初任給が高い傾向があることもわかります。

このように、初任給は就職する場所によって異なることを頭に入れておきましょう。

高卒・大卒において初任給に差がある理由3つ

ここまで紹介した通り、高卒と大卒では初任給に差があります

ここでは、その理由を3つ紹介します。

  1. 大卒の学歴自体に評価があるため
  2. 知識量に差があるため
  3. 問題解決能力に差があるため

①大卒の学歴自体に評価があるため

高卒と大卒の初任給に差があるのは、大卒の学歴自体に評価があるからです。大卒の学生は、大学受験を乗り越え、入学していることが評価されます。

つまり、目標に向けて努力し、目標を達成する力を持っていると判断されるのです。入学が困難な大学を卒業していると、より高い評価となるでしょう。

また、大卒者は高卒者に比べて、より豊富な経験や知識を有していることが期待され、それが給与に反映されます。これにより、企業は大卒者に対してより高い初任給を支払う傾向にあるのです

②知識量に差があるため

高卒と大卒の初任給に差がある理由は、大卒者が高卒者よりも専門的な知識を持っていると考えられるためです。

大企業では、専門的な知識や能力が求められるため、大学での4年間の学びを通じて幅広い知識を身につけた大卒者を求める傾向にあります。

一方、高卒者は専門的知識を身につける機会が限られており、大卒者と少なからず差が生じてしまいます。

結果として、大卒者はより高度な職務を担当し、それに応じて初任給が高くなる傾向にあるのです。

③問題解決能力に差があるため

問題解決能力に差があると考えられているのも、高卒と大卒の初任給に差がある理由のひとつです。

大学では、自主性を求められ、問題解決能力を高める機会が数多くあります。そのため、大卒者はそれにより高い問題解決能力を獲得している可能性が高いのです。

一方、高卒者は自主性を求められる機会が少なく、そのため問題解決能力を大卒者と比較しても得にくい傾向にあります。この違いが、就業時に大卒者がより高い初任給を得る要因となっているのです。

高卒で高収入を得る方法3つ

紹介した通り、高卒の初任給は大卒と比べると低くなっています。ただし、高卒でも大卒以上の収入を得ることは可能です。

ここでは、高卒で高収入を得る方法を3つ紹介します。

  1. インセンティブ制度を活用する
  2. 専門知識や資格を身につける
  3. 同じ企業でスキルや経験を積む

①インセンティブ制度を活用する

高卒でも高収入を得る方法のひとつは、インセンティブ制度を活用することです。この制度では、実績に応じてプラスの報酬がもらえるため、モチベーションが向上します。

多くの企業が給料に上乗せすることで働き手のやる気を引き出し、社内表彰や特別休暇などの特典も用意しています。そのため、成果を上げれば高収入を手にできるのです。

②専門知識や資格を身につける

専門知識や資格を身につけることも、高収入を得る方法のひとつです。なぜなら、業務内容の幅が広がり、需要の高い専門職に就く機会が増えるからです。

さらに、資格を持っていると、企業からの手当が支給される場合もあります。たとえば、IT関連の資格を取得することで、システム管理者やプログラマーとしてのポジションを獲得し、高収入を得られます。

このように、専門知識や資格を身につければ、収入を上げるための有効な手段となるのです。

③同じ企業でスキルや経験を積む

同じ企業でスキルや経験を積むことも有効です。その理由は、一つの企業で長く働くことで、徐々にスキルや知識を磨き、収入を増やせるからです。また、技術者としてのキャリアアップも期待できます。

たとえば、プロジェクトの責任者やリーダーとしての役割が与えられ、経験を積むことで会社の地位も向上します。

同じ企業で積極的にチャレンジし、成長していくことで、高い収入を得られるでしょう。

高卒でも高収入を狙いやすい業界5選

最後に、高卒でも高収入が狙いやすい業界を5つ紹介します。ぜひ業界や企業を選ぶ際の参考にしてみてください。

  1. 建設業
  2. 情報通信業
  3. 卸売業・小売業
  4. 教育・学習支援業
  5. 宿泊・飲食サービス業

①建設業

建設業は高卒でも高収入が狙いやすい業界です。なぜなら、この業界では学歴よりも経験や資格が重視されるからです。

技術や実務能力が問われるため、現場での実績や技能を積み重ね、収入を増やせます。建設現場では高度な技術や専門知識が求められ、資格取得が収入を上げるカギとなります。

また、継続的に働きながら資格を取得すえれば、さらにスキルや収入を伸ばせますよ。

②情報通信業

情報通信業も、高卒から高収入が狙いやすい業界です。なぜなら、この業界では学歴よりも実務経験が重視されるからです。

未経験の高卒でも、IT技術やコミュニケーション能力を磨くことで、十分にキャリアをスタートさせられます。

さらに、情報通信業は技術の進化が速く、新しい分野やニーズが常に生まれています。そのため、新しい知識やスキルを身につける意欲や能力があれば、高収入を得るチャンスが広がるのです。

③卸売業・小売業

スーパーやデパートでの販売、アパレルのスタッフなどの卸売業・小売業は高卒でも高収入を目指しやすい業界のひとつです。

なぜなら、未経験の高卒でも始められるため、就職に困ることが少なく、成長の機会も豊富だからです。

特に販売職では、接客スキルや商品知識を磨くことで、給与やポジションがアップする可能性が高い傾向にあります。

また、勤務時間や勤務地の選択肢も多いため、ライフスタイルに合わせて働きやすい点も魅力です。

④教育・学習支援業

教育・学習支援業も、高卒から高収入を狙えます。なぜなら、これらの業界は労働時間が長く、その分収入も高額になりやすいからです。

また、一部の職種では特定の資格が必要な場合もありますが、通信教材などを活用して資格を取得できます。

教育業界は社会的需要が高く、専門知識やスキルを活かせるため、高卒でもキャリアを築きやすい分野ですよ。

⑤宿泊・飲食サービス業

宿泊・飲食サービス業も高卒から高収入を得やすい業界のひとつです。理由は、この業界では学歴よりも実務経験やコミュニケーション能力が重視されるからです。

大手ホテルやレストランなどでは、若手が管理職や専門職への登用されることもあります。特に語学力が求められ、外国人観光客の増加に伴い、外国語を話せるスタッフへの需要も高まっているのです。

そのため、経験を積みながら語学スキルを磨くことで、高収入を得るチャンスが広がります

高卒の初任給の平均を比較して就活を進めよう

本記事では、高卒の初任給について解説しました。紹介した通り、高卒の平均初任給は約18万円です。これは、大学卒や専門学校卒と比べると2〜3万円ほど低くなっています。

ただ、高卒でも資格の取得や実務経験、スキルの習得によって収入を上げることは十分可能です。努力次第では、大卒以上の収入を得られるでしょう。

業界ごとの初任給もチェックしながら、将来的に高収入を得られる企業への入社を目指して

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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